【カチリ 】井上靖 3【石英の音】
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結婚記念日という短編いいなあ
古本屋で買った薄い文庫本にあったが癒された 自殺した小説家で、井上靖を心の師と仰いでいた人いたね。
佐藤とかいう名前の人。 『比良のシャクナゲ』地位も名誉もある偉大な学究、解剖学者三池俊太郎。
すごく偉いんだけど。滑稽。な〜んか変なことしでかす老人。
※『悲の器』(高橋和巳)の正木典膳も。三池くんは家出。正木くんは女。
『黒い蝶』つぶれた計器会社社長⇒ソ連のバイオリニスト呼び屋に。
よくわからんけど、雰囲気が面白い。主人公の恋人の兄、江藤は
高橋幸宏で決まり! な〜んか好き、面白い、とか印象批評以前ですね。
はい、失礼しました。 「信松尼記」「幽鬼」信玄の娘松姫の人生と、落ち延びる光秀が死ぬまで
の様子。静謐、不気味、体温低い。風林火山よりも断然(・∀・)イイ!! 風林火山の由布姫と敦煌のウイグル王女
なんでこんなそっくりなんでしょう??
靖はワガママな妹キャラ萌えの先駆者でもあった!? >>322
はえーよ(w
同好の志みんなが仲良くなりますように。 1月27日(日)
あすなろ忌です。
ttp://www.city.izu.shizuoka.jp/kanko/form1.html?c1=9&c2=1&c3=1&pid=3718 井上靖情報ブログ
ttp://inoueyasushi.blog.fc2.com/ サイト
作品全般 …「文庫本限定!井上靖作品館」
自伝的三部作…「野良犬少年」 井上靖リンク集
ttp://www.rsch.tuis.ac.jp/~ito/research/y_inoue/y_inoue_links.html ◇「地球上で一番清らかな広場」
地球上で一番清らかな広場。
北に向(むか)って整列すると、遠くに富士が見える。
廻(まわ)れ右すると天城が見える。
富士は父、天城は母。
父と母が見ている校庭でボールを投げる。
誰よりも高く、美しく、真直(まっす)ぐに、天にまで届けと、ボールを投げる。 酒保のよこの石塀のところで子供からエロ写真と古銭を買ふ。
ばかめが!
>>312
分かる気がする。もうちょっと細身でピリッとした感じのある人がイメージだなぁ。 >>313
「わが母の記」瀬川はいないぞ
運転手もいないし、娘の旦那も小説家ではない、原作にも瀬川はいない 報道ステーションSUNDAY 特集「小澤征爾 日本人へのメッセージ」
テレビ朝日
3月31日(日) 10:00〜11:45 昨日は誕生日であった。
命あらば106歳であった。 金井廣読んでる。はつ恋あたりはよかった
晩年奥さんに書いた詩とかは一般人には受け入れがたい
共産党員としてはすばらしいんだろうが >>229
言い訳がましい詭弁ばかりでくだらないため、途中で読まなくなった >>339
正直、大御所だから売れた、感がある。
内容は全く違うが、この前の春樹の「つくる」と同じ感じが。 三部作の登場人物がその後どうなったか、まとまっているサイトか本ってない?
金枝→医者、アカ、最近まで生きてた
岐部→腸チフスで早死に
杉戸、鳶→シナで戦死
蘭子、れい子姉妹→心中、病死
この辺まで知ってるんだけど。
トンカツ屋の方のれい子は実在の人物なの? >>341
蘭子、れい子って心中と病死なんだ…
なんか悲しくなってきたわ そうだよ。寺の一番南西にあるお墓から数えて5つくらい隣にある
南側の塀沿いだよ 四高時代の話も読みたかったなぁ
どーして北の海の続き書いてくれなかったんだろ
たまには湯ヶ島に帰ったりとか、沼津の仲間にあったりとか
いろいろあっただろうに
俺のお気に入りキャラ遠山のその後も気になるところだ
トンカツ屋のれい子と上手くいっていればよいのだが
あと増田と小林にも復活のチャンスを与えてやって欲しかったな
あれで終わりじゃあんまりだよ 「ごちそうさん」見てるとあの時代の服装とか、西洋化とか見えてきておもしろい
まあ都会と地方でタイムラグはあるだろうけど。
「シャン」とか出てきて懐かしい 明けましておめでとう。
年末に伊豆市HPに上がってた。
ttp://www.city.izu.shizuoka.jp/form1.php?pid=3502
ふるさと会もいいけど研究会もよろしく! 鳶、杉戸が戦死したってどこに載ってるの?
