横歩の手筋が学びたいだけなら高橋がピンポイントに横歩取り最強手筋という本を出してる
野月の横歩取りのコツみたいなタイトルの本も似たような内容

定跡を学びたいなら先手と後手で立場が違う
先手で指すなら最低でも45角戦法あたりのメジャーな急戦対策は網羅しなければ指せない
棋書としては飯島の急戦シリーズがあるがあまり頭に入ってこない。まぁ羽生の頭脳で基本を抑えてあとはソフト研究でいい気がする
これさえ覚えればあとは勇気流なり青野流なりを指せば自分の土俵で指せるので先手は比較的ラク
ただ、青野流も勇気流もメインにこれらを解説した棋書は今のところない、せいぜい今年の将棋世界7月号で特集が組まれたというくらい
佐々木勇気が勇気流の棋書を執筆中らしいから待たれよ

後手としては先手からの急戦は33飛成戦法さえ抑えとけばいいからまぁラク。これは長岡のひとめの横歩取りに基本は載ってる
ただ、この後が問題で先手は勇気流・青野流・普通の横歩定跡を選べるのに対して後手はそれについていくしか選択肢がない
例えば、85飛戦法を勉強したところで先手が青野流を選べば勉強した定跡の一切が無駄になる
だからプロでさえ後手横歩を避けているのが現状といったところ

総括すれば、羽生の頭脳なり飯島本なりで急戦対策の知識をインプットして、2018年将棋世界6月号から青野流を学ぶと言うのが最短の勉強方法になるだろう
最もこのやり方では先手でしか横歩は指せない。後手で横歩取りを指したいなら膨大な勉強量が必要なので最初は先手でのみ目指したほうがよいだろう