子どもいる人なら分かることだろうけどね
親視点だと同じ時間をかけるなら子どもには勉学に時間をかけてもらいたいと願うもので
大抵の家庭でそうだから大半の子どもたちもそれに従って生きている
それで勉強できなくて脱落する子はいても、最初の時点では勉強をがんばれということが推奨されている

脱落の仕方もいろいろあって
勉強よりスポーツが楽しいとか、ゲームが楽しいとかいろいろある
プロ棋士はゲームにはまった部類
コンピューターゲームより将棋は頭を使うから「勉強と関連あっていいんじゃないの」みたいな空気もあるけど
本当は違う
頭を使ってもゲームはゲーム、ゲームばかりやるほうに脱線したことに変わりはないんだよね

お勉強頑張る道から脱線した人間は、お勉強頑張って成功する子たちより(ほどほどいい企業への就職)
夢が職業に結びつかなかったときの潰しが効きにくい
それを世の親たちは恐れている
世間の目というのもある
勉強頑張った結果、希望より低い大学や就職先となってしまっても
「まあ、惜しかったけど頑張る子ではあるんですね」と見てくれる
時間をかけて打込んだ夢に失敗して学歴も残らず就職で優位に立てないとなると
「お遊びに気を取られず、もっと頑張って勉強していればね」と見られてしまう

我々は夢を追って成功した人ばかりを見てすごい、うらやましいなどと判定しがちだけど
その裏に夢破れた人たちがいっぱいいるから

夢のほうに脱線した人たちは自分を制御する、律する力がそもそもないので
××をやっていなかったら、という仮定はナシですね