と金「
そりゃーびっくりしましたよ、あの瞬間は。
だって頭の上を角が飛び越えていくんですもの。
そんなこと今までただの一度もなかったですから。

もちろん桂が飛び越えていくのはもう慣れっこですよ。
だけど、角となると・・・やっぱり圧迫感っていうんですかね、感じるプレッシャーがぜんぜん桁違いなんです。
ちょっと言葉で説明するのは難しいんですけど・・・。

ただその瞬間は不思議と冷静な自分がいました。
あぁ、今私はこの人に邪魔だと思われてるんだなぁ、とか、あと下から見ると馬ってこんなに大きいんだなぁ・・・とか(笑)。

菅井先生への怒り? それは無いと言ったら正直嘘になってしまうでしょうけど。
自分がいないことにされているわけなんでね。
でも私は盤上で瞬間的な光を放つ存在でいたいと思っているんです。
だからあのときはあのとき、いまはいま、そういう気持ちでこれからもやっていきたい。

菅井先生へ一言ですか・・・。
あんまりはっきり言うと、と金は嫌なやつだって言われかねないんでね。
そうですねぇ・・・。
私は王以外の誰と戦っても負けないくらいの自身があるんで割と平気なんです。こういう扱いをされても。
だけど歩に対してこれをやるのだけを本当にやめて欲しい。
わたしあの子といつも一緒にいるから分かるんです。
気持ちの切り替えが遅いタイプっていうかそういうところがあるんで。
だから、歩にはやめてね、先生。
それだけです!(笑)」


ハッシー「本日はありがとうございました。」