================ 831 :名無しさん@英語勉強中:2013/11/21(木) 19:25:58.02 FAR FROM THE MADDING CROWD by Thomas Hardy, 1874 CHAPTER I DESCRIPTION OF FARMER OAK ― AN INCIDENT 農民オークについて -- ある出来事 When Farmer Oak smiled, 農民のオークが微笑んだとき、 the corners of his mouth spread 口の角が横に広がって till they were within an unimportant distance of his ears, 耳と耳とのあいだの重要でない間隔いっぱいに広がるまでになり、 his eyes were reduced to chinks, 目がただの割れ目になってしまい、 and diverging wrinkles appeared round them, 分岐した皺が目の周りに現れ、 extending upon his countenance like the rays in a rudimentary sketch of the rising sun. 日の出を拙く描いたスケッチの中の光線のように顔いっぱいに広がるのだった。 0220ソルダード2013/11/30(土) 12:06:42.16 過疎っているような気もしますが、お礼を申しあげねば。 「日陰者ジュード」を読みました。 トマス・ハーディいいじゃないですか! 自分の知らない作家だったので、作品を読んでみてそのできのよさにビックリしました。直接的な関連はないと思いますが、カンスタブルの絵画を想起しました。 0221ソルダード2013/11/30(土) 12:37:12.33 −オックスフォードに行き、学問で身を立てることを夢見る青年、ジュード。貧困と結婚生活の失敗によって何重にも挫折していく若者を赤裸々に描き、発表当時非難の限りをあびたこの作品を最後に、ハーディは筆を折った。− (上巻背表紙より)
The news which one day reached Gabriel, that Bathsheba Everdene had left the neighbourhood, ある日ゲイブリエルは、バッシーバ・エヴァディーンが地域を出ていったと聞いたが、
had an influence upon him which might have surprised any who never suspected that the more emphatic the renunciation the less absolute its character. きっぱりと放棄すればするほどその性質も絶対的になるのではないかと思ったこともない 人なら意外だと思うような影響が、彼に及んだ。 0225吾輩は名無しである2013/12/05(木) 11:25:10.14 誤訳しました。
had an influence upon him which might have surprised any who never suspected that the more emphatic the renunciation the less absolute its character.
There are cold spots up and down Wessex in autumn and winter weather; but the coldest of all when a north or east wind is blowing is the crest of the down by the Brown House, where the road to Alfredston crosses the old Ridgeway. Here the first winter sleets and snows fall and lie, and here the spring frost lingers last unthawed. Here in the teeth of the north-east wind and rain Jude now pursued his way, wet through, the necessary slowness of his walk from lack of his former strength being insufficent to maintain his heat.
(Thomas Hardy, "Jude the Obscure", 1895, Project Gutenberg) http://www.gutenberg.org/files/153/153-h/153-h.htm0234吾輩は名無しである2014/01/26(日) 20:26:24.76 Thomas Hardy による次の3本の長編 (1) "Far from the Madding Crowd" (1874) (2) "Tess of the d'Urbervilles" (1891) (3) "Jude the Obscure" (1895)
(1) Far from the Madding Crowd(狂った群衆を超えて) (2) The Mayor of Casterbridge (3) Tess of the d'Urbervilles(テス) (4) Jude the Obscure(日陰者ジュード) (5) The Woodlanders(森の住民) (6) The Return of the Native(邦訳では「故郷への帰還」とでも訳すのかな?)
"The Woodlanders"(森の住民)も、きわめて地味な作品だと感じたけど、じんわりと漢方薬みたいに 味わえる作品だと思った。ドストエフスキーみたいに劇的なことは起こらない淡々とした物語が 続いて、最後には、それまでまるで目立たなかった地味な登場人物である Marty South という 18歳か19歳くらいの女の子が、若くして死んだ片思いの相手である Giles の墓で彼の 供養をする姿は、とてもよかった。 0245吾輩は名無しである2014/02/28(金) 11:01:41.56>>243 『遙か群衆を離れて』(Far from the Madding Crowd、1967)という名画がありました。 主人公はジュリー・クリスティ。
『帰郷』(The Return of the Native)は、(ジェーン・フォンダ主演の映画ではなく) 英国のTVドラマがNHKで放送されて、これもとても良かったですね。 0246吾輩は名無しである2014/04/10(木) 13:45:39.86 映画「遙か群衆を離れて」はVHSを持っているよ。 ドラマ「帰郷」は未見。見てみたいね。最も好きなハーディ作品だから。 0247吾輩は名無しである2014/05/13(火) 13:32:27.56 それからもうひとつ個人的な希望を言うと、 これからのヴォネガットが一昔前のトマス・ハーディみたいな タイプの存在になってくれるといいなと思う。 具体的にうまく説明できなくて申しわけないとは思うけど、そんなところです。
村上春樹 吾が魂のイロニー―カート・ヴォネガットJr.の研究読本 (1984年) 0248吾輩は名無しである2014/05/14(水) 01:04:05.87 'far from the madding crowd'とは 「自分たちだけの静かな場所で」という意味の成句だぞ。
それにしてもライバルのファーフレーは、人格と相貌の魅力も含めて、 いささか幸運に恵まれ過ぎだろ、こんちくしょう。 0276吾輩は名無しである2015/05/08(金) 14:16:38.51 だめだ >>273の「夜はやさい」にツボった >>274の訂正が入るまで気づかなかったのに ヘルシー生活万歳のほっこり本みたいだ 0277吾輩は名無しである2015/05/10(日) 09:12:01.33 ‘The Mayor of Casterbridge’ 275の時点で残り70p、元市長ヘンチャードが現市長ファーフレアを (まんま文字通り、あはは)奈落に突き落とそうとする場面あたり。
ハーディはぜっったいにコテコテのサドだな・・ いや、むしろマゾかしら?
Whatever... 今日中に読み切ってしまおう、ネタばれ食らう前に。 That is, should anyone know the denouement... 0278吾輩は名無しである2015/06/21(日) 05:29:31.65 中国で両親が出稼ぎ不在の間に子供四人が心中したニュースを見て 映画「日陰のふたり」を思い出しました あれは「日陰者ジュード」に忠実なんでしょうか? あんな幼い子供があんな発想するのかと思ったけど