羽生は年齢的には同年齢の大山とは衰えが早い。
ただこれは羽生個人の問題というより
AIの導入等による戦法の変遷のスピードが
大山の頃と段違いになったから。

要は昔の経験が通用する期間がどんどん短くなってきている。
当然手の見え方や精度の加齢による衰えも
時代に関係なくどの棋士には訪れる。

もう大山の頃のように60歳でタイトル挑戦は無理だろう。
というか60までに引退が増えてくるのでは。
全盛期というかタイトルを狙える期間も30年も続くということもなくなるだろうし。

藤井聡太にしても10代でタイトル取れたとしても
40代までタイトルを狙える期間が続くかは難しくなると思われる。

そういう意味では羽生はタイトル量産の恩恵にあずかれた
最後の棋士ということもできる。