ジャン・ジュネについて語ろう3
ジャン・ジュネの愛した男性たちのうちで一等有名な人って誰? ジャン・ジュネの愛した男性たちのうちで一等有名な人って誰? レーサーだかじゃない? 基本的に市井のチンピラを愛した。 コクトーやサルトルは色(おとこ)としては愛していない筈。 「BL作品の氾濫は少子化の原因。児童ポルノとは別枠で小説も含めた厳しい規制が必要」 「ゲーム脳」の提唱者・森昭雄日大教授の新著「ボーイズラブ亡国論」(産経新聞社刊) http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1221494175/ 発売予定日は10月13日(水)です。 『花のノートルダム』 ジュネ 中条省平・訳 『花のノートルダム』翻訳対決 鈴木創士vs中条省平(ともに1954年生まれ) 【鈴木選手がモーツァルトやモンテヴェルディを聴きながら翻訳した河出文庫版p123】 独りよがりのマスターベーションを宗教の尊厳にまで高めるとは、我ながらよくやったものだ。私がその身振りを始めると、けがらわしく超自然的な転換が真理の位置をずらす。 私のうちのすべてが崇拝者となる。私の欲望の付属物の外的なヴィジョンが、世界からとても遠くに私を孤立させるのだ。 【中条選手がデイヴィッド・ボウイを聴きながら翻訳した光文社古典新訳文庫版p156】 自己満足のオナニーを宗教的な崇拝の次元にまで高めておいて本当によかった!ひとたびその行為を始めれば、不潔だが超自然的な転移が起こり、真実はひっくり返ってしまう。 私の全身が一途な崇拝者となるのだ。私の欲望に付随するものの外見から私はかけ離れ、この世からもはるかに遠いところへ到達する。 >>13 念のため、堀口訳も引いてくれればありがたい。 >>13 『花のノートルダム』翻訳対決は、中条省平に一票。 ぶっちゃけ鈴木訳は、文意が読み取れない。 『花のノートルダム』冒頭部分比較 「ヴァイドマンが頭を白くうやうやしい細布で包帯され、そしてさらに花のノートルダムの 名前が知られた日と同じような九月のある日に、ライ麦畑のなかに墜落して負傷した飛行士 といったいでたちであなたたちの前に姿を現したのは五時の夕刊だった〔中略〕悲嘆にくれる ブルジョアたちに、彼らの日常生活のそばをうっとりするような殺人者がかすめていることを、 彼らはブルジョアたちの眠りにまでこっそり持ち上げられ、何かの専用階段を通っていまにも その眠りを通り抜けようとしているのだが、彼らに対するひそかな同意を示すように、階段は 軋む音ひとつ立てなかったことを明かしているのだ」鈴木創士訳 「花の聖母(ノートルダム)の名前が知れわたった日は、ヴァイドマンが新聞の午後五時の版に 登場した日によく似ていた。ヴァイドマンは頭に真っ白な包帯を巻いて、修道女みたいに見えたし、 ライ麦畑に墜落して負傷した飛行士のようにも思われた。〔中略〕そして震え上がったブルジョア たちに、平凡な日常のすぐそばに魔力をもった殺人鬼がうろうろし、こっそりと裏階段でも昇って、 彼らの安らかな眠りのなかを通りすぎていくことを教えたのだ」中条省平訳 鈴木訳の方がかたちとしてはジュネの原文に忠実なのだろうが、読解ができていないので、 意味不明な訳文になっている。中条訳は読みやすさを考慮して原文にない区切り方をしているが、 原文の意味内容はよく理解して訳している。個人的には中条訳が優れていると思う。 鈴木訳は、分からないから直訳したのか…? これは読めないだろ… いくら直訳って言っても、 フランス語から日本語に訳した時点で付随する意味が変質してしまうから 元の文章をフランス人が読むのより難解になる可能性が… 中条訳は思い切って意訳してるから、まあいろいろ言われるんだろうね。 ちょっと調べてみた Notre-Dame-des-Fleurs Jean Genet Weidmann vous apparut dans une edition de cinq heures, la tete emmaillotee de bandelettes blanches, religieuse et encore aviateur blesse, tombe dans les seigles un jour de septembre pareil a celui ou fut connu le non de Notre-Dame-des-Fleurs. Son beau visage multiplie par les machines s'abattit sur Paris et sur la France, au plus profond des villages perdus, dans les chateaux et les chaumieres, revelant aux bourgeois attristes que leur vie quotidienne est frolee d'assassins enchanteurs, eleves sournoisement jusqu'a leur sommeil qu'ils vont traverser, par quelque escalier d'office qui, complice pour eux, n'a pas grince. Our Lady of the Flowers translated by Bernard Frechtman Weidmann appeared before you in a five o'clock edition, his head swathed in white bands, a nun and yet a wounded pilot fallen into the rye one September day like the day when the world came to know the name of Our Lady of the Flowers. His handsome face, multiplied by the presses, swept down upon Paris and all of France, to the depths of the most out-of-the-way villages, in castles and cabins, revealing to the mirthless bourgeois that their daily lives are grazed by enchanting murderers, cunningly elevated to their sleep, which they will cross by some back stairway that has abetted them by not creaking. 河出の『花のノートルダム』読んでいるけど、 えらく読みにくいねw あれ原文でも読みにくいの。 光文社のほうがいいのかな。 新訳が出てたのを今日まで知らなかった。同じ本を訳者ちがいで3冊も持ってるのは、ジュネの花のノートルダムだけだw ジャン・ジュネの映画はちょいと面白かったゼッ!!! >>28 鈴木道彦先生、81歳。フローベル論の訳を完成させてから 聖ジュネを翻訳の予定。 『女中たち バルコン』 ジャン・ジュネ 渡辺守章訳 岩波文庫 渡辺さんはギランバレー症候群で闘病中だろ。 年も年だけど阿部良雄さん亡きあと、フランス文学者としては 最高のお人だからなあ。何とか良くなって欲しいよ。 戯曲のなかでは『屏風』がいいね。小説作品における『ブレストのクレル』と 同様に、そのジャンルにそそいだ力を結集させたような傑作になっている。 両者ににおう母性のあまったるさも、嫌いじゃない。 中条省平訳ひどい。あんなダレた文章ぜんぜんジュネじゃない。堀口と同じレベル。こんなの誤訳集の範疇です。 鈴木訳はおみいらが言うようにちっとも意味不明ではなく、むしろ明晰な日本語だわな。それがわからんやつはそもそもジュネの本読む必要なし。 誰かさんがせっかくフランス語原文載せてるし、辞書引いてみてなよ。 もしもだぜ、意訳天国なら、翻訳の意味ねえじゃん。 そんなもん解説書で十分なはずだろ。 言うまでもなくですが、鈴木創士訳に軍配。 まず「誤訳集」と言うのならば例を挙げて指摘してみるべきなのではないか。 それから鈴木訳を引き、優劣を示さないと理解を得ることは難しいと思う。 屏風はいいねえ ジュネ・ノートルダムは、鈴木訳がやっぱいいんじゃね 18 :吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 11:22:57 を見れば? 原文→23 :吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 03:46:23 にあるけど >>39 マグナさんは、その反対を例をあげて指摘してみるべきではないですか。 でないと、中条訳がいいなどという、たわごとの理解を得ることは難しいと思います。 けっこうあなたの意見、恥ずかしいです。 ジュネの読者も、ねえ、、、 中条がひどい訳文などつくるわけないじゃん 中条は野崎歓にまさるともおとらない天才仏文学者じゃけん ↑あほらしw 寝言は寝てからね おたく、フランス文学者といえば 中条と野崎しか知らんけんね ふむ。俺は英語が少し分かるぐらいだw。 他の訳も読み比べていないから分からんが、読みやすいと思う。読みやすいから優れた訳ではないと言われるかもしれないが、これまで読む気になれなかったものを手に取る気にはさせてくれたと思うぞ。 中条はジュネの無垢さを伝えたかったと言っている。確かに透き通ったまでの無垢さは伝わってきた。 冒頭のエルネスティーヌの結婚前後のシーンなどはガラス細工のように繊細だった。この種の綺麗なシーンが読んでいて伝わっただけでも俺は、いいと思う。 ジューヴのパウリーナを小島俊明訳で読んだときは何がいい作品なのか分からなかったが、 この訳ではそれが分かった、ジュネの文体が伝わってこなくても、それだけで収穫ではないだろうか。 いま河出文庫を見てみたのだけど、 >>18 の上げている鈴木訳の「中略」部分は、なんか恣意的。 だって省略部分にあの文章の主語があるので、「中略」すると意味不明になるのは当たり前。 翻訳比較で、文章の主語を略するのはよくないんじゃね? >>46 べつにあんたを読む気にさせるためにジュネ小説があるわけでもなし どうでもいいことだわな、そんなもんw 鈴木訳はいわゆる直訳でも、ましてや対訳ではないし、 俺はかなりうまい訳だと思ったけど。 >>49 だが俺は小説から美を感じることはあるから、ジュネを読んでいいのではないか、と思うw 小説と言うのは、まず読んで快楽を感じるものだろ。他のスレでも、中条訳で読んで、爽快感を感じたという書き込みがあったはずだ。 それから、フランス語に詳しいお前にジューヴに付いて聞きたい。あれはどんな作家なのだ? 全く分からんのだが。 どこが優れているかはっきり言うことはいいと思うのだがなwちゃんと指摘できる人には好感を覚える。 それを言わないで、暈してばかりいるのは独り善がりだと思えてしまう。 コテ叩きに転化するのは妙な話だぞ。分かるように伝えるのは幼稚と思っているのか。 俺は中条のジュネに利点は強調したぞ。それは細部がしっかりと見渡せることだ。一つ一つのコマが繋がっていくのがはっきり見えるのだな。 一種のユートピアなんだよな。ジュネの書いたのは。ここに出てくるおかまたちに囲まれて暮らしているのは、さぞ楽しいことなのだろうな、と思わせる。 実際がそんなものではないことは分かるのだが。「私」と言う語り手は自分の理想郷を描いている。だから猥雑なものを扱っても、それは決して下卑ない。 三島の言うような価値の転倒はジュネは端から望んでいないw えーーーー、ジュネが理想郷をえがいてるって? レベル低 >>57 レベルが低いのならそれをはっきり指摘しなければな。言論がすべてだろう。 確かに俺は馬鹿だ。だが、どんな阿呆にも正しく説き聞かせる能力を優れたものは持たねばならない。 人間は分かる方のものに付いていくのは当然のことだぞw レベル低 と言ってる方がまちがいなくレベル低いわ マグナの語りには好感が持てるよ >>59 だからどこが違うのだ。考えを改めるヒントになることを言ってくれw ジュネはユートピアなど描いていません 自明 説明不用 ジュネを読んでから意見は言いましょう ユートピアを中条も言葉を変えて「お伽噺」だと言っているだろう。ちゃんとジュネの言葉を引いているからこちらの方が正確だ。 ユートピアと言う言葉は桃源郷、理想郷とも訳されるもので、「お伽噺」とも限りなく近づくといっていいと思う。 自分にとって居心地のいい空間をジュネ(というか語り手)を作り出したのは確かではなかろうか。 鈴木創士さんの訳がいいと思います ほんとにランボーもすごくよかった ジュネの訳とはぜんぜん感じが違っていた 訳しわけてる天才と思います 花のノートルダムがおとぎ話ですか? それ違うんじゃないですか 独房の中で増殖し続ける鉛の兵隊の比喩をジュネは使っている。アンデルセンの童話ではないか。 これはジュネの書いた「独房は魔法の国に変わるから」という言葉を補強するものだ。 作中で使われる「ペデラスク」はぺレアスを暗示させる言葉であり、メリザンドから水妖精を暗示させる言葉だろう。メリュディーヌの名も作品中には姿を現しているな。 同時にキマイラの名も提示されている。キマイラの尻尾は蛇だ。これは後に出てくる蛇狩りの場面にも反響するものだろう。 蛇に魅せられたディヴィーヌには明らかに水の女の血が流れている。そこは見抜かなければならないのではないか。 よくわかりませんが 中条さんの日本語ってひどいというか ダサすぎと思います へた えらく伸びてるから恋する虜がついに復刊されたのかと思ったじゃねえか 俺のときめきを返せ >>56 コンマの繋がりが見えるということですが、 上にあげてある原文見ただけでも、 中条訳のコンマの繋がり、原文と全然違うじゃんか。 つまりジュネの文章のリズムも、つまりはジュネの文章の美も表せていないということになるのでは。 日本語のセンスとしても「だれた現代小説」で、ジュネの文章とは違うと思うけど。 コマだ。コンマではないwファーブラをなぞりやすくなった、と言うことだな。 中条が文章をぶつ切りにしているのは確かだろう。冒頭部も「九月」を抜かしている。だがこれは分かっていてやったことなのではないだろうか。 頭の悪い人ほど中条省平の批判派なの? なんかそんな気がするんだけど? >>71 自分も遂に復刊かと思った、それともデリダが来たかと。 「ファーブラ」に笑わせてもらったから、まあいいけどさw >>73 どうして九月を抜かすのかな? ジュネがそう書いているんだから、それとっちゃっていいの? 中条氏の解釈読んでるのではないっすよ ジュネの本読みたいと思ったら私も河出文庫の鈴木創士訳を読むし読んだ 中条省平、何をわかってやっているんだか、何を翻訳しているんだか それに「修道女」なんて誤訳ですよ、 あれは包帯にかかる形容詞だろ。 初歩的誤訳。 ひでえ。 フランス語初学者の私に指摘されてどうするの Weidmann vous apparut dans une edition de cinq heures, la tete emmaillotee de bandelettes blanches, religieuse et encore aviateur blesse, tombe dans les seigles un jour de septembre pareil a celui ou fut connu le non de Notre-Dame-des-Fleurs. (鈴木訳)ヴァイドマンが頭を白くうやうやしい細布で包帯され、そしてさらに花のノートルダムの 名前が知られた日と同じような九月のある日に、ライ麦畑のなかに墜落して負傷した飛行士 といったいでたちであなたたちの前に姿を現したのは五時の夕刊だった (中条訳)花の聖母(ノートルダム)の名前が知れわたった日は、ヴァイドマンが新聞の午後五時の版に 登場した日によく似ていた。ヴァイドマンは頭に真っ白な包帯を巻いて、修道女みたいに見えたし、 ライ麦畑に墜落して負傷した飛行士のようにも思われた。 >>77 別に挙げ足取りをするわけではないが、religieuseは包帯(bandelettes)にかかるわけじゃなくて la tete にかかる。これは確定。鈴木訳はこれを「うやうやしく」と訳しているが、 中条訳は「修道女みたいに」と訳している。まあ、ここは評価の分かれるところ。 「負傷した飛行士」と並列して書かれているので、ここは職業名としての「修道女」のほうが 文意にかなっている、という解釈も成り立つ。