阪田木村塚田の時代にある程度定跡が整理され
大山の時代は2日制タイトルで一日目は定跡を並べて二日目の終盤力で勝負ってのが結構あった(今は一日目からバランスに気をつけて指さないと大差になる)
大山が四間飛車連採したのも序盤の指し方が決まってるからだし
中原谷川の時代になって中盤のバランス感覚が必要になり、羽生の時代は更に序盤の駒組みと細い攻めを繫ぐ指し方になり
ソフトが台頭してくると玉の囲いはできるだけ省略して玉の広さで勝負しその間に攻め潰す指し方が主流になった
加藤大山の8-1は大山の時代の指し方が大山にあっていて加藤にあっていなかっただけ(ただしこの指し方は現在の指し方に比べ棋理、いわゆる将棋の真理からは離れたものだった)
以下の成績を見れば両者の間にそんなに大した差がないことがわかるだろう

対中原対戦成績
中原107-55大山(通算162対局)
中原67-41加藤(通算109対局)

対谷川対戦成績(1995年まで)
谷川16-7大山
谷川22-14加藤