泉鏡花part3
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>>891
「早瀬の細君(レコ)はちょうど (二十 )と見えるが三だとサ 、その年紀で酸漿を鳴らすんだもの 、大概素性も知れたもんだ 、 」と四辺近所は官員の多い 、屋敷町の夫人連が風説をする 。(婦系図)
でもなんとなく理解した。例えば「糞」を指す台詞にレコを振るんだね? それは、「細君」に「レコ」とルビを振っているというよりは、
「レコ」が「細君」であることを読者に示しているんだと思う。
細君は話者の近くにいないのだから、
小指でも立てて「レコ」=「これ」と言っているんだと思うね。
>例えば「糞」を指す台詞にレコを振るんだね?
ちょっと違うと思います。
直接的指示をぼやかして「これ」を「レコ」と言っているのだと思います。 当時のイキとされたような言い回し、或いは泉鏡花が自身の感覚でイキだと感じていたような言い回しがよく出てくるから、いま読んで理解しにくいのは当たり前なんじゃないかという気がしてきた。
そして、それが理解できたからと言って別に学があるってものでもない。
鏡花は今となっては一部の特殊な趣味人向けの文章なんじゃないだろか。 鏡花くらい普通に読んでいるだろ
>一部の特殊な趣味人向けの文章
バカなら難しくて読めないなw 鏡花の文体はその当時から他に類を見ない特殊で読みにくいものだったとされてるぞ。
例えば漢学・漢文の教養があるはずの中島敦が鏡花を褒め殺しじゃないかというぐらいに
讃えてる「鏡花氏の文章」を見ると↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/24441_11320.html
今出ている文庫の注釈を見ても研究者ですらこの言葉の意味がよくわからない
となっているもがあるよね。
あの文体は鏡花文学を最初はとっつきにくいまま色々読んでるうちにだんだん頭が
「ゲーム脳」ならぬ「鏡花脳」になっちゃってチャンネルがあい、スラスラと
まではいかなくても頭の中に入り込んできて読めるようになるという感じかな。
…って言ったらなんかオカルトか疑似科学みたいだけどw 鏡花を好きな三島や澁澤も、鏡花の文章は、読んでいると何が書いてあるのかわからなくなると言ってるね 鏡花が博学であったのは間違いないだろう、用例の少ない珍しい言葉を知っていたりとか
言う、云う、謂う、の三つを使い分けていたりろか、かなりこだわりがある 鏡花全集全巻購入して読んでるが一読で内容完璧に理解できる人いるのか、、、気抜くと話が全く分からなくなるぞ、、、理解できた時の達成感も素晴らしいが、、、 本当に理解しているのか・・・?よく見たら訳が分からないんじゃあないか〜ッ? 連休台風なんで紀行文読んでる
平泉イキテー・・・・ 婦系図手に入れた。歌行燈とかが良かったから、楽しみ 南が丘文庫
http://www.minamigaoka.info/BOOKS/
Official Homepage
横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会 >>875
「海王星市から来た男/渺々譚」ちくま文庫
新刊としてでてきたので読み直したら、
鏡花風を意図してない作品にも鏡花みたいな言葉遣いがあってちょっとびっくり。 >>914
>>875
間違い;
『海王星市から来た男/縹渺譚』創元SF文庫
でした 鏡花→マイリンク→ラヴクラフト→グラビンスキ→鏡花・・・とか我ながらヤバめな読書リレー >>918
「草迷宮」は本当に面白い小説なんだけど初めて読むにはちょっと手ごたえがある
(独特の文体や時間軸の混乱などでワケワカメになっちゃう恐れあり)から、まずは
口語体の小説で「化鳥」、それから三大幻想戯曲と取りあえず呼ばれていて
妖怪が出てくる「天守物語」「夜叉ヶ池」「海神別荘」、この辺から入門するのが
オススメですよ。
紙の本で読みたいなら岩波文庫で手に入る(公式サイトを見たら「海神別荘」が
品切れだけれど中古で簡単に入手可能)ので、是非自身で手に取って鏡花ワールドを
堪能してください。 「海異記」を読んで語り手の「三ちゃん」の風貌を一瞬でも
「ねじり鉢巻きに褌一丁で漁に出る筋ショタ少年」じゃないかと妄想した自分は
雑司ヶ谷の鏡花の墓の前で土下座して氏んだ方がいいんかな…。 随筆で「美少年なんたら(うろ覚え)」を読んでたらなんていうのがあったが
なんて題名だっけ? >>920
泉下の鏡花に「そんなことする代わりに綺麗な子を連れて来なさい」と叱咤されるだらう 昔のラジオドラマのエアチェックテープ整理してたら
レイ・ブラッドベリ原作ドラマの解説で
「ストーリーそのものより文体の美しさで魅せるところは鏡花のようだ。」
って発言が出てきてた。
このころは鏡花を知らなかったから素通りしてたっけ・・ >>925
『都筑道夫ドラマ・ランド[完全版]上・下』(河出書房新社) 『絵草紙 月夜遊女』(泉鏡花著、山村浩二絵、アダム・カバット校註、平凡社)
(2017/11/13) 来月、ハウプトマン原作のオペラ「沈鐘」のDVD BDが発売される。
鏡花記念館が鏡花の訳を字幕にした映写会とかやったら面白そうだが。 最近ポール・クローデルの「繻子の靴」(渡辺 守章訳・演出)観たけど
出てくる姫の名前の訳し方が鏡花リスペクトかなと >>930
過去に鏡花劇の演出を手掛けたことのある人だからね >>929
水所縁の女性の虜となり俗世を捨てた男の元へ友人が訪ねてくるとかリスペクトしてる要素はある。
鏡花は後半ラウテンデラインを山姫と訳してた。 ずっと探してる作品があるんだけど、一向に辿り着かないので、分かる人がいたら教えてください。
15年くらいまえにテレビであらすじをやっていたのを出社準備をしながら流し見してただけなので題名を忘れてしまった。
・舞台は福井か富山の北陸の宿
・確か深い雪の日(夜かも?)に旅人がやって来る
・旅人は確か女の人一人だけ
・とても衰弱していたので宿の人が床を用意してあげた
・旅人の女性はぽつりぽつりと懺悔のようなことを話し出す
・確か女性は金沢出身で、色々辛い人生を歩んできた
・幼い子供を置いて家を出てしまった
・一通り話終わると静かに息を引き取った
テレビを見た当時は辛うじて題名を覚えていたので、実家の泉鏡花作品集を漁ったけど、載っていなかったから相当マイナーなのだろうか?
今はもう題名すら思い出せないのに、テレビで見た暗くて静かで重い雰囲気が忘れられなくて、原文を読んでみたい。 弥生美術館で「球体関節人形による泉鏡花の世界」という展覧会が始まってる。
誰か行った人いるかね。本も出たけど。 球体関節人形か
彫刻のモデリングにも似たところあるね。 マクアケでやってるクラウドファンディングの特典があと4日だよ。 鏡花よりも球体関節人形そのものに興味無いと観に行ってもしかたないと思う
そして人形も弥生美術館自体わりかし狭いしそんなに多くない
クソ暑かったせいか日曜の午後なのにかなり空いてた
人形の他には清方先生とかの挿絵もいくつか
新宿区立新宿歴史博物館でやってる「幻想の新宿」で鏡花も少し紹介されてる
こっちは専ら絵草子や歌舞伎による四谷怪談をはじめとした新宿にまつわる伝承怪異の紹介で
鏡花もその範疇でって感じ リアル大阪民国人民(古いか)の自分は弥生美術館は10数年前に行ったっきりだなー。
前にやっていた橘小夢展行きたかったんだけれど、遠くて…。 球体関節というと、関節の可動性は現実の人間ではあり得ない程度にまで高まる。
何の緊張感も失った関節の屈曲は、屈曲の彫刻の代表であるジャンボロ―ニャと
比較すれば面白いような。 球体関節人形を間近に見て
これ位精巧な人形なら奥さんほっぽって
蔵の二階でこっそり逢瀬したくなるのもわかる気がした 球体関節人形相手なら、どんな体位でも可能だぞw
アラーキーと球体関節人形のセックスを撮りたいもんだw
生ぬるいワインを一升入りの紙パックからジョッキに注いでぐびぐびやるのが良い。 人形大好き鏡花先生w
例)「夜叉ヶ池」「日本橋」「湯島詣」「神鑿」「幻の絵馬」「星の歌舞伎」etc おんな系図がオトコの筆籍の図書館にいいてある世界はどうか。 100人町
【擬音がヘタすぎる稲川淳二】
そんでドアがズイ〜ンって開いたら、
奥で女がグッスンオヨヨって泣いてた。
私思った。
ああ、彼女ここで死んだんだ。
マンションの屋上からヒョンヒョロ〜て飛び降りて、地面にバチコンいったんだって。
その瞬間、鳥肌がモッコリ立ったね。
2018年8月31日 「山海評判記」
小村雪岱描くオシラサマの一枚がリトルミイにしか見えない件 女性器を神聖視する「子宮系」女子たちの知られざる苦悩
スピリチュアルと妊娠・出産を巡る不安
ttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/57266
…倫理的に良いか悪いかはともかく、鏡花が興味を持ちそうだなあと思った件 高橋お伝の御万個のホルマリン漬けが東大医学部で保存されてたのは有名な話だぞw
豚の御万個のオデンはホルモン屋で、皆様方も食べてるんだろうが、人間の女の御万個をアルコール漬けオデンにしたのはひたすら、スケベ心から出たものらしいw