中条は気を利かせたつもりなんだろう。 たぶん中条は映画好きだから、頭にリヴェットの映画「修道女(La religieuse)」のイメージがあったんじゃないかな。 修道女って、全身黒い衣装だけど、額のところは白いでしょ。 中条は原文の構成を分かりやすくするため、語順を転倒させたせいで、「九月」の部分を訳し忘れている。 いや、むしろ religieuse et encore aviateur blesse は主語(Weidmann)に対する同格で、 主語の状況を説明した「主語指向の二次述語」だと解すれば、中条訳の解釈は完全に合っている。 aviateur blesse に冠詞が付いていないこともそれを裏付けている。 むしろ鈴木訳のほうが出鱈目に見えてくるな。 (試訳) ヴァイドマンは9月のある日の新聞の午後五時の夕刊に、頭に真っ白な包帯を巻いて、修道女のようでもあり、 またライ麦畑に墜落して負傷した飛行士のような姿で君たちの前に現れた。その日は花の聖母(ノートルダム)の 名前が知れわたった日とよく似ていた。 フランスには「修道女」と言う名前の、キッチュなお菓子があるようだ。おそらくジュネはそれを言外に臭わせたかったのではなかろうか。 >>80 9月のある日というのは飛行機の墜落した日でないの? やっぱ、中条省平っていいね! あと篠沢教授もいい! 堀口大学もいい! 野崎歓も最高! >>85 おっしゃるとおりだと思いますね。 門外漢ながら気づいた点を。 この点で中条訳は決定的な誤訳を犯していると思います。さらに こんな風にコンマを自由?に解釈し、ジュネの区切りを、つまりは文体リズムを等閑視することで、文の均衡、どの部分、どの主語、述語に重点を置かれているのかを全部取り逃がしてると思う。 を等閑視することで、文章の解釈自体を取り違えてしまっている。 この部分に限らず、この翻訳全体に言えることで、決定的だと思う。 だからジュネの文章の美しさも訳せていないです。 その点では、鈴木訳のほうが断然日本語としても美しいと私には思えます。 でも翻訳を比べるというのはかなり徒労であり、好きだと思うほうが自分にとってのジュネになるわけで、どちらが正しいなんてナンセンスです。 マグマさんたちがそんなに必死になる理由がよく見えない。 ジュネの文体の美しさ云々よりもちゃんとした意味の通る翻訳に仕上げてる時点で中条訳に軍配があがる >>85 そりゃ、もしかして学習院と関係あるのか チンケ あんた、学習院のチンゲかい? 情けねえったりゃありゃしない なんでオックスフォードやケンブリッジじゃねえんだ、田舎もん! 俺は学習院出身だが、中条はケーブルテレビで見るたびに恥だと思っている 私には、鈴木訳のどこが意味がわかりにくいかよくわかりません。 たしかに中条氏の文章は分りやすいですが、 私の知る限り、ジュネの原文は美しいけどわかりやすいものじゃありません。 「普通の意味で」わかりにくいが、特徴ある原文をわかりやすいだけの文章に翻訳することが、文学者として正しい態度なのでしょうかね。 他の中条氏の日本語を読むにつけ、彼がジュネを訳すのははじめから土台無理なことなのですよ。 悪しからず。 >>89 わしもそう思う。中条のほうが元の文の意味を汲み取ろうと努力している。 いずれ翻訳なんて、してしまったらフランス語の文の美しさなんて関係ねーし。 翻訳はフランス語をまったく知らない人向けにも書かれているわけだからな 分かりにくいと分かりやすいとかじゃなく、端的に鈴木訳のは解釈が間違っている。 べつに俺には中条に対して私怨もシンパシーもない。 >いずれ翻訳なんて、してしまったらフランス語の文の美しさなんて関係ねーし。 >翻訳はフランス語をまったく知らない人向けにも書かれているわけだからな ものすごい論理ですね。 あなたは基本的に頭が悪いでしょう?わかります。 >>88 おいおいおいおい、 最初にジュネの中条訳は誤訳だ、とかいい出したのはお前さんだろうに。 作者の文章を語順通りそっくり日本語に写しても、それは作者の文章ではすでにない、ということを失念してはいないか。 直訳重視と言うのはあくまで初学者での話、文学者が訳すとなれば話が違う。 それに中条訳を分かりやすいというが、あれでもまともに読もうと思えば難しいぞ。俺も読むスピードを落として、精読している。 第一誤訳と言い切るなら、中条訳を初めから最後まで読み、その上で指摘しなければいけないだろう。 こういうのを見ると翻訳調の時代が長く続いた理由がよーく分かるなw >>92 >分かりにくいと分かりやすいとかじゃなく、端的に鈴木訳のは解釈が間違っている。 どのへんがですか。 それに「端的に」解釈間違うって、何? よくわかりません。 私は鈴木氏の訳のほうが端的に好きです。 だって日本語がかっこいいんだもん。 横から失礼。 鈴木訳は生田耕作の訳し方に似てるな。 鈴木創士が生田の不肖の直弟子だったことと関係あるのか。 なんだかんだいっても筋は争えん。 だが生田よりも文章が切れてて現代風。 読む限り、たしかにジュネに口当たりのいい翻訳は必要ない気がするね。 中条訳と比べたわけでないが、 鈴木訳も最初読みにくいと思ったが、それなりに味わいがある。 文体にふさわしい読むスピードがあるのだな。 そういえば渡辺一考が、私ならサバト館を生田先生のお膝元出版にはしなかった、とか発言していたな。 しかし9月のライ麦畑に墜落する飛行機っていうイメージがトータルで大事なのだから、 9月を省いたらいけないだろw このイメージに季節感は重要でしょう。 鈴木訳のは、やはり「うやうやしく」のくだりの訳はかなり適当じゃないかな? 本編で、彼⇔彼女の性別の転換が頻繁に起こる作品なのだから、 冒頭部分で男性を「修道女」と形容することに意義がある。 religieuse et encore aviateur blesse, は 「修道女よろしく、いやむしろ傷ついた飛行士のように」とでも訳しておくべき。 それに続く形容詞句はほとんどジュネの連想ゲームのように連なっているので 脈絡を追ってもあまり意味がない。 >>31 「女中たち」ってなんか手袋のモチーフがでてくるらしく、 それを梅木達郎が、没後30年のユリイカの三島特集号で、 「仮面の告白」の近江の手袋のモチーフと比較してたな。 >>103 の判断が正解だと思う。この作品で性別の転換は重要なモチーフとなっている。 鈴木なんて研究者崩れの馬鹿じゃん たいしたことないよ >>110 ここにも関西人…どこまでなりすまし犯罪に手を染めれば気が済むんだ。最低の生き物 『女中たち バルコン』 渡邊守章訳 岩波文庫 12/16発売 945円 初期の小説も恋する虜もポエジーから切り離せない ジュネの文学は壮大な詩だし、ジュネはそれにこだわってる その面が中条訳はまったく感じられないが、鈴木訳からはそれがわかっていい訳だと思う ふむ。それならば中条訳にもポエジーがある、終了となりかねないぞ?w >>119 おまいのせんすがどう考えても悪いわな w 大体ジュネのは壮大な詩というよりもやはり小説だし、あれは小説でしか書きえなかった代物だ。 最大限に詩的でありながら、もっとも小説的でもある小説が存在している、と書いていた作家がいるが、ジュネの作品もそれに当てはまるのだろう。 随分中条の肩持つじゃん。 タレント翻訳家が好きなクチ? 俺は駄目だわ。 澁澤、生田、村上とかの訳したものは避けて通る。 中条くらいなら先行訳と被ってなかったら読むけど鈴木訳があるならいらね。 ただ中条訳がいいと思ったから、それだけのことだ。村上は村上光彦か?w タレント翻訳者ではないだろう。 堀口訳から何十年も経って新訳が出たのに、1年ちょっとでまた次の訳が出るってのも何だかな 中条は「薔薇の奇蹟」とか、別の作品を訳してくれた方が良かった その辺ですでに頭が悪い気がする 一般読者の立場を考えてくれてるならそうなんだよね ジュネの作品数は多く無いんだし 鈴木創士先生訳で『薔薇の奇蹟』を河出文庫から出して欲しい。 鈴木創士のつぶやき 石原慎太郎のくだらない小説「太陽の季節」は、焚書にすべきである。石原が作家としてだめなのは先ず第一にまともな文章すら書けないことだ。笑っちゃうよ。 同意! ここは鈴木のファンスレではない。他所で立ててやってくれw >>132 本当にその通りだと思います。青少年の健全な育成に有害な図書として全て燃やすべきだ!! >>132 Twitterに書くのもどうかと思うが、同意w あれで一流作家だと自分で言っているのが信じられん… 調子にのるな鈴木 石原慎太郎は一種の代理ペニスである。そんなものついていないし、役立たずなのに、それ自身欲望の対象でありながら対象の欲望をひとまとめに成立せしめる代補をする。 いいかげん厄介なものだが、石原の顔が陰茎に見えてきて面白い。役立たずのへぼ作家は堂々たるファルスになったのである。もう結構! そういう小説があるよ。都庁を男根の象徴として描いた作品が。 花のノートルダムのディヴィーヌが最後まで、男か女か分からなかった… 鈴木創士はジュネへの敬愛が深そうだし、中条省平はジュネの愛読者でも何でもないんだろうけど、 俺は中条訳の方が読みやすかった… 来週発売のユリイカがジュネ特集らしいぞ。 しかしメンツを見ると、昔と変わらないな。 エドモンド・ホワイトやディシーなんかに、 インタビューするとか、そういうのをやってほしいんだがな。 日本人研究者や著名人のエッセイ+短い初訳+年譜という、 「外人作家特集」のお決まりのパターン。 アメリカに向けてジッパーを下ろす / ジャン・ジュネ (訳=鵜飼哲) あるアンケートへの回答 / ジャン・ジュネ (訳=根岸徹郎) 松浦理英子×宇野邦一/中条省平/安藤礼二/村上靖彦 ジャン・ジュネを批評するジョルジュ・バタイユ / フランソワ・ビゼー (訳=荻野厚志) 篠井英介 [聞き手=編集部]/渡邊守章/宇野邦一/三浦基 黒瀬珂瀾/カニエ・ナハ 鵜飼哲/横田創/鈴木創士 時間を彫刻すること / マイレド・ハンラハン (訳=大西雅一郎) 宮裕助/郷原佳以 ジャン・ジュネ主要作品解題 / 岑村 傑 河出の花のノートルダムのあとがきみたら、 ジュネって何回か日本に入国しているんだな。 70年前後に。 よく入国許可されたな。 同じ本を翻訳した人どうしって互いにどう思ってんのかな おい、昔など同じ本の翻訳が短期間に出ることは沢山あっただろ。今はエンタメ小説を除いた文学作品の翻訳出版自体縮小気味なのだから珍しく感じるのだろうが。 ユリイカジュネ特集やりすぎ もう4回目はやったと思う >>143 最近どっかの新聞でジュネが来日した時のエピソードを書いてる人がいたはず 変態だったかな? どう思ってんのかな、というつぶやきに対して 「沢山あっただろ」と。 なるほど。うわさ通りの低能コテだね。 「互いにどう思ってんのかな」という言葉に同じ時期に翻訳を出したことの当て付けが含まれていると思ったのでな。 実際そうだろう。このスレの過去の流れを見ればそれが一目瞭然なのだが、そのようなことも分からんのかw ついでに言うと俺は>>146 だけではなく過去に同じ本の翻訳を出したことをとがめていた連中に対する批判を書いているw こんな事まで言うのは恥ずかしいことだけどだってジュネは徹底的にコンセンサスの反対側にいたからで例えばジュネについて言われていることを読んでみても何十年たっても同じことの繰り返し。 言い方が変っただけで批評家たちはジュネについての一種のコンセンサスを形成していることを全くわかってない 例えば、ジュネについてのコンセンサスとは何か? 聖性、エロティシズム、悪、反ユダヤ主義、などなど。おまけにピント外れで間違いだらけのコンセンサス。 ああ、そんなことは全部わかりきったことじゃないか! じゃあ、どうすんだよ? 死ぬまで勝手に喋ってろ! 以上! >>154 別にそれはジュネに限らんぞ。ブルトンもジャリもユイスマンスもリラダンもその本来のあり方とは別のコンセンサスで語られているだろ。 これは一部のフランス文学者のせいなんだがな。異端だとかそういうどうでもいい枠組みを持ち出してきて、カウンターカルチャーにしようとした愚行の尾をまだ引いているようだ。 >>155 そうだよな。 岩波にジュネが入るなんて素直に嬉しい 最近の岩波文庫のラインナップは一時期の停滞を脱した感がある(回し者じゃないけど) あとジュネが好きだったネルヴァルを入れてくれたら嬉しいな >>159 ネルヴァルならちくま文庫から出るでしょう、つーか出て欲しい。 全6巻の新装全集は流石に価格的に手が出ないからなあ。。 宇野ちゃんが『薔薇の奇蹟』訳し終えたとのことだに(ソース:今月の「ユリイカ」誌) 『薔薇の奇蹟』、河出文庫でいつ頃出るんだろう。 楽しみだなあ。 しかしジュネの翻訳状況は良く整ってきたね。 あとは『恋する虜』さえ復刊されれば‥ 『泥棒日記』は今でも充分読めるから新訳いらないしね。 朝吹三吉は凄い。 この人がもっと沢山フランス文学を翻訳してくれてたらと想うけど、『泥棒日記』以外は ボーヴォワールぐらいしか訳してないんだよね。 残念だ。 朝吹訳全集なんてあったら…夢のようだったな でも宇野さんの訳もとても楽しみだ それはただ単に朝吹が慶応フランス文学の領袖だったというだけだろう? 取り立ててたいしたことはない。アイドル翻訳者を褒めるの質が悪いが、政治で褒めるのはもっと質が悪い。 アイドル翻訳者って堀口大學とか澁澤じゃね? 朝吹は地味な学究の徒だろ。 倅や孫のイメージに引き摺られて阿呆だな、コイツ↑。 ああ、政治で褒めてるって云ってるのかw それも>>171 や>>172 が慶應関係者だと断じてる時点でもの凄い当て推量で 妄想じみてておかしいな、コイツw 何で朝吹だけを褒めるのか不自然だったから、皮肉ってやっただけだw 真意を汲んでくれw でも朝吹の訳、べつにいいことなんかないじゃん。 つまんねえ、学者 おみいら、ほんとにジュネが好きなのか ほんとにジュネ読んでるのかなあ なんか信じられなくなってきた ま、そういうものね おみいら、ジュネってどんな作家だったか知ってんのかよ 地味な学究の徒もジュネを研究するのか くだんね 研究するのタダだし警察にも捕まらないもんね 楽しいな テクストと作者の人生を混同するとかキミ19世紀の人? ↑ テクストと作家の人生を別個に考えんのはのはもうはやらないのよ あんた送れてんね 昔はやったテクスト論は 80年代初頭で終わってるの ジュネのテクストがジュネ自身と関係ねえなんて 馬鹿でも考えたがること もっと勉強しな >>180 だからってこいつみたいに警察に捕まるようなことしなきゃジュネを読むのも 研究するのも資格なしみたいな話にはならんぞw いやこいつの言っていることも正しいぞ。既に作者とテキストを切り離して考えよ、というのは時代遅れであることは否めないな。 古くなったって感じるのは所詮2ちゃんの名無しの漠然とした印象でしょ 具体的にテクスト論を殺したアカデミックな論文ってあるの? テキストとテクストの区別もできないコテハンかまうなよ 「警察に捕まるようなことしなきゃジュネを読むのも 研究するのも資格なし」なんて言っとらんです 単純だわな、おみい。 >>185 ならばいま誰がテクスト論など書いておるのか教えてくれ テキストとテクストの区別してください 英語とフランス語じゃねえか あほコテ くだらん。あえてテキストといったのだw テクストと書くのはバルトに媚びているようでどうも……。 といっていた奴がいたのでな。 >>186 「テキストとテクストの区別してください 英語とフランス語じゃねえか あほコテ」 はおみいに言ったの。 マグナ氏に言ったのではありません。 あしからず。 おまいらに言ったんよ、>>185 >>186 ふむ。まぁどちらでも良い。やはり原語で読むのが一番だ! まさかの新刊キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 『公然たる敵』 ジュネ自身が生前に刊行を熱望した政治的テクスト集。日本語初訳。 ttp://urag.exblog.jp/12133189/ 高い…けど、「シャティーラの四時間」も入ってるのね。 これってこの前出たのと同じなのかなあ。 >>199 おお、出るのか 3、4年前に聞いたっきりだからすっかり忘れてた そういや、恋する虜復刊もこの辺の時期から予告されてたけどさっぱり出ないな シャティーラ買っちまったよ。 まあ訳者の論考とかあるからいいけどさ。 >>195 何かのカタログを原語(フランス語)で読めるとしても 詩を原語で読むとはそれを母国語同等以上に扱える場合に限られる。 つまり日本の詩が伝える情感そのままをフランス語に訳せる程度の能力。 ようするに君の日常の下らない妄想が頭の中ではフランス語で巡っている程に。 特に有名でない三好達治の詩をここに書くが、それを君がフランス語に訳せるのかな。 ごめんなさいだよね。屑が! 前スレでトム・ブラウンの話題があったけど、顔面の造作、ぴっちりしたスーツの伊達男という 見かけの共通点以上に、このデザイナーとジュネのあいだには親近性があると見た。 http://www.youtube.com/watch?v=3tIfbqaytx0 ホワイトの自伝のなかに、三十代のジュネが「ほしいものリスト」のなかにスーツスタイル にかんするこまやかな物欲を書きつらねていたという記述があり、なるほどと思った次第。 >>204 なぜそんなに息んでるんだ。言語を解する能力と文学を理解する能力はまた別だぞw もうそろそろ、おフランスを卒業しろや。シャンソン、大江勘三郎、バルザック ああ、恥ずかしいだろ。 震災のごたごたで延期になったかと思ったが、 ちゃんと出版されたんだな公然たる敵 誰か読んだ? 3月20日から読み始めたのですが難解でちっとも読み進められないです。 難解というかイマージュがあっちこっちに飛び散るので意味の通りがよく分からなくなりますね。 やっぱりフランス語で読める人でないと十二分には味読出来ないのかなあ。 公然たる敵読んだしジュネシンポ行った。 ためになった。 ディヴィーヌ物語に入ってから比較的読み易くなりました。 この書物の最初の読者であるコクトーでさえこう書いているのだから仕方ありませんね。 「ここでは最も些細な一行でさえ訳の分からぬピカソの筆致のように煌(きら)めいている」 ──『日記 一九四二−四五』より ジュネはオナニーしながらズリネタを自分で書いてるからなあ。 わけわからん飛躍に満ちているのは当たり前というか。 時々賢者モードになって素に戻ってみたり、 目下の文脈と関係なく昔ヤった男のチンコ思い出してみたり。 ジュネで2,3発抜いてみればどういうことなのか理解できて読みやすくなるよ。 ロブ=グリエは自分のマスターベイションの惣菜用にポルノグラフィを書いていたそうですが それらは出版されていません。 ジュネはマスターベイションの惣菜を発表して大作家になったのですね。 しかし凡庸な一般人がナニをするにはジュネのテクストはいささか高尚過ぎるかと。 河出の訳は読むのに時間がかかると思う 光文社の訳はかなり早く読める 俺はそうでした 文体の違いなので、どちらが優れてるとかではないです >>223 そうですかー。 取り敢えず河出の方で読み始めたので最後まで読んでみます。 『恋する虜』復刊キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! ttp://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68319478 マジか ようやくって感じだなぁ、4年くらい待たされた? しかし金がないぞ 公然たる敵も買わなきゃいけないし おもわず衝動的にポチってしまったぜ・・・ あほらしい価格のオークションや古本を買わず、我慢してきた甲斐があったね! 公然たる敵もかっちまったし、金銭的にヤバイいなこれ やったー いずれ薔薇の奇蹟も出るし最近恵まれてるね しかし、これで薔薇の奇蹟の訳がでれば、もうあまり新しいものはなさそうで、 さびくはあるけれどもね。 原子力発電: アメリカ・・・・19.2% 中 国・・・・・1.9% フランス・・・・77.2% 日 本・・・・・22・1% フクシマ第一原発事故で最も肝を潰した国はフランスだろう。 近所の本屋にはまず入荷しないからamazonにあると助かるんだが、 イマイチ入荷しないんだよな人文書院の復刊本 ついでに結合の神秘2まで復刊しててマジで金が足りない ノートルダム読んだけど全然合わなかった。 肉欲ばっかりで恋愛がないように思うのは自分がロマンチストだからか〜? 『恋する虜』、7千円の価値はある? 読んでみたいんだけれど、長さと値段に躊躇い中。 家もたずホテルで後半生暮らしたらしんだけど、あの程度の売れ方でそんなことできん たんだろか?それが不思議だ。フランス人ってほんと本読まんからな フランス文学とかでしかフランス人を知らないから、 読書家のイメージが勝手に出来てたが、連中、本読まないのか SNCFの駅のキオスクで普通にサルトルやデリダを売ってる国ですが‥ >>241 向こうの作家って結構ホテル暮らしするよね 最近読んだトリスタンツァラも一時期そうだったみたいだし 長期滞在できる安いホテルがあるんじゃない? 戦前のパリは住宅事情が悪くてホテル暮らしが結構あった って『自由への道』の解説にあったな。 今はどうなのかしら。 3月20日から読み始めた『花のノートルダム』(河出文庫)、幾度かの中断を挟み5ヶ月かけて読了。 次はギュスターヴ・フローベール『感情教育』(岩波文庫)読みます。 Happy born day and Rest in paradise JG >>13 >>18 大好きならもさんの親友という事で、最初はユリイカで鈴木さんのエッセイを読み、 文章の詩的で美しいのに耽溺して、ネット上のテキストは結構読んでみて、 これはいい!と思って花のノートルダムを読んでみているんですが、 たしかにこれは意訳ができてなくて日本語が変ですね。 ちょっと残念。でも何とか読みます。 とにかく文章のかっこよさに惹かれるぜ 言語芸術に浸らせてくれる貴重な小説家だよ 泥棒日記なんて何十回読んでも心酔させてくれる 作家にとっては次の作品が書けなきゃ才能もくそもない。 そんなことはデビュー前から承知してたはず。 某は自身のような無芸無能がどこまで成り上がれるか、K・M・Pの限界を全く顧慮することなしにデビューしたと思う。 そういう意味では狡猾な阿呆で、平野のような老獪な秀才ですらない。 >>266 ある程度読みにくい小説を何十回も読んで気軽に読み返せるようになると本当に良い愛読書になってくれるものですから 最初の数回は苦痛の割合のほうが大きいはずなんだけどな 頭脳警察(と云っても誰も知らないだろうがw)の曲『時々吠えることがある』の中で ♪ジュ〜ネの日っ記を〜頼りに する〜こと〜も〜…って歌詞があって それがジュネと云う作家の存在を初めて知った。 Who are the brain police? 恋する虜にシャティーラの四時間は収録されていますか? それとも、公然たる敵にシャティーラの四時間が入っているのですか? 三冊揃えた方がいいのでしょうか… >>272 「シャティーラの4時間」は『公然たる敵』に収録されている。 単行本『シャティーラの4時間』に入っている「シャティーラの4時間」以外の文章を読みたいわけでなければ、3冊揃えなくてもよい。 この人の本でどれがお勧め? この人の自伝とか出版されているので、どれがいいかしら? 近くの図書館って本がすぐに消えてなくなる。 中国人が多く住んでいるから、雑誌は切りと取られたり、美術書は汚されたり 絵本は窃盗されたり、ひどいのよ。 多分、多くの専門書も盗んでいるんでしょう。 最初に読むなら新潮文庫の『泥棒日記』がいいんじゃないでしょうか。 安価で入手し易く最後の小説という事もあり初期の文業の集大成的な作品です。 訳文も読み易く途中で放り投げる可能性も低いでしょうし。 ジュネにかんしては、ジュネの研究書が凄い。 聖ジュネは推理小説みたいにスリリングで何度か読んだ。 グラには衝撃受けた。 中条ってひとが解説してるように「ジュネはとくに冒頭がすばらしい」 というより、冒頭だけがすごい。 冒頭以外は、期待はずれだけど、意識して失敗作書いてるわけだからね。 だから俺はいまでもジュネを好きな作家にはあげられない。 薔薇だけが例外で最後がいい。Je marchais a pied nuみたいな一節で泣きそうになった。 いちばんいいのは、これも中条って人と同感だけどジャコメッティのアトリエだな エッセイというより、畏敬の念が感じられる散文詩だ。 ちょっとちがった。 Et leur nom troublera comme la lumière nous trouble qui arrive d'une étoile morte il y a mille ans. Ai-je dit tout ce qu'il fallait dire de cette aventure? Si je quitte ce livre, je quitte ce qui peut se raconter. Le reste est indicible. Je me tais et marche les pieds nus. 宇野の薔薇の奇蹟いつ出るんだよ 訳し終わってから何年経つんだよ いい加減にしろよ 宇野さんの『薔薇の奇蹟』は一人称が「ぼく」らしいから不安。 ジュネは「ぼく」じゃないでしょ。 「私(わたし)」でしょ。 >>287 ハッハ それもいいですけどジュネは幼少時よりブッキッシュな人間なのでちょっと合わないのでは。 男に抱かれる時は多分「あたい」だったでしょうけどねw ジュネのテクストは総て中年を過ぎてから書かれたので。 「あたいは押し黙って、裸足で歩くのよ」 bare foodは英語だと生中田氏の隠語ですね。 木靴ってのが幼少期のシンボルとして頻出するから 裸足になるってのは、それと関連あるのかな あたい、ぼく、私とか、そんな些末なことを気にしていては翻訳書は 読めんだろうw 実際、いらいらするだろうがw 俺なら、少しでもいらいらする翻訳は読まんけどな。 『花のノートルダム』は河出と光文社では どっちの翻訳がおすすめですか? 中条さんは勝手に改行してるらしいので鈴木創士訳をお薦めします。 エニシダ太郎w パレスチナで現地の貧乏な児童相手にショタをやっていたキチガイでしょ どこが連帯なのよ 単なる鬼畜 そもそも終身刑だったんでしょ なんで釈放されてんの この人 二十世紀のボードレールだから恩赦になったんですよ。 薔薇の奇蹟、出る気配無いですね・・ 凄く好きで、聖書みたいにして寝る前に読んでたのに、枕元に置いてたのが仇となり、酔っ払い過ぎて寝ゲロした時に水没した・・ 尼の古本買おうかな。チラ裏すまそ 「花のノートルダム」、「泥棒日記」、「ブレストの乱暴者」とベタな三作品しか読んでいませんが、そのなかだと「泥棒日記」が一番好きです。 空地でトランプ賭博をやっていてぺぺが登場する一連の場面、チェコスロヴァキアからポーランドへ向かう国境を越えたあたりの麦畑で自分が一角獣であるとイメージする幻想的な場面等が、強く印象に残っています。 戦場ルポ?みたいですが、次は「シャティーラの四時間」を読んでみたいと思います。 『恋する虜』って小説なの? 紀行文みたいなものなのかい? おもろいなら買ってみるが 俺は、ジュネの小説は、場面がくっきりしていなくて、妄想みたいなイマジネーションが続くのが、 あまり好きでははないが、「恋する虜」は最高だ。20世紀のフランス文学では、 「失われた時を求めて」と「恋する虜」が最高峰だと思う。ジュネは、テロリストと一体化している。 散文の極限を追及した作品だ。ジュネは文章を書き連ねることによって、透明な存在になった。 この作品が長すぎると思うなら、「シャティーラの4時間」を読んでみて! >>303 レス、ありがとう プルースト好きだから相性よさそうだ 長い作品も嫌いじゃないし読んでみます 『恋する虜』、さっそく古本で買ってみた 読みかけの本を読み終えたら読んでみます ggったけどわからなかった 海外でのアニメ化ですか? 「あらゆる人に対して、あらゆる人に成らされたものになろうと思っていた。・・・ 他人が先に勝ってしまったのだ。彼らは、彼がその行為を夢想しているあいだに、彼を 操っていたのである。略 彼が現実を意欲することに熱中すればするだけ、彼はますます夢想の中に 散乱してしまうのだ。彼は、消滅するか、それとも変貌するしかない。略 彼は自分が夢想家になっていたのに気づいた。」 サルトル「殉教と反抗」より ジュネは、パレスチナの土地で、フェダイーンの行動を夢想し、一体化する。 フェダイーンは死に向かい、晩年のジュネも死の中に生きている。 「恋する虜」是非とも読みたくなりましたが、値段が高いので躊躇してます。 シャティーラの4時間を読んで、おもしろかったら、「買い」です。 こちらは2000円 >>307 もう30年以上前に池袋で一週間だけ後悔されてたはず フランス映画だった 『薔薇の奇蹟』訳し終えて早数年。 いつ出るんでしょうか。 「薔薇の奇蹟」は、です・ます調の文がどうもしっくりこない。 そろそろ「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」の新訳が欲しいな 宇野が薔薇の奇蹟を訳し終えたと宣言して早三年・・・ >>315 鵜飼訳が出てたのか それも99年 知らなかった >>316 翻訳書でオクラ入りとかあるんだな 出来が悪くて出版中止でもギャラは払うんだろうか 宇野邦一訳の『薔薇の奇蹟』っていつ出るの? 確か青土社社さんの「ユリイカ」誌で宇野が訳し終えたと宣言したのが2011年1月号だった筈。 三年半経ってますが。 >>286-289 これがお蔵入りになった原因では? 「公然たる敵」ってのが出てたんですねー。 教えてくれてありがとう。 でも高いですねー。 10月が過ぎたら買おう・・・ 渋沢龍彦訳のブレストの乱暴者ですかよかったですよ サルトルが絶賛したんだよねジュネ >>329 諦めて堀口大學訳の新潮文庫買えって 安いぞ この人の本ってなんかunko臭い 朝吹とか堀口とかインテリブルジョアがなぜか御贔屓 アニメのエロ二次創作並に自己ツッコミが入る作風で 中条訳はそこのところを意識して訳してるんだなと思う 中条訳は確かに画期的だったと思う。他の本も訳して貰いたいもんだ。鈴木には熱心なフアンが多い事は事実だが……。 中条訳は良いですねぇ 『花のノートルダム』一番しっくりきた 古本屋にてバラの奇蹟GET!!コレは家宝です。この本は表紙がステキなんです、中々衝動買いはしないのですが惚れてしまいました。内容+表紙で◎。価格シールすらエロチックなのです 真剣、ておチンチンのこと?チンチン的には別に…。芸術家にファンが多い。詩なんかと較べると影響はされないけど刺激はうけるのでね。 真剣にジュネ好きな人が多くいた時代があった、わけで 今となってはそちらのほうが凄いね 『葬儀』読んでます 難解です しかし、過疎ってますね 中条訳「花のノートルダム」たっぷり一ヶ月かけて読了した。 鈴木よりこっちの方が個人的にはよかった。 / ̄ ̄ ̄ ̄ \ =ャ=ャ =ャ=ャ | (゜) (。).| =ャ=ャ |┌ ⊂⊃ ┐| =ャ =ャ=ャ=ャ | \___/ | =ャ=ャ =ャ =ャ \ \|/ / / \ aoyadokari 広河隆一『パレスチナ―瓦礫の中のこどもたち』 ジャン・ジュネ『シャティーラの四時間』のあとがきで日本人で虐殺現場に入ったのが広河隆一さんだと書いてあったので読みたいと探した。 絶版なんだけど古本で安く買えた。シャティーラでの経験があったから報道写真家の原点となるパレスチナだったと。 ジュネが書いていた。シャティーラの虐殺現場での最も凄惨な写真を撮ることは出来なかいと。 そのなかで死体となった老人と子供の写真が静かに物語る。老人の脇には手榴弾がセットしてあり動かすと爆発する仕掛けだった。 弔うことも拒否させる残虐行為。妊婦の胎児を取り出された死体は撮られていない。 2016年5月13日 これにはぼく自身のことが書かれているのではないかと思い、 精神科医であり作家でもある岡田尊司さんの著した「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」を一気に読んでしまった。 ぼく自身について書かれていたかどうかはともかくとして、この本で取り上げられている愛着障害の面々は錚々たる顔ぶれで、 ビル・クリントン、バラク・オバマ、川端康成、太宰治、夏目漱石、中原中也、種田山頭火、ミヒャエル・エンデ、アーネスト・ヘミングワイ、 ジャン・ジュネ、マーガレット・ミッチェル、E・H・エリクソン、ジャン=ジャック・ルソー、チャールズ・チャップリン、スティーブ・ジョブス。 この本には取り上げられていないのだけれども、ジョン・レノンも多分そのような何らかの愛着障害で、 同じく愛着障害であったけれども、アートの創作によって自己回復、自己治癒しつつある小野洋子に救われたのかもしれません。 ジョン・レノンとヨーコ・オノの「ダブル・ファンタジー」はその回復と全治の記念碑的なアルバムのようでもあり、だからとても明るく感動的なんだ。 さてこの本にもどり、ジャン・ジュネはジャン=ポール・サルトルや無名のマイノリティーな人たちからの友情により、 その友情が岡田尊司さんのいうところの「安全基地」となり、愛着障害を克服し、 ついには小説を書かなくなり、もしくは書けなくなり、つかのまの平和が訪れる。本からの引用です。 「盗むことを自分のアイデンティティとしていたジャン・ジュネは、 なぜ泥棒稼業から足を洗い、マイノリティのために戦う道に、彼の衝動を昇華することができたのか。 二十年以上にもわたる常習的な窃盗癖を克服することは容易ではない。 ジュネの天才を最初に見出したジャン・コクトーも、度重なる逮捕と入獄に、次第に愛想を尽かしていく。 しかし、それでもジュネのことを見捨てない仲間もいた。 彼らははラディカルな政治活動や同性愛者だったが、ジュネに振り回されながらも、彼のすべてを受け入れ、支え続けようとした。 彼らが、ジュネの安全基地となっていたのである」 あちこちのすれにただコピペはるだけなら、コテつけて。 05/13/2016 金曜日 お昼のレッスンに行き、帰りはデパ地下で「魚」をまとめ買い。 献立考えるわよぅ〜〜〜〜! 池袋の三省堂に寄ってみたら。 竹宮恵子と萩尾望都コーナーが作られていました。 そーいえば、望都センセの「ポーの一族」の新作続編が出るし。 ケーコタンの「少年の名はジルベール」というエッセイ本も売れているし。 70年代少女漫画の「美少年」がリバイバル中。 「大人の少女マンガ手帳 偏愛!美少年の世界」を買ってしまいました・・・・ああ・・恥ずかしい。 だって岸裕子センセの玉三郎シリーズも載ってたんだもーん! マニアとしては、こぼれ落ちた作品が山ほどあってモヤモヤしました。 あの頃・・・小学館と白泉社の少女漫画は狂っていた・・・。 少年・少年・ホモ・ホモ・ホモ! お耽美・デカダンス・ホモ・ホモ・ホモ! 漫画によって禁断の世界を知ってしまった少女達は、文学にも走りました! 森茉莉、三島由紀夫、稲垣足穂、中井英夫、江戸川乱歩に夢野久作と・・・・。 花咲くきんぴらごぼうな文学乙女たちは上を下へと走りまくって読破したものです。 ジャン・ジュネやらオスカー・ワイルドは、読んでて当たり前レベルですから〜〜。 あの時代の洗礼(楳図かずおの漫画じゃないよ)を受けてしまった私のようなおばさんが、世の中にうじゃうじゃいるはずなのに・・・。 みんな、どこに行っちゃったの?などと思っていたのですが。 本屋の売れ筋コーナーにあの70年代「美少年漫画コーナー」なるモノが作られているのを見て。 なぁ〜んだ、みんな、まだ、ちゃんといるんじゃん! と、思ったのでした。もうみんな50代だね。へへへ。 ◆91年サンダンス・フィルムフェスティバルで[ドラマ部門]でグランプリの輝いた31歳のトッド・ヘインズの長篇デビュー作『ポイズン』。 《ホモ》《ヒーロー》《ホラー》という、ストーリーも映像スタイルもまったく異なる3つのパートが入り乱れながら、 驚くほど美しく斬新な1本の映画となっている。 ◆《ホモ》━ジャン・ジュネの「薔薇の奇跡」が原案。刑務所で男どうしの研ぎ澄まされた恋が、監獄内シーンの暗く透明な蒼と、 古い絵葉書を思わせる優しげな色調の回想シーンでセンセーショナルなエロティシズムを描き出している。 ◆《ヒーロー》━ロングアイランドで父親を射殺し、窓から身をひるがえすなり、 空に昇っていった7歳の少年の正体をビデオキャメラによる撮影やインタビュー、無色無臭のナレーションで追う擬似TVドキュメンタリー。 ◆《ホラー》性衝動の秘密を解きあかそうとした科学者が、抽出したホルモンを誤って飲んでしまい、 伝染病を撒き散らすいまわしい殺人鬼として世間から敗訴してしまう。 これを照明から、カメラアングル、音楽、編集すべてにいたるまでキッチュなほど徹底的に50年代の白黒B級ホラー映画のスタイルで描く。 ◆この3つのパートが、ザッピング(テレビのチャンネルをリモコンでせわしなく変えること)のように、交互に現れる。 これはトッド・ヘインズによれば 「ザッピングの構造をとっていても、映画がもっている人の感情を動かす力が働くことを見直す」ために採った構成である。 http://www.cinemarise.com/theater/archives/films/1993002.html 「やんごとなき読者」 アラン・ベネット 著 市川恵里 訳 白水社 「ずっとおうかがいしたいと思っておりましたのよ。作家のジャン・ジュネについて」 「ほう」大統領は答えた。「なるほど……」 「同性愛者でしかも囚人でしたけど、でも本当に言われているほど悪い人でしたの?もっとはっきり言えばそんなにすばらしい人でしたの?」 禿げ頭の劇作家兼小説家について何の説明も受けていなかった大統領は、きょろきょろと文化大臣の姿を探したが、 彼女はカンタベリー大主教から話しかけられている最中だった。 「ジャン・ジャネは」女王は助け船を出すようにフランス語で訊いた。 「ご存じかしら?」「もちろんです。」「興味がありますの」「そうなんですか」 大統領はスプーンを置いた。長い夜になりそうだった。 「始めは白かったページを、いま、上から下まで、こまかな記号が走り抜けている。 文字、言葉、コンマ、感嘆符などで、このページが読みうるとされるのは、これらのおかげだ。」 ジャン・ジュネ『恋する虜』 過疎ですな。 「花のノートルダム」再読中。 中古の「葬儀」を尼で注文したが、書店がいつまで経っても配送してくれない。 花のノートルダムのディヴィーヌはロマの男と付き合ってたんだっけ 今の目で見ると意味深だな 「ところで」という、それまでのレスを無視するかのような掲示板での切り出し方に 書き手の独善的な性格が出てる? ジュネのジャコメッティにつぃてのコメントに興味がある。 現代において世界で最も高価な作品を残した彼が如何なるポーズを発見したのか。 デリダのglasではジュネの自伝について本の右のコラムを充て、左のコラムではヘーゲルを論じた? 哲学系の人にジュネが訳せるのかねえ 堀口のズボラ翻訳は論外だが 文学部 岑村傑 - 近代フランスの刑罰である徒刑場、流刑地が現代作家ジャン・ジュネに与えた影響 https://www.youtube.com/watch?v=kSqKbSsqLkM ビートたけし「あああん!あべぴょん、らめえええええええ!ひぎぃ!アナルが裂けちゃううううううっ!んぐっ!あっあん!」 ノートルダム読んだけど良さがわからんから何がいいか教えてくれ 薔薇の奇跡は良いと思う。他作品より素直な印象で美しいと思える場面が多かったので。繊細な友達と仲良くなれたみたいな 浅田彰曰く 堀口大學訳のジュネは明らかに改訳すべき。ジュネの文体はもっと硬質。 しかし文庫で堀口訳のジュネを読む隠微な楽しみはある 北極旅行 1 オーロラのことは全部嘘で あれはテレビや新聞の嘘なのです 北極の空に見えるのは いつも雲った重い空 万葉集に歌われた お山とお山の結婚みたいに 太陽と月はあっけなく のぼってしずむところです 北極熊は白い傘 持ってこちらにやってきて ぺこりとお辞儀をしたかと思うと 海にばちゃんと飛び込んだ 2 まさかこんなに綺麗なものが まさかこんなに綺麗なものが 北極にあるとは思わなんだ それは凍え死んだ千年前のギリシャの美少女だ 永遠に腐ることの無い美少女だ 中条訳は読んでないが、朝吹のように「でした、ます。」調か?朝吹三吉訳はいいけど でした、ます調がな・・・ >>382 そこは脱しています とても読みやすくなっています ちなみに主語は「僕」でした みんなはどうか知らんが、わいは「泥棒日記」がジュネの最高傑作だと思う。仏語は読めんが 日本語訳の格調からして他の作品より抜けてるように感じる。堀口の訳はもう一つ・・・まして 中条なんて本当にフランス語ができるのか疑問!なにより日本語はだいじょうぶか? 自分は中条支持するけどなあ そんなに日本語ヘンだった? ジュネの作品はいろいろな翻訳者がやってるが、総じてジュネがそうとう絢爛とした豪華な言葉 を使って書いてるのがうかがえる。そう考えると、中条のあんな痩せた、貧弱な言葉の使いまわし では到底ジュネをしたとは言えんと思うが・・・ 薔薇の奇蹟の終盤でジュネがメトレでリンチされた原因はなんなの 入院中、泥棒日記80pまで読んで今家で読み続けています。すげ!w 嘘つきジュネ タハール・ベン・ジェルーン (著), 岑村傑 (翻訳) 出版社: インスクリプト; 四六版 (2018/1/17) 不意にかかってきたジュネからの電話。 1974年5月5日午前、フェズに生まれたモロッコの新進作家、タハール・ベン・ジェルーンはジュネに呼びだされ、 以降最晩年のジュネと、無比の関係を続けることになる。 