クロード・シモン 2
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
シモンと較べたらガルシア=マルケスなんてうんこ。
間違いなく、プルーストとセリーヌ以降のフランス文学最大の作家にして20世紀後半の
最も偉大な作家の一人。 シモンの女性形はシモネッタ。
ところで>>2君。
a)なぜガルシア=マルケスがシモンと較べてうんこなのか。
b)どういう点でシモンを20世紀後半の最も偉大な作家の一人と考えるのか。
さあ、君の意見を聞こうではないか。>>2君!
>>3
a)ガルシア=マルケスはフォークナーの手法をラテン・アメリカに敷衍させただけで
際立ってフォークナーの先の地平を切り開かなかった。フォークナーの圏内に留まった
作家と云えよう。
b)シモンはフォークナーから出発してさらにその先、新たなエクリチュールの地平を
切り開いた。フォークナーの影響を脱し新たな文学的形式、エクリチュールを創造した
その達成は見事である。 >>3
a)ガルシア=マルケスはフォークナーの手法をラテン・アメリカに敷衍させただけで
際立ってフォークナーの先の地平を切り開かなかった。フォークナーの圏内に留まった
作家と云えよう。
b)シモンはフォークナーから出発してさらにその先、新たなエクリチュールの地平を
切り開いた。フォークナーの影響を脱し新たな文学的形式、エクリチュールの形式を
創造した。その達成は見事である。 ずいぶん痩せた答えだなあ、
一見なにか言ってるようで、じつは中身がないじゃん。
なにが見事なんだかわからないよ。 ガルシア=マルケスとシモン両方読んだことある人なら大体は分かる筈。
云うならばシモンの方がラディカルで前衛的でしかも達成物が見事な作品と成っているんですよ。
マルケスは数段通俗的と云わざるを得ないでしょう。
「シモンよりも遙かに通俗的である」という注釈附きでなら良い作家でしょうがね。 名前欄消し忘れた。
マルケスの名前を出すのはこれ以上はやめておきます。
流石にシモンを読むような人が開くスレだけに変なのに絡まれなかったのには安心しました。 シモンの読者ってレベル低いことがよくわかりました。
>流石にシモンを読むような人が開くスレだけに >>13
議論に参加できんバカのおまいが見下されてれよw レヴェル(笑) ヴィデオ(笑)ヴォランティア(笑) シモンの『歴史』を読んでいる。
『フランドルへの道』『三枚つづきの絵』には感銘を受けたが、
さすがに今度ばかりは訳が分からん。嫌いじゃないが。 昔読んだ
アカシアに感動した
手に入る本は全て買った
でも読むことはないだろう
体力がなくなったからだ 『アカシア』はもっとも読みやすいね。
これが絶版のままなのは不思議だ。 草(雑魚作家シモン)
↓
農耕詩(大作家シモン)
みたいに思われてんじゃね?
タイトルもパワーアップしてるし 『農耕詩』まだ翻訳出てないじゃないか。
君の見解は成り立たない。 そういやシモンって一冊も文庫になってないね。
ロブ=グリエは何冊も文庫化しているのに。
ほとんど白水社だからねえ。 現代フランス文学13人集の『迷路のなかで』が講談社文芸文庫に入ったから『草』も文庫化てもいいのに
シモン
『草』1958年
『フランドルへの道』1959年
『ル・パラス』1962年
『歴史』1967年
『ファルサロスの戦い』1969年
『盲いたるオリオン』1970年
『三枚つづきの絵』1973年
『アカシア』1989年
『路面電車』2001年
大江
『芽むしり仔撃ち』1958年
『われらの時代』1959年
『個人的な体験』1964年
『万延元年のフットボール』1967年
『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』1969年
『みずから我が涙をぬぐいたまう日』1972年
『洪水はわが魂に及び』1973年
『懐かしい年への手紙』1987年
『取り替え子(チェンジリング)』2000年
マルケス
『落葉』1955年
『大佐に手紙は来ない』1961年
『ママ・グランデの葬儀』1962年
『百年の孤独』1967年
『族長の秋』1975年
『エレンディラ』1978年
『予告された殺人の記録』1981年
『コレラの時代の愛』1985年
『わが悲しき娼婦たちの思い出』2004年 シモンの翻訳では『ペテン師』『風』が抜けている。
他の二人もかなり抜けているが、スレ違いだから挙げずにおく。 人気なんて世界的にないよ。ノーベル賞とっても、世界中で
売り上げ増えなかったって、本人が嘆いていたくらいだもの。 映画や芸能人じゃないんだから人気とか関係ない。
芸術的価値があるかどうか。
そういう意味でならシモンは最強。 シモンを論じたもので、面白い批評って何かある?
リカルドゥーの「崩壊における秩序」(『言葉と小説』所収)は
なかなか面白かったけれど。 『現代思想 2008年12月臨時増刊号』
総特集 メルロ=ポンティ 身体論の深化と拡張
に、メルロ=ポンティのシモンを論じた短文が載っている >>39
さっそくありがとう。
今度図書館でバックナンバー探してみるね。 どうしても最後は読み終えるのが目的になってしまうな 渡部直巳が「フランドルへの道」を世界文学史上最も複雑とか紹介してたけど
どう考えても「歴史」の方が難解じゃないか。フランドルはむしろ簡単なほう オリオンは個人的に読みやすかったし、短い。
邦訳の定価が高いんで古書のプレミアもそれなりに。
インタビュー、評論の類も明晰に思える。
フランドルはこれからだが時間かかりそうだな。 みなさま* いつも ほんとうに、ありがとうございます。
心のそこから感謝します。
これからも よろしくお願いします!*
アルミ伯爵は 紳士です☆
モコは若いころは 紳士が好きでした*
でも 熟女になってからは 泥臭い男が好きになったてきのヨ☆
土方とか 建設現場で働いてるような
チンポの臭そうな男に 惹かれるようになったてきのヨ☆
河野真幸(30歳) 193cm/110kg ☆
河野が まさかのヒール転向!*
そして 河野が「KONO」に改名しました☆
人間って たったの1日で あそこまで変われるものなんですか!?
河野は モヒカンKONO!* モコは モコカンMOKO!☆
モコーノ!* MOKONO!* コーノ、このヤロー!☆
もう、このヤロー!* モコのヤロー!☆ なぁ〜んちゃって*
真田聖也は 22歳! そして183cm!* 真田聖也は 若くて大きい!*
真田聖也は あと20年 プロレスをやったって 今のムトウよりも 若いのです!☆
レズレスラーこそ! 最高の美! レズレスラーの世界は 男には 届かぬ聖域! *
*けじめ〜ケツ毛の無いモコ〜☆ケジメつけなさい!*
なんたって 愛が いちばん! ☆ *((*))(((φ)))
愛は 地球を 救う! (*)愛すれば こそ! (*)((((ξ))))
ネーム オブ ラブ! (*)((((φ)))) 愛の名において… (*)
モコは 誓う! (*)とわに!! ☆ *だから☆ *((*))(((ξ)))
モコを ひとりぼっちにしないでヨ☆ *((*))(((φ)))
お願い! モコを ひとりに しないで!!☆ *((*))(((●))) 平岡篤頼はシモンの作品のうち難解なものの翻訳を断っていたのでは。
『歴史』『ファルサロスの戦い』『農耕詩』あたり。 『農耕詩』早く出ないかなー。
『アカシア』も早く復刊して欲しい。 >>49
×オリオンは個人的に読みやすかったし、短い。
○オリオンは短いし、私にとっては読みやすかった。 書き込みの間隔からみて保守の意図があるのかもしれんが
空白レスはイラっと来るからやめてくれ >>4の戦士さま(*)((υ)) よし! その話に乗った!*(*)((ο))
一緒に共闘しようじゃないか!☆(*)((ξ))
>>5さま* (*)((δ)) これからは 命がけの戦いになるぞ!*
全身全霊で 勝利をもぎ取ってみせようではないか!☆
>>6さま☆(*)((φ)) MOC48の研究生になってみないか!?*
キミなら できる!(*)((υ)) 可能性に挑戦しようじゃないか!(*)
>>7さま クリスマスは おちんちんパーティーで盛り上がろうネ!*
大東北の新時代の幕開けは、目前だ! (*)((Φ))
いよいよ「ここ一番」の難所に差し掛かった! (*)((ξ))
今こそ一瀉千里で攻めのぼる時だ(*)((φ))
まなじりを裂いて戦い抜く「執念」と「勢い」だ(*)((Φ))
最後の険難の峰を越えてこそ、栄光の勝利の頂点に到達できる☆
「歴史的大闘争に馳せ参じる喜び! (*)((δ))
この口で、この足で、全身全霊で、断じて勝利をもぎ取ってみせる!」
モコは まったく同じ心意気だ* 勝つ以外ない!☆
勝って、万代にわたる東北市場シェア獲得の大道を開こうじゃないか!*
歴史的大闘争に馳せ参じる喜びを モコと ともに! ☆
モコは 今度ばかりは目の色が違う(笑い) (*)((Φ))
「勇気!勇気!勇気!」と励まし合いながら、大前進だ(*)((φ))
いよいよ正念場だ* 勝利の峰は、もうすぐだ(*)((ψ))
「戦いがあるから、人は自己の建設と、境涯を開くことができる」 ☆
「戦いがなければ、よどんだ水が腐るように
自分で自分の成長を止めてしまう(*)((Φ))
この世に生きた歴史も残せず、暗い無意味な一生で
後悔して屍をさらすだけだ」と(*)((υ))
これが 常勝 モコ軍団の「不滅の大精神」だ (*)((Φ))
青森支社も闘志満々だ(*)((ο)) 炎のごとく総決起した! (*)((Φ))
モコ将軍の恩書には「今に至るまで軍やむ事なし」 (*)((υ))
「モコ! 一度もしりぞく心なし」と仰せである(*)((Φ))
「正義の連続闘争」こそ東北支部の偉大な使命だ(*)((ξ)) ペテン師
風
草
フランドルへの道
ル・パラス
歴史
ファルサロスの戦い
三枚つづきの絵
アカシア
路面電車
を買い揃えて、最初にフランドルを読み終えたのだが、次何を読めばいい? 2011年 04月 07日
クロード・シモン
疲れたし頭動かないから小説でも読むかと思って間違えて
Claude Simon, Le ventを開けてしまい、冒頭はセリフで
「案外普通じゃない…」と思ったものの、その後始まった
地の文は延々続いていて、「一文読んだらやっぱりやめよう」
と思ったものの結局句点は2頁後に登場。その頃には何が書い
てあったのか忘れているので結局何を読んだのかさっぱりわか
らなかった。失敗した。頭を空にするには良い。
>>97
そうだな。次に『草』、そして『ペテン師』がいい。 直接関係ないかもしれないけど江中直紀が死んだんだってね
ロベール・パンジェの翻訳中だったらしいから非常に残念 シモンの女版はシモーヌ
そのかわいいやつはシモーネッタ
ああ、シモーヌ、そなたの下の毛は・・・
といえば、これはシモーネタならんや。 >>108
おおっ愛しのシモーネッタ!
やっぱ「アカシア」より「フランドル」だなあ。 「北朝鮮拉致問題対策本部の本部長」の菅直人が
「日本人拉致事件の容疑者の長男が所属する政治団体」
に計6250万円の政治献金て最低だな。ありえない 定期的に保守されてるねw
シモンもっと読みたいんだけど、
1ページ目を開くには気構えがいるなあ。 87の続き
『歴史』まだ読み終わらない。他に10冊ほど併行して読んでいるのだが、
読み始めても、何が書いてあるのか、よく分からなくて、2ページで投げ出してしまう。
こんなことは『フランドルへの道』『ル・パラス』『草』『三枚つづきの絵』『アカシア』ではなかった。 芳川泰久訳「農耕詩」が以前に早稲田文学に載ってたけど、
どんな進行具合なんだろうか。 白水社のは難しそうだけど、
ペテン師、風、草、ル・パラスあたりが文庫になるといいよねえ。
平岡篤頼って、シモンの難解な作品の翻訳は避けていたな。
『歴史』『ファルサロスの戦い』『農耕詩』あたり。
『アカシア』は分かりやすいよな。復刊? 出た時、買っとけっつーの。 出たときシモン知らなかったり興味なかったり小学生だったりする奴はどうなるんだよw >>128
こんな売れない作家の本が文庫になるわけないだろ。 >>130
なら「フランドル」も「三枚つづき」もやらなかっただろうにw
>>131
内容的、分量的には「路面電車」あたりが本当は文庫化されるといいんだけどねえ。
>>133
岩波文庫あたりは時々血迷うこともあるからなあw ロブ=グリエスレないからここに書きますけど、新潮社は『嫉妬』をいつまで封印しておくのか。
薄い本だからとっとと新潮文庫にするか、岩波書店さんに権利を買い取って貰って岩波文庫で
出すべき。
岩波文庫もそろそろヌーヴォー・ロマンをリストに加えてもいい頃かと。 >>134
『フランドルへの道』『三枚つづきの絵』はシモンの作品中ではさして難物ではない。 >>138
その意見は私見? それとも誰かの意見を敷衍して?
個人的にはそうは思わないんだけどなあ。 >>139
あれらが難解なら、シモンはすべて難解になるぞ。
『歴史』読んだか? わけ分からんぞ。
『フランドル』とは比較にならない。 >>140
一般の小説に比べればシモンの小説はどれも難解だろうねえ。
たしかに「歴史」「ファルサロス」は理解し辛いけれど、
「フランドル」「三枚つづき」が比較的読みやすさは
平岡の訳業だからという可能性は? 平岡は自分が訳せそうな作品を出版社に売り込んだか引き受けた。
そうでないものは断ったので、出版社は他の訳者を探さざるをえなかった。 『農耕詩』もそうですけど『植物園』の飜訳も何とかお願いします。
あとスレ違いですが『La dissémination』と『Glas』の飜訳が出る前には死ねません。 >>143
という推測をしてるの?
>>144
植物園も読みたいよねえ。でも死ぬ時は選べないからなあ(自殺以外は)。 これだけ難解な作家なのに少しずつレスが附くのはそれだけ好きな人がいるんだろうなあ。
日本では例の件で反日みたいなイメージが附いちゃって避けてる人もいそうだけど読まない──読まれない──のは
勿体ない。 大江がフランスに招かれたのに、フランスの核実験に抗議して渡仏を取りやめた。
シモンがそれに抗議して、大江と論争になったという件だね。 中国人がフランスに招かれたのに、フランスの核実験に抗議して渡仏を取りやめた。
シモンがそれに抗議して、中国人と論争になったという件だね。 >>150
シモンは日本は侵略戦争の責任も取ってないのにフランスのエネルギー政策を批判するとは何事か、みたいな
論評を新聞に出してたらしいですね。
日本ではあまり伝えられてませんが。
WWIIに従軍してますし、反日は反日だったのかも知れません。 まあ大江も──特にw──そうですが、作家の政治的、論議的センスと作品は切り離して考えるべきでしょう。 反日って、自分の気に食わないことを主張する奴らって意味だろ? まあシモンスレの様な場所で遣う価値のない詰まらぬ言葉ですね。
出して申し訳ありませんでした。 大江は個人の資格でフランスの核実験に反対してるのに、シモンはアプリオリに大江に日本を代表者させようとしてるから批判としては的外れと言わざるを得ないね。
大江はアメリカの核の傘だって否定してるのだから。
まして、「侵略戦争」云々に関しては、フランスがどこで核実験を行なったかを考えれば、もう空いた口が塞がらない。 まあシモンが“ア・プリオリ”に偉大な作家である事には変わりはないですよ。 侵略戦争じゃないとでも?
明らかに侵略です。チャンネル桜のみすぎでしょ チャンネル桜はフランスのアジア侵略まで肯定してるのか。 そろそろと思ってたけど予想より早かった!
