トマス・ハーディ2
『帰郷』が気に入っている。入手困難な千城版を愛読している。 今、『遥か群衆を離れて』を角川文庫で読んでいるが、 『帰郷』や『日蔭者ジュード』よりやや落ちる。 ハーディかテスと短編集しか読んだことないな 本は揃えてあるんだが いえ、自分の読解力では原書は無理です。ですので邦訳です。 「帰郷」は是非に新訳が欲しいところです できればスタインベックの「怒りの葡萄」を手掛けた故・大久保康雄氏に御願いしたかった 自分は帰郷よりもジュードのほうが好きです 藤井 繁という方が訳した「恋の魂」が出版されましたが、誰か読みました? テスはストーリーはワイドショーみたいだけど、厳しい労働環境の中で働くヒロインに泣ける。ラストも。 クレアってちいせぇ男だなあ 綺麗事並べる割に狭量で、貧困で追い詰められた嫁を救うこともできない 悪人だけどアレクのほうがマシに見えるわ …と言いたいけど、初夜に過去のレイプ&出産をカミングアウトされたらやっぱ男性は引いちゃうかな ばか正直なテス、言わなきゃよかったのに テスはすごい、テスはすごいよ。 あんなに強烈なカタルシスをもたらす恋愛小説が他にあるだろうか? クライマックスの鮮烈さにかけてはジバゴや嵐が丘をすら超えているだろう!! これほど低脳な作家が他にいるだろうか。否。これほど退屈な作品が他にあるだろうか。否。 「トリシュナ」って映画見た人います? 「テス」が原作で、舞台をインドに移しているらしいのだが。 >>271 見たことないけど、レイプ大国インドが舞台じゃいかにもすぎますね。 今テスを再映画するならスカーレット・ヨハンソンあたりになるのかな >>262 わたしは『怒りの葡萄』と『日はまた昇る』と『夜はやさい』の谷口陸男訳がとても好きだ。 この3作は谷口訳で読んだからこそ感銘を受けたんだと思う。 でも、谷口はイギリス文学には興味がなかったから、ハーディは訳す気なかっただろう。 わたしは小林清一・浅野萬里子共訳の『帰郷』を愛読している。 ‘カスターブリッジ市長’もうすぐ読み終わるぞう。 テスにはそれでも救い(ご褒美)が訪れて、 読む者は劇的なカタルシスを味わえるけど・・ 転落しつづける元市長ヘンチャードにも 最後に少しは慈愛の光が差すんだろうね? このままさらなる奈落に落っこちておしまいなんてことは、 まさかないよな?? それにしてもライバルのファーフレーは、人格と相貌の魅力も含めて、 いささか幸運に恵まれ過ぎだろ、こんちくしょう。 だめだ >>273 の「夜はやさい」にツボった >>274 の訂正が入るまで気づかなかったのに ヘルシー生活万歳のほっこり本みたいだ ‘The Mayor of Casterbridge’ 275の時点で残り70p、元市長ヘンチャードが現市長ファーフレアを (まんま文字通り、あはは)奈落に突き落とそうとする場面あたり。 ハーディはぜっったいにコテコテのサドだな・・ いや、むしろマゾかしら? Whatever... 今日中に読み切ってしまおう、ネタばれ食らう前に。 That is, should anyone know the denouement... 中国で両親が出稼ぎ不在の間に子供四人が心中したニュースを見て 映画「日陰のふたり」を思い出しました あれは「日陰者ジュード」に忠実なんでしょうか? あんな幼い子供があんな発想するのかと思ったけど あとケイト=ウィンスレットは薄幸のヒロイン死ぬほど似合わないから辞めて欲しかった 随分読んでないな。かつて千城から出た「恋魂」を読もうかな。 >>285 高価だけど、よく奮発したねえ。千城版の翻訳は今KINDLE版で安く読めるよ。 ところで、新潮文庫の短篇集が復刊されたね。なぜだろう? >>286 『呪われた腕』ってやつですか? それに岩波文庫からも短篇集出てたんですね 知らなかった(汗 >>262 そのひと、「風と共に去りぬ」の翻訳も手掛け たね。優れた翻訳家と思う。 『ロリータ』の訳も当初(河出版)は下訳を使って不評だった。 新潮文庫に入れる時、全面的に訳し直したから、特に問題なくなった。 Thomas Hardy が暗すぎるって言う人が多いみたいだな。僕にとっては、Hardy なんて 明るいくらいだ。Jude the Obscure (日陰者ジュード) なら少しは暗いけど、これでも さほどではない。本当に絶望的な人間の状況を正直に描ききっているのは、Samuel Beckett だと思う。そういう意味で、Beckett がいちばん好きなんだけど、なんせ読むのが苦しすぎる。 難しすぎるし、絶望的すぎる。 トマス・ハーディwwwwwww 時間の無駄w どこを読むww 無意味ww 読む必要なしww 「む-6-○」は村上柴田翻訳堂の「む」 村上春樹は「む-5-○」 である模様 ハーディの著作というより「村上柴田翻訳堂」という企画モノの作品という扱いにされちゃったんだろうね 村上柴田翻訳堂のはハーディ以外もみんな「む-6-○」だし まぁ括りはさておき、復刊されただけ有り難いと思うしか 身障者「村上と並べておけばバカなハルキストが買ってくれるにちがいない…」 あれ困るよな 夜の果ての旅は「い」だ でかい書店でもなかなか見つからなかったわけだ ハーディ全集「遙か群衆を離れて」いまだ刊行されない。翻訳が難航しているのか。 この日本語訳はこれまで角川文庫と千城から出たのみだが、どちらの本も滅多に見つからない。 なかなか日本の読者には読まれない可哀そうな小説だ。最近イギリスで再映画化された。 天が裂けたとはこのことだろう。その稲妻のひらめきが、あまりにも珍しいものだったので、 二人は、なんともいえない危険性もしばらくは忘れてしまって、ただその壮麗さにみとれる ばかりだった。ゲイブリエルは、てっきり目がつぶれたのだと思った。バスシーバのあたたかい腕が、 彼の手に握られたままふるえているのが、ひしひしと感ぜられる。それは今まで経験したこともないような、 胸のわくわくする感激だった。それにしても、恋も、命も、人間のすべてのいとなみも、怒り狂う大宇宙の すぐそばでみると、なんてちっぽけな、つまらないものなのだろう。 「遙か群衆を離れて」 今年は『キャスターブリッジの市長』(千城出版)を読む。 テス読み終わった たいした量読んでいるわけじゃないけど、物語を書くということに関して、ナンバーワンだと思うんだよね テス好きだよ ピュアで愚かでいじらしくてたまらない 最後のストーンヘンジの夜明けとか舞台設定も上手いと思う 『森に住む人たち』という小説があるんだな。読んでる奴いるか? いないよなw Thomas Hardy, OM (2 June 1840 - 11 January 1928) Novels The Poor Man and the Lady (1867) Desperate Remedies (1871) 『窮余の策』 Under the Greenwood Tree (1872) 『緑の木蔭―和蘭派田園画』『緑樹の陰で』 A Pair of Blue Eyes (1873) 『青い眼』 Far from the Madding Crowd (1874) 『遥か群衆を離れて』『狂おしき群をはなれて』 The Hand of Ethelberta (1876) 『エセルバータの手』 The Return of the Native (1878) 『帰郷』 The Trumpet-Major (1880) 『ラッパ隊長』 A Laodicean (1881) Two on a Tower (1882) 『塔上の二人』 The Mayor of Casterbridge (1886) 『カスターブリッジの市長』『キャスタブリッジの町長』 The Woodlanders (1887) 『森に住む人たち』 Tess of the d'Urbervilles (1891/92) 『テス』『ダーバヴィル家のテス』 Jude the Obscure (1895) 『日陰者ジュード』 The Well-Beloved (1897) 『恋魂』 いま刊行中のトマス・ハーディ全集(大阪教育図書)では、長編小説のタイトルは以下のようになっている。 @窮余の策 A緑樹の陰で B青い眼 Cはるか群衆を離れて Dエセルバータの手 E帰郷 Fラッパ隊長 G熱のない人 H塔上の二人 Iキャスタブリッジの町長 J森林地の人々 Kダーバヴィル家のテス L日陰者ジュード M恋の霊 >>321 14作すべて読んだ人はどれだけいるだろう。 自分は11作所有、読んだのは4作のみ。 いよいよ『キャスターブリッジの市長』を読み始めた。 やはりハーディの堅牢な文体を読むと、充実した気分になる。 ハーディの5大傑作で、これまで文庫になっているのは、『遙か群衆を離れて』角川文庫、 『帰郷』新潮文庫、『ダーバヴィル家のテス』岩波文庫、『日陰者ジュード』岩波文庫・中公文庫で、 『キャスターブリッジの市長』だけ文庫化されていない。 >>321 訂正 刊行時に翻訳者がタイトルを変えている。 B青い瞳 H塔の上の二人 『キャスターブリッジの市長』を藤井繁訳で読んでいるが、じつに読みやすい。 ハーディは叙情的な風景描写が傑出しているが、方言が多く、ごつごつしていて、 必ずしも読みやすくはない作家という認識だったが、こういう翻訳もあるんだな。 我が子と思っていたエリザベスの出生の秘密を主人公が知るくだりなどうまい。 >>324 おいおい、いい加減なこと書くなよ。 『カスターブリッヂの市長』宮島新三郎訳 前篇昭和9年8月 後篇昭和10年8月 世界名作文庫31,32のち春陽堂文庫1011,1012 『カスターブリッジの市長』上田和夫訳 昭和46年12月 潮文庫59 と2度も文庫化されている。 >>328 そうか。すまなかったね。でも、古本で見たことないな。 俺、大学時代、上田和夫教授の授業を受けていた 卒論も見てもらった 俺の中では結構誇りになっている 俺自身は勉強のできない馬鹿だったけどね 『キャスターブリッジの市長』読了。 入り組んだダイナミックな展開の物語で、重厚な感銘を受けた。 ただ、ルセッタとヘンチャードがあっけなく死んでしまうのがやや疑問。 人間はあんなに簡単に死ぬものではなかろう。 この人に不幸が訪れそうだけど 幸せになってくれないかな あー、やっぱりダメだったかー って感じでいつも読んでる 面白いよね、ハーディ 狂乱の群れから離れて 帰郷 キャスターブリッジの市長 森に住む人たち ダーバヴィル家のテス 日陰者ジュード この6作くらいは常時文庫本で売っていてほしい 「遥か群衆を離れて」の方が明らかに原題のニュアンスに即しているぞ。 >>338 ニュアンスというものは人によって受け取り方が違うものだ。 >>343 キャスターブリッジの市長かな ハーディは短編も長編も揃えてある でもテスと新潮の短編集しか読んでないんだ 自分は次は何を読もうかな。 『恋魂』にしようか。『森に住む人たち』にしようか。 狂乱の貴公子リック・フレアーVS狂犬ディック・マードック 「狂乱の群れから離れて」 小説も映画(ジュリー・クリスティ主演)もとても好き でも知っている人がぜんぜんいない THOMAS HARDY FAR FROM THE MADDING CROWD 遙かに狂乱の群を離れて 宮島新三郎訳 春陽堂 1933年 遙か群衆を離れて 高畠文夫訳 角川書店 1969年 狂おしき群をはなれて 滝山季乃・橘智子訳 千城 1987年 これまで日本で出版された翻訳は以上3点だが、ネットでも滅多に見つからない たとえ見つかっても6千円くらいするから、手が出ない ハーディ全集から新訳が出ても、定価が高いから状況は変わらない read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる