泉鏡花part3
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泉鏡花を読む(鏡花リンクあり)ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~ant/
市川祥子研究室(泉鏡花作品上演リスト・泉鏡花研究会)ttp://www.gpwu.ac.jp/~ichikawa/
論集 泉鏡花・総目次(和泉書院)ttp://www.izumipb.co.jp/kyoka-cont.html
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書き込みをお願いします。
>>1
乙です
いきなり質問、というのもアレですが・・・
鈴木清順の「陽炎座」で引用された鏡花の作品、どれくらいあるんでしょうか?
自分がわかったのは、
ドッペルゲンガー、○□△→「春昼」
子供芝居→そのまま「陽炎座」
老婆の手で乱された髪を神社の御手洗で清める→「星の歌舞伎」
ほおずきを飲む→「酸漿」
主の知れない文、墓場で拾った花→「艶書」
です。あと、不動明王?の絵の描かれた仕掛けが回転するシーンもどこかで読んだような気がします。
詳しい方、お願いします。 小説の大半は、なんの関連性もない描写に費やされている。
鏡花の達者な詩的言い回しを見せ付けるという言い訳以外に、なんの目的もない。
400字詰原稿用紙で10ページ分も読めば、絶対にこう自問するだろう。
なにが言いたいんだ?常に、展開を暗示する文章がまた並んでいるだけの話。 詩的言い回しを堪能すればいいじゃない。
小説を読むのに「作者の意図」や「作品でいいたいこと」なんてのを重視する人に鏡花は向かない。
おれなんか、頭でっかちで野暮ったいやねって思っちゃう、そういうこと言う人。
5みたいな人は、どういう小説を好んで読むのかね。 >>5>>7
別段、鏡花の叙述はまったく詩的じゃないんだが。
まあ渡部直己の鏡花論の成立する余地が、確かに>>7のいわんとするところにはあるけど。 鏡花ではないが、童話集の序にこう書く日本の随筆家もいるんだがな。
「この本のお話には、教訓はなんにも含まれて居りませんから、皆さんは安心して読んでください。
どのお話も、ただ読んだ通りに受け取つて下さればよろしいのです。
それがまた文章の正しい読み方なのです。」
・・・おっと、これは論破されそうになった時の逃げ口上になりかねないなわな、
以上、鉄ヲタの詭弁をお届けしましたsage なんか怒られそうな雰囲気だけども一回読んでみたいなと思っているのですが入門編はどの本がオススメですか? >>14
早速レスありがとうございます
通販サイトのレビューを見ると鏡花作品どれも高評価なので迷ってました
探しにいってきまーす >>13
おれは「歌行燈」。
あと「眉かくしの霊」かな。 >>13
入門用には戯曲がいいと思う。
小説は文体で挫折する人が多いから、まだ戯曲のほうが読みやすいよ。
代表作で今でも上演される「天守物語」「夜叉ヶ池」「海神別荘」は押さえといたほうがイイ。 >>17
うん。『天守物語』はいいね。
玉三郎演出のは傑作だった。
古本屋で、【草迷宮】と【夜叉ヶ池、天守物語】を買いました!今日の夜、寝る前に読みます >>17
13ですがあらすじを見ると好きそうな内容が多いんですが自分も文体で挫折したらどうしようか
とちょっと心配だったので戯曲で探してみます
ありがとうございました 青空からtxt落として、縦書き表示のテキストビューアでみれ 相変わらず読みづらいな
意気込まなきゃ読めない
お茶とお茶菓子とソファ必須 鏡花さんの芥川を悼んだ文章は名文だと思った、衷心が感じられた
鏡花さんを鷹揚に受け止められないひとは損してるかもしれない
その一方で読むとやっぱり雰囲気に誤魔化されてるような気がしてくる
そういう怪しさ、胡散臭さも魅力のひとつだな、とは思う、知らんが 泉鏡花文学賞の歴代の受賞者の顔ぶれを見てたら、げんなり。
「何でお前が?」と、首を傾げてばかりだよ。
リア充の作家が怪異なものを描くというのは、板に付かない気が
するんだがなw
年中いろんな女をとっかえ、ひっかえ、オマンコして、うまい酒を飲んで、
それで何で幻想文学なんだよw
鏡花といえば、やはり貧しい人や下層の人への共感をまず感じるんだが、
その上での幻想文学だと思うんだな。それでいけば、つげ義春なんかが
漫画だけど、鏡花に最も近いという気がして、彼にこそ、泉鏡花文学賞を
やって欲しいという気がするが。
現代の書き手からすれば、明治の作家の中では鏡花は一番の
人気者だろうが、大体、現在の幻想文学の書き手は多過ぎるよ。 うむ。それでも前期まではアウトサイダー作家もたまに食い込んできた感じがあるが。
最近はもう功労賞化しているな。よく分からないがたまに新人作家の作品が受賞することがある。
それから受賞者でもすでに忘れられた作家も数多いな。
【ご注意】
マグナさんは真正の引きこもりです
脳に障害があるので、リアルでは人間関係が営めません
パパとママ以外に会話する相手もいない、とてもかわいそうな中年男性です
みなさんが優しくかまってあげればきっと喜ぶことでしょう >>27
引きこもりの幻想とリアルって、どんな感じ?あと脳障害があるとその分幻想プラスされるとかすんのか?
176 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2010/09/28(火) 22:17:58 ID:H3pLZ8Ck
>>114
西尾維新と泉鏡花は通ずるものがある
そのようなルビ振りや幻想的な世界、そして鏡花も言葉のリズムや音を重視した
まさに平成の泉鏡花といっていいが、これから『鏡花ごときと比べることが失礼』
となる可能性が高い、将来がある作家 >>26
確かに。
現代作家で幻想小説の名作って何があるんだろう。
>>35
>現代作家で幻想小説の名作って何があるんだろう。
まさかの一月物語? 有名な作品じゃないけど『黒髪』が怖い・・・。
大正2年2月20日に神田で起きた大火から着想を得た作品なんだが、
今自分が図書館から借りている、作中に登場する当時の新聞に載った
「焼跡を示す地図」の形が気味が悪くて仕方がない。
もっとも、新聞に載った記事が先で作品が後なんだろうけれど。 >>37
「鏡花と怪異」についての論文本にも載ってたのを思い出してしまった
…コワイヨー;; >>39
そうです、自分が今借りているのはズバリその本です。
鏡花の話題とはズレますが、自分が昔からこわいと感じているのはお化けよりも
「人の姿や顔の形をしている影や染み」です。古い座敷の天井の木目が人の顔に
見えたり、コンクリートの壁に浮かんだ染みが人の姿に似ていたりなんかしたら
いても立ってもいられませんね。
幸い返却期限はまだ先ですし、よかったらその地図をスキャンしてコッソリ
うpろだにでもアップしますけど・・・見たい人いますかね? まず未読の方のために『黒髪』の全文を。
ttp://www.k5.dion.ne.jp/~schutz/96kami/96kami_r_00.html
そして、問題の「婦の黒い影」は・・・。
ttp://www.death-note.biz/up/m/11383.jpg ありがたいけど、今夜みたいな風の強い寒い夜に見るもんじゃない〜((((TДT;)))) >>42
ありがとうございます
すぐに載せてくださったというのに、その事に気付かず、お礼が遅れて申し訳ありません
写真、想像以上に怖かったです
他の方も書かれてましたが、今の季節に見るものでありませんね
更に寒くなってしまいました
>>41
いえいえ何の、図書館資料の無断転載ですから、ナイショにしておいてくださいねw
鏡花の”怪談”の代表作は知っての通り『眉かくしの霊』ですが、『黒髪』だってもっと
評価されていいんじゃないかと個人的には思います。
『眉かくしの霊』の妙味は中途半端な所で話が途切れる点にあると考えてますけど、
『黒髪』は現実と虚構が重なる所がこわいんですからね・・・。
自分一人が感じたこわさは皆で共有して克服されるものですし、こわいと思ってくれる
人が他にもいて何よりです。
あー、今夜は怯えずに眠れそう(笑) 連投失礼します。
ググってみるとこの火災の火元は神田にあった救世軍の教会らしいのですが、
今ある神田教会と場所は同じでしょうか?
自分は東京にはちっとも詳しくないので、現在の地図で言うとどこなのか、
ご存知の方がいたら一寸示してもらえませんか。 怪談系の話(!注意!)
ちくま文庫の「鏡花百物語集」
人が集まり過ぎて怖いどころか愉しい怪談会(w)が中心だが
その間に挿まれるしっとりした鏡花の作品がよい。
あと「海異記」の元ネタと思われる話とその挿絵が怖い; ゴダールの昔の映画にも
手帳に○△□をかくシーンがあった。
タイトル忘れたけど。 >>50
それ、激しく気になる・・・。どの映画だろう? アンカーミスりました
>>50さん、ありがとうございます 37です、何度もスンマセン
本日図書館に行って当時の新聞の縮刷版とマイクロフィルムを閲覧してきました。
作中には「當日其の號外の燒跡の圖は府下の大小新聞どの姿も殆ど同一」とありますが、
実際各社見比べると新聞によって焼跡の形は少しずつ異なり、お世辞にも人の形には
見えないものだってあります。
自分のうpした写真は「時事日報」に載ったものらしいのですが、残念ながら自分の地元の
図書館に所蔵なし。
自己満足レポになのでsageるけれど、もし旧家の蔵から大正2年2月21日の
茶色く燻った「時事日報」が掘り返されそうものなら・・・((((;゜Д゜)))
>>57
参考までに、岩波の全集別巻の「星女郎」作品解題から
「題名は倶利伽羅峠を越える途中、金沢高等学校の学生境が宿泊した孤家で、
星月夜に浮かぶ妖しき貴婦人に遭遇し、奇怪な一夜を過すところから名づけられている。」 先日見たポルノ映画が『歌行燈』をベースにしていて、笑った 草迷宮を何回読んでも途中で意味が分からなくなって挫折してしまうのですが、
どなたか読了した方はいますか?
ネタバレして構わないので、
感想を述べて頂けないでしょうか? >>61
亡き母の歌ってくれた手毬唄を葉越明が自身が一字一句全てわかってしまうと
「私たち(=魔の者)と同一ような身の上になりますもの・・・。」
最後に一応手毬唄を歌ってはくれるものの、途中で途切れてしまって
そこから先は解らず、葉越明青年は死ぬまで手毬唄を追わなければならない。
かく言う自分もあの小説は手に取るようには解らないけれど、とりあえず『草迷宮』は
「言の葉の迷宮」であると思っています。
国は変わって、迷宮を描いた小説である『鏡の国のアリス』では好奇心が旺盛すぎて
悪者に食べられてしまった牡蠣の例、さらに時代を遡ってフロイトが分析したE・T・Aホフマンの
『砂男』では、何だかわけの解らないものは「詩」であり「芸術」であり「真実の愛」であると
信じたために身を滅ぼしたナタナエル青年の例もありますから、迷宮を描いた幻想文学はいつまでも
謎であってもいいのではないか・・・
というのが、『草迷宮』を未だに完全に理解できない自分の感想です。
流石にこれだけじゃヒントになりませんから、寺山修司の監督した寺山流の解釈による
『草迷宮』をご覧になってもいいでしょう(DVDが出ています)。
以上、参考になれば幸いです。 >>63
どうもありがとうございます。
大変参考になりました。
私は、どうしても、最初の海岸近くの店のシーンでわけが分からなくなり、
読むのを中断してしまいます。
今度また挑戦します。 二年前に亡くなった今日泊亜蘭というSF作家が「鏡花の文章は主述が明確で論理的だ」と言っていた。
ものは言いようである。
ちなみに今日泊氏は鏡花の熱烈な崇拝者で鏡花風の作品もいくつか残している。 芥川賞獲った朝吹が鏡花の再来だといわれているが、どうよ。
それらしい文章を書いているだけだと思うが。 潮吹きの時間を自由に操る記述はプルーストのそれとは阿呆島田の便ですけれどもねぇ〜(笑) ここまで逝っておけば慶応大学教授もほぼ決定で症ね〜(笑) 藁貸し増すねぇ〜(笑) >>66
「根岸物語」シリーズや「漂渺譚」などがそう >>72
英訳された鏡花作品の文体、どうなってた? >>74
dクス
やっぱりあの文体は中々翻訳では表現しづらいね。 >>78
去年に岩波の復刊されなかった?
手許にあるのは95年のだし、
また絶版かな 今岩波のHPを見たら、日本橋も歌行燈も海神別荘も重版未定になってた・・・。
歌行燈なら新潮文庫で読めるから恕すべしとして、日本橋や海神別荘が
文庫で読めるのはちくまの集成を除けば岩波だけなんだから、
岩波サン早いトコ重版再開プリーズ 泉鏡花の本って、どれも意味が分からなくて読むの止めてしまう…
高野聖と外科室が何とか読めたくらい
歌行灯、草迷宮は、序盤でわけが分からなくなり放棄した
まともに読める人が凄い ちょっとしたコツ、見たいなものが必要なのかもしれない 一文ずつの意味を受けとろうと
わからない箇所は調べて 、
着物の精緻な描写をも何とかとらえる
とらえたい 岩波文庫の短編集を読みました。
正直本当にさっぱりまるっきり話の筋が分からず、
言葉の豊かな面はなんとなく分かるものの、自分には合わないかな、と思いました。
草迷宮もあるんですが、数年以内に読めたらいいな、という感じです。 鏡花は読めない
文体の難易度が高すぎる
何が言いたいのかさっぱり分からん そういう方々は
高野聖をお読みになるのがよろしいかと思われ 鏡花は読書体験が浅いうちは凄いと思うが慣れればそれ程でもなくなるな。
寧ろ露伴の方がその表向きの親しみやすさとは裏腹に難解な作家という感じが強まってくる。 何か津波の現場見ると「甲乙」の宿屋女将を思い出してしまう 鏡花の文体が難しいと感じる人って凄く若いのかな?
この板に居るような読書家で
高校の古典の授業をちゃんと受けていたら
特に難しい事はないと思うのだが。
内容が難解かどうかは別の話ね。
鏡花の文章について、読んでるうちに何を言ってるのかわからなくなると三島由紀夫も澁澤龍彦も言っている。 若いもんだけど、日本橋の冒頭は当初何を言っているかわからなかった。 昔の人っていうのは黙読の習慣がなかったそうです。
だから鏡花の文章は音読したほうが美しさを感じられる。
私の恩師の受け売りなんですけどね。
それも、出来れば声を出して讀めば
難しくないと思います。
舊作の囘顧
http://web-box.jp/schutz/pdf/qsakuno.pdf
鏡の花
http://web-box.jp/schutz/
この作品を讀むと、鏡花が執筆時に
人に讀み聴かせていたことが良く判ります。
>>96
文体は何とか理解できるんだけどやたら周りくどい書き方だから意味をつかみにくい部分が結構ある 俺は読んでて単純に語彙が追い付かない時が多々ある
さらさらと酒を飲むみたいに読みたい >>104
それはあるね
漱石が誰宛だったか手紙で似たようなこと書いてたよ 鳥山昌克×泉鏡花 『眉かくしの霊』のDVDを見た方いますか?
ユーチューブに予告編がありました。
>>107
今確認したら「のぶすま」は広辞苑第5版に載ってたよ
>>109
YouTubeを見たら、自分の母校である大阪○術大学の映像学科の
学生が作りそうな映像だったので笑っちゃったw
でも中々面白そうだね。お値段もリーズナブルだし、注文してみようかな >>109
本のタイトルだと思うとあまり感じないけどDVDのタイトルだと思うとすごく怖そうに思ってしまう 初めて「婦系図」読んだ。かなり面白かったが、どうもよくわからない点が1つ。
早瀬はお蔦と内縁関係にあったようだが、先生の娘・お妙にも同時に惚れていたのか?
最期の方では「お蔦と2人で毒蛇になってお嬢さんを守る」とか言ってるんだが。 妙さんが主税に惚れてんじゃないの。
お嬢さんをお守りするのは、大恩の先生のお嬢さんだからでしょ。 >>115
なるほど。まだまだ読み込みが足りなかったな。
しかし、復刻版を読んだんで古い漢字が多くて時間がかかったよ。 昔挫折した「幻の絵馬」を今日久々に読んだら意外や意外、
エンターテイメントみたいに痛快な話だったわ
鏡花の作品を漫画にする流れって結構昔からあるけれど、
幻の絵馬や神鑿、星の歌舞伎みたいな人形譚を藤田和日郎あたりが
漫画化したら面白いかもw 鏡花の小説で卑猥であるという理由で当時禁書に指定されてた奴読んだ? >>116
映画になってるから
大まかなあらすじは映画で理解しましょう >>119
卑猥で禁書じゃなくて
反戦的で禁書じゃないのか?
>>119
>>122
だったら「海城発電」だね。
全集の初版には刊行時期が太平洋戦争開戦直前だったので時局柄収録されず、
戦後の第2版の別巻から収録。今では岩波文庫の鏡花短編集で読める。 作中人物が拷問に際して口を割って何が悪い、と嘯いたのがまずかったわけ? 6/8,6/9
渋谷区文化総合センター大和田で
アシタノキョウカ−歌う泉鏡花 今、夜叉ヶ池を必死で研究してるんだが難しい…
百合も白髪のかつらをつけてたの?
晃の「太夫身支度は襷掛けで出来ては居るが」
「お互いに朝寝の時だよ」
「姪の此を附けつ廻しつしたと云う大難ぶつ」はどういう意味?
なんで百合は人形抱いてるんだ?
