将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)がタイトル初挑戦を目指し、
24日に棋王戦本戦の初戦でトップ棋士の豊島将之八段(27)と対戦する。

豊島八段は名人戦順位戦の最上位A級に在籍。
最多29連勝を達成した中学生がA級棋士と公式戦で戦うのは初めてで、今後を占う重要な一局となる。

順位戦はA級からC級2組まで5クラスに分かれ、A級の優勝者が佐藤天彦名人(29)への挑戦権を得る。
160人いる現役棋士の中でA級は羽生善治3冠(46)ら、わずか11人。“正真正銘”のトップといえる。

豊島八段はプロ棋士を養成する奨励会時代から大器と呼ばれ、平成19年にプロ入り。
タイトル獲得経験こそないが、これまで王座戦、王将戦、棋聖戦で挑戦者になっている。
昨年は公式棋戦、JT日本シリーズで初優勝を果たした実力者だ。

両者の対決が注目を集める中、日本将棋連盟常務理事の森下卓九段(51)は
「藤井四段の力は現在、相当なレベルにある。勝負の行方は五分五分でしょう」と話す。

ttp://www.sankei.com/west/news/170818/wst1708180076-n1.html