トマス・ハーディ2
『帰郷』が気に入っている。入手困難な千城版を愛読している。
今、『遥か群衆を離れて』を角川文庫で読んでいるが、
『帰郷』や『日蔭者ジュード』よりやや落ちる。 他のスレでもあったけど、文学板の原書読者嫌いは異常だな
日本人の原書信仰も異常。
アメリカだと、翻訳で読んでいながらロシア文学者と名乗ったりする。 ある意味それは翻訳が盛んに行われておることの反動、とも取れるわけです(笑)おやはや(笑) ハーディの翻訳全集が大阪の出版社から刊行中だな。
これまで未訳だった『微温の人』も刊行される予定。
高価だが、これで少しはハーディの読者が増えればいい。 >>49
おおおお、これは!!
ぐぐったけど凄いね。出版社の矜持を感じる。
ロシアのドブロリューホフの著作集みたいなのも出てるし、
何処かの出版社が翻訳者の早逝によって中断した
ジャン・パウル全集の刊行を引き継いでくれんかと思うなあ。 でも、どれくらい刷っているんだろう?
絶版になれば、稀覯本だな。 大学、図書館目当てなんだろうな。
倒産しないことを祈るばかりだ。 本当にこういう出版社は応援したいね。
ただ、ハーディ研究者は結構いても、読者が少ないよねえ。
このスレにもあまり人は来ないし。
俺はジョージ・エリオット、ハーディ、ロレンスという系譜で読んでいる。 なるほど。はーでぃはどうも暗いんだね、イメージが。
ちょうど、フランスでいうとゾラみたいな。
ロレンスは一時期かなり読んだから、はーでぃ、Gえりおっとと
追いかけてみようかな。英文としてはは−でぃは読みやすそうだね
どうだい? 重厚な文体だがね。
読んだら、感想を書きこんでよ。 ウェストポーリー探検記を小さい頃に読んだが面白かった 『帰郷』がいい。
ユーステイシアという気高きヒロインの愛と死。
ハーディ最高の悲劇だと思う。 ちょっと前まで刊行されていた新潮の短編集絶版かよ。
確か「アリシアの日記」が入っていたな。 今、文庫の新本で買えるのは『テス』と『ジュード』くらいか。
ジョージ・エリオットも手に入らないし、イギリス文学は
日本では普及しないな。原書は別だぞ。翻訳で読む一般人
のことを言っているのだから。 『テス』って、そんなにいいか?『帰郷』の方がいいと思うが。 さいたまのDJは日蔭者ジュードが理解できないらしいよw どこが理解できないの?
結婚しない二人の生き方、価値観? 軽視する意図はないけど
ハーディは読みやすいよな
バッドエンドに着々と展開する
ストーリーが多いと言うことを
知っているのだからだろうか テスと短編集しか読んでないけど、
ハーディの英語はとてつもなく美しくかつリズミカルで
非常に読みやすかったよ。
が、20世紀の英語しか読んだことのない人が読んでも
易しいと感じるかは分らない。 ナスターシャ・キンスキーは綺麗だけどいかんせん長すぎたような 長いけど全く退屈しないよ
地主に手篭めにされるあたりが俺的にはむしろクライマックスなんだがなw
つか映画は地主のがシブイケメンだった 誰が映画の話しろと言った?
小説の話をしろよ。
「日蔭のふたり」のケイト・ウィンスレットいいね。 そうだね。一応ビデオ持っている。ジュリー・クリスティのベストだね。
監督は「真夜中のカーボーイ」のジョン・シュレシンジャー。 ビデオ版も貴重だな。日本ではDVD化されてないだろ?
10年ほど前に渋谷か新宿のレンタル屋で見かけたが果たして今でもあるかな?
アーヴィングの‘オーウェンのための祈り’の中盤を読んでるが、
1960年にニューハンプシャーで10年生の主人公が宗教の授業で読まされる
ハーディの‘テス'と苦闘する話題が延々と続いている。
(他に「若い芸術家の肖像」「パワー・アンド・グローリー」「カラマーゾフの兄弟」
キルケゴール、カミュ、サルトルなどがテキストに使われたのだと)
国語の教師となった20年数年後の主人公曰く
‘カラマーゾフよりもテスは難しい。高校生には早すぎる’ >>81
『遥か群衆を離れて』
最高ですね。
個人的にはジュリー・クリスティーのベストは『ダーリング』だと思っていますが。 原作もなかなかいいぞ。読んだことある奴いる?
『帰郷』には劣るが。 ジュリー・クリスティのマイ・ベスト3は「ドクトル・ジバゴ」
「遥か群衆を離れて」「ギャンブラー」(順不同)かな。
原作はまだ読んでません。
いつか英語で読むつもりだけど・・
基本的によくないよね。
映画の後に原作を読むと・・
イマジネーションを阻害されてしまって。
「テス」はため息が出るほど素晴らしかった。
「赤い影」では彼女のヌードが拝めるゾ。
「テス」は1980年の劇場公開時に見て以来、いまだ見ていない。
ナスターシャ・キンスキーのベスト。「マリアの恋人」もいいが。 ナスターシャ・キンスキーなら、もっと若い頃、
「レッスンC」とか「今のままでいて」の頃のが目が飛び出るぐらい美少女だったよ。
特に「レッスンC」ね。 「テス」にため息、は原作の話だったが、
ナスターシャ・キンスキーの美しさもまったくため息ものだったね。
火照った表情の彼女のタラコ唇がたまらない、ほんとうに(笑)
「都会のアリス」や「今のままでいて」(マストロヤンニ主演のやつだよな?)では
未成熟の感じが強かったせいだろう、あまり印象に残っていない。 『都会のアリス』じゃなく、『パリ、テキサス』じゃね?
監督は同じだけど、間違い方が変… それを言うならヴェンダースの『まわり道』だな。
『都会のアリス』『まわり道』『さすらい』と続くロードムービー3部作の一つ。
どれも同じ俳優が主人公だから間違いやすいことは間違いやすい。
『都会のアリス』に出てくるあの女の子とは別人だな。
まあはっきり言って『まわり道』は見たけどグダグダな作品だったよ(笑)
中学生ぐらいのナスターシャ・キンスキーが出てくるけど、
『プリティ・ベビー』の時のブルック・シールズよろしく
上半身裸で男を誘うシーンがあったような気が。
とにかく彼女はこの作品で脱いでいるね。脱いでるといっても中学生みたいな裸のね ああ、「まわり道」だったか。
小賢しげで無目的なおしゃべりがだらだらとつづくだけの
ドラマもハートも哲学もない映画だった記憶。
「パリス、テキサス」も思わせぶりなムードだけの意味不明な作品だった。
「テス」以外でまともなのは「ホテルニューハンプシャー」くらいだろ。 ナスターシャキンスキーって史上最高美女だよね
人類の歴史におけるトップ ハーディの小説の場合『テス』ではなく、通常『ダーバヴィル家のテス』と表記する。 >>96
都立図書館の蔵書を調べたら、『ダーバヴィル家のテス』よりも『テス』の方が圧倒的に多いのだが。
どちらが「通常」なのか?
テス ; / トマス・ハーディ‖著 / 筑摩書房 , 2004.7 ( ちくま文庫 )
ダーバビル家のテス / トマス・ハ-ディ‖[著] / 千城 , 1989.12
テス / ハ-ディ‖著 / 筑摩書房 , 1961 ( 世界名作全集 ; 第21 )
テス : 純潔な女性 / ハーディ‖著 / 平凡社 , 1963 ( 世界名作全集 ; 第58 )
テス / ハ-ディ‖著 / 筑摩書房 , 1961 ( 世界名作全集 ; 第21 )
テス ; / ハ-ディ‖著 / 岩波書店 , 1960 ( 岩波文庫 )
テス : 純潔な女性 ; 上巻 / トマス・ハ-ディ‖[著] / 三笠書房 , 1951
テス : 物語 / ハ-デイ‖著 / 新府書房 , 1946 ( 世界名作物語選書 )
テス / トマス・ハ-ディ‖著 / 新潮社 , 1929 ( 世界文学全集 ; 29 )
>>99
『方法序説』ではなく、通常『理性を正しく導き、もろもろの知識の中に真理を探究するための方法序説』と表記する。
『ドン・キホーテ』ではなく、通常『英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』と表記する。
逆ではないか? 通常『方法序説』や『ドン・キホーテ』や『テス』と表記するのだろ。 そんなことどうでもいいよ。
もっと本質的なことを論じようぜ。 テス演じた頃のキンスキーが世界一の美女で間違いない 個人的には、今のままでいての頃が一番好きだわ ナスターシャ・・・ 実はキム・ベイシンガーのようなちょっと下品な感じの女の方がそそられることを告白しておく パリス・テキサスは映画自体がクソだから・・
「テス」は素晴らしいなあ・・
ああ、小説の話だけどね(笑) 小説「テス」より映画「パリ、テキサス」を高く評価する。
ハーディは「帰郷」や「日陰者ジュード」が優れている。 パリス・テキサスって
もったいぶったムードがすべてのむちゃくちゃな映画だった記憶だけど。
息子を長い間面倒預かってもらっていた姉夫婦の元から息子を突然誘拐し、
風俗嬢に身を落とした元妻の元に押しかけ、
意味ありげに気取った言い訳をだらだらと垂れ流したあげくに
元妻の事情も聞かないまま問答無用に息子を押し付けて、
ヒーロー顔してまたトンズラするいかれたDV夫に
まさか感情移入できるとでもおっしゃるの? イギリス文学は地味にエロかったりするな。フランス文学はエロをあまりにあっけらかんとし過ぎで面白みがないと。 >>112
ストーリーだけあげつらっても身も蓋もない。
映画はまず映像ありきだから。 あの映画は内容よりもライ・クーダーのギターを聴くもんだと思う
完全にスレ違いだけど ペンギン廉価版(Popular Classics)の「遥か群衆を離れて」を200円でゲト。
へへへ♪ 『遥か群衆を離れて』はやや冗漫なきらいがあるが、
ハーディ最初の秀作として残るものだね。 ルース・レンデルの何かの作品で登場人物が
ハーディーの「Trumpet Major」読んでた。 テスを読んでいるのだが、当時のイギリスを知らないと読みづらい。
情景描写が多いが、現代の日本人からするとイマイチ連想しづらい。
映画版を先に見ようかしら。 >>122
最後のストーンヘンジのところは、充分映像的。 テスを読み終えたけど、あとがきに話のテンポが悪いと書かれていて、なるほどと思ってしまった。 トマス・ハーディ全集が出ているのを今さら知った。
日陰者ジュードとかテスは持っているから、全集を揃えるとなると重複してしまうなあ。 『遥か群衆を離れて』角川文庫ゲット。300円なり。 『帰郷』は新潮文庫はたまに見るけど、千城版はまず見たことないな。部数少ないんだな。 遥か群衆を離れて(ペンギン廉価版)を半年前に105円でげと。
早く読み始めたいけど読書リストの先約が山積みなので、うー・・
読むつもりで手に入れた待機中の英語小説が100冊以上あるのでな。
なにか変ぢゃろうか? そのとき読みたいのを読めばいいじゃん
本なんて、どうせ全部読めやしないんだから 俺は年頭にその年読むつもりの本を読む順にラインナップする。
ただし、ときどき別の読みたい本が現れるので、修正はする。
ハーディは数年後だな。 おれは手元で待機中の中からその時の気分で次の本を選ぶ。
それでも‘Far from..’は数ヵ月後だろな。 入手時期の順番を大いにすっ飛ばして、
「遥か群衆を離れて」のペーパーバックを読み始めたぜ。
感想は一ヶ月後かな。 >>143
鋭さはないけれど、まあまあの佳作だね。
シュレシンジャーの映画もなかなかいい。