分からない…
>>126
百合の仕種の描写や身の回りもの、台詞などに「白」という言葉が織り込まれていて、
何より白は龍神の「白雪」という名前と重なるので、元々百合は「白」という属性を
持っている半ば神がかった女性=白雪と同じ運命をたどる事になる女性なので、
元々髪の色は白かったと思います。
「お互い朝寝の時」は「晃と百合の住む琴弾谷は朝寝坊をしても怒られない、
麓の村と夜叉ヶ池の中間に当たる、俗世と神の世界を繋ぐ場所」という意味。
「姪の此=姪の百合」という意味合いで、「附けつ廻しつ」は「酷い仕打ち」、
「大難ぶつ」は「災難を与える”モノ”=ブツ」、或いは「神職でありながら女性に
むごい事をするような”仏”=ブツの仮面をかぶったえげつない男」みたいな意味ではないかと。
百合と晃の間には子供が出来ないので人形を抱いていた・・・と考えるのが自然かもしれませんが、
実は「人形」というのは鏡花の作品に頻繁に登場するモチーフです。
・・・もっともこれは個人の勝手な解釈ですから専門の研究者の解釈とは異なるかもしれませんが、
一応ご参考になれば幸いです。 金沢に行って主計町の実家跡や鏡花文学館、川沿いの水芸をするモニュメント見てきたよ なるほど…
一人で悩んでたので自分以外の方の意見が聞けてよかったです。
ありがとうございます! 「短編集」か「小説戯曲選」の中にあった作品だと思いますが、
「おかあさまがいらっしゃるから、おかあさまがいらっしゃるから…」
で終わってた作品がありましたね。
タイトル忘れましたけど。
なぜかこの言葉、耳についてはなれない。
青空文庫で泉鏡花を読んでみようと思うんだけど、何から読むのがお勧め? >>134
タイトル教えてくれてありがとう。
青空文庫にもありますね。
再読してみます。
8/24 8/27 赤坂サントリーホール・ブルーローズにて
映画「滝の白糸」
・・・とはいえ映画をダシに現代音楽するイベントなのであまり期待しないで。 >>141
スレチだけど、川端康成が脚本を書いた映画「狂った一頁」に頭脳警察が音楽をつけた企画、
早くDVD化してくれないかと心待ちにしているんだが、中々実現しないなー。
やっぱり統合失調症の描き方がアウトなんだろうか。 >>142
スレチだけど「狂った一頁」は観たいなー >>143
YouTube(A Page Of Madnessで検索)とニコニコ動画で見られるよ・・・。
ってのはダメか>狂った一頁 狂つた一頁 A Page of Madness 衣笠貞之助 1926年 原作 川端康成
http://www.youtube.com/watch?v=Gt0nUgNFztI
Part1 〜Part4
この人がうpした他の動画で鏡花ものいっぱいあった。 溝口の「滝の白糸」はかなり前に活弁の入ったIVC版のVHSを図書館で借りて見たなぁ。
原作では最後欣弥は自分の部屋で命を絶ったけど、溝口の映画では確か思い出の橋から
身を投げて自殺したように覚えてる。
紀伊国屋書店からデジタルリマスターされたDVDが出てるけど、ちょっと高い・・・orz 『山海評判記』に
「真白な大女が乳房の装上がった雪のように、身に一糸も纏わず、白裸にして、
道一杯に仰向けに寝て居た。足許に通草のような赤い唇が見える。」
と言うくだりがあるんだけど、これ初出時(新聞連載)には伏字になったのかなぁ。
・・・もっともこの大女は古狸が化けたものだから、ギリギリセーフだったんだろうか。 三島:鏡花を今の青年が読むと、サイケデリックの元祖だと思うに違いない。
鏡花は、あの当時の作家全般から比べると絵空事を書いているようでいて、なにか人間の真相を知っていた人だ、
という気がしてしようがない。
三島:ニヒリストの文学は、地獄へ連れていくものか、天国へ連れていくものかわからんが、鏡花はどこかへ
連れていきます。日本の近代文学で、われわれを他界へ連れていってくれる文学というのはほかにない。(中略)
永井荷風はやっぱりどこへも連れていってくれないですよ。
澁澤:じゃ谷崎潤一郎さんは。
三島:谷崎さんも、もうひとつ連れていってくれない。
澁澤:つまり地上しか……地獄へもいかないわけね。
三島:天国へもいかない。川端康成さんはある意味で、「眠れる美女」なんかでどこかへ連れていくね。
澁澤:地獄ですね。
三島:地獄ですかね。鏡花が連れていくのは天国か地獄かわからない。あれは煉獄だろうか。
澁澤:煉獄あるいは天使界か、とにかく地獄でも天国でもない、その中間の澄みきった境地じゃないですかね。
三島:スウェーデンボルグ流に言うと天使界かな。
三島由紀夫
澁澤龍彦との対談「泉鏡花の魅力」より 弟が使ってるテキスト(高校の国語の便覧)に誤解を招くこんなミスが↓
「婦系図」
長編小説。明治40年。早瀬主税は芸者お蔦と世帯を持つが、師の酒井は将来を考え二人を
別れさせる。湯島天神での別れの場面が有名で、新派劇の当たり狂言になっている。
>湯島天神での別れの場面が有名で
>湯島天神での別れの場面が有名で
>湯島天神での別れの場面が有名で >>153
「婦系図」という小説には湯島天神の場面はなく、大正期に入って鏡花が戯曲を
書くようになり自ら湯島での別れを書き加えたのが「湯島の境内」という戯曲なのね。
新派劇での湯島の別れの場面が有名になってしまい、そのイメージが専攻して
原作の小説にも湯島の別れがあると間違えてしまう人が今も昔も時々いるんだけど、
この便覧の記述もなんだか「原作にも湯島の別れの場面がある」と取られかねない
書き方なので、そこらへんが誤解を生むなと思ったわけ。 おー、そうなのですか!
婦系図は随分前に読みましたが、
今では湯島の別れはてっきり原作にあったと思っていました。
新派の劇は観たことありませんが、
映画は何種類か観ています。
全てに湯島の別れの場がありました。
婦系図というより「湯島の境内」とか「湯島の白梅」とか「湯島の別れ」とか
いう方がピンときてしまう。orz へえ。そういえば衣笠貞之助監督、鶴田浩二・山本富士子主演の
大映映画『婦系図』をVHSで観たことあったけど、そのサブタイトルが「湯島の白梅」だったな
じゃああれは小説じゃなくて演劇のほうを原作にしているんだね
スレチだけど、衣笠貞之助&山本富士子コンビって、名作多いよな… ずいぶん前、花組芝居ってところが婦系図やったときは
原作どおりに脚本を書いことをウリにしていたっけね。
だからその芝居に湯島の場はなかったはず。
テレビ放映を見たけど、力みかえった男宝塚の芸風に
我慢できなくて、早々にギブアップしましたけど。 便覧につっこんだのがキッカケで、昨日の夜から久しく読んでいなかった「婦系図」を読み返しています。
今じゃ鏡花は幻想小説の方が若い人からウケがよくて、通俗的とされている「婦系図」はファンタジー好きの
読者からは中々顧られないみたいだけれど、今読み返したら怪奇的な作品よりも「婦系図」「日本橋」
みたいなお化けの殆ど出ない話に何だか言い知れぬ魅力を感じます。
幽霊や魑魅魍魎の出てくる小説や戯曲に明け暮れた大学生の時分がつくづく懐かしいw 衣笠貞之助監督、鶴田浩二・山本富士子主演の
大映映画『婦系図』はよくできてる。
明治の時代雰囲気はこの監督は凄い。
マキノはお涙頂戴調。市川雷蔵のはカラーで
衣笠に次いで好きだわ。
衣笠・山本富士子は何と言っても春琴抄がイイと思うyo
>>158
日本橋を筆頭に
歌行燈、葛飾砂子などイイですネエ 鏡花って、日露戦争あたりから筆を執って、太平洋戦争まで書き続けたんだよね。
なのに全集通して読んでも、激動の時代の余波というか、時代のうねりみたいなものを感じない。
ホントに一本筋の通った人というか、脳内ワールド最強の人というか。
よく天寿を全うできたよなと思ってしまう。 このうだるような暑さの中で
熱帯夜で廃屋と思っていたお宅のお向かいの美人とお話してたら・・・ってホラーがあった記憶が。
何て題名だっけ? 戯曲で、松五郎とお俊の出てくるの、読み方なんですが、おとし、おしゅん、どちらでしたか?
御教授願います >>165
全集の25巻を見る限り、深沙大王の”お俊”のルビは”おしゅん”になってます。 >>166
素早い御返事、有難うございます
それと松五郎でなく松三郎でした
青空でなく全集読んでみようかな… 誰か、鏡花の作品の「通夜物語」のあらすじ教えてくれませをか(´Д` )ハウ。
なかなか、わからないんです。鍋焼きうどん。お願いします。 >>168
「幻想文学35 鏡花夢幻帖」(幻想文学出版局)より「鏡花曼荼羅 全作品ガイド」から
「通夜物語」(1899・4)
画家の玉川清(眉目秀麗なる一個白面の好男子)は、久世友房(宗偏茶の湯の名家)の娘で
従妹に中るお澄と相愛の仲だったが、落魄して遊女丁山(北廓は源のお職)と出来、お澄は
陸軍大佐篠山六平太に嫁ぐ。清の伯父が死に、その通夜席で、清と丁山は友房に辱められる。
丁山を息子の嫁に――と友房が揶揄ったのを、二人は取こにとって久世家へ強請に。
久世家の人々の計略に切羽詰まる二人、「覚えて置け。逢引はかうしてするもんだ」と啖呵を
切り出刃を乳房に突き立てる丁山、その血潮で襖に丁山の姿を描く清。 >>169
いつもながら鏡花の小説はあらすじだけ読むと無茶苦茶な話なんだが・・・ だれか 神鑿 に詳しい人いる? 面白くて一気に読んだけど、最後のどんでん返し(妻の手紙)でわけがわからなくなった。
妻は自分で姿を消したのか? とすると魔物にとらわれてはいないのか? それでは雪枝の懸命の行動は全くの1人相撲ではないか?
わからん。あとで読みなおしてみるわ。 >>171
あの話の大団円はどうとでも解釈できるようになってるけど、自分は
「あはれ、神は、香村雪枝を守らせ給ふ!」
「然うで無いと、恁くまでに恋慕つた女、気が狂はずに居なかつたのである」
とあるから、浦子は結局魔に攫われて発狂してしまい、そのまま戻らなかったんじゃないかと思ってる。
そして浦子の代償に雪枝が手に入れたものは美女の像と、彫像を彫る技術だったんじゃないか、と。 「夜叉ヶ池」
政治家がこの当時からまったく進歩してない件 >>171
ヒント:妻が虐げられてる描写はすべて、誰の台詞か。
この作品というより泉鏡花は、基本的に登場人物の会話のやりとりで、
一方が他方に話を聴かせるという構造の中で、物語をすすめるからね。
作中の時間軸では、嫁さんがさらわれるというメインストーリが始まる前に、
匠の老人が怪僧に「水面に映る女」の供養を頼んだという出来事があり、それを踏まえると。。。 訂正。
ヒント:妻が天守閣で魔のもの達に虐げられているということを主人公が知ったのは、全て誰の台詞によるのか ご教示ありがとうございます。 初心者の私にはどうしても最後のどんでんがえしは蛇足だった
ように思えてなりません。他の作品をもっと読みこんでから再読してみます。
しかし、まさに奇才、もの凄い作家ですよね。 冠弥左衛門のストーリーが良く分からない・・・
むずかしい・・・ 鏡花の小説って、ストーリーわからないの多いね。
そういう時は、何回か読むのがベストなんじゃね
あんまりストーリーなんて関係ない世界かも >>178
幻想的な雰囲気(笑)に惹かれて鏡花を読み始めた者だが、
鏡花の文章の迷宮に迷うことなくストーリーを把握できる
ようになれるまで6年かかったぞ。
最初のうちは短編や中編ですら挫折しいてたが、
何が書かれているかある程度わかってくると、ほとんどの作品の読後感は
「漫画みたいにオモシロイ!」
になってくるから不思議だわ。
ま、そこらへんが自分みたいな(自称)”鏡花愛好家”の落とし穴なんだけどね・・・。 設定や内容はともかく、ぶっ飛び加減だけなら、
楳図かずおに似ていなくもない。
『漂流教室』とか『わたしは真悟』とか。 鏡花でぶっ飛んでいる話なら「山海評判記」がダントツだと思う。
あちこちに張られた伏線の殆どは最後まで回収されないし、大団円だって
これで本当にいいのかと思うような、トンデモない唐突な迎え方をしてる。
その筋の専門家からは何故か評価が高いのだが、当時新聞で読んだ読者は
これを面白いと思ったのかどうか、甚だ疑問・・・。 >>169
>「幻想文学35 鏡花夢幻帖」(幻想文学出版局)より「鏡花曼荼羅 全作品ガイド」から
これいいね。
全集ゲットしてもなんとかなるかなあ。 169だが、この本は20年ほど前に幻想文学誌の鏡花特集で出たものだから
鏡花作品をあくまでもファンタジーとして読むコンセプトで書かれていて、
ご丁寧にも全作品ガイドにそれぞれ「怪奇度」「幻想度」の五段階評価が
通信簿みたくつけられているのが、何とも・・・。
それでも、自分も鏡花で挫折しかけた時にお世話になってるけどw 日光掩蔽 地上清涼 靉靆垂布 如可承攬
其雨普等 四方倶下 流樹無量 率土充洽
山川險谷 幽隧所生 卉木藥艸 大小諸樹 観念小説時代の作品が結構好きだ、なんか不気味でぞくっとする
「琵琶伝」とか「海城発電」とかの頃 鏡花みたいな文体を現在の小説で使ってる作品てありますか?
あったら読みたい >>190
平野啓一郎の一月物語なんか、文体どころか作品世界までパク…じゃない、かなり意識してる。
主人公が老人と一緒に汽車に乗って宿の同じ部屋で寝たり、毒蛇が出てきたり、おまけに
川に身を投げて死ぬ女まで出てきたりして。 >>190
現代の小説でそんなことする意義はあるのかね。
一月物語読んでそう思った。あれは劣化版春昼。
一月物語の新しい新潮文庫版は日蝕と合本になってる。
傾向が近いのでまとめて読んでみたら。
鏡花全集読破の方が有意義だと思うけど。 190
一月物語は読んだ。劣化版って感じだった。
が、ああいう硬い文体の本が少ないので評価してる。
全集は持ってて読んでるところ。
似た文体は他にはやっぱりないのかねえ
意義は好みの文体の本が増える、ということ 書き手にとっての意義という意味だよ。
当時何度も指摘されたことだけど、現代の小説において
あのような文体で表現することの切実な意義があったのか。
読み手にとっての意義は、まあ、個人の趣味の問題もあるしな。
尊重するよ。
マスターこのスレの皆さんにサントリーのトンスルを
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ∧ ∧
ハ,,ハ / `ー一′丶
<丶`∀´> / : : :: :: :::::ヽ
. ▼ >、/⌒ヽ | : : :: :: :::::::::l
─‐⊥‐ッ'-‐y' / i_ ヽ、 : : :: :: :::::::/
`⌒ー′ | |::| )゙ ..::::〃:ィ´
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____ \=::|. i 、 : ::::|____
『日本橋』を小説と戯曲で読んだ。
戯曲のほうを先に読んだからかもしれないが、
戯曲のほうが傑作だと思った。
小説は例によって話が前後して、
回想部と現在のこととがこんがらがってしまってわかりにくいけど、
戯曲のほうはストーリーがほぼ時系列的に流れていてわかりやすかった。
終わりも小説とはちょっと違っているけど、きれいにまとまっていて、
読んだあと、お見事!拍手喝采って感じ。 鏡花って文体の古風さで一見古めかしさ感じるが
内容は映画のシナリオみたいなんだが >>186
賣色鴨南蛮、読んだけど、
せんべい出てきたけど鴨南蛮でてこんかったorz 『夜叉ヶ池』読んでたら、自分の町、
洪水による避難勧告出ていた…@兵庫県 >>201
どじょっこふなっこにならないよう気をつけてください 台風を警戒しつつ巻ノ〜を読んでいたが、
まじなんともなかった・・・ @京都 >>199
論文いくつか読んだけど、なんで鴨南蛮なのかわからないんだよな 気になって全集の解題を見てみたわ>売色鴨南蛮と海城発電
売色鴨南蛮
「題名は作中のお千の倡蕩のなりわいに基づく。」
海城発電
「題名は、日清戦役中に、清国の海城より英国ロンドン府アワリー・テレグラフ社宛に
じよん・べるとんなる戦時通信員が電報を発信するところから名づけられている。」
鴨南蛮ってひょっとして大正時代の何かのスラング? 発電は電報の発信だったのか!
蒙を啓いてくれて有り難う。 >>210
70年代ぐらいの世紀末テイストの絵画か映画の題材になりそうな光景だなw>「海”上”発電」 図書館に行ったついでに、明治〜昭和に使われた隠語の辞典を見てきた。
「鴨」には夫婦同伴者、婦人同伴者というスラングがあるらしく、
「鴨首(かもくび)」は私娼、下流の酌婦、娼妓という意味みたい。
「南蛮」の項目はその辞書には無かったけれど、「鴨南蛮」つながりの
言葉で「うどん」には自宅に連れ込んで稼ぐ売春婦や街娼、
「そば」に私娼、とある。
「そばを打つ」は私娼と遊ぶ、あるいは男女が同衾する、の隠語らしい。
・・・さすがにここまで来たら深読みしすぎだけど、どうして
鴨南蛮なのか真相は結局判らずじまい(´・ω・) >>48
超亀レススマソ
>あと「海異記」の元ネタと思われる話とその挿絵が怖い;
「鏡花百物語集」、今日書店で立ち読みしてきた。
小村雪岱の描いたという挿絵はこの上のやつか↓
ttp://blog.bk1.jp/genyo/archives/2009/06/post_1616.php
本だともっとハッキリ映っているけど、この絵見た瞬間
ちょっとビビッちまったw >>215
専ブラとかだと一行目しかリンク反応しなかったりするけど、
改行された次の行も含むとリンクたどれるよ
ttp://www.aozora.gr.jp/index_pages/person50.html#sakuhin_list_1 これいいですね。「露宿」「十六夜」
ttp://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20110901/CK2011090102000143.html
2ヶともネットで読んだけど、
鏡花って繊細な感受性だけど、
そのわりにのんきで、芯の強い所がありそう。 けっこう恥ずかしい質問だけど、
草迷宮の令室と菖蒲は同一人物でいいんだよね?
教えてエロい人 >>218
菖蒲と令室は別人。でも、令室そのものは存在があやふやに描かれてる。
草迷宮は語りが人から人へ口伝で連鎖する話なんだけど、
菖蒲が最後に語る令室の話はあくまでも「近い将来」を予測して小次郎法師に
聞かせているだけであって、あの時点では明と令室はまだ出会っていないし、
そもそも令室の存在を語っている登場人物は菖蒲だけなので、
大団円の後に明が令室と本当に出逢って本当に恋に陥るか、誰にも判らない。
最後に菖蒲の唄う肝心の手毬唄も途中で途切れていて、地の文の最後も
尻切れとんぼに終わっているというのは、手毬唄の正しい文句は
明自身が生身の人間の女に恋をすることで自分の力で作り出さなければ
ならないことを意味している、と勝手に解釈してるわ。 >>219
丁寧にありがと
悪座恵門が使いにくるくらいだから
てっきり菖蒲が令室で、令室のことを三人称視点で話してるのかと思ってたけど
読み返してみたら単に菖蒲が女性だから悪座恵門が来たと書いてあったわ
俺も勝手な妄想なんだけど
「間」に住まう魔物のことだし、あれは確固たる未来だって思ってる
見て来たかのような繊細な情景だからその在り様が起こったんじゃないかと思っちゃう
まあ、鏡花節ってだけなんだろうけど
最後の方はチラ裏でした 鈴木清順監督の「陽炎座」を見たのだが、この映画の面白さと鏡花を読むときの面白さは、同種類であるような気がする。 今度三部作DVDとブルーレイ出るんだよね
「陽炎座」まだ見たことないので買っちゃおうかなあ >>224
>今度三部作DVDとブルーレイ出るんだよね
マジで?
ツィゴイネルワイゼンも陽炎座もついにブルーレイ化だなんて超期待だわ すみません。ストーリーの解釈について質問なのですが、
照葉狂言のラストで、貢さんは小親さんを捨てて、
雪おねいさんを助けることを決意した、ってことで
いいんですよね? ttp://www.youtube.com/watch?v=vDZMcP48etk
陽炎座 >>226
主人公は小親と別れてどっかいっちゃうだけで、
雪ねえさんを助けてないんじゃないかな。
雪ねえさんが不幸だから、
自分も小親を捨てて不幸な境遇になる。
それをもって姉さんと同等になりますってことなんじゃ… 波津彬子さんという漫画家さんの「雨柳堂夢噺」
元々戯曲の漫画化もしていて鏡花のリスペクトしてるけど今月掲載の話はもろに「怪異」を扱った小話で笑った。 最近、鏡花を読み始めたんだが
ゆとりだから理解力が足らんで困ってる
古い作品だから、いろんな解釈や解説を知りたくても
検索に引っかからない
やっぱ、ちゃんと図書館で鏡花研究の本を探さないとあかんね
高野聖の「暖かい花びらに包まれたら死んでもいい」ってエチーの暗喩? 婦系図で、カエルが見つかったときに挿入される作者のカエルへの呼びかけにはビビった。
呼びかけそのものもそうなんだが、「かかる処に流された」なんて表現普通思いつかねえ。 >>230
「どなたです」
「あやかしです」
・・・・・・ォィw
深夜の某アニメに鏡花に近いものを感じたw
生存戦略 テレビアニメだったら何年か前に「天守物語」をやってたよね。
結構ぶっ飛んだ解釈だったけどw 明治東京恋伽とかいう恋愛ゲームの鏡花がえらいことになってる件
ttp://meikoi.jp/#/charactor >>237
なにやってんすか鏡花さんw
中途半端に本人の性格を踏まえてるから余計気持ち悪いなあ >>237
趣味www
キャラはもっと青年っぽいのが良かったなあ >>237
なんかたしかに本人の性格踏まえてるっぽいけどこれで泉鏡花をしってググッた人は実際の写真見てびっくりするだろうなあ・・・w
金沢三文豪掌文庫にはいってる湯どうふと
真夏の梅は本人の嗜好が見えて面白かったなあ
キャラクターのページに声優のサンプルボイスが入ったみたいだが、
あまりといえばあんまりな口調なのでクソフイタw
>>240
嗜好の話だったら「銀鼎」「続銀鼎」で汽車の車内で
アルコールランプを使ってうどんを煮る話が出てくるぞ そういや新国立劇場の天守物語観た人いる?
公演終わったのにまだ舞台写真HP上で公開してない・・・ そういや新国立劇場の天守物語観た人いる?
公演終わったのにまだ舞台写真HP上で公開してない・・・ >>243
ttp://www.nntt.jac.go.jp/play/tenshu/photo.html 青空文庫で天守物語読んだら
ハッピーエンドの竹取物語みたいだな。 >>245
ありがとー。
しかし新国もわかりにくいな。 授業で新古今やったんですけど、その中に出てきた
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」
って歌を読んで「外科室」を思い出しました
「私を知りますまい!」という夫人の台詞の切ないこと >>248
百人一首に出てくる和歌を学校で習う前に泉鏡花を
読んでいるだなんて、あんさん超いい趣味してるじゃないかw 高岡公演見てきたよ。
俺はオペラを見るのが初めてだったが、オペラってすごいな。
見る前はせいぜい手に持てる小道具くらいでやるんだろうと思っていたが、幕が上がった瞬間ステージを埋め尽くす岩山があってワロタ。
上から蛭が吊るされてふってきたり、岩があいてヒキガエルが飛び出してきたり、動きのあるギミックがディズニーのアトラクションみたいで楽しかったよ。
俺はオペラとか演劇とか全然見ない人間なので色々新鮮だった。オペラって一人が喋ってる間でも他の人の動きは続いているんだね。
茶屋で薬売に坊主のくせに命が惜しいのかとバカにされてるところとか、歌いながらセリフをしゃべるから時間的に長くなるんだけど、その間のひしゃくを持って困惑している上人の動きとか最高。
女が背中流してあげましょうと迫ってくるシーンでも、上人の「いけません、いけません」と必死なところとか雰囲気出ててよかった。ちょっと笑いもおきてたよ。
オペラ自体は二部構成で第一部は興奮している薬売馬を女が幻惑の色香でなだめたところで終わる。75分だけど感覚的にはあっという間だった。
第二部は動き少なめで、独白と歌が中心だった。
飛騨の山々を「山に山をかぶせて」と歌ってたのが良かったな。これって原作にある表現だっけ?
会場の年齢層は50代以上の女性が多かった。
オペラを聞きに来るのはもともと女性が多いのか、泉鏡花好きに女性が多いのかわからんが。
帰るときにアンケートで次も鏡花作品をやってくれと書いたんで、夜叉ヶ池やってくれたら最高。眉かくしの霊でもいい。 >>251
レポありがとう^▽^
東京公演チケ確保ますた 薬草取で主人公が誦してるのは、法華教の薬草喩品なんだよな。でもラストのは薬王品 今年は高野聖、来年の年末は天守物語のオペラ(金沢・滋賀・東京)か。 鏡花はどれを読んだかわからなくなる。メジャーなタイトル以外は。 >>256
ああそれわかるww
内容と題名が脳内で繋がりにくいとことかw 「高野聖」東京公演観て来たー。
ほほー。いけべえ(池辺晋一郎氏)は水をバネ音楽(金属コイルバネをびょんびょん鳴らす)ので表現したのか。
「天守物語」の水野修孝氏は大オーケストラト合唱団の音群(クラスター)で表現したけど。 シネマ歌舞伎
ttp://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/#lineup
15〜17は鏡花原作なんだね、見に行きたいなあ >>259
「玉様が鏡花をダシに若いオトコにムフムフ」などと考えてしまう自分は多分魂が腐っている・・・・ 既出だったらすいません
最近「座談会恋愛問答」を読んだんですけど、
あれって鏡花が何歳くらいの頃の対話なのかなとちょっと気になってます
多分文中に年代は載ってなかったと思うんですが、
もしご存知の方居ましたら教えてくれませんか? 岩波文庫の復刊で『鴛鴦帳』と『湯島詣/葛飾砂子』が出るね
>>263
その座談会そのものが何に載ってるのかわからない 谷崎の監督した葛飾砂子は観てみたい。
どこかでフィルム発見されないだろうか。。。
>>263
明治31年1月3日「新著月刊」第二巻第一号に
「文家雑談(第壱)」の題で掲載。
(明治39年9月『唾玉集』に「恋愛問答」の題で収録。)
詳しくは岩波版の紅葉全集の第十巻を参照。
年齢は自分で計算して。 泉鏡花作品にダークなものはありますか?
ひながたりっていう短編しか読んだことがないので、もしダークな要素がある作品があるならば教えてください。 >>268
ホラー系で「黒髪」
おぞましい系で「蛇くひ」
トンデモ系で「大和心」 連投スマヌ
>>268
グロいのでもよかったら「尼ヶ紅」もかなりダークですぞ >>270>>271
有難うございます!
全て気になったので読んでみます。 >>273
そんなに面白かった?wwwwwwwwwwww >>268
ちくま文庫の文豪怪談シリーズを図書館で探してみなされ >>268
君の思う『ダーク』に該当する他の作家の作品名を挙げて、「こういう作品を」と言ってくれた方が、より君の希望に適った作品を紹介できるのだけど、、、。 >>277
表現が曖昧ですみませんでした。
私は江戸川乱歩の作品が好きです。
「人でなしの恋」とか「踊る一寸帽子」だとか・・・ >>266
たまたま坪内祐三『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』(新潮文庫 p.426)を読んでいたら
雑誌『新著月刊』明治三十一年一月号に載ったインタビュー「紅葉氏が恋愛論、婦人論、良妻論」
(のち「恋愛問答」として単行本『唾玉集』に収録)
とありインタビュアーが泉鏡花と小栗風葉とのこと
こりゃ鏡花全集じゃなく紅葉全集がリファレンスになるわけだ
>>263はもっと質問のしかたに気をつけた方がいいと思う 「尼ヶ紅」はモッくんと嫁ぎ先でキャスティングできそうだなw アバ大人は字面がおもしろすぎていつも思い出すだけで吹いてしまう >>282
変な帽子がトレードマークで、自分の写真をでかでか載せた
広告を出してる某ホテルチェーンの女社長を思い出すじゃないかw 太宰治が泉鏡花に傾倒していた時期があるとウィキペディアに書いてあったので、別冊太陽の太宰治特集を見てみたのですがそんな事はどこにも書いてありませんでした。
元はどこの情報なのかわかる人います? そういえばそれ読んだとき妙だと思った。太宰のことだから読んではいたろうが、それほど傾倒していたはずはないと思うのだが。 壇一雄が「太宰と安吾」の中で、太宰の愛読書を紹介していた。
いろいろあったけど、一つの傾向として江戸っぽいもの、
円朝、緑雨、鏡花、荷風などが挙げられていた、と記憶している。
江戸っ子かぶれ、通人気取りの時期があったみたい。
鏡花と似たようなもの。 YouTubeに映画の「夜叉ヶ池」の動画が全編上がっている件 you tubeの「夜叉ヶ池」見たよ。
レンタルDVDに行っても、なかなかおいてないからね
天守物語もお願いします。 ナイヤガラの夜叉が逝け
酷すぎつまらなすぎワロタ
通報してよし!
日本橋の「一石橋からさざえと蛤を放す」行為が未だに理解できない。
放生の意味までは解るんだけれど、
雛祭りにさざえ?
蛤はお吸い物に使っているから解るけど。
江戸文化ではさざえも飾ったり食べたりしていたのだろうか? 怪語の粗筋がよう判らんのだが、だれかざっくり教えてもらえんかね。 >>169の本から。
「怪語」
文科大学の学生・上杉新次は上京の途上、旅僧にこのまま旅を続ければ
死ぬであろうと告げられる。人妻・秀に思いをかけ、絶望の極みにある
新次は旅を続けることにする。途中、新次は、女をたばかって盲人の
もとへ運ぶという賊徒らの悪事の相談を耳にする。我不関と決め込んだ
新次だったが、その女の秀であることを知り、自分の死をもって彼女を
守る決意をする。 そういうことだったのか・・・ときに筋が判らなくなる。ありがとう これから尼ヶ紅読もうと思うんだけど、
内容を把握しやすいよう、ネタバレにならない程度に
あらすじ教えてほしい 幻想文学35 鏡花夢幻帖をやっと入手できた・・・ながかった・・・ >>301
おめ
あれ一冊あると読解がかなりしやすくなるよね
全作品ガイドは他の鏡花本とは比べものにならないくらい重宝する 今日
・姫路城に落雷
・エレベーター停止
.............天守五層にエレベーター!?
※修復中の姫路城が見れる仮説施設のエレベーターです。 夫人「暗夜のような黒い雲、眩いばかりの電光、可恐い雹も降りました。」 16日午前七時に日本映画専門チャンネルで日本橋放映されますね。
CGか人形アニメで、絵本の春を見てみたい。 >>305
少し前に地元のミニシアターでやってた淡島千景追悼特集で観たわ>市川崑の日本橋
篠田正浩の夜叉ヶ池はつべに上がってるけど、何とかしてDVD化出来ないものかなぁ… >>305
そうですね。個人的にはこの際、朗読さえうまければアニメでも良いので鏡花短編集を見たいです。宮沢賢治の水仙月の4日とか注文の多い料理店はかなり大人向けの動画あるからぜひ鏡花も。 秋の「天守物語」は演出家が亡くなったので情報が錯綜しる。どうなるんだろ。 『湖のほとり』って何であんな突然な終わりかたなの?未完成なの?
結局すべてのエピソードが放りっぱなしだよな。
鏡花は何を意図して書いたんだろうか
>>310
そんなこと言ってたら山海評判記なんか読み終えてハァ? ってなるレベルだぞ 鏡花って物語をまとめるのが苦手なのかな。
いろんな所から玩具を出してきたけど片付けないでどっか行っちゃう子供みたいな。 >>312
同時代の多数派の作家と違って、論理的にモノを考えられる
”頭のイイ”作家じゃないからね。 徳田秋声が自殺後の芥川についての文章の中で書いていたこと。
芥川は鏡花のような作品を書いていきたかったそうだけれども、
すこぶる頭のいい芥川では、頭のよさゆえに、
想像が奔放な鏡花のような作品は書けないだろうと。
あと谷崎潤一郎が芥川との例の論争の中で、
構成の才能を多分に持つ作家として鏡花を挙げている。
(個人的には作品によりけりだと思うけれども。) 漱石は友人への手紙の中で、『鏡花が解脱すれば日本一の文学者になれるのに残念だ』と書いているのですが、漱石の言う『解脱』ってどういうことだかわかる人います? >>315
その昔「鏡花宗」という「宗教」があってだな・・・ 耽美派の小説なんて文体が良ければそれでいいやを地で行ってたような人だ。これほどの人は他にいないよ 普通耽美派の小説家というと人生の上で幾人もの女性と恋愛関係又は肉体関係を重ねて、ということが
思い浮ぶのだが鏡花にはそれはない。浮いた話がほとんどないといっていい。その意味で特異な作家で
ある。彼の作品は人生とか深さというものには落ちていかない、そういうものを生理的に好まない資質
を感じる。 鏡花が作詞した「瀧の白糸」ってSP盤、聴いたことのある人いない?
歌詞は全集の27巻に載っているんだけど、国会図書館のデジタル化資料のトコを見たら
国会図書館の館内でしか視聴できないみたい・・・。
ttp://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1320313
・・・骨董市かヤフオクをあたってみるか。 龍潭譚と高野聖ってやっぱり高野聖のほうが完成度高い?
個人的には龍潭譚のほうが好きなんだけど 土曜日は仕事が休みで鏡花記念館に行こうと思い立ち昨夜から気分を盛り上げる為『薬草取』を読み始
めたのはいいがどうせなら作品の舞台となる「医王山」を通って行くのが面白かろうと思いつく。高坂
が9つの時母親の病気を直す薬を求めた薬草の山のことである。本日朝オンボロの小型車に乗り込むと
持ち前のいいかげんな性格から燃料メーターが半分なのも気にもせず出発した。南砺市から292号線を
走り10号線に出て金沢市に入り「小立野」を抜けて橋場町へという大雑把なコースを頭に入れた。 南砺市の桜ヶ池公園を過ぎて曲りくねった道を20分位たつと周囲は山しか見えず方向音痴な者にはどち
らが石川県側なのか富山県側なのか自信がなくなってくる。もちろん車にはカーNAVIなどついていない
のでスマートフォンで現在位置を確認すると圏外で見れない。といってもまだところどころに家があり
後でああ燃料を満タンにしておくのだったと後悔するほどの深い山であるとは考えていなかった。そし
て名前もはっきりしないダムを越えるころになるともはや途中で写真を撮る余裕などなくなっていた。 かろうじてコンクリートで舗装してある細い道には結構な大きさの岩がころがっており、雨の日
に落石したであろうと考えられるのだが間違って今日転がって来たらどうしようと思っていると
なぜかコンクリートの上を小さな川がいくつも流れている。三島由紀夫が澁澤龍彦との対談で「
日本じゃドイツみたいな森がないのに、鏡花になると深山幽谷がしょっちゅう現われる」といっ
ているがここは本当に「深山幽谷」だよなあと思った。
美しい蝶や蜻蛉が前を飛んでいても又鮮やかな野花が咲いていても凸凹のコンクリート道で車のボディー
下腹部をこすって痛めたりしないかヒヤヒヤしながら走行しているので観賞している余裕はない。しば
らくして遠くに4WD車が止まっているのが見えた。こんなところに車があるとは?と近づくと道路工事
中の為通行止めの張り紙が小さなプレハブ前に貼ってある。こんなの聞いてないしとつぶやきながら今
迄走ってきた道を又戻るのかと思うと憂鬱になるやら燃料は足りるのかしらと不安がよぎる。 古本屋で名作復刻全集って奴の「高野聖」が売ってたんで買ったんですが、名作復刻全集で出てる鏡花作品って他に無いんですかね。
それにしても昔の本は装丁が美しいですね。 >>326
「日本橋」があるよ(自分も持ってる)。
あと確か「海戦の余波」もあったはず ありがとうございます。
「日本橋」は有名な小村雪岱のやつですよね。それは欲しい! 岩波から出てる日本橋は読みにくくて困ったから見てみよう 岩波はいい本多いけど読みにくい。最近はだいぶ読みやすくなってきたみたいだけども 岩波は旧漢字を新漢字に
直してくれないと読めないわ。
新漢字にするだけで若い読者増えて売り上げ伸びると思うけどな。 旧字好きだけど、さすがに鏡花は読んでてきついものがある 岩波は詳細な注釈のついた鏡花全集を出してくれ
旧字旧仮名総ルビはそのままでいい。 「國文學 解釈と教材の研究」の平成3年8月号の記事からだが、
坂東玉三郎ですらこんなことを言っているんだよな。
「で、『日本橋』の場合、僕は芝居から入ったから小説が読めますけど、
最初小説から読んだら、話が前後していて、何が何だかもう、
並べ直すのに大変。おしまいの火事になったってところあたりから
始まっているんですよね。それからわあっといろんなものが入ってて、
それで火事になったというところで終わっていて、その間ものすごく入り乱れる。」
玉様でも鏡花には難渋するんだと、妙に親近感が湧いたわw
『歌行燈』も『日本橋』も、原作では時間が交錯しているけど、映画では時間軸にそってストレートな物語になっている。
原作を読んで投げ出した人は、一度映画を見てから挑戦してみたらいいかと思う。 「歌行燈」監督=衣笠貞之助(1960)
「日本橋」監督=市川崑(1956)
これらがDVDとして出てますね。
「日本橋」は小説より戯曲のほうがいい。
岩波の「鏡花 小説・戯曲選」にあったと思う。
図書館で借りて読んだんだけど… 加門七海の作風や文体は泉鏡花の影響を受けてたのかな
鏡花の海神別荘を読んでふと思った ほうそんな鏡花ぽい作風の作者がいるのか一回よんでみようかな 正直、おすすめを挙げられるほど加門女史の作品を沢山読み込んでる方でもないので申し訳ない
とりあえず、「蟲」と「女切り」を試しにどうぞ
ただ、彼女の作風は人によっては読みにくいとかちょっとあざといと感じるかもしれない
今週号のジャンプに載ってるジョジョの読み切りに出てくる
岸辺露伴の編集者の名前が「泉京香」だった件 >>345
やはり「滅菌」のスタンド持ちなんだろうかw
「不潔!不潔ですうウウ!」
「不潔なアナタは豆腐がすになる位まで熱湯消毒してあげまあアアアス!!!」
とか 岩波の復刊が売り切れ寸前だったので急いで確保
湯島詣 他一篇 (岩波文庫)
日本橋 (岩波文庫)
鴛鴦帳 (岩波文庫) 鴛鴦帳を全集を買うまで「おしどりちょう」って呼んでた俺って一体… >>350
全集ではルビが「えんおうちょう」になってる。
…どっちが正しいんだろう? >>353
鴛鴦帳は全集の18巻だけどそこにルビは振られてなくて、
全集別巻の作品解題と索引で「えんおうちょう」になってる 岩波の公式サイトで確認したら文庫版の鴛鴦帳の初版は1955年か。
いつの版から「おしどりちょう」のルビが付けられたかは分からないけれど、
取り合えずメールぐらいしておいた方がいいんじゃね? 流れを混乱させてスマンかった
取り合えず岩波書店には公式サイトのフォームから連絡しておいたわ 幻往来を読んだけど、ガルシア・マルケスが喜びそうな小説だったな 山川直人の芥川龍之介晩年を描いた「澄江堂主人」
鏡花が一度名前が会話に挙がるだけなのは残念。晩年は交流なかったのかな。 『うしろ髪』の最後の数行、「一寸さしがあるよ」以降が意味不明なのですが、誰か解説お願いします。 鏡花はお金に困った時に、なぜ一度も会った事のない夏目漱石のところへ借りに行ったのですか? それ、鏡花の談話「夏目さん」からの質問かな。
漱石が満韓地方の旅行に発つ直前というと明治42年9月頃で、それがこの借金の話の時期。
鏡花が漱石の依頼で朝日に『白鷺』を書きはじめたのが同年の10月15日。
この前後関係が逆だったら唐突な感じはしないのにね。ただのアポなしかしら。
ちなみにこの何年か前に『吾輩は猫である』で鏡花の「銀短冊」が言及されてるね。
「鏡花の小説にゃ雪の中から蟹が出てくるじゃないか」 古書店に鏡花全集4800でうっててビビッタ
値崩れしてる >>378金沢は演奏会形式とうたっていたけど装置も衣装もついてたな 鏡花って英語ぺらぺらだったんですね。
そんなイメージが無かったので意外です。 幼少時に英語習ってるからね。
というか以外と外来語とか翻訳語使ってるよね。 4月まで鏡花記念館で連載当時の挿絵を交えた「山海評判記」展やっとるが
ここまでやるなら
鏡花文庫でこの挿絵入りで出版してほしいわ >>385
この間鏡花記念館に久々に行ったけど、禿同だわ>山海評判記
でも、今も昔も新聞連載小説は連載時の挿絵は単行本化の際に省略されて
図書館で新聞縮刷版かマイクロフィルムでも閲覧しない限り見られなく
なってしてしまうのが常だから…。
そういえば山海評判記が全集以外で唯一読めたちくま文庫の集成も
もう品切れなんだね、在庫のあるうちに買っておけばよかったorz >>386
その集成の初回配本は第4巻で高野聖なんかが入ってるやつなんだけど
カバーのそでの刊行予定に産科医評判記とあってニヤニヤした覚えがあるよ。 >>385>>386
実現したら価格が千円超えても買いたいわ。ただし、文庫で。
ハードカバーだと寝ながら読むのにつらい(←ソレハオマエノツゴウ) >>387
>>389
出産を控えた女性向けの病院選びガイドブックみたいなのを想像してワロタw
ちょいと図書館でも行って確認してくるか 国貞えがくの感想でコミカルっていうのよく見かけるけど、
ぜんぜんそんな感じしないの自分だけ?たしかに会話にはそういう所あるけども 悪役が決まりきってるってのはいつものことだしねえ
俺はコミカルっつら草迷宮のほうを思い出すけど >>385>>386
「山海評判記」展は来年さらにディープな内容のものを行うそうだから
リクエストしても本が出るのは再来年か? >>396
それ鏡花に出てくるのか?
山崎パンのアンパン焼いて食ったら旨いかな
試してみよう すまん
泉鏡花本人のエピソードで、アンパンが好物なんだけど、潔癖症で、火を通してから食べてたらしい しかも手でつかんでた部分は食べずに捨てる。潔癖症の逸話は他にもけっこうある 草いきれムンムンする感じの作品多いのに潔癖症ってのが面白い 紅葉の玄関番時代、師匠の原稿を郵便ポストに入れた後、
本当に入れたか不安で、しばらくポストから離れられなかった。
師匠に見つかってどやされてからは、そういうことはしなくなった。
鏡花の潔癖症、神経症は生来のものなんだろうけど、
紅葉が生きている間は未発症か一時的に収まっている。
師匠と一緒に墓地で凧揚げしたり。 >>402
今で言えば草食系男子と呼ばれる部類だよな>若い頃の鏡花
でもその時期に「蛇くひ」を書いている、という事実…。 ちくま文庫の「鏡花百物語集」の挿絵でひときわ異様な絵があるなぁとおもっていたら雪岱だったのか・・・・ 山海評判記読了。
よく分からん話だったがテイストはいつもの鏡花でした。
中盤、車が嵐に巻き込まれる場面が一番面白かった。 >>406
亀レススマン
読んだけど、評論というよりはかなり主観的に書かれた読み物、
といった感じだったぞ >>407
たしかに他文化人との結びつけは強引なとこもあるな。
オペラ夜叉ヶ池
記者会見で披露された一部だとドビュッシーぽい。
ただ鏡花の文体を生かしてない可能性大 >>408
新国立劇場のHPに動画あるね
>ただ鏡花の文体を生かしてない可能性大
そんなこといったら「高野聖」もry 柳花叢書『山海評判記/オシラ神の話』東雅夫編 ちくま文庫 (\1260 08.07予定)
柳花は柳田國男と泉鏡花より一字ずつとったもの
叢書ということなので続刊があるらしい 風流線・続風流線読了。
最後が無理やり風呂敷たたんだ感じで残念だった。
美樹子さんと幸之助のやりとりが好き。 岩波文庫から鏡花随筆集がでるのか、最近の岩波は久生十蘭とかいいの出すな 「風流線」の最後、登場人物がばたばた死んでいく短い終章を
ギリシア悲劇の荘厳を引き合いにして称賛したのは三島由紀夫。 オペラ「夜叉ヶ池」
前奏曲で鐘・百合の動機が近代フランス風なのでその線で行くとおもたら違った。
「出る化け物の数々はー」に至ると想像上のアフリカ音楽ww
原作のフェミニズム要素を台本・音楽ともに拡大
クライマックスで激昂した百合が本来晃の台詞である「昔白雪というー」を歌い自害。
その後の洪水も百合の動機をオーケストラが何度も咆哮させ、「龍神のたたり」というより「百合のたたり」。
鏡花といえば「水の表現」が気になるところだが
水野修孝「天守物語」ではクラスター
池辺晋一郎「高谷聖」では針金ビュンビュンに対して
今回の「夜叉ヶ池」は正攻法のオーケストラ ちくま文庫の「山海評判記/オシラ神の話」を早速ゲット。
小村雪岱の挿絵と一緒に(少しだけだけれど)読めるのはありがたいね。
初出の「時事新報」のマイクロフィルムは国会図書館で閲覧できるみたいだから
なんとかして全ての挿絵を掲載した本を出版してほしい…。 >>416
そこで「鏡花文庫-山海評判記挿絵集」ですよ。
マイクロフィルムから起こすとしたら単行本や画集にするにはきつい絵もあるかもしれないし、
文庫サイズで1ページに1−2枚掲載して小説の一節を説明としてつける。
自分は三千円までなら買うぞ。 婦系図読了。
鏡花の小説は、普段は静かにゆっくりとストーリーが進行していくんだけど、
ある段階で前触れ無く急速に話が展開する場面がある。
あの転調が魅力なんだよなあ。 >>419
先月行って講座にも参加してきたぜ>夜叉ヶ池展
色々価値のある資料(直筆の草稿、ポスターなど)がありがたかったんだけど、
「演芸倶楽部」初出時の鰭崎英朋の挿絵が無かったのが残念…
ト思っていたら、講座の最中に館長さんが挿絵の大きな写しを見せてくれたわ。
「夜叉ヶ池」の好きな人は行って損はないかな、と。 >>66
「我が月は緑」読んだ。
鏡花が罵倒の限りを尽くして小説書いたらこんな感じ・・・(んなわけない)。
それにしても音読して心地いい罵詈雑言てどうなんだろう? ちくまの集成は景気良かった時代だから出せたんだろ。
他の作家はみんな全集だもん。
日帰り温泉で寝転がって読めるのには重宝するが、年取ると字が小さくてなあ。 「山海評判記」ちくま集成の解説読んだら星新一の「夢魔の標的」思い出した。 化鳥って短編だけど、鏡花らしい作品だな
価値観も、テーマも、舞台装置も 作品を翻訳したいと言ってきた人に「私の作品を読むならまず日本語を勉強してください」
と切り返したエピソードってほんと? あるとしたらどこに記録が残っているんだろ? >>427
自分もそのエピソードは初耳
どこで聞いたの? これかな?文章の最後に出て来る。ただ、出所がわからん。
ttp://spac.or.jp/critique/?p=394 10/5から記念館で遺品展
「いわゆる泉鏡花といったらこれ」な「帝都物語の玉様みたい」な写真
と一緒にその少し前の写真も公開されるらしい。 鏡花随筆集
「春狐談」の「曲線」
本来川端康成の「片腕」あたりを連想するのが正しいのだろうが
森見登美彦「恋文の技術」の「ああ、お○□い万歳」を思い出してしまった。 11月の岩波文庫新刊で
『三尺角・化鳥 他六篇』が出るよ
化鳥が手軽に読めるようになるのはいいね
先月の重版では
歌行燈、海神別荘、婦系図が出てる
岩波文庫やる気出してるな 記念館の図録、企画展行けないので買おうか迷ってる。 全集の文庫化は無理でしょ
ちくま文庫の集成が限界じゃない?
記念館の図録、俺も欲しい さらさら越え読んだー
最初よくわかんなかったけど読み込んでいけば面白そう 芍薬の歌読了。
面白い場面はあったが、イマイチ纏まりに欠ける印象。 以前から思っていたのだが石ノ森章太郎の「龍神沼」(「マンガ家入門」収録)て
「夜叉ヶ池」の影響かな? 龍神に百合に愚かな村人と妄想をかきたてる共通項が多い。 岩波文庫の12月新刊に『鏡花紀行文集』ってのがあるようで >>443
検索してみたら石森の「龍神沼」の発表は1961年か。
「夜叉ヶ池」なんて今では鏡花の代表作の一つみたいに言われてるけど、
戦後しばらくの時期までは鏡花といえば花柳小説家、もしくは新派劇の
原作者みたいな扱いだったわけなんだよね。
鏡花ブームが盛り上がって新劇や映画で「夜叉ヶ池」を取り上げたのが
70年代だから、その可能性は低いんじゃないかなぁ…。 >>437
「片腕を一晩お貸ししてもいいわ」と娘は、右腕を肩からはずし、私の膝に置いた。 神鑿を紙で読みたいのですが。全集に入っていますか?
何巻に入っているか教えてください。
他に、注釈つきのものは出ているでしょうか 由縁の女読了。
この作品は白山神話や鏡花作品全体との関わりという視点からは
かなりたくさんの論点がある重要作品みたいだけど、
物語として見た場合には、やっぱり礼吉の行動に疑問を抱いてしまう。 春昼!? いや、見ると翌日溺死体にりそうな・・・;
ttp://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/syakyou/newbunkazai/nagoe/mandara2.html 「文芸バトルロワイヤル」
・・・・中二病作家ってww
京極夏彦の明治物小説に鏡花が出て来るらしい。 >>441
チケットぴあ覗いて面白い事に気づいた。
東京公演は安い席から売れて金沢公演は高い席から売れてる。 化鳥 三角尺 購入
これからゆっくり読んで行くつもり
>>451行った人いる? 12月上旬までみたい。 鏡花記念館次回企画展は「山海評判記」挿絵ほぼ全部
・・・・・文庫化か?(期待) >>457
文体音読フェチなんだよw
>>459
挿絵集w >>462
>>441観に行く?
金沢・高岡はまだチケット余裕があるみたい。 俺東京だから、一番安い席はもう埋まってるな。
\7000はちょっと迷う… 来年夏の山海評判記は全挿絵含んだ「初稿」単行本らしい。
千円単位じゃねーかも。 >>467
5000円ぐらいまでなら買おうかなぁ。
でも国書刊行会のことだからもっと高いかも…。 この間発売された岩波文庫「化鳥・三尺角 他六篇」の240頁「茸の舞姫」で
「何じゃ、侍女とは。」
が
「何じゃ、待女とは。」
になっている件 泉は下品やな。たとえば高野聖。でべそのおばけの記述、反吐が
でる。幻想物ではなんといっても露伴やね。 >>471教える元気がいない、ひまがない。自分で調べろ。
山ほどある。 最近の岩波はいいの出すね、久生十蘭とか川端康成の随筆とか >>477
全然スレチなんだが、岩波文庫でそろそろ夢野久作の短篇集が
出ないかなとずっと期待している俺ガイル…。 異端系を出し始めたんだろうか。泉鏡花だって文学史の正道から外れた作家だし あれほど河出文庫から出まくってるから
澁澤はないんじゃないかなー でも岩波文庫の夜叉ヶ池・天守物語の解説は澁澤だよね 久生十蘭、夢野久作、岡本綺堂
この辺出してほしいな 話題は変わるがポンキッキの「あいうえおほしさま」って歌、このスレ的にどうよ?
そりゃ歌詞そのものは子ども向けの歌だから鏡花文学には及ばないかもしれないけれど、
雰囲気とか映像とか、どことなく鏡花の世界に通ずるものがあると大人になってから
思うようになったんだが…。 『このスレ的にどうよ』って、、、、。
たぶん、このスレ的には「は?何ソレ、知らねーよ、お子様向け番組なんて見ねーし。(嘲笑)」って感じじゃない?
で、何ソレ? たいしたことないでしょ鏡花なんて
浄瑠璃かな強いて言えば >>489
無視しとけよ。
前に露伴を持ち上げて鏡花を貶めてた奴だろコイツ 鏡花を読み始めのころは、初期の文語文調の作品の方が読みやすくて好きだったけど、
最近は中期以降の鏡花節が好き。 オペラ「滝の白糸」TVCM....十数秒では全貌わからん。
まあ「夜叉が池」もそうだったからなw 明治文学界を望観せば、紅露逍鷗を除きてはいずれも
二流の域を脱せざるの感多々あり。いわんや、鏡花、漱石に
おひておや。 はやくいえば、鏡花なんぞ、はなくそだとよ!
しかし:一葉、四迷は準一流か。 >>490 へーい、おまち
なんと言っても露伴先生は江戸人で洗練されているなあ。
文章も格調が高いし。entertainment の達人。
わが鏡花先生は江戸の何処うまれでやんすかい、ちょいと教えてやって
おくんなさい。 露伴が最も嫌ったのが江戸っ子を自慢にする人間だろうね。
そんな人だから全国の人に愛されるんだろうね。
露伴が魔法陣に関心を持っていたことも、面白い。
露伴のオカルトへの関心は国際的で視野も広いし、直観も鋭い。 >>497
おまえなあ、こんなminorな糞スレでもアゲてやろうとして下さる
皆様方に失礼とは思わんのか。 一葉ほど徹底はしていないが、露伴は明らかに
江戸文学の継承者のひとりだな。 >>499
誰も居ないスレを乗っ取るのって楽しいね
本当に誰も居なくなるけどオナニーだから良いよね >>501
謹んで訂正いたします。 「朝鮮人」=> 「南トンスル人」 なんや けったいな おっさんに いつかれてもたな、このスレwwww
誰がおこらしたんや、ほんまにあほや、つっつきすぎやwwww 露伴の蝸牛庵、明治村にあったな。やはりあそこのような
広い処ではなく、江戸の下町にぴったりの建物。明治村
では、あと、西園寺公望の旧居、面白かった。暴漢の侵入に
備えた、逃げ道、面白かった。また、名鉄資本の大きさを
示すSLの運行。
おっと忘れた。一応は鏡花のスレらしいので書いておくが、
鏡花の旧宅なぞ、探してもなかったよ。従業員に聞いたが
鏡花ってなんですか? 聞かれた。orz 『鏡花百物語集』(ちくま文庫)を読んだかたいますか?
