>>756続き

ピックアップ(1手ごとに解説したいぐらいだが)
(推定選択率)

39手目▲3六歩 111→1 互角 最善▲6六歩
(▲6六歩42.3% ▲6九玉37.0% ▲3六歩8.6%)
棒銀からの銀交換と1歩得を主張して▲6六歩から息長く指す方針を選ぶべきだったか 本譜の▲3六歩から歩を伸ばしていく構想は結果的に失敗だった

40手目△6五銀 1→16 互角 最善△6五銀
(△6五銀59.0% △7四歩22.0% △3三角5.2%)
7五の歩を狙うように見せて▲3五歩を誘った この歩が後手の標的になった なおdlshogi-wcsc32では△6五銀が最善

43手目▲6九玉 100→1 互角 最善▲3四銀
(▲6九玉40.9% ▲1六歩20.2% ▲3四銀18.6%)
戦いの前に玉形を整える冷静な手 自然ではあるがここで攻めの手を指さなかったことで後々ジリ貧に追い込まれることになった 飛車を切ることになる激しい順は指しづらかったか

48手目△5五歩 -1→1 互角 最善△5五歩
(△3一角61.6% △5五歩20.7% △1五銀7.8%)
解説の佐藤康光九段が理解できなかった手 自然な△3一角だと少し先手寄りに評価値が振れる タダの歩だがパクりと食べた先手の角は後で隠居させられる

51手目▲2五歩 -1→1 互角 最善▲2五歩
(▲3四歩31.8% ▲7七桂20.3%...▲2五歩0%)
本解析では何故か最善判定で評価値が動かなかったが後手の銀を△3三銀と引かせてむしろ後手玉を固くするお手伝いになり終盤では歩切れに泣くことになった