アルベール・カミュ Albert Camus4
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異邦人を読んだ
何が言いたいのか、よくわからなかった。
特に、最後にムルソーが司祭に対して切れ気味に叫んだ言葉の意味は、
全く分からなかった。
ただ、客観的に見れば訳の分からないムルソーなのに、裁判の時の描写では、
彼を否定的に論ずる検事に反感を抱き、彼を応援してしまった。
異邦人であるはずのムルソーに感情移入して、普通の人たちに敵意を抱いてしまった
何故かはわからない。 ムルソーは基地外ではなくて、私は彼を愛していますみたいな感じでカミュが擁護している文章を読んだことがあるな。 異邦人みたいに人間の無意識の生理的な反応を、
理屈を持って裁くという不条理は日常にわりと多そう
まあああ言うしかないよね事実だし 「通常の論理の一貫性が失われている男、ムルソー」(新潮文庫の煽りより)
よくわからんな
ムルソーは彼の中では一貫した論理で生きているんじゃないのか 不条理とかよく分からないけど、転落追放と王国で、この人死にそうだな、おもたわ
著作はいろいろよんでたなぁ >>835
異邦人の文章は断絶があって、一文ごとに細切れになるような文体であるっていう評を見てなるほどと思ったな
一つの章句と次の章句との間で、世界は無に帰し、再び生まれる。言葉は、それが築かれるや、虚無からの創造だ。
『異邦人』の章句は一つの島である。我々は、章句から章句へ、虚無から虚無へと、滝となって落ちる。
カミュ氏が複合過去形でこの物語を作ることを選んだのは、各章句単位の孤立を強調するためである
いや、サルトルの異邦人評なんだけど カミュは実際、『シーシュポスの神話』の中で、「たえず意識の目覚めた魂の前にある現在時、そして現在時の継起、これこそ不条理な人間の理想である」と説いている。
短く、とぎれとぎれで、相互に因果関係をもたない複合過去形の文体が、ムルソーにおける「現在時の継起」としての「時の経過」をきわめて巧妙に反映している。
文章は「そこで」、「そのとき」、「そのあとで」、「すぐ後で」、「少し経って」、「それから 」によって頻繁につながれる。
この辺はフローベールの「単純過去」でない「半過去」を選択しているのと同様で、テキスト上もぶつ切りを狙っていると思う それぞれに、生い立ち、生き方であり、
自分にとっての真実は自分にしか宿らない訳で
他者との違い、そこに死の恐怖さえ超えて、
自らの生命の光を感じる
誰もが異邦人という青臭いテーマだけど、
作家の個人への応援歌はやはり惹かれる 『幸福な死』いいと思うんだよね 、『異邦人』よりも >>844
まだ途中だけど。
第一部の四章のメルソーとザグルーの会話がいいね。 異邦人なんか軽いな
コンセプトがいい感じなのはわかるが…
薄いからさっさと読んじまいたいけどなかなか興味深くならない みんな「異邦人」とか下らないって言うけど、僕は割と好きなんだよな。 最初の人間は未完の断片で、素朴なタッチだけど、自伝的な話で割と好き >>839
>>たえず意識の目覚めた魂の前にある現在時、そして現在時の継起、
これこそ不条理な人間の理想である
(1) 英訳版では
The present and the succession of present moments in
the face of a conscious soul—that is the ideal of the absurd man.
http://philosophy.lander.edu/ethics/camus-brown.pdf
(2) フランス語原文ではどう書いてあるか?
Le présent et la succession des présents devant une âme sans
cesse consciente, c’est l’idéal de l’homme absurde.