この中の向島怪談祭で、「幽霊の葉書」というのがありますが、
これは鏡花が語ったものなのでしょうか。
幽霊の葉書(差出人のない葉書に何月何日何時頃お暇しますと書かれていて、その時刻に知り合いが死んだという話)をもとに書かれた小説ってありますか。
どなたか、よろしくお願いします。 いまどき鏡花なんぞ誰も問題にしない。十年前の芥川賞、直木賞、
受賞者いまどうしとるん? 問題にしているから、今でも文庫本が続々と復刊されているんだろ。 もう露伴の人に構うのやめようよ
相手にすると、嬉しくなって居ついちゃうよ 露伴先生の随筆は深い教養と人間性に裏打ちされた太い一本の
線がある。なんとなく勝海舟、榎本釜次郎 を思い浮かべる。 このスレ、かみさんをなくして、友達もいなくて、結構元気で
ねんき−んもそこそこあってあとは死ぬばかりのおっさーん
の餌食になってるんじゃねーの?www ちょっと昔のアンソロ「書物の王国・植物」に露伴の随筆が収録されてたけど良かったじゃん
他の作家を叩いてる暇があったら、何故に露伴スレを作ってそこを維持しようとしないのか全く分からんわ
ちなみに書物の王国シリーズには鏡花もやたら収録されてるので、未読の方は是非 谷崎が書いていたが、
鏡花に露伴のことを尋ねたら、
返事は「あの豪傑ぶった男」とか何とか、
あまりいい印象は持っていなかったそう。 >>511 名前:吾輩は名無しである :2014/01/19(日) 20:35:43.19 もう露伴の人に構うのやめようよ
相手にすると、嬉しくなって居ついちゃうよ
あいかわらず相手にして釜っているなwww 谷崎+鏡花<<<<<<<越えられない壁<<<<<<<露伴 私は露伴が好きだが、>>516のような鏡花の気持ちも理解できる 私は鏡花が好きだが、>>516のような露伴にたいする嫉妬も理解できる 東京・初台・新国立劇場5階情報センター視聴ブースでオペラ夜叉が池見れる
無料だが基本1時間なので26日組第二幕から見ることを薦める。
26日は百合役が凄い。オペラ版の改変はこの役が担っているといっていい。
あとスレ違いだが
3/22.23に埼玉きらり☆ふじみできらり☆かげき団、オペラ「にごりえ」
幸田露伴「五重塔」仙道作三作曲
樋口一葉「にごりえ」吉川和夫作曲
尾崎紅葉「金色夜叉」萩京子作曲
で音源・映像売ってる >>522おまえなあ、鏡花スレだぜ。鏡花だせ。
ちいまち、もうすぐ:
だれも鏡花の作品なぞオペラにしないかwww 完全にこのスレッドをつぶしに来ているだけだろ
関わるのは無駄 お前ら本当に口ばっかで
全然本を読んでないんだな。
しかもやたら人を疑うくせに、自分の無知をこれっぽっちも疑わないとか。
だからずっと進歩しないんだろうけど。
>>516は谷崎の「文壇昔ばなし」
中央公論社の全集第二十一巻、
岩波文庫の随筆集にも入っている。
他にも鏡花のことに触れているのに。 ややや おひねり 恐れ入谷の鬼子母神
ポンチンチンペンチンポン
きのうも今日も
ちじみっぱなし
がんばらなくっちゃ
いけませぬ
ポッチンチンツンツンポン
いえいえ旦那様のことではごぜいやせん 谷崎が言おうが鏡花がほざこうが露伴の偉大さに
なんらの影響はない。鏡花はむかし読んだが
みんな忘れた。全然感銘がなかった。すまんねえ やや、御酒御下賜、ごちになりやす。
ポンポンポンチンチンチン
スぐに立春
レんげも咲くよ
チンも元気に
かまもたげ
ポポンポンペコチンチン
では旦那衆、御免なすって 秋声といい鏡花といい、なんでこんなに暗いいい〜ん? 岩波文庫春のリクエスト復刊
『照葉狂言』『辰巳巷談・通夜物語』
2月19日頃重版出来 偶成 平成愚民
秋色深々
声絶華街
鏡前艶女
花顔一笑 いったいこのひとだれかいな?
記念館商売上手
入館者続々蝟集
無知蒙昧好下劣
不知何人理解深 こんな糞スレでも上位つけてるのはおれのおかげじゃ、
スレ主感謝せんかい。 泉鏡花作品のオリジナル現代語訳と、読み語りに取り組んでいます。
宜しくお願いいたします。 542 様には、鏡花さんの「化鳥」(けちょう)がお薦めかもしれませんネ。
「現代語訳」という言い方が適切かどうかという議論は、
このスレッドですべきことではないと思われますのでご返答いたしかねますが、
読み語りのほうは、このような形で取り組ませていただいております。
↓
http://pub.ne.jp/miro/?cat_id=136616
(ぷららのブログサービスが終了するため、こちらのアドレスは5月までです。)
鏡花作品にふれたことのない方々に鏡花作品の魅力をお伝えすべく
そして鏡花さんのふるさと金沢のこともお知り頂くため、精進させていただく所存です。
こちらをご覧の皆様にもぜひ一度ご挨拶をしなければと思ってをりました。
どうぞ御贔屓ご支援賜りますよう御願い上げ奉ります 鏡花は酒好きみたいだけど、酒を引っ掛けながら執筆したとかないのか。
作家は酒や煙草の興奮をかりて書く人が多いというじゃないか。 執筆前に紙にお清めの水かけるような人だから、そういう態度で書くような事はなかったんじゃないかな お酒は煮沸してからじゃないと飲めない潔癖症だったでしょ
飲みながら書くなんてことは無かったんじゃないかな
飲むのはもっぱら人付き合いの時だったんだと思う
九九九会とかね >お酒は煮沸してからじゃないと
アルコールが飛んじまって水あめの水溶液になっちまうわ。
よいのんべえは真似をしてはいけません。 鏡花の現代語訳ねえ、、、。
ゴッホの絵を写実的に描き直すみたいなもんだよな。
芸術に無関心な商売人のやることだな。 或いはゴッホの絵と同じ構図のひまわりをデジカメで撮ったものを見せられてもね。
金は払えないよな。 私の場合で申し上げると、
リンク先等でご理解いただけるかと思うのですが、
基本的には、『読み語り』上演のために書かせていただいた台本です。
また、これも私事で恐縮ですが、聴きに来てくださるのは女性のお客様が圧倒的に多いのですが、
おかげさまで「初めて鏡花作品にふれましたが、鏡花さんは素敵な作品をかいてらっしゃるのですネ」
というご感想をいただくことが一番多いです。(ありがたいことですネ)
鏡花さんご自身も、「天守物語を舞台化するところがあればお金を出したい」
とおっしゃっていらしたとのことで、ご自身の作品が戯曲化されて上演されることに対しては好意的でいらしたようです。
会場となるホールを借りたり、ポスター等の宣材を準備したり、上演活動は経費も必要ですので
自主上演を継続しながら鏡花ファンを増やす活動を続けるためには、
製作費等に関するプロデューサー的スタンスは、むしろ不可欠かナと思っております。
展覧会や美術書籍、オークションの例をあげるまでもなく、
芸術も人の営みですし、芸術家、アーティストも、その活動を支える人々もまた
経済と切り離して考えることはできないというのは関係者皆、理解していることかナと思っています。
また小説をもとに舞台化したり映画化したりするのは、おそらく普通のことでしょうし
玉三郎さんはじめ、多くの方々がお取り組みですので、機会がございましたらぜひ。
まあ、なんでもそうですが、個人の好き嫌いというのは当然おありでしょうから
お好きな方がお好きなものを楽しんでくださればそれで良いというのは、物書きあるいは芸能に携わる者、
共通の思いだと感じております。お客様方には、ムリのない範囲でお楽しみいただくのが一番かと存じます。 >549 きっと雑菌を殺菌したかったんだろうと思う。
今日、一合の酒を10秒沸かしてのんでみたが、アルコール分はまだのこってる感じだった。
饅頭を火であぶって食べたり、指でつまんでいたところを残したりというのも、手などを介して口に入る病原菌を警戒していたように思う。
現代人の手指の薬品による消毒の頻度を思えば、当時の伝染病予防法としては適切な感覚だったのかもしれない。 >>550もともと良いのんべえじゃない>鏡花w
紀行集
...........9階までのぼってるじゃねーかww
オペラ「滝の白糸」
エンタとしてはよいんじゃねとおもた。いろいろ改良してもらいところははあるが。 来月も若い人たちの劇団のオリジナル脚本で、鏡花作品(天守物語)が上演されるそうです。
私は、美大の女の子たちが結成している人形劇団に、
今年一本、鏡花作品の脚本を書いてお渡しすることになっています。
その事前打ち合わせの際に、メルマガで配信していた「歌行燈」(うたあんどん)の
戯曲台本を読んでもらったのですが、「すごくいい作品ですネ!」とのご感想でした。 鏡花一番ノ魅力ハ内容二非ズ、ソノ美シク構成サレタ文章二在リ。 「鏡花の一番の魅力は内容もさることながらその美しく構成された文章にあり」
同感です。
豆腐の「腐」の字を「府」になさったり、空に字を書く同業の士を叱責されたり、
文字や言葉の持つ力、日本で言うところの「言霊」にも精通なさっていたと思われる鏡花さんです。
泉鏡花記念館の展示で拝見したことがありますが作品が「美文」であることを意識しておられたということです。
おそらく祝詞や経文をお書きになられるような御心持で、言葉を文字で以て紡いでいらっしゃったのでしょうね。 文章の魅力とは即ち文章に現れる鏡花さんのお人柄そのものであり
弱きものや小さきものに向けられた情愛溢れる鏡花さんの御心であると私は思っています。
作品とはただ文字を並べたものにあらず。
文字から放たれる目に見えない力は一種の妙なる音楽のように私たちに様々なことを伝えます。
いくら時代を経ようとも変わることのない命の真実は決して色褪せることなく現代を生きる私たちに問いかけてきます。 >>561
アニメにもなるらしいね。
ウサギグッズの収集とか潔癖症とか、それぞれの行動には確たる理由があるんだけど、
なによりその個性が、若い女の子たちにいいねと思わせる要素になってるんだろうね。 兎にちなんだものを集めるのは、
向かい干支(十二支を時計の文字盤状に配置したときに対面になる干支)のものを
集める独特の風習に由来するんだけれども、JCBのTHE GOLD 3月号の広告ページに
向かい干支の由来にちなんだブレスレットが1ページで掲載されていて、そういうことも流行になっていくかもと思った。 当時は今以上に色々と制約のあった時代ではないかと思うんだけれど、分野によっては現代以上の自由もあったのかもしれない。 「滝の白糸」のタイトルが有名ですが、元の小説は「義血侠血」です。 義血侠血(ぎけつきょうけつ)。
最近のモバイル用の小説は、タイトルで内容がわかるよう、長くなってる傾向にあるとのこと。
題名を読み、内容を読み、また題名を見て感じる。
そういう感じる感性を磨けるのが、小説の魅力のひとつなんだろうね。 >>566
「貝の穴に河童の居る事」「ピストルの使ひ方」、涙目w >>568 たしかに。
「なんですと!?」と二度見してしまうww 筆名の泉 鏡花を名乗る前の、
泉 鏡太郎(本名)名義の初出作品なんですよネ 「冠彌左衛門」は新聞連載時には「畠芋之助」
単行本出版時には「泉鏡花」(漣山人校閲)の名義だよ
泉鏡太郎名義の発表作は無いんじゃない? >>574 >>575 あららそうなんですか?
「泉鏡花」を名乗る前の作品は、全部泉鏡太郎名義なんだろうと思ってました 「大僧正焼き」てなに?
描写からしてトマトソースのパスタみたいだけど。 泉鏡花全集27巻収録の紀行文ですね。(タイトル分かりませんでした)
譲り受けた、特等切符で汽車の旅をした際に、食堂車で出された「大僧正焼き」、
西洋ウドンに赤いソースがのったものを、三つ又の食器(フォークですね)でいただくという。
西洋ウドンはスパゲッティ、赤いソースは現在ならミートソースですが、当時は牛挽肉が流通していたものでしょうか・・? >>577
人にものを訊く時はせめて出典や頁を明記してね
あとなるべくsage進行でおねがいします。 当然ですネ。
文学版のトップページに鏡花板が出るのがイヤな人が、上げるなって言ってるんだと思いますよ。
上がると、他の板に書き込んで下げなきゃいけないから大変なんでしょ。
あと「荒らし」っていうんですかネ、おかしなこと書いて場をワルくしたり。
一種の妬みが動機なんじゃないかと思いますけどネ。
そうやってひがまれるくらい、人気があるってことなんだと思いますよ。
ゲームの人気キャラになったり、映画化もされたりなんてこともあったり、
歌舞伎界の重鎮が舞台化したり、AKBのメンバーが出演して舞台化されたりと、
話題にことかきませんので。 板とスレの区別くらい覚えようネ。
版と板も違う字だよ。
俺はゲームの話も映画化の話も
歌舞伎界の重鎮(誰のことやら)の話も
AKBの話もしたくない。
みんなと静かに鏡花の話がしたいだけだ。
sage推奨程度で荒らし呼ばわりされるなら
俺はROMるだけにするよ。ごめんな。 >>579 >>586
本当に「みんなと静かに話がしたい」なら、
人の上げ足とってはイヤミくさいこと言うのやめたほうがいいと思うけどネ。
まあ、これから読むだけにするということだから、もう必要のない助言か。
ゲーム、映画は「めいこい」、歌舞伎は玉三郎さん、AKBは「Act鏡花」(だっけ?)
どれも鏡花の作品から広がってる話なわけだけど、それを否定するっていうのもなんだかねぇ。 「上げ足」ではなく、「揚げ足」か。
鏡花さんは、独自の感性で読み仮名をふったり、当て字を使ったりされてたから、
>>586 みたいなタイプだと、読んでても気になってしょうがないだろうけどね。
『「豆府」の「府」の字は、「腐」だよ。』なんてことを言いたくなるだろ。 「Act泉鏡花」→ ttp://ja.wikipedia.org/wiki/ACT%E6%B3%89%E9%8F%A1%E8%8A%B1 >>593 そんなことないだろ。
品性に欠けるのはどちらかというのは、明白なこと。 なんか2ch他のスレ全然更新されていない
サーバーダウン?
長いな 今全集で柳小島を読んでるんだけど小坂の弟を最初は「蝮の大九郎」と書いてるのに途中から「蝮の太九郎」になってんな。
岩波のミスか? だって読んでて急に知らない名前が出て来たら「こいつ誰だよ」ってなるじゃん それ、鏡花ではよくあることだよ<名前の表記があちこちで異なる件 >>602 >>603 へーっ、それは逆に面白いですネ。かなりコアなネタというか。 >>578
「玉造日記」
数行後に「花見のときに缶詰が出た」とある。
花見にミートソース?というか流通してたのか? >>606 人の間違いや、失敗は莫迦にするものではありませんよ。
>>605 578ですが、ネット上で読めるテキストありますか? 探したのですが見つけることができませんでした。 「玉造日記」は、まだ読んでいないのですが、この作品が発表されたのが大正13年です。
大正時代には、そう品種はないものの、缶詰産業はサケ、カニ、パイナップルなどを中心に輸出も含めた一大産業になりつつあったようです。
時代の背景としては日清戦争、日露戦争を経て、北洋水産資源を得るようになっていたそうです。
大正11年には、国内の消費拡大を目的とした「缶詰普及協会」が設立。
翌12年には関東大震災によって被災した方々の救済に缶詰が役立ち、はからずも国内での缶詰需要を高めるきっかけになったそうです。
ということで、個人的にはもっともポピュラーだった、カムチャッカで捕獲されたサケか千島・樺太でとれたカニの、缶詰ではないかと思っています。 世の中(大衆)がどう動くかは一個人の理解を超えるものですね。
誰か一人が、わかろうがわかるまいが、そんなことは全く関係ないということでしょうね。
>>609 「蟹工船」(かにこうせん)は昭和4年発表の小林多喜二の小説ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B9%E5%B7%A5%E8%88%B9(ウィキペディア:蟹工船)
現代で言うところのブラック企業的な存在として書かれているという印象ですが、
もうひとつ、特定の思想(政治的)に基づいた全体の構成もあるように思われます。
鏡花作品はそういう男性的というか、政治的な意図がないところが魅力だと思います。
人の本質、命の本質に基づいた真実は、もっともっとシンプルで、相反する矛盾を秘めています。
その矛盾の中で生まれる悲哀や、はかなき美しさなどが、美しき言葉でもって紡がれていく・・・・
地球上に暮らす人たちの本当の幸せとは何なのか、それをどう実現していくのかを多くの人が真剣に考え始めているのだと思いますし、その一助となる作品群のひとつが鏡花作品であると思っています。 そういういわゆるヒューマニズム的視点から吹っ切れてるのが、俺的には鏡花の魅力だけどね。
鏡花本人も、トルストイとか白樺派は嫌いだったみたいだし。 ヒューマニズムというよりは霊的な切り口で人間をとらえるスピリチュアリズムというか、
あの時代にどうしてこの感性がと思うんだけど、現代の宇宙観や神性観に近い切り口だと思う。 そうだね。茸の舞姫とか黒百合なんかアニミズム由来のスピリチュアルな世界だ。
南方熊楠と並んで、宮崎駿の物語世界(ナウシカとか千と千尋の神隠し)のインスピレーションの源泉かもしれない。 たしかに。宮崎監督も、自身の感性で新しい漢字を作って使ったりするとのことだった。 >>613 意味が分かった。
鏡花の師匠、尾崎紅葉らがつくり、紅葉が亡くなって解体されるまで活動した「硯友社」(けんゆうしゃ)。
「政事向の文章は命に替えても御断申上候」という、政治的色彩を排す姿勢で文壇を牽引した硯友社に参加していた鏡花だから、当然のこと、なんだよね。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AF%E5%8F%8B%E7%A4%BE(Wikipedia/硯友社) でも、政治的という意味では初期の「大和心」「海戦の余波」「予備兵」あたりは鏡花の黒歴史だよな…。
日露戦争下に書かれた「銀短冊」にも少しおや、というようなことが書いてあるし。 漱石が「倫敦塔」を書いたときって、鏡花のことが念頭にあったんですかね 漱石って公けの文章では鏡花を褒めるようなことを書いてるけど、私的な文章ではけなしてるんでしょ?
草枕なんかは鏡花っぽいけどな 誰か檀蜜主演で鏡花の映画作ってくんねえかな。
ホント鏡花の小説から抜け出て来たようだと見る度に思うわ。 これはあまりひとに教えたくないのだけれど
鏡花を読むコツはまずエロをばっさり捨ててかかることだな なるほど。目を曇らせる要因は自分自身の心のうちにある、ということですネ。
たしかによくわかります。色って、大事な要素なんだけど、鏡花作品はそれを俯瞰して書いてる感じなんです。
性的なことを書いてても、かなり冷静に見てるというか。言うならば裏方、プロの視点です。 >>623 今日ネットで、福山雅治が壇蜜と結婚か!?という記事を見たけど、
福山さんも、鏡花の映画のイメージあると思う。 >>629 たしかに能にも通じる方なので、様式美を意識している部分もあると思います。
それに加えて、俗っぽさ(おそらく草双紙的、華やかな猥雑さ)を大いに加味していると思います。
リアルタイムで読んでいた人々にとって、鏡花作品はかなり斬新な印象だったのではないかと思います。 >>611
とはいうものの、当時の鏡花党にはそれが高じてアナーキストになっちゃった人がいるとどっかで読んだ様な気がする。 全く別ではないだろ。
ただ、党派性とか管理主義とかドグマとかに収斂していく傾向のある、いわゆるマルクス主義的左翼と、
個人の自由を最大限に追求するアナキズムとは、ベクトルが違うのは確か。
鏡花は後者だろうな。 アナキストといえば今日泊亜蘭も自称アナキストだった。 鏡花作品が好きで色々と読んできたのですが、
最近になって、鏡花自身の人となりに興味を持つようになりました。
そこで皆様にお訊きしたいのですが、
鏡花の生涯における、様々なエピソードについて
語られている本ってありますでしょうか。。
別冊太陽と、新潮日本文学アルバムは読みました。 遅レス失礼します
>>638
1972年刊行の「別冊現代詩手帖 泉鏡花・妖美と幻想の魔術師」
に収められている泉名月(鏡花の養女)の随筆「羽つき・手がら・鼓の緒」
はどうでしょうか?
14ページほどの短い文章ですが、鏡花の周辺の逸話が細々と語られていますよ。 鏡花の人となりについては
唯一の直弟子といってもいい寺木定芳の『人・泉鏡花』がいいよ
後発の本のだいたいの元ネタはこの本のエピソード群からが多い
福武文庫に入ってた巌谷大四の『人間・泉鏡花』も概観できていいよ
小村雪岱の『日本橋檜物町』も副読本にはいい
まあ有名なエピソードはほぼどの本にも載ってるけどね >>639
>>641か記念館の通販で面白そうなのを買う手もある。
高いので博打感はあるけど。
あと最近岩波で刊行ブームなんで鏡花文庫のマイナー小説も一般書店で購入可能になりつつあるから・・ 俺近所に住んでるから記念館で売ってるもの全部分るよ
それよりも泉鏡花の人となりが伝わってくるのは資料 お礼が遅くなってしまい大変失礼致しました。
>>639-643さん、ご回答戴きまして誠にありがとうございます。
『人・泉鏡花』『人間・泉鏡花』『日本橋檜物町』は本日さっそく図書館で借りてきました。
少しずつ読んでいこうと思います。
『別冊現代詩手帖 泉鏡花・妖美と幻想の魔術師』は見つからなかったので、古書店さんで購入してみます!
記念館は以前から行ってみたかったので、今年は夏に休みがとれ次第、うかがってみるつもりです。
文庫は随筆含め、ほとんど持ってます。去年はたくさん出て嬉しかったです(*´v`pq)
集成はちくまから出ていますが、文庫で全集が出たらいいのになーといつも思ってます。
>>643さんは記念館のお近くにお住まいなのですね。おうらやましい…!
皆様ありがとうございました。
また何かの折に、こちらで質問させていただくかもしれないです。
長文失礼致しました。 >>643
ウラヤマシス
て
資料館といえば展示の図録があった。 鏡花のスレがあるなんて、うれしい。
学生時代に天守物語を解いていて、富姫夫人の
「今夜はいい夜だ。」に惚れて、鏡花を読むようになったよ。
ラジオアーカイブズで広津和夫をやっていたとき。
何の話からか忘れたが、谷崎潤一郎のところに泉名月が
文章修行にあずけられたが、忙しいので彼女は広津和夫のところに
まわされたそうだ。それでだと思うのだが、鏡花は広津に会ったとき
「あなたの母親はとてもきれいな人だった。」
というようなことを言ったそうだ。
これ、どこかで文章になっていないかなあ。録音できなかったから。
>>638
後出しで申し訳ないが、野村胡堂の胡堂百話に
「泉鏡花」と「鏡花と桂月」というのがあります。
新聞記者時代に著者が鏡花を取材した話です。 >>646
貴重な情報ありがとうございます。
『胡堂百話』、本人に取材しているというのがとても興味深いです。
読んでみますね!
私は大学の授業で『海神別荘』を読み、
それまで見たこともないくらい美しい文章に感動して
鏡花を読むようになりました。
周りに鏡花作品を読む人がいないので、このスレの存在がありがたいです。 >>646
貴重な情報ありがとうございます。
『胡堂百話』、本人に取材しているというのがとても興味深いです。
読んでみますね!
私は大学の授業で『海神別荘』を読み、
それまで見たこともないくらい美しい文章に感動して
鏡花を読むようになりました。
周りに鏡花作品を読む人がいないので、このスレの存在がありがたいです。 >>646
貴重な情報ありがとうございます。
『胡堂百話』、本人に取材しているというのがとても興味深いです。
読んでみますね!
私は大学の授業で『海神別荘』を読み、
それまで見たこともないくらい美しい文章に感動して
鏡花を読むようになりました。
周りに鏡花作品を読む人がいないので、このスレの存在がありがたいです。 >>646
貴重な情報ありがとうございます。
『胡堂百話』、本人に取材しているというのがとても興味深いです。
読んでみますね!
私は大学の授業で『海神別荘』を読み、
それまで見たこともないくらい美しい文章に感動して
鏡花を読むようになりました。
周りに鏡花作品を読む人がいないので、このスレの存在がありがたいです。 えっやだなにこれ恥ずかしい
書き込めないなぁと思っていたら
どえらいことになっていました
スレ汚し大変失礼致しました… えっやだなにこれ恥ずかしい
書き込めないなぁと思っていたら
どえらいことになっていました
スレ汚し大変失礼致しました… 竹田真砂子「鏡花幻想」
夫人すずの視点で描かれる鏡花の半生
知っている鏡花像もあり知らなかった鏡花像もあり
ただ、芸者時代のすずに鏡花がぽつりと語る逗子での・・
・・・・・ぇっ?・・・え?・・・・・・え゛え゛え゛え゛!?
泉名月氏に「イマジネーションで書けばよろしいのよ」と言われたからって・・
腐ってる(BL的に)w あ、でも鏡花の美少年好きもここからきていると妄想すればいいのかと考える自分も腐っているww 山海評判記の単行本、6月に発売だと聞いていたのにまだ国書刊行会のサイトに告知がないな。
…まさか、作業に時間がかかって発売延期ってことはないよね…? 国書だからねぇ・・・まぁ延期しても良いものを出してくれるのは確かだから・・ そういや大水木しげる先生が「高野聖」「黒猫」漫画化だって
いわゆる"ムホッ"系列なのか・・・? 今朝の新聞に広告が載ってたよ<初稿・山海評判記
「近年にわかに評価が高まる、鏡花晩年の傑作長編小説『山海評判記』。
能登・和倉温泉を舞台に、怪異の数々を描いたその貴重な初出テキスト
(初単行本化)と、小村雪岱の三百点近い力作挿絵全てを収めた美麗豪華本。
福永武彦、種村季弘の作品論や、詳細な解題も収録。」
7月刊行、お値段ナント税抜14800円。
…来月は財布の紐を固くしておいて思い切って大奮発しようかなぁ。 >>658
鏡花本にくらべたら・・・と思ったけど
買うなら私は今月からがんばらなきゃ
そういえば去年だか一昨年かは忘れたけど
鏡花本が古本市場に大量に出たとかで
家でとっている地方版にまで記事になっていた
鏡花本って漱石の初版本より高いそうだよ 貴女 敵の無い国が世界の何処にあるんですか
海神別荘 >>662を書いてる人が「海上発電」を書いている・・・不思議ではないな。 画像が小さすぎる。しかも拡大して見れない
私のpcだけ? 酉年生まれの鏡花は、向かい干支にあたる、うさぎのものを集めていた。
同じく干支にちなんだ言い伝えに、庚申の日に生まれた子どもは泥棒になるが、
それを避けるためには名前に金の字や金偏の字をつけるとよいというのがあった。
夏目漱石(本名は金之助)の例が有名だけど、鏡花も庚申日生まれなので、
金偏の字の中から選んで、鏡太郎と名付けられたのかな? このスレは鏡花ファンが多いと思うから聞くのですが、鏡花臭がする大長編小説ってどんなものがありますか?
大長編小説というのは、『戦争と平和』や『デイヴィッド・コパーフィールド』のように、文庫本で4,5冊のボリュームのものです。
古今東西を問わず、意見をお聞かせください。
ちなみに、鏡花自身の作品で一番長いのは『婦系図』ですか? 一番長い小説は分からないや
鏡花っぽい長編小説は、意外とピンチョン「V」とか良いんじゃね あと「西遊記」 鏡花で一番長いのは「風流線」だろう。
完成していたら「りんどうとなでしこ」かもしれんが。
鏡花っぽい大長編なら、江戸の読本、合巻の類じゃないかね。
鏡花は愛読書に「白縫譚」「北雪美談」を挙げていたはず。
後者は近代デジタルライブラリーでようやく活字本が読めるようになった。 大長編小説は思いつかないなあ
鏡花が好きという作家さんは結構いるようだからそのへんをあたってみるとか
平野 啓一郎の「日蝕」は擬古文
「一月物語」は鏡花風の幻想譚と聞いているよ
読んだことはないけれど
自分が読んで鏡花風の幻想譚というと
ロード・ダンセイニとタニス・リーかなあ
リーの情景描写は鏡花を思わるし、ダンセイニ卿は「エルフランドの王女」
日本だとファンタジーか児童文学に分類されるので、
情景描写はあまり注目されないんだよね >>666です。
いろいろと助言、ありがとうございます。
ピンチョンは意外でした。
タニス・リーという人ははじめて知りました。
『白縫譚』は・・・高いっす リアル本屋で確認してから買おうとおもたら・・無い・・・ 仕方ないので小村雪袋本を立ち読み
・・・・トンデモ挿絵は山海だけじゃなかったのか・・・・雪袋・・恐ろしい子!! 今月日本映画専門チャンネルで歌行灯と婦系図やってるね 家で取っている地方紙の化学系の連載で
高野聖のにでてきた女の人が「美魔女」に分類されていた
なんかふに落ちない 2014年11月5日(水)金沢市民文化会館の中嶋智子リサイタルで「滝の白糸」から何曲か演奏するらしい。
・・・ただし、歌詞が鏡花の原作ブレークしてるから注意(言葉は綺麗だよ..) NHK-ETV 2014年8月23日(土)午前0時00分
「見えないものか見えて来る-白石加代子の百物語」
第九十九夜「天守物語」のドキュメント 23日午後九時から歌行灯もあるね 日本映画チャンネル 誰か山海評判記買った人いる?
前に国書刊行会から出た久生十蘭全集買ったら、一冊一万円もするくせに誤字脱字がいろいろあってガッカリしたんだけど、こっちは大丈夫かな?
欲しいけど不安だ。 まだ3,4作しか読んでないぺーぺーだけど、婦系図がすごく好きだなあ
特に最初の頃のほのぼのしてるところが好きだ
蛙と一緒に酸漿鳴らして喜ぶお蔦とか、朝っぱらから飲んでんのバレて焦る主税とか
「貴方の分のおかずはもういっぱいあるでしょ!」「いやいや、おかずねだってんじゃねーし」とか
お腹すいてるからおにぎり作ってよーとか、ニヤニヤしちゃうw 俺も婦系図の冒頭はすごく好き。なんとも爽やかでいい。あの爽やかな情景をあの美文で読ませるんだから、読んでて思わずうっとりとなる。
擬音も可愛らしいな、クゥクゥコロコロとかさ。
蛙の鳴き声もゲロゲロじゃなくカタカタ、ククだもんな。品がある。
あんな高級な文章を読めるだけでも日本人に生まれてきて良かったと思う。 >>685
おおお、同志だ!あの蛙の下りはすごく軽やかで優しい、可愛らしい響きだよね
あと「朝湯朝湯」「軍師なるかな、諸葛孔明」のやり取りを見るたびフフってなるw
妖怪とか幽霊とか出てくる話が有名みたいだし、高野聖も天守物語も面白かったけど
でもやっぱり自分は婦系図が一番好きだー >>684
すずさんとキャウッフフ☆*.゜。だったんだろうね 三島:鏡花を今の青年が読むと、サイケデリックの元祖だと思うに違いない。
鏡花は、あの当時の作家全般から比べると絵空事を書いているようでいて、なにか人間の真相を知っていた人だ、
という気がしてしようがない。
三島:ニヒリストの文学は、地獄へ連れていくものか、天国へ連れていくものかわからんが、鏡花はどこかへ
連れていきます。日本の近代文学で、われわれを他界へ連れていってくれる文学というのはほかにない。(中略)
永井荷風はやっぱりどこへも連れていってくれないですよ。
澁澤:じゃ谷崎潤一郎さんは。
三島:谷崎さんも、もうひとつ連れていってくれない。
澁澤:つまり地上しか……地獄へもいかないわけね。
三島:天国へもいかない。川端康成さんはある意味で、「眠れる美女」なんかでどこかへ連れていくね。
澁澤:地獄ですね。
三島:地獄ですかね。鏡花が連れていくのは天国か地獄かわからない。あれは煉獄だろうか 鏡花が連れて行くのは変態世界です・・・間違ってますか? キンドルって使い勝手、読みごこちどうですか?
マジレス希望 Kindleという機械自体は悪くない
ただKindle用の泉鏡花は・・・ 舞台をアメリカに移してもいいんで、春昼・春昼後刻をリンチに撮ってもらいたいなあ。 無理なんだけどデビット・リーンに草迷宮を撮って欲しかった
監督作品がほとんど文学的でしっかりしているから
期待できそうだけど、故人なんだよね 前に寺山修二の草迷宮は見たけど、クオリティが低過ぎて興ざめだった 「眉かくしの霊」でよく分からないのですが
お艶がそれと間違えられて撃たれることになる
桔梗ヶ原の女(幽霊?)は代官婆の家の嫁でいいのですよね?
この人が幽霊になるとしたら殺されているということでいい?
その描写が小説中にありました?
どういうことなのでしょうか? 既出かもしれんが
いずみきょうか か
い
ずみきょうか なのか >>699
俺は一発で分かったけどな。勘が悪いんじゃね?
>>698
後者だろ。 第ニ蒟蒻本、茸の舞姫でヤラれて
春昼、春昼後刻でキターとなって
草迷宮読んだけど、これどうなのさ?
はっきりいって駄作じゃない 本当は
い きょ
ずみ うか、だろうね
東京弁の悪い癖で
ずみきょ
い うか、の方が広まってるけど >>702
俺は東京人の東京大学卒だがそんな発音しないぞ >>681
見ました
天守物語を一人で朗読するってすごい
言葉がすーっと頭に入ってくるのがさすが白石さん
公演も見てみたかった 鏡花の外国語翻訳て「高野聖」「夜叉ヶ池」の英訳の他にあるんかな 最近日本橋を読んであの美しさに心を打たれたんで、日本橋に行ってきたんだけど、もはや単なるオフィス街なうえに、あの高速道路のせいで情緒のかけらも無くてがっかりしたわ。
ホント東京はつまらない街になったもんだ。 一石橋の歩道の所々に日本橋の表紙に使われてた雪岱の絵をタイルにして嵌め込んであったりすれば、嬉しくてしょっちゅう見に行くのに 小村雪袋本読んでて人物の面妖さにふと
南辛坊氏て雪袋の影響受けてるのかな、とおもた。
ほんとのとこどうなんだろう?? 雪岱の絵ってどれもこれも何か寂しげで切ないよな。
あの感覚は大好きだ 泉鏡花記念館で働いてるって人と知り合ったんだが
メタボなババアで知識はないのに偉そうで
なんか足が遠のくわ 泉鏡花記念館もスタッフの皆さんも、みんなすごくいい方ばかりですよ。
なんでもそうですけど、相性があるので、そこは仕方ありませんけれども。 記念館リニューアルか。
金沢の観光施設は軒並み北陸新幹線開通にそなえてリニューアルするらしいが
一斉に休みって観光的にはどうなんだよ。 むしろ観光客の少ない今が狙い目
とは言うもののしばらく蟹目当てが多いけどな アニメ「ユリ熊嵐」
想定設定(どうやら男だけの世界と女だけの世界で異性愛がタブー)
何故か「海神別荘」最後思い出したwww 中国語やハングルに翻訳されるとしたら真っ先に「海上発電」が翻訳されそうだな 泉鏡花のような文語調?の言い回しの本を意味を理解しすらすら読めるようになるには
どういう参考書というか事前の勉強が必要ですか? 鏡花の文語調は
一葉などに比べれば平易。
慣れれば読める。 >>733
最初は「特に意味は無い」と読飛ばして音読なさい。
実際深い意味が無いとこもあるからw 今「無憂樹」を読んでるとこなんだけど、語りがウマ過ぎて読んでいて唸ってしまうな。 折口信夫の「死者の書」
稿をかさねるごとに時系列がワケワカメになるのは「鏡花先生の無茶ぶりをまねしました」なのか….? >>37-49
「黒髪」の季節.....((- -;)) 三島由紀夫があんなに褒めちぎるので一度高野聖を読んだけど、なんでこんなのを
絶賛するのかわからなかった。文章も読みにくいし・・・ 高野聖はぶっちゃけたいしたことない
花ざかりの森もしかり 鏡花を読むと、ただ文体ばかりに美を追及しても文学としては成り立たない、ということがよくわかる。
心に残るものが無い。
同時期の他の作家みたいに頭の良い人ではない、というレスにも同意。
まあそれでも多作だから一つか二つは何かあるかも・・・と期待するか、
とっとと捨てて先に進むかは、読む人次第なのだろう。 鏡花を読む理由は人それぞれでしょうね、私は軽く音読して悦に入って来た時の恍惚とも言い得る気分が好きだから、またその気分に成りたくて読みますよ、何かを得ようとかそんな事考えた事は有りません。 >>744
文学に何を求めるかは人それぞれだからな、
君の期待しているものが鏡花の作品に無かったというだけで、文学として成立っていないとは言えないだろ。
芥川谷崎三島らは明盲なのか? 記念館
なんか「高野聖」体験ゾーンとかあるらしい
蛭とか大蟻とか…嫌ァアアアア!! 春昼を読んでるんですが、客人が囃の音に惹かれて裏山へ入っていってからの情景描写が全くわからないです。
客人と舞台と谷間の靄に包まれた灯の位置関係はどうなってるんですか?
全く画が浮かばないです。 「月は寒し、炎のようなその指が、火水となって骨に響く。胸は冷い、耳は熱い。肉は燃える、血は冷える。あっ、」と言って、両手を落した。 尾崎紅葉が鏡花とすずの同棲に激怒したのはなぜですか? おかまさんのような文章なんであんまり好きじゃなかったけれど、
漱石が滿韓ところどころを書いた旅に出立する直前に面会にいったことを、
漱石の追悼に書いていたのを読んでから、まあ好きになった。 >>757
「まぼろし奇譚」
の後半に鏡花の影響を強く感じさせる二編が収録されてます。
多分廃刊だと思うけど図書館で探してみて。
あと代表作「光の塔」「我が月は緑」は"声に出して読みたい美しき罵詈雑言の宝庫"w
これも図書館で探してみてね^^; >>753
松本清張の「文豪」読んで
泉鏡花のダークな面が見れて面白い 高野聖を読みはじめた。
文章が魅力と言われるけど、ただの悪文としか思えない箇所もあるなぁ。
↓の文章なんて視覚的描写なのにまるで画がつかめないよ。誰か訳して。
>路はここで二条になって、一条はこれからすぐに坂になって上りも急なり、
>草も両方から生茂ったのが、路傍のその角の処にある、それこそ四抱 そうさな、
>五抱もあろうという一本の檜の、背後へうねって切出したような大巌が二ツ三ツ四ツと並んで、
>上の方へかさなってその背後へ通じている 本人はニ股道のつけ根あたりにいるんだろうね。
二股道の左が平坦で、右は上り坂で、眞っ直ぐじゃなくて、おそらくは左にカーブした道。
股の所に檜があって、右の草深い道の檜側には大巌が積んであり、それは檜の後ろ側にまで及んでいる。
右の道の左側に石垣の塀があるみたいなんじゃないかな?
って感じじゃないの?
こんなところに拘わってないで、さっさと先を読めや!(笑 >761 ありがとう。いま高野聖読了しました。
>>760の段落を含む「四」がわけわからなかったけど(説明してもらってもやっぱり分からない・・・)、
それ以外は躓きながらも何とか読めた。
意味のわからん所もあったけど、読み終わってみれば
傑作と言われるているのは納得。もう一回読み返してみよう。 鏡花の小説で高野聖より良い作品なんていっぱいあるのに、何で代表作が高野聖になるんだろうね。
人里離れた山中で謎の美女と出会う小説だったら露伴の對髑髏の方が好きだな、最後の余韻が素晴らしい 評価が正規分布に従うなら、最高傑作が最高の評価ではなくて、中程度のものが最高評価、ってことになるかも。
露畔と漱石ってよく考えるんだけど、漱石のが平易な文章で読みやすかったところはあると思う。でも、現在露畔の
評価ってそんなに低いわけではないと思うけど、読まれていないとしたら、比較的難解なところが足を引っ張るんじゃ
ないかと思う。擬古文ってレッテルは嫌いだな。誰が言ったのか知らないけど。雅文と言えはいいのにね。
東京近辺に住んでいるなら、露畔に慣れる意味で「水の東京」ってのを読んで見ると好い。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/1434_20710.html
知っている川の名前が出てくるんで、ちょっとは親近感を感じるかも(笑 来年オペラ「天守物語」
なんかレパートリー化しとるのは客がとれるからなのか? 若い連中がいゝのを書けなけりゃ、古典に目が行くのはしょうがない。 ”みんなのトラウマ”ってことになっている絵本「ねないこだれだ」
(夜遅くまで遊んでいる子どもはお化けがやって来てお化けに変えて
お化けの世界に連れて行っちゃうぞ、っというアレな)をもし鏡花が読んだら、
口から泡を吹いてヒィヒィ悶えながら失神するほど喜びそうな件 こないだ初めて泉鏡花を買ったけど
国貞えがくの終わりが中途半端な気がしたんだよね
あれはどう理解すれば良いのかな >>771
最後の決め台詞で終わらせたかったのでは?
鏡花に限った事じゃないよ。川端康成とか谷崎潤一郎も「いきなり終わり!」な作品あるし。
記念館の企画展
「変態ダーーっ!」
(ってかそういう文化だったのはここの住民の方々お分かりだと思うけどw) 水木しげるの泉鏡花伝を今更ながらポチる。明日の今頃には読了しているだろう。 高野聖を読んだけど、どこかで見覚えのある内容だった
これがモチーフになった話が多いのか
これも多々ある似たような作品のひとつなのか >>775
鏡花はキルケーの話を知っていたのではないか説 露伴の對髑髏なんかも似た感じだよね
人里離れた山奥で謎の美女に出会い、彼女の家で一夜を明かす 草迷宮を読み始めたけど読みづらい、いまいち状況が把握できない 世間の暮らしの様相が変わった、という程度の意味では >>784
やはりそれはきれいなおねえたんのお店が引っ越ゲフンゲフン・・・・
(>>785が正解)
「朱日記」のアニメってDVDあるんだ。宣伝用で市販されてないみたいだけど。
ケース開くと猿がウキーと襲って来る仕組みとか凝った作り。 佐藤史生という人の漫画「夢喰い」
主人公に百鬼夜行を引き連れて少しずつ迫って来る化け物の名が化鳥。
きれいなお姉さんじゃなくて妖怪だったのか。 義血侠血を読んだこういうのも書いてるんだ
泉鏡花ワールドを展開する人なのかとおもってた 昔、どこかの偉い人が、「若い頃、泉鏡花の『滝の白糸』という小説を読みました。」と書いていた。 マオトコ事件の後逃して貰った画師はどこへ行っていたのか……
どなたかえろい人教えてくれませず 死語日前から六七回目の『 日本橋 』を、やっぱいいな、無人島に一冊ならコレやね、但し北海道辺りの無人島で酒肴暖は完備とする、 そして>>792には熱燗とスカスカ湯豆腐が毎日供された 外科室
最後のくだりが笑ってしまう
伯爵夫人が麻酔を使わないといってメスを胸に刺す
その外科医が「忘れません」何故麻酔を拒んだか
こころに思っている事を言ってしまうのを拒んだ
極端な話だがなぜが魅入ってしまう文章
この世にはない霊のような美しさ 外科室、陽炎座は映画化されて泉鏡花の世界がつかみやすい
映画DVDを観てから原作読むとスラスラ入っていく
玉三郎が演じた安土城の物語あれも泉鏡花だったと思う作品名が分からない
妖怪の・・・
滝の白糸、婦系図も昔の映画にあるよね
湯島とおれば思い出すおツタ 力 の〜だっけ あっ天守物語だ。←玉三郎の映画化されたもの
湯島の白梅→お蔦 主税 でした 「姉さんが、魂をあげます」――辿りながら折ったのである。
……懐紙の、白い折鶴が掌にあった。
「この飛ぶ処へ、すぐおいで」
ほっと吹く息、薄紅に、折鶴は却って蒼白く、花片にふっと
乗って、ひらひらと空を舞って行く。 【一草一木の裡、或は鬼神力宿り、或は観音力が宿る】
(1907年・泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作[談話]) 2013-08-23
「泉鏡花を読む」(その2)反戦小説
http://d.hatena.ne.jp/nisijimadokusyo/20130823/1377230401
鏡花は第一次日中戦争(日清戦争、1894年から)を扱った反戦小説をいくつも書いている。
太平洋戦争(第二次日中戦争)中に刊行された「鏡花全集」には、これらの作品は収録されていない。
『海城発電』は、中国軍に捕虜になり帰還した赤十字の看護員が、日本軍人にある屋敷に拉致され尋問される。
『琵琶伝』は、親の約束で好きな男がいるのに陸軍将校と結婚させられ、その将校は嫉妬で妻を軟禁する。
『凱旋祭』『予備兵』は、愛国心に集団で参加しない人に対して、非国民と非難し暴力やヘイトスピーチをする集団の醜さを描いている。 鏡花が今の韓国人見たら日帝軍人よりも忌み嫌いそうw 君しみたもうことな枯れ じゃないけど 婦系図を読んでいる。
不健康な小説ってだけか。他ゼミだと。 >>814
でもプテスタンティズムやドイツ文学のお世話にはなっている・・・ 企画展「KYOKA MANIA―鏡花会/九九九会―」
KYOKA MANIA 集結!!
明治40年代有名無名を問わず、鏡花作品を愛好する人々が集まったという鏡花会=B
そして鏡花を囲む文化人の懇親会として大正から昭和にかけ行われ、鏡花の逝去直前まで開催された、九九九会=B
愛読者として、また友人として、鏡花の作家活動を支えた人々に光りを当てる展覧会です。
「小学時代に『誓之巻』を読んで以来、先生の作品によって、自分はこの世に生れて来た甲斐のある事を痛感した」
水上瀧太郎(『貝殻追放抄』「はじめて泉鏡花先生に見ゆるの記」)
http://pbs.twimg.com/media/Ch_qLN0VEAANkI8.jpg
泉鏡花記念館
さて、館内では次回展の準備が佳境!
チラシのツーショット写真の相方・江木定男(推定)の妻は、柳原白蓮、九条武子とともに大正三美人≠ニして知られた江木欣々異母妹で、
鏑木清方の名作「築地明石町」のモデルとされる江木マセ(ませ子)です。
http://pbs.twimg.com/media/ChVmI0GU4AAUH4J.jpg
2016年4月30日 >>818
つまりその母親である黄色人種の女も生物として駄目なのがわかるんだね 話の筋とか、いろいろ言ってるけど、この人は言葉しか信じてないでしょうよ >>821
鏡花宗信徒だから敢えて言うが、鏡花の小説はちゃんとした起伏のある物語に
なっているのが全体の6割もあればいい方だぞ。
細部の描写や文章はやけに丹精を込めるのに、作品としてはまとまりが無くて
一体何が言いたいのかわからない、という例が多いんだ。
例えば「高野聖」や「歌行燈」、「婦系図」「日本橋」みたいな有名どころは
ちゃんとストーリーがあるけれど、「絵本の春」や「山海評判記」みたいな最近
注目されてきた短編や長編は傑作かも知れないが読んだ後何コレ?な感じだよね。
東京帝国大学とかで高度な教育を受けていない、むしろ言葉のアルチザンのような
人だからこそなのかもしれないけれど、そういった全体としては消化不良気味に
見える作品にも良いものはあるから、色々読んでみてごらん。 >>823
そうだったかスマン
てっきりあなたが「鏡花の魅力は文章や文体”だけ”」と
思っている人なのかな、と誤解しちゃったよ なんか会話嚙み合わねえけど、鏡花の魅力は言葉にこそあると思って言ってんだよ
だからここでストーリーがー、あの話はー、って言ってんのみて、まあそこは二次的な話であって、言葉の一つひとつ見たほうがおもろいやろって言ってんの
お前が何言いたいのかわからんが ストーリーは無理があるものが多いし、登場人物も似たような描写ばかり それはよく言われてるね、典型的なキャラクター。まあでも、天才だろうね、本当文学史上唯一やないか。 お邪魔しますよ
投票実施中 9/11(日)23:59までに投票して下さい
文学板ID制を導入に関する投票スレ [無断転載禁止]©2ch.net
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/vote/1473074707/ >>829
是非お願いします
825みたいな無知で馬鹿な奴が湧いてこないように 日本橋冒頭の「髭へ押着けやがるじゃねえか」の意味がわからん全くわからん
どういう意味だ >>832
前後の文脈から判断するに髯=男性客、と思うけど(違ったらスマン)
小説の日本橋は鏡花でも読みにくい方だから、古い資料で悪いんだが
「注解考察泉鏡花日本橋」 朝田祥次郎/著 明治書院/刊 1974年
この本に詳細な注釈が載っているので大きな図書館で探してみるといいよ。 今映画館でやってる「君の名は。」、そんなにヒットしているなら
まあ試しに観てみるかと思って昨日行ってきたら、このスレの住人が
好きそうな映画だった件
「外科室」とか「春昼」、あと「夜叉ヶ池」っぽい感じはする >>835
話が似てるのは似てるとは言わん
文章が全て >>838
「婦系図」の冒頭かな?それは声ではなくて酸漿の鳴る音だよ。
「婦系図」といえばここには昨日までやっていた新派の婦系図を観た人は自分以外にはいない?
初代喜多村緑郎の脚本に依るということだったんだけれど、鏡花と親交のあった喜多村のもの
であっても随分原作を、例えば「湯島の境内」の場面でもそっくりそのままではなくて、
かなり改変してあって驚いた。
新派でまた「日本橋」「滝の白糸」「白鷺」「歌行燈」「南地心中」とかやってくんないかな〜 ビチチチチチって感じじゃない・・・?
下手糞なだけかな 全集買おうと思ったら一冊5000円ですって、すごいわね。 「山海評判記」みたいなミステリアスな高層和風旅館っていまあるんかな >>842
あんないい感じの旅館に鏡花全集の一冊を持っていって布団の中で夜の読書を…なんて考えたら
素敵、というか鏡花文学の物語の中の人になった気分が楽しめそうw
鴻仙館のモデルになった旅館(「初稿」の解説では有名人も泊まった老舗だったらしんだが
1980年頃に残念ながら廃業らしい)の写真が七尾市の公式サイトに載ってるから、よければ↓
和歌崎館本館・別館
ttp://www.city.nanao.lg.jp/bunka/wakasaki2.html
和倉温泉 和歌崎館パンフレット
ttps://www.city.nanao.lg.jp/bunka/wakuraonnsen/documents/wakazaki.pdf 「鏡花はわけわかめ」
歌行燈の時系列を映画でやっと理解した自分・・・ >>843
ありがとー
昔の様な高層木造は今の建築基準じゃ建てられないしなぁ
迷路みたいな建て増し旅館は残ってるかな
数十年前名古屋の娼館跡みたいな旅館に泊まった事あったな。
うなぎの寝床で薄暗くて雰囲気満点だったが今も残っているだろうか。 なにげに「海神別荘」でぐぐってたら
台湾の人形師が作った公子の画像が出て来てびっくりぽん。
最近放送されたEV人形劇「東離剣遊記」も耽美ゲーマーピジュアルに進化してて
玉様舞台のFFを手がけた天野デザインと色々共通点あって違和感無しw 「海神別荘」に出てくる鏡はテレビの実用化で現実のものになったけれど、
あの不思議な辞書がインターネットの普及でまさか実現するだなんて、
流石の鏡花も夢にも思わなかっただろうな
昔の「ユリイカ」に「鏡花がもし現代に生きていたら番町の家の2階で
これは愉快、とブラウジングに興じたことだろう」とか書いてあるんだが、
あながち嘘でもないよねw 世界文化遺産・国宝姫路城の観光案内に活用しているAR(拡張現実)技術について、兵庫県姫路市は来年1月から、
携帯端末で映像などが視聴できるポイントを現在の15カ所から24カ所に拡充する。城にまつわる伝説を紹介するア
ニメーションなど、子どもも楽しめる内容を追加。記念撮影用のオリジナルフレームなども入手できるようにする。
姫路城では「平成の大修理」を終えた昨年3月、城内の解説板を最小限にとどめるため、AR技術を導入。無料アプリ
「姫路城大発見」をスマートフォンなどにダウンロードすれば、かつての城下町の風景や火縄銃を構える兵士の映像など
を見ることができる。
新たなポイントは、西の丸や備前丸、お菊井戸、大天守3階など計9カ所。「千姫物語」や「播州皿屋敷」、「宮本武
蔵の妖怪退治」などの伝説を紙芝居風のアニメーションなどで紹介するほか、市のイメージキャラクター「しろまるひめ」
が石垣の構造を解説する。
また、三国堀前などでは記念撮影用のフレームを入手でき、実物の大天守を背景にしろまるひめのイラストと一緒に写真
撮影することも可能だ。
姫路城管理事務所は「今回は子どもや家族連れが城内を楽しみながら散策できるよう内容を工夫した。ぜひ多くの人に活
用してもらえれば」としている。
このスレで期待するのはやはり・・ 山海評判記、冒頭から描写が理解できなくて全然進まない
ホント鏡花作品は読むのに苦痛を伴うな!
読了にどれだけ時間がかかるやら >>850
普通の作家なら話始める時点で終わるとか「壮大なる序章」だもんな・・・ 昨日放送のなんでも鑑定団で「婦系図」と「夜釣」の原稿3点が750万円ついていた件
原稿どころか掲載された新聞のマイクロフィルムが一部見つかっていないために
全集でああなった「黒猫」の欠落箇所も、どこかで切り抜きが見つかったとかで
何とかして発見できないものだろうか…。 出世作は「夜行巡査」かとおもっていたが「外科室」と紹介されていた 外科室 最後の下りが難解であまり好きじゃないのよねえ 21日土曜日の24:00〜25:55(22日日曜日の深夜0:00〜1:55)にEテレで
白井晃演出の「天守物語」を再放送するよ NHKラジオアーカイブスって番組で鏑木清方のインタビュー音声があったのに
本放送も再放送も聞き逃してショック… 金沢市の調査
げんだいでも「朱日記」の危険アリ・・・ 外科室って最後そんなに難解でしたっけ?
さっそく青空文庫で再読したけれど
最後のくだりは内容から現代口語に直訳すると
この二人がプラトニックラブだけど心中を図ってしまったことは
罪悪であるとして天国に逝くことはできないのだろうか?
というような感じですよね。
このどこが難解なのだろうか??? >>445
何年も前の書き込みにレスするけど
現在の確立された鏡花への評価というのは
もしかしたら三島由紀夫の影響が大きいのでは
なんて思ったりするんだけど、どうだろ 長文スマン
445だが、まず60年代に三島と澁澤の評価があったことと70年代の全集の再刊、
そして何より1972年に「別冊現代詩手帖」で「泉鏡花 妖美と幻想の魔術師」
という特集が組まれたことが今の”美と幻想の作家・泉鏡花”という再評価に
結び付くわけなんだよね。
1960年代までの政治の季節に疲れてしまった人々が(鏡花自身は決してノンポリ
ではないとは自分は思っているが)当時の潮流で”癒し”として鏡花を読み始め、
今に至っているという流れがあるわけ。
1992年の「幻想文学」35号で堀切直人が「今日、特に若い世代に鏡花が人気があるのは
ポストモダンの精神状況にその作品世界が適合的であるからではないか」という旨の
興味深いコラムを書いているから、探して読んでみるといいよ。
(こういったら荒れるかな)個人的にはそろそろ”幻想作家”としての鏡花の読み方
読まれ方のオルタナティブ、例えば”マージナルな世界に目を向ける作家””とか
”中間の世界に着目する作家”とかがそろそろ大々的に模索されてもいいんじゃないかと
思ってる。
…しかしかくいう自分こそ「草迷宮」とか「夜叉ヶ池」、「菎蒻本」に「袙奇譚」に
「山海評判記」とか大好物だけどw 「文豪とアルケミスト」ってゲームの鏡花
ttp://bungo.dmmgames.com/ 外科室を読んだ感想です、男女の運命的な出会い、不思議な邂逅というのは往々にして
あることです、これもそのような男女を題材にしたものですが、それにしても庭園を散策中
にたった一度すれ違った男女が九年後にこういう結末を迎える
そんな事があるのか、言葉を交わしたわけでもなく単にすれ違ったにすぎない男女です
私はあると思います、私も高峰に似た経験をしたことがあるからです、それは全く不可解な
ことでしたが、現実にもあることだと言えます 女系図がお薦め。なんか男ばかりの世界にささってて、取って読むのも申し訳なかったけど。 >>865
お前、読んでないだろホラ吹き!
『婦系図』だマヌケ!