信じたくない・・・ 昨日は先生の誕生日だったはず。
BS3でわが母の記やってたのはそれを知ってか。 そう。
衝撃的な初キッスの物語。
自殺しに行った実業家が、同じく自殺志望の若い娘と出会う話もいい。 短編でよくタイトル名があがるのは「グウドル氏の手套」くらいだけど
いい短編多いよね 遠山や鳶、大天井のような人間になりたいと思っていたが、どう頑張っても小林な俺
せめて増田ならまだ救いがあったものを… 増田より小林の方がいいと思うが
そういう俺はどう頑張っても文太だ 決闘も辞さない勢いで親友と一人の女性を争い、愛ゆえに身を引いた親友を尻目に同棲を始めるも、すぐに嫌気がさして別れてしまう話も良いね。 >>360
一発逆転あるで!
文太もまさか孫の代で家が再び栄えることになろうとは思っても見なかっただろう (1)利休とその娘が秀吉の所望を拒絶したこと(2)秀吉毒殺未遂事件
(3)利休キリシタン関係説(4)朝鮮出兵策への批判
(5)茶湯上での思想的対立(6)大徳寺山門上の利休木像安置事件
(7)茶道具、茶器の売買での利休の不正利得の発覚
今東光「お吟さま」井上靖「本覚坊遺文」、野上弥生子「秀吉と利休」、山本兼一「利休にたずねよ
「小説は虚構の夢で織った錦繍でなければならない。真実から夢を引き出し、架空から事実を探る人々のみがこの小説で得心されるだろう 今東光は次のような文章を書いている。
「人はこのように簡単に怒りにまかせて殺せるものでなく、従ってまた人はこのように単純に死ねるものではないと思惟する近代人にとって、
利休の死は永遠に謎であろう。この謎を解明してみたいと思うのは小説家の持って生まれた業であろうか。(略)死因として数え上げられる幾つかの理由の中で、
僕はお吟女の存在が最も難解な謎だと思う。彼女を鍵として利休の死の謎を解くことが出来れば、そこから新しい歴史が展望されるような気がする」
(淡交社版『お吟さま』あとがき) 訃報】女優の中川安奈さん死去 49歳[10/18]
1 :はぶたえ川 ’ー’川φ ★@転載は禁止:2014/10/18(土) 13:05:53.11 ID:???0女優の中川安奈さんが49歳で死去…芸術家一家
女優の中川安奈(なかがわ・あんな、本名・栗山安奈=
くりやま・あんな)さんが17日午前8時40分、
東京都内の病院で子宮体がんのため死去した。49歳だった。
告別式は近親者で行い、後日、お別れの会を開く。
喪主は、夫で演出家の栗山民也さん。
画家の中川一政、演出家の千田是也を両祖父に持つ
芸術家一家に生まれた。1988年公開の日中合作映画「敦煌」で、
ヒロインの王女役でデビュー。その後、91年の舞台「バタフライはフリー」に
初主演し、翌92年に同作品を演出した栗山さんと結婚した。
その後は舞台を中心に活動し、「エンジェルス・イン・アメリカ」や
「現代能楽集3『鵺/NUE』」などに出演した。
さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場で公演中のシェークスピア劇
「ジュリアス・シーザー」に出演予定だったが、
体調不良を理由に取りやめていた。 「七帝柔道記」って誰か読んだ人いますかね?
「北の海」の大学編っぽい話らしいんだけど、どうなんだろ。
作者がプロレスの本とか書いてる人みたいだから、なんかイマイチ積極的になれないんだが。 今日の月9ドラマ「デート」で主人公の本棚にある
「あした来る人・波濤」と「憂愁平野」の背表紙が一瞬だけアップで映ってた
前も「井上靖小説全集」がチラリと画面に映っていたが
高等遊民である主人公の本棚には井上靖の本がふさわしいという事なのかな? >>369
主人公(長谷川博己)と彼の本棚の本を並べ換えてる婚約者(杏)の会話で
杏「この井伏鱒二の山椒魚は『生物』のジャンルでいいですね?」
長谷川博己「良くないです!」
という会話場面で約1秒間アップで映ってた
下の画像ではわかりにくいけど右端の2冊が
「憂愁平野」と「あした来る人・波濤」の単行本
http://i.imgur.com/1628BBV.jpg おー!
「あした来る人・波濤」は自分も持っている32巻の全集だな 今日放送の「デート」では5冊が画面にアップになってた
主人公がデート代を捻出するため
井上靖全集(新潮社)、漱石全集(岩波書店)、
定本・柳田國男集(筑摩書房)、森鴎外作品集(昭和出版社)
などのたくさんの蔵書を売ろうとして紐で縛った後に
ハッと我に返って売るのをやめるシーン。
上から
第6巻「あすなろ物語・緑の仲間」
第10巻「伊那の白梅・大洗の月」※帯付き
第16巻「蒼き狼・風涛」※帯付き
第12巻「満ちて来る潮・河口」※帯付き
第2巻「黯い潮・白い牙」
先週と違って画面に「井上靖」の文字も映ってたよ
http://i.imgur.com/5b4v3bB.jpg 母の日に合わせて「わが母の記」の映画を放送してたね
書斎とかセットかと思ってたけど
本物の井上邸でロケしたなんてさっきググって初めて知った 安部自身と同時期にノーベル賞候補と噂された井上靖を「物語作家」、井伏鱒二を「随筆作家」などとこきおろしている 大岡昇平が井上靖を酷評してたのってそ
の物語性ゆえに依るものなのかな?
それとも、他に理由があるのかな?
野火しか読んでないが、文体などはそこまで井上文学と相容れないものとは感じられなかったが。題材なんかは戦争と牧歌的幼児体験では真逆だけどね。
埴谷雄高が言うのはあの作風からなんとなく納得できるが
るけどw 大岡昇平が批判したのは蒼き狼が史実と違ってウンタラから始まったあれだな
大岡のWikipediaを見る限りは物語性より史実性なんじゃないか?
まあウィキペディアを過信するのはアレだから、当時の論争資料なんかを漁れば詳しく分かりそうだが古い分残ってるかどうかはわからんな 遅ればせながら最近、愛人の存在を知った
いたところで別にいいんだけど創作にも関わってたとは知らなかったなー 夏草冬濤なんてもう十何年前に読んたか覚えてないが、祖父が上の家の半分を売り払った時、
「なんもかんも、この婆ちゃんが全部悪いんじゃーーー」
ってとこだけ覚えてる。
なんでか知らんけど。 >>380
十何年前に読んだきりでそこまで完璧に覚えてるとはスゴいですね
文太さんも、あんな強欲婆さんと結婚さえしなければもっと幸せだったろうに
亡夫の愛人と、自分になつかない直孫を物置小屋に軟禁するくらいですからね、あの糞婆ぁは! >>378
いろいろ調べた感じだと史実と違う、歴史小説とは言えないってのと
文化的背景への配慮が欠けてる、ってことだと思う。理解が足りないというか
遊牧民にとって、天敵の狼をチンギスハンのキャラクターにたとえたのがカンに触ったみたいだね
歴史小説というからにはリアリティや史実に重点を置く人には
気になる部分はあったんだろうけど
井上氏は「小説は贅沢な心の遊び」って結論みたいだし
>>379
私設編集者がいたようなもんですね
最後に食事したというお店行ってみたいななんてぐぐったら手が出ない店でした 怠ける人は不満を語り、努力する人は希望を語る
…なるほどな、と思わせてくれる格言ですな ベトナムで日本文学研究論文コンテスト「井上靖賞」
http://www.viet-jo.com/home/magick_img.php/160407010722.jpg
http://www.viet-jo.com/news/nikkei/160407081437.html
◇1位:「万葉集における女性の詩」 グエン・アイン・トゥアン氏
◇2位:「"小説の本質と小説の言説」 チャン・ティ・ハイ・イエン氏
◇3位:「日本の随筆分野における清少納言の枕草子」 ゴ・チャー・ミー氏
◇4位:「井上靖の短編小説『狼災記』」 ファン・トゥー・バン氏
◇4位:「村上春樹の小説における語り口の技法」 グエン・ビック・ニャー・チュック氏 >>384サンクス
今しろばんば読んでる
20回目くらいだろう 金枝、わたやすの息子やったんかー
最近知ってびっくりした 佐藤春夫と絶縁してまで「太陽の季節」の受賞を推したヤッさん
春夫派→舟橋派へ 「死と恋と波と」って大好きな短編の一つなんだが、去年映画化されてたのね。知らなんだ。
見たいけど短いからDVD化されそうにないな。残念だ。 肉体関係の無いパトロン
小梨夫婦の旦那が不倫
お坊ちゃんなんだろうなと思う >>393
ホントご都合主義の甘ちゃんだよな
プロットゆるゆる 「おろしや国酔夢譚」、今読み終わった。
面白れーわ。引き込まれるように語り口が上手い。
半世紀も前に書かれたんだよな。
ロシア人の優しさに感動したわ。
読んでない人、お勧め。 流沙が好き。久しぶりに読み返したいんだけど入手困難。
電子書籍化してくれないかな。 >>395おろしや国酔夢譚、面白いですよね!
