ディープラーニング勢では、これもコンピュータ囲碁に革新を起こした「Crazy Stone」
の作者レミ・クーロン氏がAlphaZeroの手法で作成したCrazyShogiが注目。
大会前日のテスト対局では、YSSの前バージョンと互角に渡り合い、そのレベルまでは
達していることを示した。
GPU100枚差しのAWS p3.16xlargeを使用しハード面の準備も万端。
おそらくは既にプロ棋士上位レベルには達しており、さらにどこまで伸ばすか興味深い。

DL勢ではすでに「将棋AIで学ぶディープラーニング」という単著を出している山岡忠夫氏の
dlshogiも忘れてはならない。Alphagoの発表以来ブログで知見と研究結果を発信し続け
3月末の時点でR3000を達成、こちらもすでにプロ棋士上位レベルに達している。
本番でどこまで伸ばしてくるか

ツツカナの存在はやはり無視できない。
一丸さんのあの外面に騙されてはいけない。あの人は恐ろしいほどの負けず嫌いで、
だからこそツツカナをあそこまで強く出来たし、負けるために大会に出てくることはない。
その一丸さんが、勝負マシンとして昨秋発売された18コアのCorei9 7980XEを用意して
出場してくる。もちろん今日日AWS使えばその程度の環境は安価に用意できるのだけど
敢えてそんなマシンを買った上でここに出てくるからには、自信アリとみたい。