消えろよ低能! 何故「外科室」の夫人は麻酔で眠ることを嫌がったのでしょう。心の秘密がばれそうってのは表向き用で抽象的ですよね。
親しい文学部の教授は、華族である夫人が手術をすれば平民と同じ肉体であることが明らかになってしまい、天皇の神格化にも揺らぎが出てきてしまうからだとおっしゃいます。
やはり高峰への恋心が心の秘密なのでは?って思っちゃいます。この仮説はなんだか無理があるような… >>869
その教授は頭が左巻きのパヨク教授でしょう、パヨク脳だとそういうとんでも解釈が出てくるから相手にしてはいけません 麻酔も完全には安全でないらしい。当たり前に支障が出るよな。 簡単だけど、あの独特の雰囲気が失われていない作品ありますか?
難しくていつも斜め読みしちゃう…
でも所々妙に印象に残るところがあって、いつも買っちゃいます。最初から最後までしっかり理解したい… 個人的に1番読み易いのは「活人形」という作品だと思うけど、例の独特の調は全く見られないんだよね
やっぱり眉隠しの霊や高野聖をしっかり読むのが良いんじゃないかな
と言った手前こう紹介するのもなんだけど、教科書を買うために止むなく売ってしまった絵を取り返そうとする話……「国貞えがく」だったかな。
その作品なら短くて独特な調も味わえると思う オススメありがとうございます。
あの独特さがないのも物足りなそうですが、読んでみますね!
国貞えがくは読みました。確かに面白かったです! 草迷宮は難しくても入り込めたんですよね。なんでだろう。 最近ちくま文庫から今日泊亜蘭の本が立て続けに出てる。
この人鏡花の崇拝者だったんだよな。
鏡花的な幻想作品も書いてるけど今の所入手できるのは「まぼろし奇譚」と「渺々譚」くらいか 散々頻出の”鏡花読みのための例のお助け帳”から、ハイ↓
「湖のほとり」
◆あらすじ◆
湖に一夜にして島ができた。その島は高名なる長者・浦島の持ち物で、新夫人・桂子が
命名にその島へ来ることになっているのだという。親からも見限られ、金をつぎ込んだ
芸妓のかしくからも相手にされない畠山猛は、自暴自棄となって浦島一行の行列に躍り込む。
命はいらぬが金と女が欲しい、と。すると桂子は金を出そうと言い、かしくは女になって
やろうと言う。
◆解説◆
枝葉が多いが、それが生かし切れていない感のある短編、ラストの顛末もやや不自然である。 >>876-877
山田風太郎がドロドロの修羅場小説にしてたっけ?
あと山田は「天守物語」と同ルーツの話も書いてた覚えが・・
全く救いのない地獄絵だったような >>877
ありがとう助かる…
鏡花初心者なんだが、お助け帳とは各作品のあらすじまとめたみたいなものがあるのか? >>879
「幻想文学」誌の35号 特集「鏡花夢幻帖」、
ここに「鏡花曼陀羅」と題して鏡花の小説と戯曲全作品のあらすじとコメントが書いてある。
便利なことは便利なんだけれど、明らかな誤読があったりコメントが随分書き手の主観が
丸出しだったり、しかも『蒔絵もの』だけが抜けていたり、変なケースなら例えば小説の
『日本橋』では原作の最後に「お千世は玉の緒を繋ぎとめた。」とちゃんと書いてあるのに
お千世は赤熊に殺されて命を落としたという風に書いてあるし、もっとケッサクのは
『海神別荘』で、
「公子のまとうモビル・スウツ(原文ママ)のような龍の鎧、グリーナウェイの映画
『プロスペロの本』(ママ)風検索システムは乙姫の織糸から出来ている鏡花SF。
サドを思わせる死と美の哲学。華麗な台詞はいうまでもない。」
なんてオモシロすぎること書いてあって、まぁいかにも90年代の本だなあという感じはするな。
でも一冊あれば鏡花を読むのに随分助かるし、これ1冊で3日は楽しめるというぐらいに情報が
載っているから、古本屋で見かけたら買っておくといいよ。 ドイツの歌劇場で日本の演劇人招いて「災害」オペラ制作とか。
「『夜叉ヶ池』は駄作」ってえええ!? >>880
なるほど!怖い情報もあるが見かけたら買ってみようと思う!ありがとう!! 誰か頬白鳥の内容、簡単に教えてくれないだろうか(・ω・`)タスケテ 婦系図のほうはちらっと。
ボルヘスの方がわりにはやってていいよ。幻想 幻想譚とか。
ただ文体のにしみみたいなものは色つやがあっていいわな。 鏡花の文章を講談師とか落語家みたいな人が語ってるみたいに思いながら読むと、字面だけ追ってるよりも生きた言葉として入ってくる感じがした。 >>885
そんなアナタに「湯女の魂」を
青空文庫でも読めるよ 「幽霊」や「細君」とかいう単語によく「レコ」とルビが振ってあるけど、どういう意味なんだろう 文脈によるだろ。
レコ ⇒ これ
文を引用してくれ。説明できる。 >>891
「早瀬の細君(レコ)はちょうど (二十 )と見えるが三だとサ 、その年紀で酸漿を鳴らすんだもの 、大概素性も知れたもんだ 、 」と四辺近所は官員の多い 、屋敷町の夫人連が風説をする 。(婦系図)
でもなんとなく理解した。例えば「糞」を指す台詞にレコを振るんだね? それは、「細君」に「レコ」とルビを振っているというよりは、
「レコ」が「細君」であることを読者に示しているんだと思う。
細君は話者の近くにいないのだから、
小指でも立てて「レコ」=「これ」と言っているんだと思うね。
>例えば「糞」を指す台詞にレコを振るんだね?
ちょっと違うと思います。
直接的指示をぼやかして「これ」を「レコ」と言っているのだと思います。 当時のイキとされたような言い回し、或いは泉鏡花が自身の感覚でイキだと感じていたような言い回しがよく出てくるから、いま読んで理解しにくいのは当たり前なんじゃないかという気がしてきた。
そして、それが理解できたからと言って別に学があるってものでもない。
鏡花は今となっては一部の特殊な趣味人向けの文章なんじゃないだろか。 鏡花くらい普通に読んでいるだろ
>一部の特殊な趣味人向けの文章
バカなら難しくて読めないなw 鏡花の文体はその当時から他に類を見ない特殊で読みにくいものだったとされてるぞ。
例えば漢学・漢文の教養があるはずの中島敦が鏡花を褒め殺しじゃないかというぐらいに
讃えてる「鏡花氏の文章」を見ると↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/24441_11320.html
今出ている文庫の注釈を見ても研究者ですらこの言葉の意味がよくわからない
となっているもがあるよね。
あの文体は鏡花文学を最初はとっつきにくいまま色々読んでるうちにだんだん頭が
「ゲーム脳」ならぬ「鏡花脳」になっちゃってチャンネルがあい、スラスラと
まではいかなくても頭の中に入り込んできて読めるようになるという感じかな。
…って言ったらなんかオカルトか疑似科学みたいだけどw 鏡花を好きな三島や澁澤も、鏡花の文章は、読んでいると何が書いてあるのかわからなくなると言ってるね 鏡花が博学であったのは間違いないだろう、用例の少ない珍しい言葉を知っていたりとか
言う、云う、謂う、の三つを使い分けていたりろか、かなりこだわりがある 鏡花全集全巻購入して読んでるが一読で内容完璧に理解できる人いるのか、、、気抜くと話が全く分からなくなるぞ、、、理解できた時の達成感も素晴らしいが、、、 本当に理解しているのか・・・?よく見たら訳が分からないんじゃあないか〜ッ? 連休台風なんで紀行文読んでる
平泉イキテー・・・・ 婦系図手に入れた。歌行燈とかが良かったから、楽しみ 南が丘文庫
http://www.minamigaoka.info/BOOKS/
Official Homepage
横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会 >>875
「海王星市から来た男/渺々譚」ちくま文庫
新刊としてでてきたので読み直したら、
鏡花風を意図してない作品にも鏡花みたいな言葉遣いがあってちょっとびっくり。 >>914
>>875
間違い;
『海王星市から来た男/縹渺譚』創元SF文庫
でした 鏡花→マイリンク→ラヴクラフト→グラビンスキ→鏡花・・・とか我ながらヤバめな読書リレー >>918
「草迷宮」は本当に面白い小説なんだけど初めて読むにはちょっと手ごたえがある
(独特の文体や時間軸の混乱などでワケワカメになっちゃう恐れあり)から、まずは
口語体の小説で「化鳥」、それから三大幻想戯曲と取りあえず呼ばれていて
妖怪が出てくる「天守物語」「夜叉ヶ池」「海神別荘」、この辺から入門するのが
オススメですよ。
紙の本で読みたいなら岩波文庫で手に入る(公式サイトを見たら「海神別荘」が
品切れだけれど中古で簡単に入手可能)ので、是非自身で手に取って鏡花ワールドを
堪能してください。 「海異記」を読んで語り手の「三ちゃん」の風貌を一瞬でも
「ねじり鉢巻きに褌一丁で漁に出る筋ショタ少年」じゃないかと妄想した自分は
雑司ヶ谷の鏡花の墓の前で土下座して氏んだ方がいいんかな…。 随筆で「美少年なんたら(うろ覚え)」を読んでたらなんていうのがあったが
なんて題名だっけ? >>920
泉下の鏡花に「そんなことする代わりに綺麗な子を連れて来なさい」と叱咤されるだらう 昔のラジオドラマのエアチェックテープ整理してたら
レイ・ブラッドベリ原作ドラマの解説で
「ストーリーそのものより文体の美しさで魅せるところは鏡花のようだ。」
って発言が出てきてた。
このころは鏡花を知らなかったから素通りしてたっけ・・ >>925
『都筑道夫ドラマ・ランド[完全版]上・下』(河出書房新社) 『絵草紙 月夜遊女』(泉鏡花著、山村浩二絵、アダム・カバット校註、平凡社)
(2017/11/13) 来月、ハウプトマン原作のオペラ「沈鐘」のDVD BDが発売される。
鏡花記念館が鏡花の訳を字幕にした映写会とかやったら面白そうだが。 最近ポール・クローデルの「繻子の靴」(渡辺 守章訳・演出)観たけど
出てくる姫の名前の訳し方が鏡花リスペクトかなと >>930
過去に鏡花劇の演出を手掛けたことのある人だからね >>929
水所縁の女性の虜となり俗世を捨てた男の元へ友人が訪ねてくるとかリスペクトしてる要素はある。
鏡花は後半ラウテンデラインを山姫と訳してた。 ずっと探してる作品があるんだけど、一向に辿り着かないので、分かる人がいたら教えてください。
15年くらいまえにテレビであらすじをやっていたのを出社準備をしながら流し見してただけなので題名を忘れてしまった。
・舞台は福井か富山の北陸の宿
・確か深い雪の日(夜かも?)に旅人がやって来る
・旅人は確か女の人一人だけ
・とても衰弱していたので宿の人が床を用意してあげた
・旅人の女性はぽつりぽつりと懺悔のようなことを話し出す
・確か女性は金沢出身で、色々辛い人生を歩んできた
・幼い子供を置いて家を出てしまった
・一通り話終わると静かに息を引き取った
テレビを見た当時は辛うじて題名を覚えていたので、実家の泉鏡花作品集を漁ったけど、載っていなかったから相当マイナーなのだろうか?
今はもう題名すら思い出せないのに、テレビで見た暗くて静かで重い雰囲気が忘れられなくて、原文を読んでみたい。 弥生美術館で「球体関節人形による泉鏡花の世界」という展覧会が始まってる。
誰か行った人いるかね。本も出たけど。 球体関節人形か
彫刻のモデリングにも似たところあるね。 マクアケでやってるクラウドファンディングの特典があと4日だよ。 鏡花よりも球体関節人形そのものに興味無いと観に行ってもしかたないと思う
そして人形も弥生美術館自体わりかし狭いしそんなに多くない
クソ暑かったせいか日曜の午後なのにかなり空いてた
人形の他には清方先生とかの挿絵もいくつか
新宿区立新宿歴史博物館でやってる「幻想の新宿」で鏡花も少し紹介されてる
こっちは専ら絵草子や歌舞伎による四谷怪談をはじめとした新宿にまつわる伝承怪異の紹介で
鏡花もその範疇でって感じ リアル大阪民国人民(古いか)の自分は弥生美術館は10数年前に行ったっきりだなー。
前にやっていた橘小夢展行きたかったんだけれど、遠くて…。 球体関節というと、関節の可動性は現実の人間ではあり得ない程度にまで高まる。
何の緊張感も失った関節の屈曲は、屈曲の彫刻の代表であるジャンボロ―ニャと
比較すれば面白いような。 球体関節人形を間近に見て
これ位精巧な人形なら奥さんほっぽって
蔵の二階でこっそり逢瀬したくなるのもわかる気がした 球体関節人形相手なら、どんな体位でも可能だぞw
アラーキーと球体関節人形のセックスを撮りたいもんだw
生ぬるいワインを一升入りの紙パックからジョッキに注いでぐびぐびやるのが良い。 人形大好き鏡花先生w
例)「夜叉ヶ池」「日本橋」「湯島詣」「神鑿」「幻の絵馬」「星の歌舞伎」etc おんな系図がオトコの筆籍の図書館にいいてある世界はどうか。 100人町
【擬音がヘタすぎる稲川淳二】
そんでドアがズイ〜ンって開いたら、
奥で女がグッスンオヨヨって泣いてた。
私思った。
ああ、彼女ここで死んだんだ。
マンションの屋上からヒョンヒョロ〜て飛び降りて、地面にバチコンいったんだって。
その瞬間、鳥肌がモッコリ立ったね。
2018年8月31日 「山海評判記」
小村雪岱描くオシラサマの一枚がリトルミイにしか見えない件 女性器を神聖視する「子宮系」女子たちの知られざる苦悩
スピリチュアルと妊娠・出産を巡る不安
ttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/57266
…倫理的に良いか悪いかはともかく、鏡花が興味を持ちそうだなあと思った件 高橋お伝の御万個のホルマリン漬けが東大医学部で保存されてたのは有名な話だぞw
豚の御万個のオデンはホルモン屋で、皆様方も食べてるんだろうが、人間の女の御万個をアルコール漬けオデンにしたのはひたすら、スケベ心から出たものらしいw
あれほどの毒婦の御万個は吸い付き具合とか、きっと特殊なところがあるに違いないということで、ドイツ出身の教授が執刀し標本になったという。 幻想文学読んでみたくて青空文庫ちらちら眺めてみたが
幻想以前に古文忘れすぎてるせいか
文章の意味が分からないところが多すぎた
現代文ぽく読めるものもあったけど >>961
そんなアナタに種村季弘編のちくま文庫版「泉鏡花集成」ですよ
最低限の注釈が多数ついていて比較的読みやすいから、図書館や
古本屋で探してごらん >>962
まさにそういう本がないかなあと思ってたところだ
図書館にあった!ありがとう!! 「みんなのトラウマ絵本」でおなじみのせなけいこ『ねないこだれだ』
(夜中に遊ぶ子はお化けにおなり、のアレ)、もし鏡花が読んだら
口からヨダレをダラダラ垂らして興奮して歓喜しそうな件 『風流線』に出てくる巨山が密かにカキコして愉快がっていて結局バレてしまう非人控って何ていうのかな、
ちょうど現代のSNSに非常識な書き込みをして炎上して世界中に拡散されてしまうバカッターだとか、
あるいはYouTubeにヘイトスピーチの動画を世界中の人が閲覧できることのを忘れて投稿してる人みたいで
無茶苦茶既視感がある件
人類って昔も今も進歩がないんだな…。 鏡花がエッセイの中で「『美少年』なんちゃら読んでいたら」なんて書いてた本
曲亭馬琴の『近世説美少年録』かな? 君は知っているか!?
あの鏡花ともあろう作家が『白花の朝顔』(1932年発表)という作品で、
当時の「先端」取り入れてなんと「エロ」という言葉を使っているんだぞ!
(↓からファンクション3で「エロ」と検索)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/48330_45584.html >>971
いや、鏡花はわりかしハイカラな言葉を使うよ。
「露宿」読むと
"あれ"はなかったんだなぁとか思った。 こないだたまたまローカル番組で夜叉ヶ池山にゆる登山してるの見たけど
綺麗な池だったなあゲンゴロウが可愛かった
ここがモデルなのかは知らんけど…
鏡花は石川出身だからかお隣の富山の山がモデルの作品とかも確かあったよね 『辰巳巷談』に何回か出てくる「小豆でくれろ、黄粉じゃいけない」ってどういう意味なんでしょうか?
もしかして
小豆=処女
黄粉=非処女
ですか? 取り敢えず外科室と夜行巡査読んで面白かったのはわかるんだけど、文体が特別褒められてる理由はよくわからなかった
高野聖を読めばわかるのかな? しばらく時間が経つと、無性に読みたくなる。
鏡花の文体が醸し出す雰囲気ってのが、とっても好きだね。
オレは。 無理しても分かるものでは無いのだから、
分からなければそれでよいのですよ。
仕方ないじゃん。ねぇ。 外科室経由の縷紅新草読み中
独特さには慣れてきたのだが、ちょいちょい意味のわからん文章があり止まる
> 聞くとともに、辻町は、その壮年を三四年、相州逗子に過ごした時、新婚の渠の妻女の、病厄のためにまさに絶えなんとした生命を、医療もそれよ。
例えばこの「医療もそれよ。」とかどういう意味なのかさっぱり まさに絶えなんとした生命を(生かしてくれた)、医療もそれ(鬼子母神周辺の自然の美しさに現れているような神仏の力)よ。
鬼子母神様のお寺の周りの自然を愛でるお米の言葉を聞いた辻町は、かつて逗子で過ごした時病に伏した妻の生命を生かしてくれた医療というのもそれ(色とりどりの雲みたく散っている落葉の美しさに現れているような神仏の力=観世音の大慈の利験)だったことを思い出した。あの時は南海霊山の御堂の裏山で咲き満ちる菫に向かって祈ったのだ。あの時のことを今目の前に広がる雲のような落葉に見て、心から黙拝したのである。
鏡花のほかにこういう文を読んだことがないから中途半端な知識で英文を和訳したような心細さがある
本当にこれでいいだろうか >>981
意味が通るように無理矢理補足したらそうなりそうな気はするけど、こういう文法あるいは修辞法見たことが無いのでよく解らないのよね
『医療もそれよ。』の句点が読点の間違いなら、まだなんとなく解るし、辻町は忘れない〜という基本的な主述の文章になると思うのだが、
他にもちょいちょいと似たような文章があった気がするので、意図的なものなんだろうなって 小林秀雄もこれ読んだんだよな
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