刊行までにウェルギリウスを少しかじっておこうかな。
再び熊野鉄兵の「農耕詩」論
「歴史」と二重のエクリチュール : Cl.シモン『農耕詩』第IV章をめぐって
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/24416/1/ff03407.pdf オーウェルの「カタロニア讃歌」も読んでおいたほうがいいのかな。 スレ違いだけどオーウェルはパリ・ロンドン放浪記が無茶苦茶面白かった 白水社さまぁ〜
『アカシア』の復刊も何卒よろしくお願いいたします。 「パリ・ロンドン放浪記」も読んでみたいなー
「農耕詩」発刊と併せて「アカシア」あたりの復刊も可能性はあるね 調子に乗ってw『Le Jardin des Plantes(植物園)』も出来るだけ早くよろしくお願いします白水社さんw ウェルギリウスは向こうでは読んでて当然だからな。
というかラテン文学の素養が乏しいと恥じ入る気持ちになることが多い、西洋の古典を読んでると。
オウィディウスとペトロニウスぐらいだ読んでるのは。 西洋の古典や聖書についての素養は向こうと決定的な差があるからなあ。 白水社さん、ロブ=グリエもよろしくお願いしますよ。
「反復」で人を焚きつけておいて、後は出さないとか、ひどいですよ。 ロブ=グリエは代表作はほぼ全部飜訳されてるんじゃないですか。
ただ『嫉妬』や『ニューヨーク革命計画』が手に入らない状況は何とかならないかなあ。
光文社古典新訳文庫に期待しますか。 『嫉妬』と『ニューヨーク革命計画』は新潮社から岩波文庫か講談社文芸文庫が買い取って出してくれないかしら。 平岡篤頼氏が亡くなったのはやはり日本のヌーヴォー・ロマン受容において打撃ですよ。
自身で訳さないまでも、空気が違った筈。 白水社さん、ロブ=グリエもよろしくお願いしますよ。
「反復」で人を焚きつけておいて、後は
Un Roman Sentimental とか、
Le voyageur, essais et entretiens とか、
Souvenirs du Triangle d'Or とか、
Le Miroir qui revient とか、
Angelique ou l'enchantement とか、
Les derniers jours de Corinthe とか、出さないとか、ひどいですよ。 ロブ=グリエはシモンと較べたら何段か格が落ちる作家なのでそんなに訳さなくてもいいでしょ。
それよりシモンの『Le Jardin des Plantes』を早急に頼みます。 菅野昭正さんは存命なんですよね。
『感情教育』のいい飜訳がないので何とか菅野さんやってくれないかなあ。
私は『ボヴァリー夫人』の訳は菅野さんのが一番いいと想ってるんですよ。 Paul Celan
パウル・ツェラン全詩集 [改訂新版] 全3巻
中村朝子 個人完訳
体裁 : 四六判上製 貼り函入り 口絵一丁付き 装幀 : 中島かほる
定価 : 第T巻/第U巻 7,140円(税込) 第V巻 5,040円(税込)
各詩篇には、詳細な訳注を付す 2012年2月 全3巻 同時刊行
むう。
欲しいけどお金がないから買わないなー。
というよりもツェランの全詩集は飯吉光夫先生の個人全訳で出してくれないかな。
それなら内臓売ってでも買うんだけど。 ロブ=グリエの典雅さとシモンの野蛮さをともに称揚できるのが文学通。
『嫉妬』『ニューヨーク革命計画』持ってるから出版しなくていいよ。 私ロブ=グリエも好きですよ。
偉大な作家です。
ただシモンはちょっと桁が違うんだなー。 日本でヌーヴォー・ロマンは小説の袋小路だとか云っても批判した連中は全員死刑にすべき。
丸谷才一とか。 カポーティはモダニストではないのでね。
旧い時代のスタイルの作家です。
ちょうど村上春樹が好みそうな。 村上春樹はアメリカ文学が好きといってもモダーンな物からポスト・モダーンまで全然受け附けないでしょ。
フォークナーやピンチョンは全然駄目。
ヴォネガットが好きといってもあれはモダーンでもポスト・モダーンでもなくファンタジーでしょ。
旧態依然とした抒情的作品しか受け入れられないんですよ。 ヴォネガットがファンタジーというのは、形式としては全然モダーンでもポスト・モダーンでもないんですよ。 モダニストである筈の丸谷がヌーヴォー・ロマンを否定したというのは、要するに彼はモダニストでも何でも
全然ないという事です。
只の莫迦なんですよ。 篠沢秀夫はヌーヴォーロマンなんて下らないと言っていたそうな
ソースは小谷野敦のブログ ボルヘスも割りと芳しくないことを言っていたような… それは一聴する価値がありますが、まあ彼はモダニストですが古典主義的ですね。
ヌーヴォー・ロマンはボルヘスより先に進んでるんですよ。
先に進み過ぎて袋小路だというのも一方の事実なんですよね。
あんなものはシモンやロブ=グリエやビュトールやソレルスくらい才能がないと書けないし書く気にならない。 だってフローベールやプルーストやジョイスやフォークナーやセリーヌやミラーやジュネだって袋小路じゃ
ないですか。
ナボコフやボルヘスやベケットだってそうです。
極限まで行った作家の真似は誰にも出来ないんですよ。 ごめん、記憶に自信がなくなった上にソースも消えてるのでボルヘスは取り消しておきます >>187
完全に同意。
「格」(笑)とか言ってる馬鹿の戯言はどうでもいい。
ただ、未邦訳のは一度は邦訳を試みて欲しいけどね。 >>199
日本で云えば谷崎がそうかも。
大江と古井がそれに次ぐ。 私コテやめます。
2ちゃんは余りにもレヴェルが低過ぎる。 山田ジャク訳フローベール『感情教育』(河出文庫)読み始めました。
岩波文庫の生島遼一訳よりいいですね。 でも文化(カルチャー)の語源は耕す(カルティベイト)から来てるらしい。 C・シモンの著書名には「草(ハーブ)」「植物園」「アカシア」があるから、
基本的に植物的なもの、園芸的なものが好きなのかもしれないね。 みんな買っとけよ。『アカシア』みたいにすぐ絶版になるぞ。 「ピレネ地方在住の葡萄栽培者にノーベル文学賞!」という言葉で彼の受賞を伝えた全国紙があったように、クロード・シモンは、 国際的な高い評価にもかかわらず、フランス本国では必ずしもポピュラーな作家ではない。
だが、農園主でもある彼の文章のほんの数行を読んだだけで、言葉をめぐる
感性と知性とが異様なまでに研ぎ澄まされていることに誰もが驚き、 その作
家の同時代人たりえたことに、言葉にはつくしがたい至福感を覚えずにはいら
れないはずだ。
・シモンが亡くなったとき、蓮実重彦が朝日新聞に寄せた追悼文(前半部)。
九一歳のクロード・シモンが静かに息を引きとったと聞いて、ほっとしてい
る。多くの優れた作家がそうであるように、彼もまた書くことであらかじめ死
を受け入れていた存在であり、その身に訪れたごく最近の死が、彼の作品を、
文学にふさわしい生きた時間へとようやく解き放ってくれたように思えたからだ。
言語という高度に抽象的な形式によって世界を記述する文学は、死の死とも
いうべき矛盾を解してしか世界と触れあうことはないのだが、どうやら人類は、
その矛盾になお鈍感なままである。
近代とは、この鈍感さの共有によってかろうじて維持される何とも脆い
社会にほかならず、優れた作家は否応なしにその現実を直視する。ノー
ベル文学賞受賞者、ヌーヴォー・ロマンの旗手、ジョイスやプルースト
の後継者、等々、この作家をめぐって口に出される言葉のほとんどは、
社会がみずからの脆さを視界から遠ざけて発信する生存本能の記号化さ
れたものでしかない。 そんな言葉がシモンの作品を視界に浮上させる
はずもないが、それとて近代の小説が感受すべき宿命にほかならず、
とりわけ目新しい事態ではない。 『歴史』読み始めて1年半経つが、今日現在まだ214ページまでしか読めていない。
あと100ページもあるよ。いつ読み終わるかなあ。 では、1989年に読売新聞に載ったシモンへのインタビュー記事から抜粋しよう。
「この小説に登場するのはすべて現実にあったことであり、何ひとつフィクション
の要素は入っていない。(中略)人が何かを書く時、その時点で起こりつつある
ことを書くわけだが、人間の知覚能力というものはまことに不完全である。
そこでは、まず記憶が出来事をデフォルメし、次いで書くことがさらに
デフォルメする。だから、これは自伝というより、生きたことをもとにして
書かれた本だ、とだけ言いたい。」新作『アカシア』について 自身、エッセーにて、平岡篤頼がクロード・シモン『三枚つづきの絵』を解説
した評論「フランス小説の現在」(『早稲田文学』1984年9月号)に影響され
たと語るとおり、ヌーヴォー・ロマン以降の文学的遺産をよく吸収し、独自に
換骨奪胎した作風で、同世代の作家が持ち得ない鮮烈さとポップ感覚を作品内
に共存させている。しかしながら、商業主義や制度としての批評に対して安易
におもねることのない真摯な書き手としても知られる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%91%E4%BA%95%E8%B1%8A%E6%98%AD
クロード・シモンによってかろうじて文学の命運が保たれているという
陳腐ともいえる言説もまた鈍感でナイーブな幻想にほかならず
クロード・シモンの作品から遠く離れた楽観的でなものでしかなく
その作品を文学空間の中において見出せるはずもないが…
…と219を読んでパスティーシュしたくなったw
向井の小説とヌーヴォー・ロマンは結びつきにくいなあ。 >>223
紋切り型のような惹句に余程辟易したのは分かるけど、「言葉にはつくしがたい至福感」も無いんじゃないの、と
だけれど、問題はそんなことじゃない この機会に「アエネーイス」もちょっとめくってみるか。
でブロッホ「ウェルギリウスの死」も今年読むと。 http://www.hakusuisha.co.jp/images/product/08190l.jpg
ヌーヴォー・ロマンの最高傑作
フランス革命、第二次世界大戦、スペイン市民戦争―三つの戦争をめぐる〈彼〉
らが、二百年にわたり培われてゆく長篇小説! シモンのノーベル文学賞受賞を
決定づけた、ヌーヴォー・ロマンの最高傑作。
全体は五部構成になっているが、おもに三つの話題が取り上げられている。ま
ずは、シモンの母方の先祖で、ナポレオン麾下において中将まで出世した将軍を
モデルとした話。次に、シモンと思しき人物が第二次世界大戦時に体験した話。
そして、ジョージ・オーウェルを彷彿させる人物が登場するスペイン内戦の話。
それぞれの話の主要人物は〈彼〉と指呼され、前後の描写や事柄からそのう
ちの誰であるかが、おおよそわかるように書かれているが、同じ場所や類似し
た箇所では、その三つの〈彼〉が渾然一体となるよう描写されており、〈彼〉
の総体が圧倒的臨場感とともに差し出されている。まさに、至高の「三人称小
説」。
わけても基点となるのは、老いた将軍が隠棲するスペイン国境寄りのフラン
ス南西部にあるらしい城館。そこはウェルギリウスの『農耕詩』を想起させる
広大な畑地や森や庭が広がり、軍事と農事をめぐる魅惑のエクリチュールへと
読者を誘う―極上の推理小説さながら。
金井美恵子氏推薦、待望の完訳! 中原昌也の来世を地獄に引きずり堕とすまで何があっても許さぬ 今頃、渡部直己はわくわくして寝れないくらいだろうな 渡部直己は「現代文学の読み方・書かれ方―まともに小説を読みたい・書き
たいあなたに 渡部 直己 (単行本 - 1998/3) 」の奥泉との対談の前日に
シモン「アカシア」読んで、あまりに興奮して、奥泉と日本の小説について
対談するはずだったのに、そのほとんどがもうどうでもいいや、とか思った
とかいって興奮してた。
シモンの新刊って何部ぐらい刷るのかな
実売5000部ぐらい行くのかな >>236 当然批評も出すんだろ
何をどう書いてやろうかと武者震いしてるんじゃ >>232
書影来たんだね〜
ちょっと「耕」の文字の崩し方がちょっと気になるなあ…
で、帯は金井美恵子かー。蓮實かも、と思っていたのだけれど。 おれもそう思ってたw
言うと荒れると思うから言わなかったが
訳者の芳川泰久は去年金井美恵子についての本を出してたから
そういう絡みもあるかもしれないね。 芳川センセが敬愛する金井大先生に推薦をお願いしたのでわ ◆第37回 新潮新人賞発表
【小説部門受賞作】冷たい水の羊……………田中慎弥
冒頭部分立ち読み
【受賞インタビュー】死ぬよりも生きる方に
【選評】浅田 彰、阿部和重、小川洋子、福田和也、町田 康
野田総理 マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行
http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo&feature=youtu.be
今と間逆でマジ腹かかえて笑えるww youtubeって大事だねw 必見
シモンは大学は行かなかったらしいが頭はよかったんだろうか クロード・シモンによって、小説を読むということが(あるいは書くというこ
とが)真の戦慄的体験であることを、私たちは皮膚の内側に接触する言葉で知
ることになる。果汁色の光線の中で空気をふるわせる小さなスズメたちのはば
たきも、オペラ劇場のざわめきも、戦場の軍馬の腹から立ちのぼる湯気も、バ
ルセロナの土も、詩も、錯綜して幾重にも重なる時間と映像の、おののきとよ
ろこびに満ちた読むことの快楽へと開かれつづけるのだ。…………金井美恵子
「アカシア」の帯の文も金井美恵子だったな。
白水社よ、他にいないのか? 明日はついに新刊の発売日ですね!
フランドル〜がまだ途中だけど買っておくつもり。期待。 『アカシア』の復刊もよろしくお願いします白水社さん。 >>237
そんなに売れるわけないだろ。
1000部売れればいい方だ。 俺も喜んで買うけどほんとに1000部くらいだろうね
4千円以上するしなあ
まあ、何か文庫化されても5000は売れないだろうなあ 29日発売というのも見るね。どっちでもいいけど。
どうせ売り切れにはならないし、近いうち買うから。
まあ、買っても、読むのは数年後だな。
その頃には絶版になっていて、読みたい奴が251のように
復刊してくれ〜と2ちゃんに書き込むんだろうな(笑) ちなみに、『アカシア』は1995年発売直後に購入し、
実際読んだのは2000年だった。
そして今、難解な『歴史』を2010年春からゆっくり読み続けている。
1週間に数ページという牛歩のペースで。これもまた愉しい。 >>260
マジかよ
アマゾンみたら、日〜火曜の到着予定だ
昨日なら渋谷いたのにな
どうせ読むのは10年後とかだから、いつ来るのかあまり関係ないが、
手元にないと不安なんだよな まだ『ファルサロスの戦い』『風』『路面電車』が未読のまま、
手許にある。いつ読めるかなあ。 高田馬場で『農耕詩』購入した。2冊しかなかったぜ。
とりあえずこれで一安心だ。 僕もさっき買った。こんな分厚い小説読むの久しぶりだわ〜(ドヤァ 訳者のあとがきが面白い。市川真人にはめられて訳す羽目になった
みたいなエピソードが書かれている。そうでもしないと未だに
この小説は翻訳されていなかったことになるから、そういう策略も
必要なんだね。ロベール・パンジェなんか誰も訳さないのかな。 予約した俺はまだ到着しないというのに…
全部でなんページ?
1ページあたりの文字数も知りたい
教えて下さい
このスレ一気に活性化したなw >>269
あとがき入れて430ページ。
本文は9ページから420ページまで。
1ページあたり900字。 >>270
ありがとう。アカシアより少し長いくらいかな?
