0520名無し名人 (ワッチョイ d9ad-MVLj)
2023/10/30(月) 22:35:51.34ID:IeCz2xcb0プロ棋士が30歳のAと40歳のBの二人しかいなくて実力伯仲なのでレートはどちらも同じ1500の棋士である
30歳のAは40歳になっても棋力の低下はないが40歳のBは50歳になって棋力が落ちてしまいAに負け越すようになる
するとレートはAが1600、Bが1400に更新されて均衡することになる
平均は1500のままであるからインフレは起きていない
ところが、Aはレート1600に上がったわけだが絶対的な棋力は1500のときと同じなのだ
さて、AとBの棋力差はさらに進行してAの勝率が8割を越えてくると二人のレート差は300になってくる
そのときのレートはAが1650、Bが1350となる
Aは棋力は1500のときのまま(あるいは1500のときより落ちていたとしても)表面上のレートは1650まで上がる
理論上こうした現象が起こり得る
実際のところ、Glickoレーティングで調整しても棋士のレートが上がってきているのはこれ(年齢構成比の高齢化)が最大の原因だろう