一般にひと回り以上も歳が離れたA級棋士同士の通算勝率は年下のほうに軍配が上がる
それは自然の摂理というもので、年下の棋士のほうがレーティングが高いことを意味しない
12歳以上も年下のA級棋士との通算勝率で勝ち越したのは大山しかいない(※)
それも相手は一人だけでない
有吉(12歳差)内藤(16歳差)加藤(17歳差)米長(20歳差)に何れも50局以上対局して勝ち越していることを素直に評価しないといけない
彼らばかりでなく、24歳年下の中原より上のA級棋士には大山はすべて勝ち越しているのだ

※羽生も14歳年下の渡辺に勝ち越しているが、生涯の通算成績において勝ち越せるかはまだわからない