藤井も育てたし、永瀬の育成力すごいな


山川新四段、永瀬九段の研究会が刺激に

 山川新四段は仙台市出身で、広瀬章人九段門下からは初の棋士誕生となる。師匠には「三段までは自力で上がって来い」と言い渡され、三段になってから指導を受けるようになった。自力昇段の目を残した最終日を前に師匠から「これが最後の壁。乗り越えられないようではプロになっても苦しい」と発破を掛けられたという。

 1年前からは永瀬拓矢九段の研究会に招かれるようになり、ただひたすら将棋に打ち込む姿に触れ、「トップ棋士でもこれだけ努力しているなら、自分ももっと頑張らないといけない」と感じたことが力になったという。26歳の年齢制限を目前にして昇段を決め、「素直にうれしいという言葉以外出てこない」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

https://mainichi.jp/articles/20240309/k00/00m/040/203000c