>>396流沙は入手困難ですか!
文春文庫に入ってたけどさすがに廃刊なのかな?
でも井上靖全集に入ってるから、借りて読む分には図書館で読めそうだよね
井上靖には二種類の全集両方ともに入ってないようなものでも面白い作品がある しろばんばって雪虫のことだったんですね。
この冬、雪虫を見かけて Wiki で調べて遅まきながら初めて知った。 >>1
スレタイ書いたのはおたく?
前スレからの流れみたいだけど。
この『カチリ石英の音、秋』をもってくるところにセンスを感じる。
新潮日本文学のしおりで初めてこの詩を見たのはもう随分昔だが…
あれ以来この詩をどこかで目にすることはなかったので、久々にここでスレタイになっているのを見て、懐かしく感じた。 秋になるとカチリと音が聞こえるわけではないし
そもそも石英を打ち鳴らしたところでカチリなんて音しないだろう。
それでも秋の空気の透明感をうまく表現していて
秋晴れの澄んだ空気の中にいるとどこからともなく
そんな音が聞こえてくるような気にさせる。
フィクションなんだけど言い切ることでもっともらしく思わせ
説得力すら持たせるというのは、なんか井上靖らしい気がする。 >>247にもあるけど、友人の詩だよね
友人の名前は忘れた、ごめん
>空気の透明感
ほんとにその通りだ 友人から見せられた詩は
「秋が来た かちり 石英の音」
となっているものもあって、これを手直しして
「カチリ 石英の音 秋」
として紹介したんじゃないかと思う。
後者の方がシンプルで好き。
詩を見せてくれた少年は藤井寿雄という方らしいです。
いずれにせよ井上靖氏を形作った原点ともいえる詩ですね。 四月からBSプレミアムで大河ドラマ「風林火山」の
再放送が始まる。
2007年に井上靖生誕百周年を記念して製作されて
はや10年。好きなドラマだったから楽しみだ。 孤高の人はなんとなく井上靖ワールドと重なる
言いたいこと伝わるかわかんないけど
今住んでる所が金枝の中の人の菩提寺に近い。
お墓参りって行ってもいいのかな
諦めていた著書もお陰で読める。 ちょっと前にYouTubeで
山本富士子の「猟銃」を見られたのだが
今はもうなくなってるな
山本富士子、岡田茉莉子、佐分利信、の配役だった。 伊豆のホテルで小野寺れいの心の旅〜井上靖紀行 を読んだ
上述の石英の歌についてと
他校の同人を送ってくれた相手への批評の手紙とか興味深かった 藤澤全 井上靖『猟銃』の世界 読んだけど、まあ結局
白神問題に触れずに猟銃論ずるのは
もう無理筋なんだと再確認。通夜の客とかもそう。
遺族への配慮かもしれないが、没後26年を経てもこれじゃ
研究も進まず忘れられてくよ。
学会も対象が歴史物に偏った中国の若手研究者頼りだしね。 そういや日記が出てきたね
二日前くらいの新聞に出ていた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています