シンプソンパラドックスが生じるのは対局比率の極端なアンバランスに原因がある
大山の26歳までの対局数の比率は
199/1243=0.16
羽生の26歳までの対局数の比率は
679/2106=0.32
実に2.0倍だ
勝率が高くなる時期の対局比率に2倍もの差があれば大山のほうが勝率がよいのに通算では羽生のほうがよいというシンプソンパラドックスが起きるのは不思議でもなんでもない

ちなみにどの年代も対局数の比率が同じだったら大山と羽生の勝率はどうなっていたかというと簡単に求めることができる
各年代の勝率の平均を採るだけのことだ

   大山  羽生
10代 0.862 0.782
20代 0.686 0.726
30代 0.695 0.692
40代 0.676 0.659
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平均 0.730 0.715