2月10日くらいに読み終えれば、日本で10番以内になれそうだな
自己満のために時間とって読むわ アカシアが約400ページでそれを上回る厚さだね。
でも表紙の紙質のためか意外に重くない。 『アカシア』が本文が9ページから372ページまでで、1ページ748字。原稿用紙約680枚。
『農耕詩』は原稿用紙約920枚。約1.3倍長い。 ちなみに、定価は『アカシア』3200円、『農耕詩』4200円で、
約1.3倍と、その長さに比例している。
もっとも、『アカシア』の現在の古書価はアマゾンだと8000円もする。 渡部はもう読了してるだろうな
みるぷらとー徹夜でよんじゃったらしいし ようやくアマゾンから発送メール来た。
明日中には付きそうだわ amazonは在庫をあまり持たないから一時的な品切れ状態になってるんだろうね。 次は『導体』か『植物園』の翻訳を頼みます。芳川さん。 植物園はレイアウトに出版社は苦労しそう。
原著で384ページとあったからアカシアと同じボリュームだね。
それから今年フランスで何やら新刊が出る様子。
4つの会議とかいう題みたいだ。 ↑
間違えた。品切れは2003年頃復刊した『三枚つづきの絵』『歴史』
『ファルサロスの戦い』『フランドルへの道』だった。 無事ゲット
思ってたより分厚かった
カバー外した時の装丁がしっかりしてて良かった
一週間で読むわ >>284
製本はいいんだけどさ、カバーの紙質しょぼすぎない?(´・ω・`)
もっとしっかりしたカバーにして欲しかったな 一週間で読むって速いなあ。
確定申告が終わらないとゆっくり読めないや。 >>275
渡部って、早稲田の仏文出ていながら原書で読めないのか? アカシアって結構貴重だったんだ。前にブックオフで105円で買えたのはラッキーだったんだな。まだ読んでないけどw
明日辺り農耕詩届く 前に書いた四つの会議がフランスで出た模様
ストックホルム講演などと合わせてノンフィクションも邦訳されるといいな。 ワセブンのヌーヴォーロマン特集でシモンのインタビューあったな 〉291
サロートは不信の時代、ビュトールは即興演奏ほか、ロブグリエはヌーヴォーロマンのためにがあるから
シモンも文学評論的なものが訳されないとさびしいなあと。
盲いたるオリオンなんかは岩波文庫に入らないかなw いい加減、サロートやロブ=グリエを一気に復刊や文庫ぐらいして欲しい。 【就職】応募条件「コネのある人!」 岩波書店が縁故採用を公式宣言
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1328191018/
応募資格は“コネ”のある人―。老舗出版社の岩波書店(東京)が、
2013年度定期採用で、応募条件として「岩波書店(から出版した)著者の
紹介状あるいは社員の紹介があること」を掲げ、事実上、縁故採用に限る方針を
示したことが2日分かった。
2003年3月号
こちらの商品は在庫切れです
◆何度でも、ヌーヴォー・ロマンのために◆
◇小説 「息子」ロベール・パンジェ
◇ラジオドラマ 「嘘」ナタリー・サロート
◇講演
散文と予言 フロランス・ドゥレ ×蓮實重彦
聖書翻訳と自作を語る ジャン・エシュノーズ ×谷昌親
◇シンポジウム
回帰不能点への道
岩崎力 菅野昭正 清水徹 平岡篤頼
●追悼 保昌正夫
栗坪良樹 紅野敏郎 曾根博義 藤田三男
●評論
石原慎太郎と「見るなの禁止」 大塚英志
●小説
ヤパーペジ・チセパーペコペ・イタヤバイ 向井豊昭
●連載
○冷戦文化論(4) 回帰するアジア、余白のアジア 丸川哲史
○上野昂志の木刀両断!(6)
--------------------------------------------------------------------------------
在庫数:0
価格:720 円 2002年7月号
こちらの商品は在庫切れです
◆いま一度、ヌーヴォー・ロマンのために◆
◇小説
反復 アラン・ロブ=グリエ
路面電車 クロード・シモン
ジェローム・ランドン ジャン・エシュノーズ
◇インタビュー アラン・ロブ=グリエ クロード・シモン
◇講演 時間イメージとロブ=グリエ ジル・ドゥルーズ
◇断章 手書き本 ミシェル・ビュトール
◇対談 壮麗なる廃墟のなかで 浅田彰×野崎歓
◇評論
アラン・ロブ=グリエとヌーヴォー・ロマンの諸問題 片岡大右
ミニュイ社の六十年に見るジェローム・ランドンの功績 昼間賢
◇コラム
こうしてすべては言わずに見られる 横田創
迷路のなかで 福永信
数えきれない蝶…… 丹生谷貴志
ヌーヴォー・ロマンという名の地下水脈 谷昌親
ヌーヴォー・ロマンあるいは子供の頃の読書 石橋正孝
むかしむかしNRが… 芳川泰久
あの彼らの声が…… 堀江敏幸
●連載完結
革命的な、あまりに革命的な 一九七〇・七・七という「戦争」 スガ秀実
●連載
○上野昂志の木刀両断!(3)
○文芸(時)評ストレッチ(8) 『「帝国」の文学』およびスガ秀実の現在について 渡部直己
○エロちゃんのアート・レポート(4) 向井豊昭
--------------------------------------------------------------------------------
在庫数:0
価格:720 円 >>297ー298
ありがとう!
もう讀んだ人いるのかあ。
まだウェルギリウスをかじってる途中だよorz ◇インタビュー アラン・ロブ=グリエ クロード・シモン
◇講演 時間イメージとロブ=グリエ ジル・ドゥルーズ
◇断章 手書き本 ミシェル・ビュトール
◇対談 壮麗なる廃墟のなかで 浅田彰×野崎歓
この辺が一番読みたいね。
復刊してくれ。 >>295
売れないから復刊はない。
古本探すんだね。 浅田彰×野崎歓これよんだなあ。
浅田曰く、ロブグリエが偽者中の偽者でシモンが本物中の本物。シモンは
本物だから研究の対象として安全パイ。て感じでちゃかしてた。
スガもシモン「アカシア」が出たとき、このような読書体験こそラカンのいう
享楽に値するなんちゃらって感じで褒めてたけど、最後の文章ひいて批判もしてた。
スガはシモンとるなら間違いなくベケットの方にいくはずだし。ドゥルーズも
シモンよりべケットだろうな。 言葉で書かれたものでシモン以上のものなし。
ベケットは悪趣味。ドゥルーズは悪趣味専門。 ドゥルーズがシモンをどう見ていたのかは知らないけれど、
プルースト論を書いたドゥルーズを思えば、
またプルーストとシモンの親近性を考慮すれば
「クロード・シモンとシーニュ」をドゥルーズが書いてもおかしくない、
そう思うなあ。 ドゥルーズは19〜20世紀前半の変な作家が大好き。
一応、差異と反復で、新ロマンと同じ流れの中にある、みたいなことは書いてますけどね。
本気なのかな?(シモンのスレでドゥルーズ話題ごめんなさい、もちろん、私の中ではシモン>>ドゥルーズ) またつまらん評論家の話題か。飽きた。シモンに戻れよ。 農耕詩、注文したのが書店に届いた
が買えるのは月末orz 書店員A「店長、この注文の本、入荷の連絡入れたんですけど取りに来ませんね」
店長「一週間経っても取りに来なかったら返本して」 >>312
店長「あ、顧客のブラックリストに追加ね」 >>309
序章の部分? 現代小説と同じ空気の中にある、みたいな表現だったかな。
そろそろ『農耕詩』の書評とか出てたりするかな? 新宿ジュンク行ったが、帯なし1冊しかなかったわ。
はや、絶版やなw 木曜日にジュンク向かいの新宿紀伊国屋に行ったら、帯付2冊あった。部数少ないな。 すぐに版元品切れにはならないだろうけどw
各書店での配本部数は少ないだろうねえ。 都内の大型書店、見た限りではどこも発売直後から平積みの山が低かった。
平台で『農耕詩』のところだけが窪んでいる感じ。
売れ行き早いな〜と思っていたが、どうも各書店ごとの入荷数が少なかったみたいね。 やっぱり、白水社も在庫残したくないから、シビアに見積もってるんだろ。
シモンはマイナー作家だから、この程度の規模の部数の方が、ファンとしては
正直安心するところがあるのだが・・・
今の変なピンチョン人気よりかいいだろ。
799 :積 緋露雪:2012/02/12(日) 03:32:29.77
>>798さんへ
御免なさい。私はデリダはまだ読んでゐないのでわかりませんが、
何か欠落してゐるものがありさうだとは思ってゐます。
800 :積 緋露雪:2012/02/12(日) 03:45:08.73
ただ、デリダにはどうやら身体性に関してはすっぽりと抜け落ちてゐる事は
解説文を読んだだけですが、間違ひないやうです。
>>326
破綻のない書評だが、あまり面白くもない。
その本を何としても読みたい気にはさせない。
そう言えば、ロブ=グリエが生前自作の日本語訳が軒並み絶版なのを
とても残念がっていたな。韓国では出版されているのにって。 堀江敏幸評かあ。確かに328の言う通り農耕/濃厚さがちょっと足りないなあ。 買い残していた『ファルサロスの戦い』、本屋で発見、即購入。 山形浩生 の「経済のトリセツ」
2012-02-23 農耕詩の堀江書評
■[書評]シモン『農耕詩』の堀江敏幸書評は見事
農耕詩
作者: クロードシモン,芳川泰久
出版社/メーカー: 白水社
発売日: 2012/01/27
メディア: 単行本
購入: 1人 クリック: 60回
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フランスの作家ってなぜか概してあまり好きじゃないが、クロード・シモンは
例外的に結構好きで、この農耕詩も朝日でだれも書評しないならやろうかとも
思っていたが、堀江敏幸のこの書評を見て、これ以上のものが書ける気がしな
かった。書評の内容だけでなく、シモンの逡巡するような文章をそのまま表現
したような書き方がとてもいい。まあ1400字ももらえているから、というのは
あるんだが。一方で、なんかもっと思い切りよく一言で語ってしまうような書
評を書ける余地もあるような気もするし……
フエンテスがもうすぐだから、そっちでがんばってみようか。
今のところというか結局、『農耕詩』の書評を出したのは毎日新聞だけなの?
週刊誌とか総合月刊誌はともかく、文芸誌(「新潮」「群像」「文學界」「すばる」)や
書評紙(「図書新聞」「週刊読書人」)の編集部の人たちは一体何を考えているの
だろう? なんんもかんがえてねーだろ
はな
(− f− ぽじらふぉっくす シモンのすごいところって何
路面電車読んだけど意味わからんかったぞ 人間の連続した意識の流れをその混濁のまま稠密に執拗に描き込んでいる
ところがすごい。フォークナーの手法をさらに先鋭化したといえる。 『植物園(Le Jardin des Plantes)』(1997)の飜訳まだですか。 あまりにマイナーなのに閉口。
日本を代表する某有名私立大学の図書館にアカシアの訳本がない。
路面電車もない、 >>351
購入したけど学生が盗んだんだろ。
『農耕詩』の訳者が働く大学? そうならわが母校だ。 その前に「フランドルへの道」とか「歴史」とか
難物が控えている。あれらも読解不可能。 確かに「歴史」は難物だな。「フランドル」はそうでもない。 今日から農耕詩読み始めました。
ひさびさに気合い入れた読書だ。 農耕詩読み終わったやつは日本に一人もいないよ
アカシアは一番好きな小説だ ヌーヴォー・ロマンのスレがないのでここに貼っておこう。
光文社古典新訳文庫 続刊のお知らせ
http://www.kotensinyaku.jp/nextnumber/index.html
『消しゴム』(ロブ・グリエ/中条省平・訳)《8月刊》
奇妙な「殺人事件」の真相を探るべく馴染みのない街にやってきた捜査官ヴァラス。
人々のあやふやな記憶や証言に翻弄されるうち、事件は驚くべき結末を迎える……。
20世紀後半の文学界に衝撃を与えたヌーヴォー・ロマンの代表作。 >>365
アラン・ロブ=グリエ3
http://toro.2ch.net/test/read
.cgi/book/1365703830/ 私はシモン『植物園』とデリダ『弔鐘』の翻訳が出るまで死ねないと思ってるんですよ。
この2冊を読み終えたら、私にとって根源的に読むべき本はなくなるし、死んでもいいかなと。 『アカシア』読み終えた。
訳がかっこよすぎる。
『農耕詩』はほったらかしてるが、訳に色気がないと思うんだ。 >>370
『農耕詩』読んだのか、読んでないのか、どっちだ? >>370
平岡篤頼はすごいよな
残念だが弟子の芳川泰久は師匠の域には達してない Shigeo Hayashi @HAYASHI_twit 9月26日
クロード・シモン、フランスでは生誕100周年を記念した複数のコロック開催、
プレイアッド版全集刊行、そして『クロード・シモン辞典』(RT)も刊行とは。
白水社さん @hakusuisha でも記念復刊等やらないのだろうか…
cf) フランス図書 @frbooks1 9月26日
クロード・シモン辞典、11月刊行予定。
Dictionnaire Claude Simon / dir. Michel Bertrand [Champion], 2 vol. CHF225.00 『アカシア』は持っているから、復刊はしなくていいよ。 海外文学作品の“飜訳”というよりも言文一致──周知の様に吾が邦(くに)の小説散文の刷新はまず
飜訳から始まった──以来の“日本語の”散文表現=エクリテュールの一つの到達点と評価されるべき
平岡氏の代表作『アカシア』は是非とも復刊されるべきですね。
仮に日本文学がまだ延命しているとしたら本邦の作家達はまだまだこの氏の偉業から学ぶべきものがあるでしょう。 遅ればせながら、古本で『農耕詩』買った
『路面電車』を苦労しながら読んだゆえ
こっちは相当難儀しそうだが
ゆっくりと少しずつ読んでみようと思う 俺の一番好きな小説がアカシアだよ
まだ二回しか読んでないけど
誕生日に彼女が8400円で買ってくれたんだ シモンの全集とか読破するのは世界に5人居なそうだなw
多く見積もっても地球上で15人くらいだろ 邦訳された小説ぜんぶ読んだって人なら
このスレにけっこういそうだね
著作少ないけど
1冊読むのもなかなか大変だよな
もちろん面白いんだけど
高山を登るようなもので苦労も多い 『農耕詩』読み始めたけど、これは大変そうだなあ
『フランドルへの道』の文章が読みやすく感じられるくらいだわ >>387
『路面電車』はやっぱり訳がいい
同一訳者によるほぼ同時に刊行されたロブ・グリエの『反復』は、文章になってないところが
幾つかあった
平岡さんも気合いの入りかたが違ったのかなと
『農耕詩』は俺は挫折したよ
生きてる間に読めればいいかな位だわ >>388
ありがとう
『反復』はけっこう好きで2回読んだと思う
『農耕詩』は100頁ちょっとまで進んだ
だんだん1文が長くなって、句点が1ページに一つ
2ページに一つといった感じになってきたw 『農耕詩』、やっとX部まできた
毎日むりせず読んでいくと楽しんで読めるようだ 『農耕詩』読了。
茫洋としていた人物像やその関係性が
読み進めるうちに次第にはっきりしてくるさまが興味深かった
息の長い文章も
読んでるうちに読むのが楽しくなってくるのが不思議だ
買ったまま放置してるのが何冊もあるので
続けてシモンの著作を読もうと思うが
調子に乗って『歴史』に挑むか『三枚続きの絵』で一息入れようか・・・ 「三枚つづきの絵」に高値がついてますね。
ここでの評価が高かったので「アカシア」を購入してみました。確かにこれはよさそうです。 初めて『三枚つづきの絵』読んだけどやっぱ導入部に難儀した。解説の