http://libresavoir.org/index.php?title=Le_Mythe_de_Sisyphe_d%27Albert_Camus#sthash.uL4AjhUt.dpuf
Le Mythe de Sisyphe d'Albert Camus 『カミュを読む評伝と全作品』を丹念に読んでいる
ママンに冷たいその罰に死刑判決を言い渡される不条理、と思っていたが、三野氏の解釈によれば「母の世界」の住人であるムルソーは「父の世界」においては異邦人であり、殺人事件を犯したことによって、ムルソーは最後「父」によって処罰される、ということだった 父がムルソーを裁く拠りどころはなにですか、神かな
カフカっぽい読みだね >>859
そんな小難しい話じゃないだろ。
これだから評論家は嫌。
無意味に話を理屈っぽくする。 まあ同意しとく
過大評価することに慣れるのはよくない こんなもん過大評価でも何でもないだろ
俗流フロイト主義か何か知らんが
「母の世界vs父の世界」みたいな図式にはめ込んで一丁上がり、
みたいなのはむしろ過小評価じゃなかろうかと思うよ >こんなもん過大評価でも何でもないだろ
>むしろ過小評価じゃなかろうかと思うよ
お前カッコいいな。 格好良いのは俺だけだぜバカども。
カミュなんてな時代遅れなんだよ。
ドストのほうが最先端ってイメージがある。 たとえお前の言う通りカミュが時代遅れで
ドストエフスキーが今なお新しいのだとしても
その新しさが「カミュと比べて」のものに過ぎないなら
それもまた十分に時代遅れだわ
お前はドストエフスキーを最先端と評価した気分に浸ってるだけで
ドストエフスキーの何が最先端なのかを分かってないってことだよ
(だって「イメージがある」だけだもんな、しょうがないよ)
ひるがえって当然カミュの何が時代遅れなのかも分かってない
つまり何も分かってない
何も 想うに『異邦人』がスタンダードになりすぎたのかな
薄くて手にとりやすいこともあって
それと較べてドストエフスキーは常套ではあっても今後もスタンダードにはなりきれない
それは単に分厚いし長いという理由で 補足
ああ、だからドストエフスキーは常に新鮮な印象をキープできるはず、という意味です
最先端とか何とかの話のついでに… 神風特攻隊の話を「昔の話」って切捨てた知人を思いだした
そういう奴等はおそらく『異邦人』も「昔の話」としか捉えられないんだろう
でも、現代には実際に「殺してみたかったから殺した」という事件もあるからね
神風特攻隊にしてもいまでも会社のために働いて死ぬような奴等はたくさんいる
どちらも「昔の話」と切捨てられるのはそこで提示された問題を解決したあとの時代の事だろう
例えばカミュの『異邦人』が「異邦人の排斥」を描いた作品だとしよう
当時あるいは作品内の社会においては常識的感覚とそうでない感覚(ムルソー)というのがハッキリと対立していて
裁判は不合理・不条理な手続きともいえる方法で進められムルソーという異邦人を排斥するけどこれは現代社会にもよくある話
未だに異邦人を排斥しがちな日本社会では過去の話ではなく他人事でもない、自分も似たようなことをしているしされている訳
とはいえ、作中にあるような一見不合理・不条理な手続きないし異邦人の排斥が社会に不必要かというとそれも難しいわけですよ
例えば裁判なんて大真面目にやるものですら「殺してみたかったから殺した」奴等の扱いには困るし職場なら変人は邪魔になるよ
十年位前まで精神病患者を結構理不尽に強制措置入院させていたこともあるし現在では定型と非定型(発達障害)という区別もある
反精神医学が一時期流行したけど精神医学における正常と異常の区別も多数派の感覚なのかそうでないのかみたいな事でしかない
要するに、「異邦人の排斥」というのはある特定の時代に限定した問題ではなくいつの時代でも不完全な根拠に基づいているのよ
ただ、仮に異邦人認定や排斥が不完全な根拠に基づいていたとしても不必要かといえば難しく故に異邦人問題は根強いんだろうよ
そもそも、人間がある特定の他者を異邦人や異常者とみなす判断自体が無自覚に働くものだし大抵は自分基準の印象論なんだよな
>>835にある「通常の論理の一貫性が失われている男」という新潮文庫の宣伝文すら不条理・不合理な裁判にムルソーをかけた結果
俺は『異邦人』をこういう読みかたしているからすこしも「昔の話」とは思わないし「下らない話」とも思わない
むしろ、どういう読みかたをしたら新鮮味の欠けた話になるのか下らない話になるのかわからない ただ「日常的な問題だからこそ新鮮でもなんでもない」ってくらいな意味でならわからなくもないな お邪魔しますよ
投票実施中 9/11(日)23:59までに投票して下さい
文学板ID制を導入に関する投票スレ [無断転載禁止]©2ch.net
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/vote/1473074707/ なんだよ
急な話だな
ずっとまったり平和にすごしてたのに・・・
いつだってこんな調子で突然にどの板も2chの良さだった匿名性が失われていくんだ という意見も尊重したいため、あえて「雑談系」以外のスレにも告知してます。
自分は賛成派だが、反対ならその意見を投票して欲しい 荒らしにとっての小春日和の季節が終わったという事ですね。素晴らしい。 レエモンはケンカっぱやいから何度も警察に捕まってそう 新潮文庫のやつ復刊してほしい。
ドストエフスキーが売れてるならカミュも売れそうだけど 新潮社のカミュ全集を先月全部読んだ
速読だったから記憶の劣化も激しい
反抗的人間がわかりにくかった
基本的にカミュの小説戯曲は
カリギュラ 誤解 ペスト 異邦人だな
それ以外はほとんど評論集といっていいかもしれない 新潮文庫のジャケット。
昔の濃い銀色がよかったのに!
本屋で1冊1冊丹念に観察して美本を買った。
1作品だけ美本がなくて買わずじまい。
そのうちにジャケットのデザインが変わった。
結局、読了したのは『異邦人』と『ペスト』だけなんだけどね。 フランス語が出来ないので、
『ペスト』は英訳本を買って、
宮崎訳の不明点を調べた。
和訳悪すぎ!
新訳希望! フランス語が出来ないんだから日本語訳だって正しいかどうか判らない。
前後関係からどちらが妥当か判断する。
ロシア語なら少しは解るけどロシア文学の場合も英訳本を参照する。
『戦争と平和』『カラマーゾフ』とかいろいろ。 だからそういう判断はムリだ、ってことを言いたかったわけだが。 レスの行間を読んでくれよ!
英訳が完全に正しいとは断言していない。
だから、新訳を希望しているの。 ペストの方がよくできてる。異邦人は最後がむなしい。 未だにカリギュラを繰り返し読んでる
あれはいい
最期のセリフもいいけど、最初のエリコン、セゾニアとの対話、最後のケレアとの対話が凄くいい
カリギュラのラカン的読解って論文も非常に面白い
「大人達は死ぬ。だから大人たちは幸福ではない。」
小説戯曲ではないけど反抗的人間もシシュポスの神話とかも好き カリギュラは最期のセリフの後死んだのかな?
みんなから嫌われてる人に限ってなかなか死なないみたいなのあるじゃん 幸福な死 あるいは。哲学的な死 ならどちらを選ぶ? 確かにカリギュラ 誤解 異邦人 ペスト以外は評論集といっていいだろう 主著だと思われる「反抗的人間」すら普通の書店で入手出来ないんだから
駄目だよな。
岩波文庫で一冊も無いのが不思議。
新潮も絶版多いし。 悟りが浅い20世紀の西洋人の話
十牛図でいえば今の時代の大人は、だいたいもう牛から降りてるだろう >>903
>主著だと思われる「反抗的人間」すら普通の書店で入手出来ないんだから
あれが主著なんだ?
まあ思想の核と言われたらそうかもしれないけど… 日本語もまともに読み書きできないのに
フランス語できるわけねーだろ!
学術は統合失調症なんじゃねーの?
>>906
リアルで馬鹿かお前? フランス詩ならそこそこ読めるけど。
統合失調症になれたらねえ。幸せだったかも。自己が
。 じゃあ、>>908の文書をフランス語で書き記してみてよ。
簡単だろ?
出来んのか? このキチガイ! >>909
Est-ce possible
Si c'est de la poesie francaise, je peux le lire tellement.
J'aimerais pouvoir avoir la schizophrenie.
Je suppose que j'etais heureux.
Soi -meme googleさんに聞いたらwwww
↓
J'aimerais pouvoir avoir la schizophrénie. Je suppose que j'étais heureux. Auto スペイン語はそうでもないけどドイツ語とかロシア語とか興味ある。 英語はHIP HOP からアシッドジャズ R&Bとかテクノ トリップホップ
ドラムンベース、ハウス、とか
オールジャンル聞いててかなり達者な方だと思うけど。ある意味母語だから。 おれの友人で大学時代にフランス語を独習していたのが何人かいた。
ちなみに第2外国語がドイツ語とかロシア語の連中。
彼らのなかのひとりは通信添削のほかに、
フランス語習得のために益になるからとラテン語を
西洋古典語の教授に頼み込んで個人ゼミをしてもらっていた。 >>922
今では全て忘れていて時間の無駄だったと悔いているぜ。
なんかすげー馬鹿っぽい奴だな。
ちなみにどこの国の大学よ? 就職先は? >>903
カミュの作品は絶版になった新潮世界文学48・49の2冊でほぼ網羅されてますから
-80年代以降に出たものを除いてですが-それ買ったらいいですよ。
amazonで簡単に入手できます。48が1300円〜。49が2500円〜で買えます。文庫で集めるより
安いと思います。 学歴なんて、日本ですら常時勝てないから、海外で売れる方がいいと思うよ。
社会人になれば、言語習得とか、言語発話、駆使に無駄な時間ラグがないから、
学歴にプライドはあっていいけど、実用性は誇るべきじゃない。 カミュの思想って浅いと思う。
個人の感想なんで反論するなよ。 >>927
>カミュの思想って浅いと思う。
しかし思想そのものがあまり捉えられてはいないんじゃないですかね。貴方が
理解するカミュの思想とはどういうものでしょう。 レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。