久保と関西棋界を象徴する素敵なエピソードがある

関西遠征の三段リーグ、1局目に鈴木-久保戦が組まれていた
久保は朝30分ほど遅刻してきたが「お互い昇級候補だし、若くて才能のある少年たちなんだから将棋で決着をつけなさい」ということで不問。2局目が終わった後に指すことに

将棋は持将棋模様。どうしても一点足りなかったが、当時は宣言法がなかったため鈴木は指し続ける
相手は遅刻していたし、自分も未来ある若者だったからきっと引き分けにしてくれるだろう、と思っていたら、
幹事の先生に肩を叩かれ「鈴木君、もうええやろ」

鈴木大介三段は泣きながら終電で帰りましたとさ

ちなみに、四段になってから久保に聞いたら「そんなことありましたっけ?」と返されたらしい