トマス・ハーディ2
『帰郷』が気に入っている。入手困難な千城版を愛読している。
今、『遥か群衆を離れて』を角川文庫で読んでいるが、
『帰郷』や『日蔭者ジュード』よりやや落ちる。 弱小出版社の翻訳本はそれなりのものが多い
校正部員が少ないのだろう
読むにあたっては原書を座右におきながらでないとダメ 荻野訳『ミドルマーチ』は最悪
誤訳、誤植のオンパレード
読んでいると眠くなる ハーディの全作品制覇なんてやる意味あるのかね?
4大長篇か5大長篇を読めば充分だと思うが >>751
わたしも同感だな、テス、ジュード、帰郷あたりの3作くらいと短編で十分で、それ以上はほかの作家読むかな あまり読まれてないが、『キャスターブリッジの市長』も名作
長編は4つ読んでおけば大丈夫
それ以外の長編はあまりよい出来ではない NHKBSPで放映したのを録画した
だが、まだ観てはいない ジュリー・クリスティ主演の映画、DVDを持っている
テレンス・スタンプ、ジョン・フィンチ、アラン・ベイツ
豪華キャストだ ところで、テスなぞを読むと、ときに自然描写に紅葉の筆致なぞなぞってみたりし、まあ楽しいところもあるのだが、テスとエンジェルとのやり取りなぞはあの時代には焦らして焦らしてという感じで、今では通俗的に見える
で、19世紀にテスが不道徳とされたとして、わたしのさらなる疑問は、エンジェルがオナニーをしなかったかに尽きる
さすがに、エンジェルがオナニーに狂ったか夢精でもしたら当時の女性読者は拒否したろうが
つまり、女性読者はエンジェルを想像してオナニーしていたに違いないと思うのだ
皆さん、どうだろうか? >>757
申し訳ない、投稿を修正すると、エンジェルは搾乳場でテスに欲情をもってオナニーをしたはずで、それを匂わす描写がないけれども
搾乳場の女たちは、まちがいなく床についてからオナニーしているように匂わす描写はある
と見ますがどうでしょうか? はっきり言いますが、世間で評判の高い「テス」よりも「帰郷」の方が遥かに優れていると思います。
ハーディ研究者である大沢衛さんも同じ評価をしており、こう書いています。
この作品はエグドンヒースとそこで行われる篝火祭を舞台に、パリから荒野へ帰郷するクリムと、荒野からパリへ抜け出そうとする異教徒の女性ユーステイシアの心情の対立を描き、ギリシャ悲劇のような崇高な感覚を呼び起こします。
まだ読んでいない方は、ぜひ手に取ってみてください。 大阪教育図書のトマス・ハーディ全集でどれでも好きな作品を
日本語で読むことができる
高額で買えないなら、図書館で借りて読もう 『帰郷』千城版と大阪教育図書版を持っている
どちらも良い翻訳だが、どこかの文庫から
この傑作が出てくれないと、読者が増えない