>>213
桂山は代替わりしたという事なのかな。
二代目(かな)は「彫りは先代には、まだちょっと負けてるけど、漆の扱いは俺の方が上だぜぇ」みたいな。
桂山の太い彫りはいいね’(竜司とか蜀紅は欲しいな、写真しか見てないけど)


昔、竹風の彫駒を買って盛上げにして売るという贋作事件があった。
これがあって、盛上げには「大竹竹風」の銘を入れたと思う。
昔、将棋仲間の京都の四条西大路の質屋さんに聞いた話。

1980年頃に、影水とか、静山とか有名な彫り師の駒が関西の質屋に持ち込まれて、
出所が分からないし、数が相当あって、贋作だろうという事になった。(この頃関西では竹風の評価が香月より高くなってた)
それでも客商売なんで、持ち込まれた時には、こう答えて断ったと言ってたと言ってた。

「盛上げは彫りより細いのが上品で、太い字の盛上げは将棋の駒としては『下品』という事で彫り駒より安くなりますが、まぁ1割(5千円)ですね」
骨董は物より、出所で真贋を判断すると言ってた。(物を見たって分からないって)
正面から駒を撮った写真をコピーして字母にした贋作もあって、この頃、一時、駒を正面から撮った写真を使わなくなった。