あれほどの毒婦の御万個は吸い付き具合とか、きっと特殊なところがあるに違いないということで、ドイツ出身の教授が執刀し標本になったという。 幻想文学読んでみたくて青空文庫ちらちら眺めてみたが
幻想以前に古文忘れすぎてるせいか
文章の意味が分からないところが多すぎた
現代文ぽく読めるものもあったけど >>961
そんなアナタに種村季弘編のちくま文庫版「泉鏡花集成」ですよ
最低限の注釈が多数ついていて比較的読みやすいから、図書館や
古本屋で探してごらん >>962
まさにそういう本がないかなあと思ってたところだ
図書館にあった!ありがとう!! 「みんなのトラウマ絵本」でおなじみのせなけいこ『ねないこだれだ』
(夜中に遊ぶ子はお化けにおなり、のアレ)、もし鏡花が読んだら
口からヨダレをダラダラ垂らして興奮して歓喜しそうな件 『風流線』に出てくる巨山が密かにカキコして愉快がっていて結局バレてしまう非人控って何ていうのかな、
ちょうど現代のSNSに非常識な書き込みをして炎上して世界中に拡散されてしまうバカッターだとか、
あるいはYouTubeにヘイトスピーチの動画を世界中の人が閲覧できることのを忘れて投稿してる人みたいで
無茶苦茶既視感がある件
人類って昔も今も進歩がないんだな…。 鏡花がエッセイの中で「『美少年』なんちゃら読んでいたら」なんて書いてた本
曲亭馬琴の『近世説美少年録』かな? 君は知っているか!?
あの鏡花ともあろう作家が『白花の朝顔』(1932年発表)という作品で、
当時の「先端」取り入れてなんと「エロ」という言葉を使っているんだぞ!
(↓からファンクション3で「エロ」と検索)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/48330_45584.html >>971
いや、鏡花はわりかしハイカラな言葉を使うよ。
「露宿」読むと
"あれ"はなかったんだなぁとか思った。 こないだたまたまローカル番組で夜叉ヶ池山にゆる登山してるの見たけど
綺麗な池だったなあゲンゴロウが可愛かった
ここがモデルなのかは知らんけど…
鏡花は石川出身だからかお隣の富山の山がモデルの作品とかも確かあったよね 『辰巳巷談』に何回か出てくる「小豆でくれろ、黄粉じゃいけない」ってどういう意味なんでしょうか?
もしかして
小豆=処女
黄粉=非処女
ですか? 取り敢えず外科室と夜行巡査読んで面白かったのはわかるんだけど、文体が特別褒められてる理由はよくわからなかった
高野聖を読めばわかるのかな? しばらく時間が経つと、無性に読みたくなる。
鏡花の文体が醸し出す雰囲気ってのが、とっても好きだね。
オレは。 無理しても分かるものでは無いのだから、
分からなければそれでよいのですよ。
仕方ないじゃん。ねぇ。 外科室経由の縷紅新草読み中
独特さには慣れてきたのだが、ちょいちょい意味のわからん文章があり止まる
> 聞くとともに、辻町は、その壮年を三四年、相州逗子に過ごした時、新婚の渠の妻女の、病厄のためにまさに絶えなんとした生命を、医療もそれよ。
例えばこの「医療もそれよ。」とかどういう意味なのかさっぱり まさに絶えなんとした生命を(生かしてくれた)、医療もそれ(鬼子母神周辺の自然の美しさに現れているような神仏の力)よ。
鬼子母神様のお寺の周りの自然を愛でるお米の言葉を聞いた辻町は、かつて逗子で過ごした時病に伏した妻の生命を生かしてくれた医療というのもそれ(色とりどりの雲みたく散っている落葉の美しさに現れているような神仏の力=観世音の大慈の利験)だったことを思い出した。あの時は南海霊山の御堂の裏山で咲き満ちる菫に向かって祈ったのだ。あの時のことを今目の前に広がる雲のような落葉に見て、心から黙拝したのである。
鏡花のほかにこういう文を読んだことがないから中途半端な知識で英文を和訳したような心細さがある
本当にこれでいいだろうか >>981
意味が通るように無理矢理補足したらそうなりそうな気はするけど、こういう文法あるいは修辞法見たことが無いのでよく解らないのよね
『医療もそれよ。』の句点が読点の間違いなら、まだなんとなく解るし、辻町は忘れない〜という基本的な主述の文章になると思うのだが、
他にもちょいちょいと似たような文章があった気がするので、意図的なものなんだろうなって 小林秀雄もこれ読んだんだよな
解説してから逝ってほしかった 三年前に次スレ立てて
今頃今スレ埋まってきたって
凄くね? レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。