さて、マイクロLEDテレビの画面全体に敷き詰められたRGBの微細なLEDは、それ自体が発光する。有機ELと同じく、発光させるべきではない画素は光らないので、漆黒が表現できる。

また素子自体がRGBに分かれているので、カラーフィルターが不要。さらにLEDは発光効率が高く、輝度を高めやすい。
このため屋外のサイネージなどに使われる場合も多い。今回の「The Wall」も、2,000nitsの輝度を実現しているという。

そのうえ、これはLEDデバイスの性能にもよるが、一般的に色域も広い。また電力効率も良く、消費電力を下げやすい。焼き付きの問題もない。
現在のディスプレイデバイスの弱点をかなり潰しており、いま最も注目される次世代ディスプレイデバイスの一つなのだ。
https://www.phileweb.com/news/d-av/201801/13/43060.html