助け舟借りて最初丁寧に読んだらあとはシモン・ワールドだった。再読
、再々読した。 一読者 @ichidokusha 2012年2月10日
プレイヤードのクロード・シモンの巻には『農耕詩』が入っていない。
著者自選とのことだが、不思議な気がする。ちなみに、入っている作
品(長編)をあげると、『風』『フランドルへの道』『ル・パラス』
『ファルサロスの戦い』『三枚つづきの絵』『植物園』。 atikimm @atikimm 2012年2月7日
クロ−ド・シモン『農耕詩』 訳者・芳川泰久のあとがきを読めば、
買おうという気にならぬでもないが…読めねえだろうな〜? シモ
ンの『三枚つづきの絵』。これこそ、小説である。当方含めた通俗
読者からすれば“革命的”な言語芸術であり続ける。だから売れない!! 売れるのがイイモノなのか??? あわゆき @sweetsnow 2010年9月9日
@fee1109 クロード・シモンは初期より晩期のほうが読みやすいと思い
ます。『三枚つづきの絵』の完成度の美しさ(あえてこのような表現に
しますが)はフランス文学史に残るものかと。私は『フランドルへの道』も嫌いではないのですが、相当に辛い読書だったのは覚えておりますね。 >>401
お願いシモンにして。いいからホントに。 フランドルへの道とアカシアは3日かけて読んだんですが歴史や農耕詩は読むのに1年かかるんですか そうですかシモンにしますか
まずはフランドルへの道 自分の場合、「農耕詩」は挫折しましたが、「歴史」は3週間で読み終えることができましたよ。
話者がぼくの点が読み易く、眩暈を覚えながらもなんとか読了したという感じでした。 >>407
わかります。冒頭って断片を畳みかけてくるんだけど段々かたちを成して
いってでも各エピソードはどっか互いに不干渉なんだよね。「総合」では
なくてなんかやっぱ抽象絵画っぽいのかな。 『三枚つづきの絵』から『フランドルへの道』、『路面電車』の順で
読みました。『歴史』で挫折してしまいました。なら『ファルサロス
の戦い』と思ったのですが力不足でした。『歴史』でどこかポイント
を置く場所知ってるかた甘えですが教えてください。それより他のも
のがよいのでしょうか。『アカシア』と『農耕詩』も手元にあります。 なんだか戯曲のトがきを延々とやってるような印象だね 高山を登るようなもので
大変なんだけど、読みがいもある小説だと思うよ 輸入された時に当時の大御所・新進作家に自分たちには書けないスタイルだから総スカン喰らった
日本では真似しやすいラテン・アメリカ文学が持て囃された
まあこれは日本だけでなく世界的に同じ
ヌーヴォー・ロマンはロブ=グリエ、ビュトール、シモンら数人しか書けなかった 筒井康隆とか青木淳吾はそれっぽいことやってるけど、やっぱり本場の作家には敵わないよね(´・ω・`) 青木の『わたしのいない高校』とかいうような小説は
すこしロブ=グリエっぽいような感じがしたけど
あまり面白くなかった
失敗してるように感じたなあ 佐々木敦 @sasakiatsushi 3月9日
デイヴィッド・ペロス著『ジョルジュ・ペレック伝ー言葉に明け暮れた生涯』。書いたのも訳したのも出したのも偉業。読むのは苦行かもだけど笑。でもムチャクチャ面白そう。 翻訳で読む意味あるのかね
作者はなんでこんなの書いてるんだろ 意味はあるでしょう
書きたいから書いているんでしょう ★★★熱帯魚は何故、あんなに美しいのか★★★
http://jbbs.livedoor.jp/study/3729/storage/1162001315.html#125
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
この掲示板に優秀な書き込みをして、総額100万円の賞金をゲットしよう!(*^^)v 阿部和重の「公爵夫人邸の午後のパーティー」はちょっとだけヌーヴォーロマンっぽい
こういう路線はこれっきりでやめてしまってライトノベルみたいな読みやすい作風に変えて売れたけど 非常にマニアックで小難しいけど
読み終えてほっとした
フランドルへの道だけでおなかいっばいだ 岡和田晃『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』 @orionaveugle 3月30日
@orionaveugle もう少しテクスト内在的な読解については、どこかで書けれ
ばいいなぁ。仙田学には「零年代のレミー・コーション」「平均的駅員」「
きみの中指の深爪の」といった、ミニマリズムとフェティシズムを極めたよ
うな作品がすでにあるので、これらも単行本で読みたいものです。
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岡和田晃『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』 @orionaveugle 3月30日
@orionaveugle 「零年代のレミー・コーション」からもわかるとおり、ゴダ
ールの映画、バルト、リシャール、リカルドゥー、蓮實重彦、渡部直己(受
賞時の選考委員でもあった)らの批評に関心のある向きは、『盗まれた遺書
』をチェックしなければ、モグリと言われても仕方ない(笑)。
返信 リツイート お気に入りに登録 その他 開く
岡和田晃『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』 @orionaveugle 3月30日
@orionaveugle 大事なことなのでハッキリ言います。『盗まれた遺書』のよ
うな小説は――ここ15年くらい(?)の文学をめぐる環境においては特に―
―本になったことが奇蹟的と思われるような、その重要性が見落とされてき
たタイプの作品です。そのココロは、エクリチュールの復権。 nibuya @cbfn 5月7日
ついでにロベール・パンジェの中編『マフー』。これは江中さんの好きだっ
た?小説。発表当時ベケットやロブ=グリエが賞賛している
(彼が裏表紙解説)。モロイを愛らしくしたような小説。もっとも、端的には藤枝静男、島尾敏雄といった人より柄が小さい感じがしますがね・・・。 どうしても我慢できずにツイッターをコピペしてしまう気の利かない能無しフォロワーっているよね〜 クロード・シモン(Claude Simon, 1913年10月10日 - 2005年7月6日)
桑原 甲子雄(くわばら きねお、1913年12月9日 - 2007年12月10日) パンジェって一冊も邦訳ないよね。それだけ惚れこんだ日本人がいないということだね。 『アカシア』読んでみたいけど図書館に所蔵してない。
『フランドルへの道』か『路面電車』はあるんだけど、このへんのほうが読みやすいのかな? 『農耕詩』みんな買ったよな? あとで絶版になってから買っとけばよかったと言うなよ。 『アカシア』は翻訳の発売時にすぐ買ったが、それ以来愛読している。
シモン自身の体験を掘り起こしつつ、独特の文体を紡いでいく手腕が鮮やか。 「庭に生えている大きなアカシアの木の枝の一本がほとんど壁に触れていて、
電燈に照らしだされたいちばん近くの梢が彼にも見え、ペン先に似たかたちの葉が
闇を背景にかすかにひくつき…」
まあ、全編こんな調子で、シモン節が炸裂するんですわ。 せっかく引用するならネット上に無い部分を引用してよ ネット掲載の文章とは知らなかった。では、他の文章を。
「庭園の木蔭にはおなじ涼しさがあり、どこにいてもおなじ小川のせせらぎが聞こえ、
午後になると日によっておなじ八月の夕立雲がはるかかなたの峰々のまわりにかたまり、
砕け、落ちつきはらって堂々とした雷のこだまが轟き、…」
この文章はこのあと延々と2ページ続く。 わがシモンベスト3は、『フランドルへの道』『三枚つづきの絵』『アカシア』だな。 >>450
ナボコフかガルシア=マルケスというのが一般的だろう。 >>451
ナボコフは処女作マーシェンカが1926年、初期代表作賜物が1938年で後半でもない感じ
ガルシア=マルケスはナボコフ、シモン、ピンチョンよりだいぶ落ちる ナボコフは代表作『ロリータ』『青白い炎』『アーダ』が後半に発表されているから資格十分だ。
ガルシア=マルケスがだいぶ落ちるというのは一般的ではない。>>452の意見にすぎない。
「考える人」のアンケートでは『百年の孤独』が海外長編1位になっている。 考える人って何?
大江はガルシア=マルケスは初期以外は下らない、百年の孤独もつまらないと云ってるけども
実際エクリチュールの水準では何も見るべき処がない作品だ
世界的にウケたのは物語性すなわち通俗性の部分 26年デビューってのはアルトーの『神経の秤』が25年、フォークナーの『響きと怒り』29年、セリーヌの『夜の果てへの旅』が32年、
ミラーの『北回帰線』が34年だから二十世紀後半の作家に分類するのは抵抗を感じる もういいよ。シモンについて語るべきだ。『農耕詩』どうよ? 軍記ものの要素もあるからなのか、変な言い方ですが『農耕詩』はシモンぽくない気がしました… 『フランドルへの道』『ファルサロスの戦い』ともに戦場を舞台にしているがね。
シモンの実体験を土台にしているから当然そうなる。前衛的な私小説だな。 今月号の文学界に載っている青来有一氏の作品、フランドルへの道にインスパイアされてるらしいですね
皆さんチェックしてみては >>448
復刊ドットコムの投票でジュネの『恋する虜』が復刊になった事があるからみんなで
『アカシア』に投票しよう 問題なのは復刊されようとおまえらはまず買わないだろうということだ 7千円でも安い
蓮實のボヴァリー論に7千円出すより百倍納得の買い物 だったらアマゾンで古本4500円で売ってるから買えばいいだろ。 1冊くらい文庫になってもいいな。ロブ=グリエもなってるし。 シモンを安売りして欲しくないな
これからも限られた知的エリートの専有物であって欲しい 岸辺には緑濃い影水面には切り落とされてまったく無表情のまま浮いている少年の首
ちょうど顎のあたりまで泥水につかりカメラマンをじっと見つめている一方そのすこし先には胸のあたりですっぱり切断された女の胴体が浮かんでいるのだが
二つならんだ半球が逆むきにうつった反映で補われて一見完全な球体をなしており
上からも下からも照らされているほかマドラス織りの布を頭にかぶって微笑を浮かべている女の顔 図書館で立ち読みした日本文学辞典に古井を「知的エリートのための作家」とあった
『槿』も出てない頃の古い本だったがそんな表現があって驚いた 自分を知的エリートと認識してる奴って鼻持ちならないだろうな。近づきになりたくない。 白水社だけというのがなあ・・・
経験上、白水社はあまり相性が良くないんだよねえ 白水社は昔からいい仕事していましたね
戯曲なんかはこの社にかぎる感があった 小林裕貴(城西川越高校、群馬大学)は童貞でエイズ。親がエイズなのにやっちゃったんだってさ(笑)。こいつには近づかないほうが良い。エイズは近づいただけでもうつるから(笑) フランドルなんか難儀しました
難解とはこのことでしょう
難解といわれる大江さんより格段に難解 翻訳全盛期に新潮とか岩波が触れていないというのは意外な気がする 日本てフランス文学弱いなそういえば・・・
できる人は原語で読んじゃって、訳す気のある人はあまりいなかったのかな 確か『草』と『盲いたるオリオン』が新潮社だ。
あと『ペテン師』『風』『ル・パラス』が集英社。
それ以外白水社。 知的エリートてのは何だろな…
難解なのはストーリーを追うからで、シモンには物語など求めずパッチワーク・キルトを眺めるみたいに愉しめば、それで十分だろ >>487
白水以外の方が好みではある
しかし、創作物で儲ける権利のある人はもっぱら執筆者や作者当人だけだと思っているので、
彼らが亡くなっているのに4000円だの7000円だの馬鹿みたいな価格で転売や復刊をしても買う気は起こらない >>491
高くてもほしければ買う人はいる。需要と供給の関係はどんな商品にも当てはまる。
『アカシア』はシモンの作品ではかなり読みやすいね。『歴史』には難渋した。
私のベストは『フランドルへの道』だ。やはり白水社のものがよい。 というか知的エリートでもなければシモンなど読まないでしょう 知的エリートなんてとっくの昔に壊滅している
いたとしても今やむしろ貧乏でしょう いいからとっとと『アカシア』復刊しろ!!!!!!! 復刊は無理でしょう
知的エリートというよりマニアだろうな
たぶん 誰も読まないようなものをこっそり読む
特権といってもいい 特権だね
そういう意味ではシモンは読まれてはいない
ごく少数だろう読んでいるのは 「絵葉書に写っているのはあまりにも青い空の下のあまりにも青い海に沿って
棕櫚の並木が一列に植えられた広場である。」 >>506
同じ言葉の繰り返しを嫌うんだとかいう説も聞いたことがあるけど、そうでもない様だの 「存在することをやめ、あとはただそれだけ。存在することをやめ、存在することをやめ、存在することをやめて。
クランク装置の軸が日の終りのしじまの中に規則正しくきしむ。大木の緑の葉むらが白い道の上にせりだし、低い陽にきらめいている。
夕陽はその葉むらのほとんど水平な円蓋の下に射しこんでいた。」
『ペテン師』 シモンは詩人ではない
詩人は描写しない
シモンは散文で書いた作家〈エクリヴァン〉なのだ シモンは詩人ではない
あくまでも散文家だ
いかにその散文が美しくとも安易に「詩的」という形容を散文家に対して用いたくない >>512
お前が偏った読み方をしているだけだろw
「存在することをやめ、あとはただそれだけ。存在することをやめ、存在することをやめ、存在することをやめて。」
これは描写ではない。 >>508
ごめん、ちょっと何言ってるのかわからないw
・・・とか言われそうな文だな 散文詩という言葉があるぐらいだから、当然詩的と捉える人も多いでしょうね シモンが書いたのは「詩」ではない
「小説」だ
シモンのエクリテュールの克明性、執拗性、持続性、反復性は「詩」のそれではない シモンを安易に詩的などと形容するのは文学に対しての思索が足りないと思わざるを得ない シモンは比喩・隠喩・暗喩を用いない
執拗かつ克明な描写の積み重ねの持続によって文を紡ぐ紛れもない散文家であり小説家である ノーベル賞の受賞の理由として詩人の創造性と画家の創造性を深められた時間意識に結びつけとあるから
まんざら詩的であることも妥当なのかなと スウェーデンなんちゅう文学後進国のアカデミーの連中に何がわかるのか 「そのひとつはほとんど家に触れんばかりで夏など開け放した窓のまえに腰かけて
夜おそく勉強しているとぼくにはそれが見えるのだった。」
これは『歴史』の冒頭だが、のちの『アカシア』の冒頭と末尾に出てくるアカシアの木
が描かれている。シモンもロブ=グリエも一種の私小説だけを書いたといえる。 夏になると、シモン『草』の生い茂る草の描写を想起する。 古本屋で買って数年読まずにいた『アカシア』を読み始めた
『農耕詩』より読みやすく感じる
ゆっくり読んでいこう 「アカシア」は読みやすい。これが読めないと、シモンは全滅だ。 ナボコフもシモンも俺にはどちらも面白い。読む人の感性次第だろう。
ナボコフは作家の好き嫌いがはっきりしているが、俺は彼の好みに左右されることはないな。
確か、ロブ=グリエは好きで、フォークナーが嫌いだったはず。
シモンに関しての言及は目にしたことがない。 ファン層が被ってる気がしたから気になってるけど
フォークナー臭がどうもね…
短めだし読んでみるかな 現代日本においてシモンを読む人間はそれだけで百点満点だ。 来たーーー!!!
ed. azert
@editions_azert
クロード・シモン『アカシア』が新装復刊。平岡篤頼訳、白水社、2014年9月予定。
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08403 >>535
ちょうど読みかけだが、喜ばしいニュースだな
1日30ページ程度のペースで読んで
200ページまで来た 4000円近い定価だが、お前たち、今度こそ買い惜しみせず、発売直後に買えよ。
そして、すぐには読まず、店頭から消えた頃、おもむろに書棚から本を取り出すのだ。
再度の品切れに新たな若いシモンの愛読者が復刊を願うのを横目にしながら、読む。
「彼女たちは村から村へと、それぞれの村…」そこでは至福の時間が流れるだろう。 ふざけんなww
2週間前に5000円出して買ったばっかだわwww
でもまぁよろこばしいこっちゃ デリダの『プシシェ I』を10K出して買った俺は「4Kか、安いな」と思ってしまった
感覚が麻痺しとる >>538
それは気の毒だったね
間が悪いというか
しかし、白水社は版切れ、復刊を繰り返してるから
待っていればいずれは買えると思ってもいいね
俺は『フランドル』や『3枚続き』など
前回の復刊のときにすぐ買ったよ 『アカシア』読了
精密な描写であるがゆえに、当初は判別しがたい個々の状況が
読み進めるにつれて明確になってゆくさまがおもしろい
この読み心地はシモンに独特で
読みにくさを超えてやみつきになる
調子に乗って以前挫折した『三枚つづきの絵』を読み始めたが
なかなか読みづらい
冒頭を読む限りひとつひとつのセンテンスは
『アカシア』のものよりはるかに短いが
即物的な描写の連続で、慣れるのに苦労しそうだ 『三枚つづきの絵』読了
250ページ程度だが、読むのに苦労した
(苦労のしがいはあったけれども)
『歴史』『ファルサロスの戦い』など
買ったものの未読だったシモンの小説を一気に読むつもりだったが
休憩しないと読めそうもない
しばらく他の作家を読んで、一息つくつもりだ シモンでは『歴史』『ファルサロスの戦い』『農耕詩』が難物。 解説を読む限りでは『歴史』は五十歳ぐらいの男の1日のできごとを描いて…
いるらしいのだが…
それだけでも読んで理解できたひといる? シモンのような作家が出てくることは未来永劫ありえないですね
真似たり似せたりすらできない
日本で例えるなら大友克洋 >>544
無理。何が書いてあるのかすらよく分からんのだから。
「あるいはむしろめまいをおぼえたときとか飲みすぎたときつまり目にみえる世界がいつものあの身近な安心させる
(というのは実は人がそれを見ることはないからだが)相貌を失っていればあなたがたから離れてしまい、なんとなく
こわいようなそれまで見たこともなおような外観を突然呈するときのようで、…」
こういう文章を延々と書き続ける精神力は並大抵のものではないことは確かだ。 >>547
一部訂正
見たこともなおような外観→見たこともないような外観 >>550
刷ってない作品が多いから収集たいへんそうですね
ガンバレ♪ 既刊の翻訳本でも五六冊あるだろう
そんだけ読めば十分だよ フランドルへの道
歴史
ファイサロスの戦い
三枚続きの絵
ルパラス/ペテン師/風
農耕詩
路面電車
アカシア おれはフランドルへの道しか読んでないけど
揃えることにしたよ
近年こんな小説は読んだことがなかったので
身震いした >>557
新潮社の2冊が抜けている。「草」と「盲いたるオリオン」 『草』は現代フランス文学13人集の第4巻所収。
『盲いたるオリオン』はちょっと大きな画集のような版型だった。
後者が稀少で、自分は10冊中これだけ所有していない。 既刊されてるものだけといっても、結局フランドルや三枚つづきやル・パラスやファルサロスは古本で集めなくちゃいけないから大変でしょう
ってそういう話 今は古書もネットで買える便利な時代になったが、1990年前後にシモンを集めた時は
古書店巡りを繰り返さないといけなかったから、大変だったな。 金井美恵子にしろ、朝吹にしろ
帯文いらないと思うけどなあ
しかし、金井の方がまだなしだったな 過去白水社が7冊も翻訳を出しているんだな。
この出版社がなかったら、シモンを楽しむことができなかったわけだ。 現代フランス文学13人集4ゲット
これで十冊揃えたことになるねヤホー >>572
揃えるだけで満足せず、ちゃんと読もうね。 『ベレニスの髪』"La Chevelure de Bérénice", 1984年
松浦寿輝訳 「新潮」1988年四月号 新潮社、1988 たしかすごく短いやつでしょ
それだけだと本にできないくらいの長さだったと思う フランドルへの道を読んでシモンが好きになった
しかし古本がない
いつも遅れている 出てるやつから好きな作家見つければええやん
そうすればもう遅れなくてすむ それにしても古本屋から連絡来ないな
やってないのかな 処女作『ペテン師』の後、『風』の前の数作が未訳だよね。 『ペテン師』と『風』と『ル・パラス』収録の『集英社版 世界の文学 23 シモン』
『草』収録の『現代フランス文学13人集 4 ビュトール ■ ブランショ ■ シモン』
ゲット >>590
シモンの作風が確立したのは『風』(57)からだからいらないんじゃない L'ACACIA
なのか
L'ACASIA
なのかどっちなんだ >>596
わろた
ふらんすとか出してる出版社でしょーに まぁ発売時にはデザイン直ってる(あるいはカバーだけ差し替え)ということもあるから(震え 装丁者のミスでしょ
編集者のチェック洩れミスもあるけど すでに発売されているのなら
装丁者のせいではなく編集者の責任だろうな 旧版の表紙カバーにでかでかと原題書いておきながらこれかよwww これはひどいな
俺が責任者だったら、気づいた瞬間、目の前が真っ暗になると思うな
血の気が引いてしまう 新橋古本まつり
期間2014/09/29〜2014/10/04
場所新橋駅前SL広場
今日↑行ってきたら「盲いたるオリオン」2500円であったよ
ほしい人いってくれば。 いつまでも引っ張るのは悪い気もするが、
表紙の原題の綴りが間違っている本は家に置きたくないな
手に取る度に少し恥ずかしくなりそう
まさかカバーを外したら、
中心にL'ACASIAと青い文字かなんかで入っていたりしないだろうね >>609
カバーを外すと、アカシアの木の絵があって、小さめにL'ACASIAと書いてある
扉のページにもL'ACASIA だ >>610
すげーな
ロッテじゃなくてロッチみたいな
ばったもんですやん
作者名はちゃんとシモソじゃなくてシモンになっているか 旧版もってるから新装版かうつもりはないんだが
表紙の絵ってシモン自身の絵だよね?
旧版の訳者解説部分にもシモンの絵が掲載されてたが
シモンの絵を表紙にもってきたのなら
その点は良いアイデアだと思うんだよな
若い頃、画家を目指してただけあって、いい絵だしね
ただ、原題まちがえたのは致命的なミスだったな 新版は全国の仏文学者の元にも贈呈されていることだろうな
平岡氏がいた早稲田なんかでは噴飯ものじゃないの
まあとっとと回収して改訂版を出してくれりゃいいんだけど
もう進んでいるのかな あの絵はシモンの絵なんだ
書店で手に取ってしばらく眺めていたよ 日本でシモンの絵画展なんかやってほしいね
高行健のも 挫折しないでね
今日も本屋いってシモンの絵をみてきた
いいね !どころじゃないw
「高いけどシモンの復刊本買っちゃった!挿画も本人!最高だぜ!」
↓
「え…L'ACASIAって間違いなの…シモンが描いた絵でもないの…(表紙を破く)ああっ、本体にもL'ACASIAが!シモンじゃない人の絵が!」
※個人的には漆原さんの挿画で良いと思います。 ヲカザキ! @suguyokoninaru · 21時間 21時間前
すでに評価の定まった作家の名前を挙げればそれが文学を語ることになる、と
思っている人間を批判する資格が自分にあるのかどうかわからないけど
ヲカザキ! @suguyokoninaru · 21時間 21時間前
数年前、とある一箱古本市に出店した際、並べてある他の本にはいっさい目
もくれずに『三枚つづきの絵』とか『アカシア』だけをスッスッと抽きとり、
クロード・シモンは素晴らしい作家だね、などと言いながら買っていった中
年男がいたのは心底呆れ、こいつは本当の馬鹿だな、と思った。 すでに評価の定まった作家の名前を挙げればそれが文学を語ることになる、と思っている人間を批判するのと
すでに評価の定まった作家を批判するのは違うからな
この人はシモンを批判してるんだかシモンファンを批判してるんだか判らん シモン好きとか言ってる気取りきったクソみたいなスノッブ野郎はぶん殴りたい!と言えばいいのに回りくどいんだよ シモンの本を買う際にシモンが素晴らしいと言うとこんなこと思われるとか古本市怖すぎ たまたまシモンが好きで客として買ったらこんな悪し様に言われるなんて可哀想だな
文句つけるなら出品しなければいいのに
そもそもシモンの本を売っ払うなんてもったいない 若き日、東京で行われたクロード・シモン氏の講演会に行きました。
『言葉に働きかける者は言葉から働きかけられる。』
氏の語りかけた一節を思い出します。 自己顕示欲のためにバカッターで本当の馬鹿とやらを晒すことに利用されるシモンが可哀想 まあ「すでに評価の定まった作家の名前を挙げればそれが文学を語ることになる」と思ってる人間がいるのと同程度に
「すでに評価の定まった作家の名前を槍玉に挙げればそれが文学を語ることになる」と思ってる人間も往々にしているよね シモンの執拗な描写に慣れてくると、バルザックの描写なんてどうってことないね。 『農耕詩』と『アカシア』が売れないと白水社が『植物園』の翻訳出してくれないよ
みんな買おう
そして読もう 蓮實重彦曰く「シモンはプルーストとジョイスの後継者」 シモンを読破すれば大抵の小説は面白く読めるようになる 書ける才能がある人がいないからな
ピンチョンみたいなのは真似し易いけどヌーヴォー・ロマンは真似すら出来ない >>645
別に行き詰ってはいないさ。作家たちが年老いただけ。
残した作品は立派ななものだ。 ラテンアメリカのマジックリアリズムは現在に至るまで多くの模倣者を生んだ
ヌーヴォーロマンはその模倣不可能性によって途絶えた ヌーヴォー・ロマンは純文学の行き着いた果てで、これより先鋭的な文学流派は望めない。
だから、物語性が復権してきたわけだ。 ヌーヴォーロマンも素敵だけどラテアメは今読んでも面白いからあれで正解だったんだな ホンゴウ ヒトシ
本郷 均 工学部 人間科学系列(工学部) 教授
■ 標題
メルロ=ポンティ「クロード・シモンに関するノート」(翻訳)
■ 概要
単著 『現代思想 臨時増刊 メルロ=ポンティ』 青土社 2008/12 岡和田晃@神保町東京堂書店でフェア開催中 @orionaveugle 2012年2月11日
クロード・シモンの『農耕詩』を入手。何年待っただろうか!シモンは
わが最愛の作家の一人であり、目の前に現実を構成している多層的な要
素を「意識のスクリーン」(メルロ=ポンティ)として、記憶を積み重
ねて執拗に描写していくことで、神話的な深層を鋭く抉り取る。 佐々木 敦 (批評家、早稲田大学学術院教授)
渡部 直己 (文芸評論家、早稲田大学学術院教授)
読むことのはじまりに向かって?
http://www.youtube.com/watch?v=TQgzTlZGJIY&list=UUwApDIyzjPb16_y2dsxKnXQ sato @SatoYuichiro · 30分 30分前
クロード・シモン『風』はドストエフスキー『白痴』のパロディで主要な物語
はアントワーヌ・モンテスという「白痴」を中心に展開。その点は明快だが主
筋とは一見無関係な描写が随所に過剰に盛り込まれる。後年のシモン作品では
視覚的な描写の量が物語的な叙述を凌駕するがそういう作者の姿勢が既に明瞭 俺は発表後三十年を経ていないテクストは原則として手に取らない主義
そういう本しか俺は信用しない
現代文学を信用しないという訳じゃないよ
俺は時の洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくないんだ
人生は短い ヌーヴォー・ロマン、その中でもなかんずくシモンは純文学の到達点 岡和田晃@「すばる」12月号に批評新作 @orionaveugle · 11月29日
月末に出る「季報 唯物論研究」第129号の映画特集に、
「アラン・ロブ=グリエ『グラディーヴァ マラケシュの裸婦』――夢からさえも拒絶され」
(http://kiho-yuiken.jimdo.com/ )を寄稿いたしました。象牙の塔にこもらない硬質の思想誌です。ぜひサイトからご購読の申し込みを。 >>659
なんで?「アカシア」もってるよ、読んだからあげようか? アカシアを読んでの感想期待してたけど、誰も書かんね… フランドルへの道、数年前に読んだ時は読みにくい割に収穫の無い読書だと思ってたけど
年単位でその波動や影響がじわじわと及んできて無性に読み返したくなったので再読
原文は読めないから邦訳だし、うまく言え無いけど、難解ながら五感に訴える文章だなぁと思った
しかも書かれてる内容の戦場が殆なのに何故か美しい フランス文学を知りたければ、古典はバルザック、現代はシモンを読めばいい。 夏になると、シモンの小説の南仏の自然描写を思い出す。 嘘だろ?最近復刊したばかりなのに?
そこはフランドルだろ 『フランドルへの道』はいま絶版だっけ?
そうなら、やはりこっちを文庫にすべきだろうね。 文庫で手軽に読めるなんて最高だよ
本当であってほしい 単行本をすでに持っているが、同じ訳でも文庫が出たら買うだろうな。
やはり好きな作家の本は多く所有したいから。 『アカシア』の方が読みやすいから文庫に向いているか。 Vejigaki @vejinet 8月9日
クロード・シモン「歴史」を読み始める。読むというか、印刷された活字を眼で追うというか、字づらを眺めているというか。
2ちゃんねるのシモンのスレッドは楽しい。 樫原 @tatsurokashi 8月14日
ウエルベック、凄いっちゃ凄いんだけど、世の中ヒドイよね〜、って言ってるだけだから、永遠の1.5流だと思います。だから売れる。クロード・シモンは超一流なので売れない。悲しい。 樫原 @tatsurokashi 7月30日
日本の映画業界には蓮實重彦の影響を受けた人間がゴロゴロいるというのに、クロード・シモンが好きで好きでしょうがないという人が、僕と鎮西尚一監督くらいしかいないのは、どういうことなのだ。という憤りはあるのだ。
樫原 @tatsurokashi 7月30日
読むの時間かかりすぎるけど、海外の小説ではクロード・シモンが一番好きよ えかきのルロアさん @ruroa2 7月25日
20世紀後半のフランス文学を代表する前衛の作家で、ノーベル文学賞も受賞しているクロード・シモンは、ばりばりの「極右」だよ。
そういう人の作品は、サヨク思想を支持する平凡な純文学作家とは、少し違う。「シールズどもをひねりつぶせ!」と言う前衛の作家たちがいたって、俺は別に構わないよ。 右翼のシモンと左翼の大江がフランスの核実験について論争したっけ。
シモンは現実的な大人、大江は空想的な子供だったな。 シモンに関してはそのことで柄谷行人から批判されていたがね 柄谷のシモン批判のほうが
シモンより的を得ていたのは否定のしようがないな 日本語専門家・飯間浩明先生の見解
飯間浩明 @IIMA_Hiroaki 2015-03-07 14:48:28
ことばの研究者同士が、あることばを「誤りだ」「正しい」と議論することはありません。
「ことばは恣意的に決まる」のが学問的常識だからです。
もちろん「は私だ学生」などは意味が通じず「非文」とされますが、
広く使用され、誤解なく意味が通じているものについては正誤の議論は起こらないわけです。
【逆転】「的を得る」:「誤用説は俗説」と事実上決着へ
http://biff1902.way-nifty.com/biff/2014/05/post-8ee7.html 「的を得る」誤用説撤回から、ことばの正誤についての飯間浩明先生の見解
『三省堂国語辞典』編集委員であり、日本語学者でもある飯間浩明先生が
ことばを正誤の観点で議論することへの違和感を語っています。
http://togetter.com/li/792210 クロード・シモンは生きてれば喜んでチャンネル桜に出て大江批判をしているだろう 購入して以来、何年も読まずにいた『フランドルへの道』を先日読み終え、
昨日から『歴史』を読み始めた
このスレでもだれか言ってたと思うが
これはかなり分かりにくいね
『フランドルへの道』や『農耕詩』が読みやすく感じる
しかし、読みにくいといっても、シモンの小説は独特な魅力があって面白い
1日20ページ程度のペースで進もうと思う >>704
歴史を一日20頁はすごい早いと思うよ
自分なんか調子よくても4、5頁がせいぜいで、結局読了に半年近くかかったからね
じっくりイメージしながら読むとどうしても時間が要りましたね。
唐突にあらわれる絵葉書の描写(異様に細かい)を味わえるかがポイントで、主人公の一日の足どりと子供の頃の追想のパートは比較的楽です。ご参考までに。 「現代詩手帖」第13巻第6号 思潮社、昭45
「小説・知覚・認識(講演)」(クロード・シモン) 文芸 第9巻第6号 1970年6月号
「小説とエクリチュール」クロード・シモン 蓮実重彦訳 一語ごとの虚構 (ヌーヴォー・ロマンその後<特集>)
クロード シモン 著,平岡 篤頼 訳,芳川 泰久 訳
掲載誌 早稲田文学. [第8次] / 早稲田文学編集室 編 (通号 18) 1977-11 p.p37〜41 一語ごとの虚構-承前-
クロード シモン 著,平岡 篤頼 訳,芳川 泰久 訳
掲載誌 早稲田文学. [第8次] / 早稲田文学編集室 編 (通号 19) 1977-12 p.p43〜48
清水徹 ニョーヨークでの衝撃(インタビュー)
クロード シモン
掲載誌 海 / 中央公論社 [編] 2(7) 1970-07-00 p.112〜122
現代フランス作家への問い-2-<マグマ>から言語へ--クロード・シモンとの対話
岩崎 力
掲載誌 海 / 中央公論社 [編] 4(2) 1972-02-00 p.154〜175 歴史は挫折した。
難しいという以上に面白みを見出せなかった >>705
いま92頁まで来たけど
ほんとによくわからない
アカシア、3枚つづき、路面電車、フランドル、農耕詩など
これまで自分なりに楽しめたと思っているんだが
これは随分勝手が違う
もったいないから
1日10ページ以下にペースを落とそうと思います
振り返ってみると
アカシアと農耕詩がとくに面白かったなあ シモンの小説は読み終えた直後より
その後ジワジワと波動が来るタイプだね
彼のエクリチュールは混沌の極みでありながらかぎりなく美しい 白水社は何年か経てば復刊するから
いつかは手に入れられると思う
私は十数年前に復刊した際に
フランドル、歴史、ファルサロスを購入したよ
すぐ読みたいなら図書館で読むしかないかな んでも歴史は鮮やかな描写のコラージュというのかパッチワークというのか、そんな感じがしました
後に残るイメージがとにかく豊穣 >>704だが、『歴史』読了した
この作品は、これまで読んだシモンの作品のうちで
もっとも分かりづらい作品だった
過去のさまざまな体験がつぎつぎ想起されるといっても
読みにくいといわれる『フランドルへの道』でさえ
『歴史』に比べれば、個々のエピソードが把握しやすく
その移り変わりも比較的わかりやすい
しかし、『歴史』は記憶とその変遷のさまが
どうなっているのか、いまひとつ分からなかった
ただ、楽しめなかったかというとそうではなく
>>719さんも言うようにイメージが豊穣で、楽しい読書だった
少し他の作家の作品を読んで
『ファルサロスの戦い』を読むつもりだが
もう少し理解できたらいいな 新潮社がやらないとどこもやらないよ。白水社は小さすぎて無理だろう。 レーモン・クノーみたいにコレクション式でもいいな
そろそろシモンも新しい訳で刷新されていい頃 >>727
レーモン・クノー・コレクションは楽しかったな
表紙も綺麗で毎回楽しみだった
全巻購読予約すると100.000.000.000.000の詩が貰えたし それにしてもこんな小説どうやって書いてるんだろう
一旦普通に書いてから切り貼りして敢えて読みにくくした小説とは根本的に違う 『歴史』、どうしても読みたくて中古で買っちゃったよ
けどこれ読破できんのかな シモンて読まれてるんだね
フランスでもそうなのかな フランスさんは目下ウエルベックに熱狂中じゃないの?
良くも悪くも シモンの小説のモチーフは?
記憶、時間、絵画、歴史、言語、戦争、性…… Le cheval - Claude Simon
http://www.chemindefer.org/catalogue/styled-83/le-cheval.html
クロード・シモンの『馬』という作品が発見されたとのニュース。『フランドルへの道』の単純な下書きとはいえないようでこれは気になる。 日本語訳未刊行
『綱渡り』"La Corde raide", 1947年
『ガリヴァー』"Gulliver", 1952年
『春の祭典』" Le Sacre du Printemps", 1954年
『女たち』"Femmes", 1966年
『導体』" Les Corps conducteurs", 1971年
『事物のレッスン』"Leçon de choses", 1975年
『招待』"L'Invitation", 1987年
『植物園』"Le Jardin des Plantes", 1997年 フランドルへの道にどうしても入って行けません。
冒頭でよく知らない土地の道案内をされているようで混乱し苦痛になります。
読み方を教えてください。 吉富 有治
11月13日 17:20 · 編集済み ·
▼ポンコツ都構想が法定協議会でギロンされる前、
府議会総務常任委員会において公明党府議は、もし府市が統合すれば
借金総額は8兆円を超えて実質公債費比率は31.1%に跳ね上がり
大阪府はたちまち早期健全化団体に転落すると指摘されました。
これに慌てた大阪府の幹部は総務省に泣きつき、8兆円超の借金の一部を
特別区に肩代わりさせることで合意。これによって統合後の大阪府は
一応、財政破綻を免れるとしたのです。▼ですが、私の当時の下記コラムにもある通り、
今度は特別区が借金を抱えたままスタートすることになり、
それでも府市の財政営は苦しいままなのは相変わらず。
特別区に至っては、「財政が好転するまで売ってしのげ」という補てん財源
(大阪市が保有する公有地)にしても、売れるかどうかすらわからない土地が混じっていたりと
(この点も公明党市議が法定協で指摘)、
ずさんな財政計画が法定協でもさんざん指摘されてきました。
▼「もっと勉強を」と有権者に宣う橋下市長。それに喝采する熱烈歓迎支持者たち。
相手の無知につけ込む政治家とそれに踊らされる有権者の姿こそ哀れです。
■私が大阪都構想に反対する理由とは
http://homepage2.nifty.com/otani-office/column/yo_052.html >>743
一読で理解できるものじゃないと開き直って、エクリチュールの波に身を任せてみよう
文章(記述)それ自体が芸術なのだから、筋は後から整理すればいい
身構えずに読めば、案外それほど難しい言葉は使っていないことに気づく
取り敢えず文章と戯れること、情景のイメージやプロットはさながら夢から覚めた後のように自然についてくる ビュトールやグリエもいいけどやっぱりシモンが一番、大きさを感じるな まだ新刊でも買えるヌーヴォー・ロマン
シモン
路面電車 単行本 - 2003/3
クロード シモン (著), Claude Simon (原著), 平岡 篤頼 (翻訳)
農耕詩 単行本 - 2012/1/27
クロード シモン (著), 芳川 泰久 (翻訳)
アカシア 単行本 - 2014/9/25
クロード シモン (著), 平岡 篤頼 (翻訳)
ロブ=グリエ
迷路のなかで (講談社文芸文庫) 文庫 - 1998/2/10
アラン・ロブ=グリエ (著), 平岡 篤頼 (翻訳)
快楽の館 (河出文庫 ロ 2-1) 文庫 - 2009/4/3
アラン・ロブ=グリエ (著), 若林 真 (翻訳)
消しゴム (光文社古典新訳文庫) 文庫 - 2013/8/7
アラン ロブ=グリエ (著), Alain Robbe‐Grillet (原著), 中条 省平 (翻訳)
ビュトール
心変わり (岩波文庫) 文庫 - 2005/11/16
ミシェル・ビュトール (著), 清水 徹 (翻訳)
ポール・デルヴォーの絵の中の物語 単行本 - 2011/9
ミシェル ビュトール (著), Michel Butor (原著), 内山 憲一 (翻訳) おう
「フランドルの道」のように程よいボリュームでかつかなり充実した傑作もあるのがいいとこ 「植物園」が最高傑作っていう人もいるんだけど
あれはどんな内容なの? あなたは40代ロサンゼルス府警新聞作りですか?ドーハの悲劇「横浜衝撃イヤフォン」「横浜悪夢イヤフォン」ですか?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん? ファルサロスの戦い読み始めたけど何が何だか全くわからない状態が続く
これに比べたらあのフランドルへの道すら読みやすく分かりやすく思えてくるほど
しかし細やかな描写や異様とも言える言葉の連なりには説明しがたい魅力がありなぜか読ませる
一つのセンテンスに直別的には関係のない複数の情景や記憶が一つの文章に溶け合っているかのようだ 歴史、ファロサロスの戦い、農耕詩、ここらあたりが難物だな 何度も書いてるけど新訳出ないかなぁ
既存の邦訳が駄目とは決して言わないけど絶版がほとんどで現状入手が難しいし半世紀近く昔の本だけあって誤植もある
かと言って原文で読むには難し過ぎるし現役の翻訳家による刷新がそろそろあってもいいんじゃなかろうか
フランス文学者には面白い人が揃ってるんだから >>767
新訳出したって、海外文学の読者は先細りしているから売れない。
出版社は赤字を覚悟しなきゃならない。お前さん、その赤字をかぶる覚悟ある? >>767
アマゾンなら古本でも入手は困難ではない。
昔の本だから誤植があるというのも偏見にすぎない。
どうでもいいたわごとだ。 >>772
それ最新刊の誤植。古いほうは問題なかった。
古いから誤植が多いというのは根拠がない。 >>770
元が三千円程度だった本が中古で一万円、酷けりゃ数万円とかになってたりするんだぜ?
これが困難ではない、か…… 自分がわずか一冊買うだけなのに出版社の損を顧みずわがまま言いたい放題。
どんな教育を受けてきたのか、親の顔を見てみたいな。 そら消費者としては新しくて綺麗な本をなるたけ安く買いたいわな 一読者が特定の会社の損得なんて経営者目線で見る必要がどこにあるのか
言っとくが俺は既存の邦訳を買い揃えてるんだぞ、値段の高騰した中古をAmazonでな
こうやって散財してる時点で最低限の義務は果たしてるんだよ
要望の一つも言っちゃイカンのかどんな奴隷根性の持ち主だよ >>777
ツッコミ待ちだよな・・?
おまえ出版社に一銭も払っとらんやないか >>778
出版社に直接金払わなきゃ何も発言権ないんすか
頭悪いっすね >>778
だから新品買いたいって言ってんだろ
絶版だらけの現状どうにかせんと >>779-780
なんか正直ショックだったけど恥ずかしいという感情はあったようで安心したわ 俺もシモンスレにこれほどのアホがいると知ってショックだよ シモンを多く出版している白水社はよく復刊してくれるじゃない。あれで十分だ。 新訳どうこう以前に定期的な復刊で買うのが前提で、なぜか復刊時に買い逃したやつがおれは全部持ってるけど中古だから新訳だせってのは、なんかなぁ
他のスレでも数年前まで普通に売ってたやつを新訳出せとか言っている奴いたけど、結局そういう事態になるのは再販時に買わないからだろう、と
なんか文句の付けどころが間違っていて、親の顔が見たいような奴が多い >>784
好きな小説を新訳で読みたいって書くのがそんなに悪いことか?
しかも出せなんて言ってねえ新訳に期待してるって書いただけだし再販してもどうせ買わないだろうとかホント憶測だけで物を言うんだな
発売当時はこの作家の存在知らない金もないガキだったんだよ
出版社の事情とか持ち出して親の顔()だの説教垂れるとかマジないわ >>785
だから、ガキだなぁと呆れているんでしょうに
出版社の事情と言うか、出版界全体で本が売れない、っていう当たり前の今更の話をしなくてはならないのが「説教」ですか
あんまり説教受けてこなかったんだろうなぁって思ってしまうんだけれど
自分が手に入らないものに熱狂しているやつが多くて、後藤明生なんかあれだけ欲しいほしい言ってたやつらが電子書籍になると消えてなくなる
自分のことしか見えていないガキは嫌いだよ、悪いけど >>786
お前の狭い視野の中にいる人間を一般化するな
お前みたいな近視眼のおっさんは自分の体験が全てだと思ってるから困る
単なる読者が2chで書いた要望に対して赤字を被る覚悟()とか言い出した時点で的外れなんだよ Amazonでほしいものがワンクリックで手に入るっていうのはこういうこらえ性のないお子様に教育上よろしくない
もちろん金持った成人だろうとそれは同じで、こういう便利さ追及するために、どれだけの犠牲があるか
シモンの翻訳って基本的に早稲田の平岡ゼミ関連がやっていて、一冊の本出すのに十数年、下手したら数十年研究を重ねて出版される
なんか、フランス語ができれば新訳出せる、とか勘違いしていると光文社古典新訳文庫みたいな惨劇が起こる
まじめな話、新訳ってのはものすごく労力が必要な作業だってのはどれだけ理解されているんだろう?
まじめに、心配なのよ。全作品が出ているわけでもない理由ってそれだけリソースが必要だからなんだけど
シモンの現在形とか動詞の排除とかどうやって訳すの?がんばってシモンを邦訳揃えて、きちんとそのむつかしさは読めているの? 翻訳が大変なことは素人なりに理解してるつもりだよ
その上で新訳で読んでみたい新しい本を揃えたいって言ってんだろが
要するにお前は読者のささやかな希望に対して唾を吐くことによって薀蓄を披露したいだけか
んで分かってるね素人考えを正してるねって言ってもらいたいと
でも世の中には俺みたいなしつこい奴もいるから気をつけた方がいいぜ >>789
一応言っとくけど、>赤字を被る覚悟()とか言い出した時点ってのは別人だよ
だけど、その人の言いたいことはわかるし、しつこい云々以前に、やっぱりガキだなぁ、というのが感想だよ
なんで自分が複数の人間から幼稚なガキ扱いされるかは見つめなおしてみてくださいな >>790
出版社か不況で苦しいって理屈はわかるんだわそれを否定する気は微塵もない
ただ覚悟()云々言うのがいたり買い逃したのが悪いどうせ出ても買わないとか決めつける頭の悪いオジサマたちには失笑を禁じえない
新訳で読みたいって書き込みにここまで必死に絡んでくるのが本当に複数いるとしたらそれこそ驚き
世界の広さを教えてもらいましたわありがとジジイさん シモンのような売れない作家の作品を一度でも翻訳出版してくれただけで感謝しているがなあ。
新訳欲しいか。やはりわがままに育てられているな。 既刊のものは全部揃えたからな
未刊のものを翻訳してほしい ガキにつき合って疲れた
イヴ・ボンヌフォアのマラルメの詩学でも読もう ホント、くっだらねえガキだったな。
こんなクソガキに読まれて、あの世のシモンも迷惑してるだろうよww うわ、いい歳したおっさんが大人気なくまだ引きずってらw
どんだけ悔しかったんだよ元気出せよ 『植物園』は誰かが翻訳中だったっけ? まあ、気長に待つよ。
平岡篤頼と白水社がなかったら、我々日本人がシモンの多くの作品を
翻訳で読むことはできなかったんだな。よくぞ翻訳出版してくれた。
自分は古本だろうと新本だろうとあればどっちでもいいな。
『三枚つづきの絵』『アカシア』『路面電車』『農耕詩』は新本。
『ペテン師/風/ル・パラス』『フランドルへの道』『草』『歴史』
『ファルサロスの戦い』『盲いたるオリオン』は古本を買った。 クロード・シモン読みたいので
初心者向けと最高傑作を教えてください 初心者には短い『路面電車』を勧める。
最高傑作は諸説あるが、自分は『フランドルへの道』だと思う。 バルザックとフォークナーとシモンをとっかえひっかえ読んでいる。 フォークナーは福武、新潮の短編集は読めたんだが
岩波の奴はついていけなかったよ
いつか読みたいけどな >>821
まあスレチな話題だけども、アブサロムは読みやすかったよ 著書10冊もあるのか
1冊がどうしてもわからない… 『現代フランス文学13人集〔4〕』
新潮社(1966/12/25)(290頁)[26×22×2]
著:ミシェル・ビュトール、モーリス・ブランショ、クロード・シモン
訳:清水徹、菅野昭正、白井浩司
1 エジプト 49 ミシェル・ビュトール
2 謎の男トマ 73 モーリス・ブランショ
3 草 141 クロード・シモン
「現代フランス文学13人集(4)」解説 14 清水徹 積読状態の『路面電車』を今年は読むぞ。
『農耕詩』はもう数年寝かせておく。 >>833
絶版じゃないし、金さえあれば手に入る。 シモンの写真集は手に入れたからあとは画集を手に入れるのが人生の目標 昔 20年くらい前だったか、神保町の田村書店で
平岡篤頼の献辞が入ったサロート本(題名失念)売ってた。
値段は普通だった。本人自筆か確認できなかったんだろう。
で、相手はヤスケン…w
これが『フランドルへの道』とかだったら
ニセモノだとしても買って自慢してたな…… [拡散希望!]
参考になりそうなURL送っておきます
電磁波による拷問と性犯罪
http://denjiha.main.jp/higai/archives/category/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E
公共問題市民調査委員会
http://masaru-kunimoto.com/
この方たちは集団訴訟の会を立ち上げてマスコミに記事にしてもらう事を目的に集団訴訟を被害者でしようという試みを持っている方達です
訴訟は50人集めてしようという事なのですが50人で訴訟をすると記事に書けるそうです
記事には原発問題を取り上げてテク犯被害を受ける様になった大沼安史さんらが取り上げて下さるそうです
大沼安史さんがテク犯に遭っているという記事
http://ameblo.jp/hilooooooooooooo/entry-11526674165.html
大沼安史の個人新聞
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/4/index.html
この方たちは電話相談等も受け付けている様で電話番号を載せている方達は電話かけ放題の契約をしていますのでこちらから電話して本人にかけ直してくれと頼むとかけ直してくれます
音声送信被害等を受けている「電磁波による拷問と性犯罪」の記事の水上さんは年金暮らしなので時間には余裕があるそうで被害内容の話等を聞いてくださると思います
もう一人の電磁波犯罪には遭っていない国本さんという方は電磁波犯罪をしっかり理解されている方で年金暮らしの方なので長電話も大丈夫です
大沼さんはこちらのページからメールを受け付けておられる様です
http://onuma.cocolog-nifty.com/about.html
電話をかけたい場合は人によってはメールで電話番号を訊くと教えてくれると思います
この文章を見られた方は全文コピーをしてできるだけ多くの知り合いの被害者の方等にメールを送るなり被害者ブログに書き込むなりしていただければ大変有難いです
もし大勢の方に送る事が出来なければまだこの文章に触れていない知り合いの被害者に少しでも全文コピーで送っていただけるとその方が次の何人かの方に繋いで頂ける場合があり結果として大勢の方に見て頂く事が出来るはずです
ご協力よろしくお願い致します 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:f70dfdc711a7c6ae6accccb939f27fbf) 蔵書
平岡篤頼文庫には、約6000冊の本があります。
和書、洋書。これまで平岡篤頼が書いた本、愛した本、研究に使用した本たち。
追分の空気を感じながら、是非、手にとって、ゆったりした時間の中、読みにいらしてください。
http://www.hiraokatokuyoshi.com/zousho/zousho.html 言語の変態 『ラ・パルス』 クロード・シモン
2005/11/24(木)
窓の左の羽目板(部屋の隅に置かれた、タイプライターをのせた小テーブルの上)には市街地の地図があり、
家々のブロックは黄色で示され、街路は規則正しい市松模様をなしていて
(「……まるで格子のはまったマンホールの蓋みたいだ」と、アメリカ人はいうのだった、
http://blogs.yahoo.co.jp/sunno3459/17358774.html 「そしてそれをもちあげたら、その下に、誘惑的な見出しでいっぱいの古新聞――古いといっても、つまり一ヶ月ぐらい前の古新聞――
に包まれた死産児の屍体が見つかるにちがいないのさ。そいつがこんな悪臭をはなつのさ、
あばら屋の階段の花キャベツとかねぎとかじゃないし、水はけのわるくなった便所でもないんだ、ただの死肉、印刷した紙にくるまれた、頭でっかちの胎児、
医者たちの意見がまちまちだったために、月たらずで死んで、ことばの経帷子を着せて下水へほうりこまれた、ちっちゃな巨頭動物にすぎないのさ……」、
するとそのとき、テーブルの向こうで、宗教改革時代のドイツの司教ふうの椅子(というかむしろ聖座)に座っていた、学校の先生みたいな顔をした男が、
非難するような顔つきで彼をにらみつけて、「おい、やめろ!」といったが、寄宿舎食堂用の細長いテーブルのはしに、片方の尻だけ腰かけたアメリカ人は、
ばねつきの挿弾子に最後の弾丸をつっこみ終え、挿弾子を彼の大きなピストルの銃床にすべりこませながら、
「……自由主義国の新聞特派員の熱狂的な一団によって、印肉リボンにタイプされた、何キロメートルもの長さの熱狂的な文章という臍の緒で扼殺され、
くるまれたひどい臭いのするミイラさ。革命の胎児病、尊敬すべき新聞の後援と評価っていうやつの犠牲さ、たとえば≪マンチェスター・ガー……≫」といい、
そこで学校の先生、「おい、いい加減にしろ」、するとアメリカ人は立ち上がって(尻を引き、すべり降りて、上体を起こし――
というかむしろ折り曲げていたのを伸ばし、上下にひろげ、ピストルをズボンのポケットにつっこみ、背広のボタンを臍の上でとめ、窓に近づき、
バルコニーに身を乗り出しながら、部屋のなかにいる人間に背を向けたまま、まるで天にむかっていうように(といってもやはりスペイン語で)、
「だとするとその埋葬はいつなんだ?」といい、学校の先生は彼をじろりとにらみ、それから肩をすくめ)、
並行するその大通りはいずれも、正方形をした規則正しい家々のブロックを斜めに裁ち切る対角線で横切られ…………云々 ◇ クロード・シモン『三枚つづきの絵』(訳:平岡篤頼)より
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20090810
てあらかじめこれらのことばを考え出したとでもいうふうで、
その頭脳自体もやはり金属の部品、色とりどりの導線、継電器、接続子で構成されているらしいのだ。
ついで象の吠え声のような音はやみ、ぴたっととぎれ、ふたたび映写機と雨の絶え間なくはじける音に場所を譲り、
貨車を別々の入れ換え線に押してゆく機関車の蒸気の噴出音がそれに拍子をつけるが、
他方では一眼巨人の大音声でしゃべるここからは見えない人物が、
いまはベッドに横たわった女優の顔に最後のことばの効果を観察しているのかも知れず、部屋の中を歩いたり、
彼もまたタバコに火をつけたり、あるいはまた背を向け、再度窓から身を乗り出して、左右の豪華ホテルや豪奢な建物の海に面した正面、
ほぼ東西に二キロにわたって連なっている正面に見入っているのかもしれない。
連続するファサードの、いちばん古いいくつかは重苦しい装飾でごてごて飾られ、
いちばん新しいいくつかは甘美な色(薔薇色、ハタンキョウの緑)に塗られて、
ともに平行するバルコニーの線をながく延ばしながら切れ目のない断崖を作っており、
それを海から隔てる車道では自動車の二重の流れが車体をきらめかせながら両方向へひっきりなしに滑ってゆき、
そのフェンダーの上を凸面鏡に写しだされるように次々に湾曲しながら、幹が細くて丈の高い棕櫚の並木やサー
[P63] ざす。すると乱れたベッドに横たわる女優の透明な身体がぼやけた背景を下から上へと通過してゆく。
すなわち、まず丘の暗緑色であり、ついで空の輝く青で、雲が少しずつ変形しながらゆっくり滑り過ぎ、
湾や半島や蓬髪のような岬を描き出したり、埋めたり、消し去ったりまたも穿ったりする。二人の少年はいまは草の中に寝ころんでいる。
背の高い一本の禾本科植物の穂としなった茎の一部がゆらりゆらりと揺れ、
ぼやけた細い線がときどき小さな長方形の全表面、裸の身体や襞でふくらんだシーツや背後の何もない羽目板をさっと掃いてゆく。
さわやかな草の臭いを嗅ぐことができる。少年の両手が下に降りると暗緑色の幕が下からはい上がり、次々に三つのコマに侵入してゆく。
爪の割れた人差し指はぬぐいとった血が褐色の汚点を残していてかすかに縮こまっている。
非常に濃い赤の血の一滴が爪の黒ずんだ隅にとどまって固まってしまったように見える。
薄緑色をしたちっぽけな楕円の影が一つふいに右側のベッドのやや上に現れる。
身体を取り巻く繊毛のようにぐるりと生えた細い脚を動かしながら直線をたどってそれは持続的な動きで移動し、画像全体を横に斜行して横切り、
裸体とシーツの上では暗く、暗色の絨毯にたどり着くと明るく見える。少年がふっと吹くと虫は消える。焦げ茶色の形がいくつか背景の緑
[P106] 『三枚続きの絵』読みやすそうだな
『ラ・パルス』って『ル・パラス』とは別?
こっちは読みにくそうだな 後期メルロ=ポンティの思想における
クロード・シモンの位相について
http://www.seijo.ac.jp/pdf/graduate/gslit/azur/12/1202.pdf
クロード・シモン:彼の深みのある新しさは、外部から見た空間、時間、人々であ
るところのものを、その形に従って、「形」としてあるいは外的に展望〔遠近法
perspective〕を備えた輪郭として表現することではない。むしろそれらを透明で輪
郭のない現前として、「全体的に存在する一事物」(マドレーヌ〔・シャプサル〕と
のインタヴュー)のように表現することにある。われわれが有する経験はこの事物
のうえで予め採取されている prélevée。つまり一種の包括者やマグマのようにいつ
も透いて現れる全体性を表現することにあるわけである
〔…〕だが、この瞬間にも、ルイーズは身動きしなかった、そのとき彼女(サビー
ヌ)が、自分と同じように、鏡の前に恐らく立ちつくしている姿を、ルイーズは思
い浮かべることができた、それぞれの浴室のなかの、二つの鏡は、彼女たちがまた
がる二つの便器の壁の両側に、正確に背中合わせに固定されているので、ルイーズ
には自分自身の虚像と同じ位置にいるサビーヌを見ているような気がするのだった
〔…〕
〔…〕しかし理解したとはいえない、なぜならそれはことばではなかったからだ、
彼女〔ルイーズ〕がとらえたのは、寝床から出るはっきりしない音、いわば挙げた
手(それは動かなかったが)や彼女をじっと見つめる目(これもまた動きはしなか
った)から来るなにか、であった〔…〕いま彼女は、寝床に完全に背をむけていた。
しかし視線と手の肉体的なたえざる圧力をいつも感じることができた〔…〕 「彼は手に一通の手紙を持っていたが、目をあげてぼくの顔を見つめ、それから手紙を見、それからまたぼくを見た。
彼のうしろに、水飼い場に連れて行かれる馬たちの橙色がかった赤褐色の斑点が行ったり来たりするのが見え、
あまりに泥が深くくるぶしまでもぐりこんでしまうほどだったが、いまでも覚えているのは、たしかその夜の間に急に氷がはりつめ、
ワックがコーヒーを部屋に運んできたとき、犬どもが泥をくらったぜ、といったことで、ぼくは一度もそんな言いまわしを聞いたことがなかったから、
まるでその犬どもとやらが、神話のなかに出てくる残忍な怪物のように、緑が薄桃色になった口、おおかみのように冷たい歯をして、
夜の闇のなかで真黒い泥をもぐもぐ噛む姿、おそらくはなにかの思い出なのだろう、がつがつした犬どもが、すっかり平らげ、
地面をきれいにしてしまう姿が目に映るような気がしたのだった。
いまは泥は灰色をしていて、われわれはいつものように朝の点呼に遅れまいとして、
馬の蹄のあとが石みたいにこちこちに凍った深いくぼみに、あやうく足音をくじきそうになりながら、足をよたよたさせて走っていったところだったが……」
『フランドルへの道』 「毛布を一枚かけてあるので出ているのは硬直した四肢、
おそろしくながい首だけでその首の先にたれている、ごつごつ骨ばった頭、面が平べったく、毛がぬれ、
まくれた唇から見える長い歯が黄色いいかにも大きすぎるその顔を、もう持ちあげる力もないのだった。
まだ生きているように見えるのは、巨大な、悲しげな目だけで、その目玉のきらきら光るふくらんだ表面には、
彼ら自身の姿、括弧のようにゆがみ、ドアの明るい色を背景に浮きだしている彼らのシルエットが見え、
それがなにかかすかに青みがかった霧か、ヴェールのようで、すでにできはじめた角膜白斑みたいに、
一眼巨人を思わせるそのやさしいまなざし、非難をこめ涙を浮かべたその目をくもらせていた。」
『フランドルへの道』 >>849
「フランドル」は一度だけ完読したけど
再読しようとするといつも2、3ページでお腹いっぱいになる
ここに載せてもらった部分は何度読んだことか・・・ 『失われた時』の文章全体において、マル
セル・プルーストは神の存在について一度
たりとも語っていない。
クロード・シモン『植物園』 【イベント】MEPLO ACADEMIA 第2弾「格闘する現代文〜近代文学史〜」のお知らせ(高1〜高3生対象)
2016年7月24日 更新
http://www.kawai-juku.ac.jp/school/scl-info.php?ks=320
芸術や文学にいったいどんな意味があるというのか、それらは人生の余暇を彩る趣味や消費に過ぎないのではないか……。
状況に翻弄されて苦い過誤を繰り返しつつあるのが「人間」なら、その最中になんとか己を見失うまいとして学問や芸術にうちこんできたのも「人間」だ。
そんなことがわからないインテリにはなるな!再読三読に堪える切実な文学の断片と謙虚に格闘する「メプロアカデミア」です。
【講座内容】
須賀敦子(1929-98)のエッセイ集『遠き朝の本たち』より「クレールという女」を全力で読む!
クロード・シモン『人間のしるし』をめぐる著者晩年の感想。須賀敦子は殊に多くの女性愛読者をもつエッセイストですが、
今回扱う本文の、「愛」から「理想と現実」へと展開する大きな主題は、男女の別も講師と生徒の違いも超越して、
「人間として生きる」ことの普遍的な問題意識を刺激します。
✳本文は用意いたします。当日配付。
8/20(土)13:00〜15:00 三浦 武 先生 「この男のほうは明るい色の背広上下に、チョッキは着ていず、
上着のボタンははずして淡いブルーのシャツを前にだしていて、金属のタイピンでネクタイを留めている。」
『三枚つづきの絵』 くそう、フランドルにてこずっている
どうしても場面転換の際のつなぎ目が読み解ない すらすらとはいいませんが、まあスルスルと読めてはいます
しかし、気付くと違う場面の話になってる、という箇所が多々あるんです こころがなんでBLなんだ?
深読み?そりゃ深読みとは言わない。単なる誤読。 今年も残り一ヶ月切った
「農耕詩」手に入れるのは来年にしよう
今年はもう無理だ 「フランドルへの道」を、国語の先生に「これが新しい小説だ!」と言われて読んだけど、
さっぱりわからなかった記憶があります。
でもあの句読点がものすごく少なくくて息継ぎができない文体って、
テキストサイトにものすごく影響を与えているのではなかろうか。
http://fujipon.hatenadiary.com/entry/20050711/p1 三枚つづき、歴史、フランドル、アカシア、ファルサロス
裁断して電子化してしまおうか、やめておこうか・・・とても迷う
本を壊すのはなぜか気がひける
だが電子化して常に身に纏わせておきたい作家でもある
iPhoneやiPadでいつでもどこでもシモン状態、というのもなかなか素敵だろう
老眼はじまってるしw 案外スマホなんかでちょくちょく頻繁にってのが合ってる作家かもね
余談だけど、失われた時を求めて/井上究一郎を全巻電子化して気が向いたときに読んでる
電車の中とか、寝る前の布団の中のちょっとした時間とか
紙じゃなくなったら手が出しやすくなったってのは感じるわ 結局、去年は『路面電車』読めなかった。今年は読めるかな。
今は『モンテ=クリスト伯』『消去』『恋愛対位法』『煉獄のなかで』を読んでいる。 初めてアカシア読み始めたんだけど、訳者がやたらと使う「というか」が気になってしょうがない
間違ってないかもしれんけど、硬い文章に「というか」を使われるとテンポが狂う >>874
そう?おれは好きだけどな
というかを挟んでイメージが以外な方向へ転換してゆくから読んでて興奮する
平岡氏以外の訳でもよく出てくるから、元々シモンが好きな言い回しなんだろうね
まさにシモン節。 >>875
ごめん、正確には「というか」の意味ではなく、言い回しが苦手なんです
「というより」とかを使ってくれたなら他の文に対して違和感なく読めるんだけれど、というかだとそこだけ若者言葉っぽく感じてしまって
もちろん個人的な問題なんだけど、内容は好みっぽいからなんとなく惜しいと感じてしまう
もし言い回しの話だと捉えた上での返信だったら申し訳ない 読んでからもう1年以上経つが、やっぱり『歴史』は良かったな
ストーリーを追うことは始終さっぱりだったが、読後に余韻として残るモンタージュされたイメージ、その数多のモザイク模様の映像群が脳裡に残した感慨はとても甘美なものである
死の直前に見るという走馬灯にも近いのかも知れない >>880
その感覚わかる気がする
読了の数日、数週間、数ヶ月後にじわじわと波動のような感慨が押し寄せてくるんだよなシモンの小説って
読んでる最中は夢中になっても読後にみるみる色あせて行くエンタメ小説とは真逆
初めてフランドルへの道を読んだ時の驚きも凄まじかったが、ああいう書き方でしか伝えられないものもあるんだなとしみじみ思う 井上 智洋
フランスのノーベル賞作家クロード・シモンの小説に
「うどんでふちどりしたみたいなケツしやがって」というセリフが出てくるんだけど、フランスにうどんってあったっけ?
http://pbs.twimg.com/media/DN3CZA2VAAAPw2L.jpg
2017年11月5日
ありがとうございます!"La Route des Flandres"(フランドルへの道)です。
フランス人もうどんを知っているって驚きですね。うどんあるんですか?
2017年11月6日
かば島
お待たせ致しました。該当箇所です。画像はフランス人のイメージです。
http://pbs.twimg.com/media/DORlGKnWkAEUYvf.jpg
http://pbs.twimg.com/media/DORlGKvW0AALeSn.jpg
http://pbs.twimg.com/media/DORlGLCX0AAq5Ai.jpg
翻訳で「うどん」と訳されていた部分は"nouille"で意味としては幅広の麺類のことを指すので、
人によってうどんだったりパスタだったりしました。
"Tu as le cul bordé de nouille." で「運がいいね!」の意味なので普段は語彙ごとの意味は考えないとのことです。
2017年11月10日 「黄色くそれから瞬きひとつするあいだだけ黒くそれからまたもや黄色く。
つまりひろげた翼太陽と眼とのあいだに迅速な弓の形 顔の上に一瞬ビロードのような闇
一瞬手がひとつ 闇それから光 というよりむしろ想起(告知だろうか?)
下から上へすさまじい速度でわき出して行く触知できる闇の行なう記憶の呼びもどし
すなわちつぎつぎに顎口鼻額は闇を感じとることができ
しかもその闇の一握りの黒い土のような墓穴めいた湿っぽい臭いを嗅覚的に感じとることさえでき
同時にまた絹の裂けるような音つまり空気がこすれるのを聞きとり
あるいはことによるとそれは聞きとれたのでも近くされたのでもなく想像されただけかもしれぬ
鳥 矢は的を攻め敵を打ってすでに姿を消し 矢羽根は唸りを発し
死をもたらす矢の射かけあいは交錯しあいシュウシュウと鋭い音をあげる円弧を描きだして
ちょうどあの絵のようだがあの絵はどこで見たのだろうか?
波額をたて棘をはやしたような黒っぽい藍色の海上でヴェネチア軍とジェノヴァ軍との海戦
そして一艘のガリー船から別のガリー船へ羽根をつけた矢のアーチ形が暗い空に唸りをあげ
そのうちの一本は彼が件をかざし兵士たちを先導して突進していったとき
彼の開いた口のなかに突きいり彼を貫き咽喉の奥で叫び声を抑えつけ サフラン色の背光に飾られた暗色の鳩」
『ファルサロスの戦い』 それは夏が尻ごみし、ぐらりと傾き、いわばみずからの重みで、
自分に飽いたずしんとして有無をいわさぬ重苦しさでへたりこみはじめる時期で、
日ましに一日が短くなるにつれ、夕べの訪れのたびにノスタルジーをともなった光の喪失感がやってきて、
暑さが段階的にしずまり、
背後にいままでそれ(夏)が膨張するもととなっていたあの怪物じみたなにかを置きざりにしたのだったが……
『アカシア』 シモンの小説は前時代の戦争とかその傷跡とか、自分には直接関係のない話が多いのに、どこか懐かしさを感じる 誰もこなくなったか?シモン好きだから、過去レス興味深く見てるよ。
未訳のものは「植物園」もそうだけど、「導体」とか「事物のレッスン」もありますよね。いつか日本語訳出て欲しいな。
ちなみに今、歴史読んでる。 「歴史」、読了。
今まで味わったことの無い読書体験だった。凄く良かった、、。
次は「農耕詩」いってみるか。
つか、誰か来てくれい。 農耕詩、いいよ
植物園、そろそろ邦訳出ないかな…… ↑
間違えた、上の者ですw
植物園、邦訳出て欲しいですよね、自分もずっと待ってるんだけど。
でも、あれの原文は文字のレイアウトがかなり変わってるというか複雑で、日本語に訳してレイアウトまで原文通り再現するのは相当難しいんじゃないかな。邦訳がなかなか出ない理由があるとすればそこですな。でも、どなたか頑張って訳して欲しい…。 >>896
確かに賽の一振りも変わってるけど、文章自体はもう少し固まってて、文章の上に余白が対角線上に横切ってたり、文字列の固まりが大小に分かれてコンポジションになってたりする感じ。
“claude simon le jardin des plantes”を画像検索すると色々出てきますよ。 にゃるほど
https://i.imgur.com/XoeBacL.jpg
https://i.imgur.com/y1EcLMm.jpg
これは面白いけど翻訳の手間もかかりそうだ
嗚呼、俺もフランス語がスラスラ読めたらなぁ……
プルースト、マラルメ、そしてシモン、読みまくるのに 俺もこれを機会にフランス語を勉強して、本も読めるようになれればとか少しは思うけど、シモンとか日本語訳でも難しいのに、少しフランス語勉強したところで読めるようになるにはかなり時間かかるんだろうな。
でも、やっぱり原文こそ本物なんだから、翻訳家の訳したフィルター無しで、いつか原文のニュアンスのまま読んでみたいなぁ、とは思うよね。 インドヨーロッパ語圏だな。フランス語はすらすら系じゃないよなあ。 そもそも植物園ってどんな内容なのかしら
まあシモンのことだから内容より書き方が重要なんだろうけど
あの独特のレイアウトが鍵になってるんかな
エクスタシーの湖もレイアウトあんな感じだったよね スティーヴエリクソンか、読んでないなぁ…。
植物園の内容は気になるよね。まぁ、シモンだからあのレイアウトの意味はあるんだろうな。例えば時間軸が違うとか(?)のトリッキーなところはある印象。
というか、植物園まだか?っていう話はこのスレでもけっこう上がってるけど、そもそも翻訳の話自体、進んでるのかな?
他にも導体とか、未訳のものがいくつかある。刊行してもあまり売れないから翻訳の話も進まないとか…? 俺ももちろん植物園の邦訳待ってるけど、今流行りの「実は○○は難しくない!読みやすい!ほら、平坦な日本語に直したよ!」ってノリの翻訳はやめてほしいな
まあシモンに限ってンなこたぁないとは思うが うん、本当にそう思うね。
光○社辺りがその傾向の出版多い気するけど、もしシモンがべらぼうに読みやすくなってたりしたら、それはもう翻訳家の小説であってシモンじゃないw 安売りはしてほしくないな。
ところで現に翻訳済みの作品を訳した方でも、平岡氏と岩崎氏は亡くなってるし、菅野氏も90近いお歳だからあとは芳川氏、松浦氏辺りが訳してくれんもんかね。植物園は最高傑作という声もあるみたいだし…ソースは知らんけど。 「農耕詩」、読了。
読み終えてから第一部を読み返すと、凄くよく理解出来るなぁ。
終盤に近づくにつれ、断片的だった要素が徐々に繋がってくる感覚、興奮した。
凄く充実した読書だった。 つか、スレチかもしれんけど、ロベールパンジェって全く邦訳されてないの? >>908
されてないね
是非訳したいと惚れ込んだフランス文学者がいないんだろう >>909
そうか、ありがとう。
どんなテイストの作家なのか、フランス語勉強しない限り知る術もないというのは悲しいもんやね。ロブ=グリエも、推奨する作家は誰かと聞かれて「パンジェだね」と答えたとのことなのにな。 俺も読んだことないからはっきりとは言えないけど文章を書くことについての文章みたいなやつらしい
徹底したメタフィクションって感じなのかね
あの時代にもうそんなことやられてたんならそりゃ現代文学の技術も頭打ちになるわ http://www.bungaku.net/wasebun/bknum/manage/stdx.cgi
早稲田文学2003年3月号
◆何度でも、ヌーヴォー・ロマンのために◆
◇小説 「息子」ロベール・パンジェ
http://www.bungaku.net/wasebun/bknum/frame_pinget.htm
◇ラジオドラマ 「嘘」ナタリー・サロート
◇講演
散文と予言 フロランス・ドゥレ ×蓮實重彦
聖書翻訳と自作を語る ジャン・エシュノーズ ×谷昌親
◇シンポジウム
回帰不能点への道
岩崎力 菅野昭正 清水徹 平岡篤頼 「アカシア」読了。
この作品、このスレでも好きっていう方多いけど、それは他の作品に比べて読みやすいという点だけじゃなくて、何とも余韻のある情感豊かな終わり方にあるんじゃないのかな?
正直、個人的に完成度は農耕詩とか歴史の方が上だと思うけど、読み終えた時の情緒的な余韻はとても味わい深くて、繰り返し読み深めたくなる感覚はあるね。 『綱渡り』"La Corde raide", 1947年
日本語訳未刊行
『ガリヴァー』"Gulliver", 1952年
日本語訳未刊行
『春の祭典』" Le Sacre du Printemps", 1954年
日本語訳未刊行
『女たち』"Femmes", 1966年
日本語訳未刊行
『導体』" Les Corps conducteurs", 1971年
日本語訳未刊行
『事物のレッスン』"Leçon de choses", 1975年
日本語訳未刊行
『招待』"L'Invitation", 1987年
日本語訳未刊行
『植物園』"Le Jardin des Plantes", 1997年
日本語訳未刊行 >>914
未刊行多いなぁ…。現に訳されてるシモン作品の訳者はもう亡くなってるか、或いはかなりお年なんだけど、今、まだ若いフランス文学者的にはシモンに大して魅力を感じないのか、それか単に出しても売れないからなのか…? 学生時代、知り合って間もない自称読書家の知人にフランドルの道を貸した。
翌日、開口一番、「意味が分からない。こんな書き方する必要ある?」と返されてがっかり。
聞けば彼がよく読む本は邦人作家のベストセラー、ライトノベル、エッセイ、ごく稀に古典文学、自己啓発書、暴露本……。
ああ、なるほど。これが日本の自称インテリなのね。どうりで人文科学がコケにされるわけですわ。 バカッターならクソリプいっぱいついてそうなレスですねw 確かに!
ちなみに脱字があった。フランドルの道じゃなくてフランドルへの道ね。 俺的には歴史が一番好きだな。ちょっと他に類を見ない読後感があった。農耕詩もかなり好きだけどね。
正直、人気のあるアカシアは個人的にはあまりこなかった。多分、シモンにはより難解なものを求めてるからというのもあるだろうね。アカシアは比較的分かりやすくて、初心者向けな感じがあるからかも。 シモン(1913年10月10日 - 2005年7月6日)
85年ノーベル文学賞
58年『草』
67年『歴史』
89年『アカシア』
ガルシア・マルケス(1927年3月6日 - 2014年4月17日)
82年ノーベル文学賞
55年『短編集 落葉』
67年『百年の孤独』
85年『コレラの時代の愛』
大江(1935年1月31日 - )
94年ノーベル文学賞
58年『芽むしり仔撃ち』
67年『万延元年のフットボール』
87年『懐かしい年への手紙』 『歴史』はフィネガンズウェイクと比べてどっちが難しい?
シモンより難解な作家って他にいる?ピンチョンくらい? >>923
フィネガンズウェイクとはまた難しさのタイプが違うからなんとも言えないけどな。
シモンの場合、ストーリーを求めると難解極まりないと思う。
でも文体自体は案外具体的で、抽象的な表現はあまり使わない作家だから、描写や情景をとらえていけば、徐々にパッチワークみたいに全体をじんわり理解出来てくるタイプの作品かな。
考えながら読むとさっぱりわからないかも。
ピンチョンも難しいけど、ピンチョンはわりとポップだからね、シモンの方がより純粋で難解に感じるかもしれない。 >>924
なるほど
確かにジョイスは手法にひたすら凝ってる読みづらさがあってシモンの難解さとはまた違う感じだな 「ベレニスの髪」が掲載された雑誌「新潮」をヤフオクで手に入れた。 植物園って、多分翻訳は無理なんだろなぁ
ずっと待ってるけど… 子供時代 (ルリユール叢書)
ナタリー・サロート (著), 湯原かの子 (翻訳, 解説)
出版社: 幻戯書房 (2020/7/27) >>928
お〜サロートの本出るんだ!これは気になりますな 情報ありがとう! >>908
パンジェの初邦訳『パッサカリア』が水声社から刊行されたね
今日、駅ビルの書店で見てびっくりした >>930
え〜、ホントですか!全然知らなかったです…
貴重な情報、ありがとうございます! 何回も言うけど、植物園読みたい。
でも、これだけ待って邦訳されないっていうことは、多分、邦訳不可能な領域なんだろうね。 白水社は翻訳を出してる全作品を(当然絶版になってるものも含めて)電子書籍化していただきたい >>936
自分が古本を買い集める方が手っ取り早いだろ >>937
手っ取り早いし、その方が本好きとしては楽しいしな だから
935吾輩は名無しである2021/07/06(火) 23:31:59.92ID:n15phkuW
何回も言うけど、植物園読みたい。
でも、これだけ待って邦訳されないっていうことは、多分、邦訳不可能な領域なんだろうね。
いちから説明するとアマゾンの箱みたいのが部屋の前においてあるやん
それが、これから行きますよ、なのか、お前が来いなのか
よくわからんのだよ
おれはもう5回動いたが。
行ったって出てこないしもしくはダミーの若い姉ちゃんがしらじらしい
笑顔ででてくでてくるだけだろうよ こんだけ本読んで原稿用紙一枚も書けなかった
20年返してくれ
20年分払ってくれ金全部 読んでおかねばならないと言われた本を必死こいて読んでいるうちにジジイになる人生w いや別に使命感で読んでるわけじゃなく趣味で独学しているだけなんだが。
だからジジイになっても読み続けるだろう。
しかし書く方で真ん中が大きく空洞となってしまったのが無念だな。 わざわざスマホ変えた日に入ってきたほうが悪いだろ
もうお前らとのストーカーと紛争で人生おわってしまたなあ ここ最近の理解不能な書き込みも、いずれ徐々にシモン的に整合性がとれて、全体像がはっきりと見えるようになってくるのだろうか >>937-938
自分は持ってるから復刊されると「優越感に浸れなくなる」「古書価格が下がる」から復刊して欲しくないだけのクズ 失礼
訂正
>>937-938
自分は本を持ってるから電子書籍化されると「優越感に浸れなくなる」「古書価格が下がる」から電子書籍化して欲しくないだけのクズ 電子化は言うほど簡単じゃない
入力する作業がものすごく面倒で、タイプミスが多い 『フランドルへの道』『三枚つづきの絵』『アカシア』は特に素晴らしいな
読んでない人は古本を買って読むといい 電子化なんてpdfで十分だろ。
細かいことを言ってるとgoogle books.comのような大事業は出来ない。
青空文庫も中々進まんわな。 『ガリバー』は初期の作品で、シモン独特の前衛的手法は『風』以降
だから、どうってことないのに、どうして翻訳が出たのか
『導体』や『植物園』『女たち』を訳せばよかったのに レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。