フランス人の人種主義、フランスの植民地主義を徹底して告発し、パレスチナに寄り添うジュネ。 サルトル、フーコー、バルト、デリダ、ジャコメッティ、アブデルケビル・ハティビ、ゴイティソーロ、ボウルズ、 ……アブドッラー、ジャッキー、ムハンマド・エル・カタラーニー、そしてライラ・シャヒード。 幾多の人物像を点綴しながら描かれる、ジュネ最晩年の時間。 本書は、『恋する虜』を書き継ぐジュネの最晩年を間近にまた距離を置いて併走した、 ゴンクール賞作家・ゴンクール賞選考委員TBJによる、味わい深い回想録であり、 エドマンド・ホワイト『ジュネ伝』を補完する貴重な証言を含むドキュメントであり、 憤り、挑発し、消沈し、沈黙するジュネの声、「白く光り輝く」ジュネの声が全篇から立ちのぼる、出色の文学作品である。 1979年11月11日付『ル・モンド』掲載のジュネとベン・ジェルーンの対話の既出削除版(『公然たる敵』所収)の完全版初収録。 風姿花伝プロデュースVol.5 〜作品発表〜 2018年の風姿花伝プロデュースは下記の作品を上演致します。 作品名:『女中たち』 脚本家:ジャン・ジュネ 公演日程:2018年12月予定 梅木達郎(1957-2005) 『放浪文学論――ジャン・ジュネの余白に』東北大学出版会、1997年 ハルキ同様、このひとも作品だけ読んでた方がいいイメージだよなぁ 本人の写真見ると崩れるというか、小説中の主人公たちが「美男」て書いてあっても ホントかよっていう疑問符がついてしまうようになっちゃう 登場人物たちの脳内では補正が行われている あの絢爛たる文章もそういう脳内補正の結果だよ 人間およびその産物たる文学には 惨苦を快楽にあるいは醜悪を美に変貌させる力がある ボードレールとかもそんなものでしょう ずいぶん昔に「泥棒日記」を読んだだけなんだけど、価値観をめちゃくちゃにされた作品だったなー ひとつの言葉に複数の意味がありなおかつそれがさらなる意味を与えるってのは、この作品で学んだレトリックです >>399 何ヶ月も前のレスだけど、もっと具体的に書いてほしいな ジャンヌ・モロー主演の「マドモアゼル」の脚本がジュネだね 嘘ばかりのフランス戦後文学思想。ジャン・ジュネもたぶん嘘。「泥棒日記」の冒頭、警察に捕まったゲイの主人公が、荷物を調べられて、ヴァセリンを見つけた警官が笑う。わざと入れてたか?尻の穴は指の第一関節くらいまでしか入らない。しかし警官、ゲイ多いって言うし、知ってるよな、それくらい。 >>405 おのぼり野郎の変なレスが多いなあ。 アナルセックスはありえないってことを書いているんだよ。ちょっと書きかたが伝わりにくくはあった。ごめん。 >>405 ごめん、いまわかった。 警官はアナルセックスはありえない、ということを知ってて、こざかしいことをやりやがる、と笑ったということか。 それはないよ。 ジャン・ジュネはゲイであることが、看板みたいになってるし。 映画『永遠に僕のもの(原題El Ángel)』の監督がジュネにインスパイアされた話してる! この作品、観てて終始「こいつらジャンとスティリターノじゃないか…」ってなったから監督がジュネに言及してて感動した…わかるよ監督、ジュネええよな… ちなみに他のインタビューでは具体的に『花のノートルダム』の名前が出されてた 以下引用、翻訳はDeepL TT: How much of El Angel reflects the true-life story? TT:『エル・エンジェル』は、実話をどの程度反映しているのでしょうか? LO: Hard to say at this point because it happened a long time ago. he denied most of it, a lot of what the press said is very doubtful and, of course, you can’t believe the police. LO:ずいぶん前のことなので、今の時点では何とも言えません。彼はほとんど否定していますし、マスコミが言ったことの多くは非常に疑わしいものです。 But I’m not interested at all in biopics or anything like that. しかし、私は伝記映画などにはまったく興味がありません。 I like characters who you never know what they are going to do next, that are crazy to live and willing to risk their life because that’s all you can really risk. 次に何をするかわからない、生きることに夢中で、命を賭けることを厭わないキャラクターが好きなんです。 So, you inspire your writing in someone you know, or read about, but mostly on the things you went through or the way you see certain events. だから、自分が知っている人物や読んだ本からインスピレーションを得て書いているわけですが、ほとんどは自分が経験したことやある出来事に対する見方です。 I wanted to make the best film I could make and shed some light on “the criminal child,” but from a child’s point of view. Most of the inspiration came from reading Jean Genet. 私は、子供の視点から「犯罪を犯した子供」に光を当てる、最高の映画を作りたいと思いました。ほとんどのインスピレーションは、ジャン・ジュネを読んで得たものです。 ってなわけでジュネ好きな人にお勧めしとく 河出文庫の『花のノートルダム』鈴木創士訳復刊してくれ エドマンド・ホワイトの「ジュネ伝」がかなり良くて個人的に大満足なんだけど、 サルトルの「聖ジュネ」もやっぱり読んでおくべきなのかな? kindle unlimited やってる人は「泥棒日記」の初訳者の朝吹三吉さんの評伝が読めるよ。 なかなかおもしろいよ。 >>411 ジュネ伝、買ってしまったじゃないかw ジュネの本はずっと前から何冊か持ってるけどいまだに読んでないのにもかかわらすずw 2001年7月31日 0346夜 『泥棒日記』 ジャン・ジュネ − 松岡正剛の千夜千冊 ジャン・ジュネの作品は、独特な文体と詩情あふれる表現で、読む人を魅了する力があります。特に、社会の底辺に生きる人々や、アウトサイダーの視点から描かれる世界観には、強い共感と感動を覚えました。 例えば、『泥棒日記』では、主人公の少年アルチュールが、社会の規範から外れた生き方を通して、自らのアイデンティティを探求していく姿が描かれています。彼の言葉には、社会への反抗心と同時に、深い孤独と絶望が込められており、読者の心に深く響きます。 また、『薔薇の奇跡』では、奇跡を信じる少年ジャンが、周囲の人々から嘲笑されながらも、信念を貫き通す姿が描かれています。彼の純粋な心と強い意志は、読む人に勇気を与えてくれます。 ジュネの作品は、読みやすくはありません。しかし、その奥深い世界観に触れることで、自分自身を見つめ直し、新たな価値観を発見することができます。社会人として日々忙しく働く中で、ふと立ち止まって考える時間を持つことが大切だと感じさせてくれます。 ジャン・ジュネの作品は、様々な翻訳者によって日本語に紹介されています。多くの訳者の方々が、ジュネが用いる絢爛豪華な言葉遣いを巧みに表現しようと努めています。一方、中条省平氏の翻訳は、ジュネの華麗な文体とは対照的に、簡潔で研ぎ澄まされた言葉遣いが特徴です。 中条氏独自の翻訳スタイルは、必ずしもジュネの原文を忠実に再現しているとは言えないかもしれません。しかし、その簡潔な表現によって、ジュネ作品の新たな魅力を引き出しているとも評価できます。 ジュネの作品を日本語で読む際には、複数の翻訳を読み比べることで、作品に対する理解を深めることができるでしょう。 read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる