【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】
>>167の言うとおり。同じ読後感の作家は沢山いると思うぜ。
ただ自作で気に入っていると言っているものは陰鬱だ。
フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯、世界の首都、キリマンジャロの雪など。
人間的なイニシエーションによって死は越えられないんだろうな。 戦争から帰ったら鬱でニートで妹がお兄ちゃん大好きというやつ? >>170
そう、それ。
WOWOWでやってた「ザ・パシフィック」の最終回が、「兵士の故郷」を想わせる。 自殺って言ってもアルコールによる精神障害が原因の自殺でしょう。
本来、気質的に鬱の人じゃないでしょうし。
「パリは祝祭」ではさんざフィッツジェラルドのアル中ぶりを哀れみながら
てめえは反省も無く朝からカフェで一杯やってる。その付けが来るべくして
来た結果の自殺。文学的にはなんの意味もないわけだ。 アルコールは本来持っていた原因を増幅する作用を持つもので、それ自体が原因ではない。アル中になった原因を探ることが必要。
やはり、一般的な解説の通り体の自由が利かなくなって趣味のアウトドアライフを愉しめなくなったのが原因だろう。 >アルコールは本来持っていた原因を増幅する作用を持つもので
↑
これは完全に誤りです。薬物依存について何もわかっていない。
アル中になった原因は酒の飲みすぎ。
ヤケ酒とか逃避とかじゃなくマッチョを気取るための酒。ほとんどバカ。スギちゃん以下。
そしてパリ時代のあの飲み方ではアル中になるに決まってます。 すべてが私のために仕組まれた物語のように感じる。
大自然の厳しい世界を戦い抜いている人たちの姿
「さあ、来やがれ、ガラノーめ!」
「人間は負けるようには造られていないんだ」
「人間は殺されるかもしれない、けれども負けはしないんだぞ」
少年は老人の両手をみて泣いた 老人は完全にうちのべされたことを覚った。もうとりかえしはつかない。
いま、かれは軽々と海の上をすべっていく。なんの想いもなければ、いかなる種類の
感情もわかない。いま、かれのうちにはなにもなかった。ただ小舟をうまく操って港に
変えるだけだ。
大自然のなかを戦い進む老人。尊敬の眼差しの少年。老人は夢をみる。 俺らの船長、甲板に
望遠鏡を手放さず
いかなる岸に汐ふくとても見逃すまいぞ大鯨。 高見浩訳全短編をこの夏読んでるんだが
面白い、ギョッとするようなのもあるがイミフすぎるのが多い。
キチガイ男に去勢術を頼まれる医者の話とかもうわけわからん
God Rest You Merry, Gentlemen チンポなくなるとか切り取るとかいうモチーフ多いよな
倒錯してる 医者二人の会話で「あんたはユダヤ人じゃなかったのかい?」というのがポイント >>185
日本人の感覚だと理解しづらいの多いよね。 登場人物を大量に出したうえに、人称代名詞の使い方が変だから、読むのが疲れる
短編読んでるが、会話文とか誰がどの台詞を言ってるかを追いづらい。
もうちょっと整理したら読みやすいのだろうな。 なんかその辺って翻訳者が良くないんじゃないの。
ヘミングウェイを理解してる人が翻訳するならいいけど、単なる翻訳屋じゃあ台無しだ。 新潮社の大久保康雄訳の短編集は古くさく感じるね
訳されたのが50年以上前だから、当然と言えば当然であるが。 >>194-196
高見浩訳はそこら辺すごく意識してる。
どうもアメリカ人にも、どっちがしゃべっているのかわからなくなる部分があって、意味が変わってしまい今も議論になってる部分とかあるようだ
巻末の解説にそこら辺詳述してある
翻訳って古くなるからね。ある作品におけるその時の翻訳の寿命は長くて4〜50年 全短編集の2巻の解説に書いてあるね。
欧米圏の原語は、文法の都合から代名詞を多用せざるを得ない。
なので、読むのが大変だったりする。
特に古典小説。
最近の本は可読性なども考慮されて書かれている。
海流の中の島々、久しぶりに書庫から取り出して読もうと思う
これはいいよ 第一章は完全に「夏休みのレジャー小説」で凄く楽しいから
老人と海は、じつはこれの最終章と聞いたな それまだ読んでないし、最後の最後に読もうと思ってるんだわ
厳密にいえば、ヘミングウェイが上梓した作品とはいえないから いや『海流〜』はまだ彼の作品といっていいでしょ
『エデンの園』は出版社の営業上の都合むりやり作られたものだけど >>182
老人はまだ戦いをやめない、という示唆。
これによって物語は円環の構造をとり、作品として完結する。
それを読み取れないなんてどっちが幼稚なんだか。 ヘミングウェイは一時期フィッツジェラルドと男色関係にあったって記述をどこかで読んだ記憶がある。 ないないそれはない
日はまた上るであんだけ小馬鹿にして
それはない 日はまた昇るにそんな記述はないよ
フィツジェラルドらしき人物は出てこない
ヘミングウェイの英語は読みやすいと言う。
単語とか文法的な観点からは、確かにそうだと思う。
だが、内容的には読みづらいな。
この人全部書かないからね
冗長とは無縁
書かれてあることは氷山の一角
水面下にある膨大な人間心理ををわずかに水面から出た氷山で表現しようとした作家だから 30年ほど前に放映されてたサントリーOLDのCMのモデルはヘミングウェイ。
“通り過ぎていったもの 放浪 孤独 喧嘩……”
“男はグラスの中に自分だけの小説を……” >>204
ああっ、そういうことを示唆してるんだああ!
ってようやく気付くレベルの人にはいいかもしれないが
現代のふつうの読者からすればその「示唆」のしかたが陳腐で笑っちゃいますよ、
ってことじゃないの?じっさい笑っちゃうよね、ライオンの夢なんて(爆笑 >>213
>現代の普通の読者
笑っちゃうのはお前の脳みそだよ、バーカw 「ライオン」という言葉にだけ反応して幼稚とか思い込んでる日本人のいかに幼稚なことか。
それはあんたの勝手な思い込みでしょ、と云う他はない
やはり欧米文学は日本人には理解でき無いのかも知れぬ。
大事なのはこれで物語が円環として完結するという事
この一語でヘミングウェイは冗長を排しながら老人の明日という未来を示唆する
故に物語は冒頭へ戻る
かくして物語はウロボロス様の構造を作り、作品は自立し完成する >かくして物語はウロボロス様の構造を作り、作品は自立し完成する
ふむふむ(笑
「老人と海」しか読んでない子供にはきついお灸になったようだ おっ、ウロボロってるガキがはしゃいでるっての、このスレかw >>218
大変優れた批評だ
>>208
ワイオミングのワイン しかし、深読みしようと思えばいくらでも出来る、そんな短編
短編のほうが優れたのはむしろ多いと思う、とは我が師の師である福田コウソン >>222
ひとつだけか?ひとつじゃしょうがないだろ。 サンチャゴって生きてるの?過去の老人の業績(カジキマグロを吊り上げたは
いいものの、持って帰る途中で食い尽くされてしまう。)を回想するのが
ライオンのイメージで、老人の明日(そもそも老人に未来はない)というより
人生を肯定しているんじゃないか? このスレタイでは夏休みの読書感想文書いてる子供がやってくるのは仕方ないだろう
しばらくは我慢だ
>>227
本屋に行って、文庫の薄っぺらさで課題に選んだと見た(笑) 老人と海 >>225
でも、それじゃウロボロじゃないからまた>>218が拗ねちゃうw まあ、人生は円環じゃないしねえ。
いくらヘミングウェイがマッチョのアル中でもそこまでバカじゃないでしょ。
全短編読むのに気力がいる
高見浩また読んでみようかな >>218
その通り。
老人は明日もまた戦うんだよ
また1ページ目のように
敗れざる魂
「老人と海」における最も的確にして本質を突いた批評だと思う。
>>236
いいかげんひど過ぎる自演。
はやく宿題の感想文にもどりなさい! 釣り上げた魚(バショウカジキ?)が大きすぎて船べりにくくりつけて置いたら、
運んでる途中でサメに食われちゃったってのが、なんで「戦い」なんだろう?
とゆーよりなにより、そもそもで、バショウカジキなんて魚が高値で売れるんだろうか?
どっちみちただの骨折り損のくたびれ儲けだけのつまんないお話なだけじゃないの? 「海流の中の島々」読了。
2章の蒼きビミニの光景は深い印象として後々まで残るであろう
社交界でのエピソードもパパイメージ崩壊、というほどのものではない
>>210
>>218
そう。「氷山の理論」な
フィンカ・ビヒア版短編はこれがよく分かる。長編よりも短編の名手だと思う パパイメージ。マッチョ像というのはアメリカンヒーローとしての当時の時代の寵児としてのヘミングウェイ像だろう
そのイメージを彼はほぼ一生にわたって維持した
ヘミングウェイの売れっ子スター作家ぶり、パリやフロリダやらで華やかな生活を送る芸能人的側面
それは時代が下ってから翻訳を読む日本人には関係ないからね
むしろそういうイメージに束縛されないで純粋に彼の作品だけを追えるから、初期からの彼の鬱的・屈折的・神経症的イメージが素直に了承されてる
実に鬱屈した性格なのはわかるよ そもそも「老人」というワードに、「未来」という隠喩はないでしょう。
大物を捕まえたのに、食われてしまうというのが人生の非情さを表して
いるということで、それでもサンチャゴは自分の人生を肯定していると
言うところがライオンの夢にあらわれているのではないか。
なぜ主人公が「老人」なのかを考えるといいのでは。 言い負かされたおこちゃまが必死だな
>>218をきちんと読みなさい 老人と海さえ読み取れない厨房が>>211書いて以降必死ww
頭が悪すぎるw
レベルガタ落ちだから帰ってくれよ、VIPにでも。
>>213
>>216
>>219
>>221
>>225
>>229
>>231
>>234
>>235
>>237
>>238
>>239
>>243
このレスが同一人物のゆとりクンかな?頭の悪さが同レベルのレスだし
勉強をさせてもらっているのに感謝の気持がない だいたい『老人と海』なんかで論争するのさえ恥ずかしいという気持ちが俺にはあるのだが、
そこでさらにこんな幼稚なレス(>>225>>231>>239>>243)にお目にかかれるとは思わなかったよ(笑)
不勉強なのは仕方ないとして、それでも恥を知らずに自分の浅はかな思いつきを欠かずには居られないっていう。
バカもいっぱしに発言権を持てたつもりになれるネット社会の痛し痒しだよなあ
〜頭の惡い人間の發想は、賢い人間の想像を絶する。〜
申相楚 なんだこれが円環ぼうずの正体かw
つぎはヘミングウェイは韓国人だとか言い出しかねないw >>248
同意。
アホもいっぱしのことを言えたつもりになれる世の中が昔より良くなったとはいえん。
昔は文を綴るにはまっとうな学問のある人間に限られた 福田恆存と対談してた申相楚も知らんゆとりが老人と海を語る世の中だもん隔世の感有りだよ
知らないことには黙っているというのも美徳だと思うんだが。
「孤独の人、朴正熙」なんてまして知るわけもなし。
世の中もヘミングウェイもお前の考えよりはるかに複雑なんだよ、ってわかるわけ無いか 福田恆存ってのは対談したってことだけで相手を偉大にできるほどの偉大な偉大だったのかよw
ま、それはともかく、この小説の主人公は漁師だよ。
スポーツ・フィッシィングをやってるんじゃねーよ。
こんなセンチメンタルなおさかなさんとの戦いなんてもんを毎日やってたら、
それこそオマンマの食い上げってもんだぜよwww
「…かれは政治の意図が「九十九人の正しきもの」のうへにあることを知つてゐたのに相違ない。かれはそこに政治の力を信ずるとともにその限界をも見てゐた。なぜならかれの眼は執拗に「ひとりの罪人」のうへに注がれてゐたからにほかならぬ。
九十九匹を救へても、残りの一匹においてその無力を暴露するならば、政治とはいつたいなにものであるか──イエスはさう反問してゐる。…ぼくもまた「九十九匹を野におき、失せたるもの」にかゝづらはざるをえない人間のひとりである。
もし文学も──いや、文学にしてなほこの失せたる一匹を無視するとしたならば、その一匹はいつたいなにによつて救はれようか」
福田恆存ほど西洋精神と正しく対話した日本人翻訳家・評論家はおそらくおるまい。
そして彼ほど同胞日本人に誤解曲解され続けた文章家も。
引用の文章、ヘミングウェイならば必ず深く首肯するはず。
ヘミングウェイとあの世で交歓できる日本人が一人いるとするならば福田恆存だろう。
>>256
>福田恆存ほど西洋精神と正しく対話した日本人翻訳家・評論家はおそらくおるまい。
>そして彼ほど同胞日本人に誤解曲解され続けた文章家も。
>引用の文章、ヘミングウェイならば必ず深く首肯するはず。
>ヘミングウェイとあの世で交歓できる日本人が一人いるとするならば福田恆存だろう。
こんなふうに特定の一人を祀り上げて、他を否定するスタイルの発想はよくないと思うよ。
なにより建設的でないし、君たちの国でもこれからの世代は柔軟な思考ができるようになるといいな。
>>256
同意
だが禁酒法へのあてつけのようにワインやカクテル飲む姿もいい
『老人と海』を日本人でキャスティングすれば老人役は松方弘樹だな。 老人と海はもうしばらくいいよ
それしか読んでないゆとりしか釣れないからw
夏休み終わるまでやめとこう