【散歩】永井荷風【踊子】
散歩と踊り子が大好きな文豪、荷風のスレッドがないようなので、
立てました、荷風フアンの方どうぞ…。 初期の題材は家庭環境から得た職によるものだけど、
晩年の題材は自らの足で探したものと評価できる。 荷風からsexと食い物と乗り物を除いたらなにが残る? 文化勲章受章者、文化功労者、芸術院会員、
文化功労年金、芸術院会員報酬。
貧しい文士だとよ。 描写がすべてなんだからそれでいいんです小説は>>259 俗物荷風 政府政治家を批判しながら、糞役人の選考する
文化勲章を喜んで「拝受」 金に汚い偏奇館主人は文化功労年金が
欲しかったのだろう
文化勲章受章者、文化功労者、芸術院会員、
文化功労年金、芸術院会員報酬。
貧しい文士だとよ。 >>259
口の臭いじじい
でも作品は好きさ☆
「葛飾情話」どっかで上演してくれないか 偏奇館は一見化物屋敷の如く荒れ、ガラスを通して見ゆるカーテンもボロボロになつてゐ、人が住んでゐるとは見えず、門の呼鈴の破壊せるものを
押してみたれども応答なし、瓦を飛び飛びに敷きたるを踏んで勝手口に至りガラス障子を開けば荷風先生台所に腰かけて食事中なり
谷崎潤一郎『疎開日記』 永井荷風と志賀直哉はともに超過大評価された文豪だろが。
異論は認めない! 荷風は日記文学の世界では押しも押されぬ大家ですよ。
下手すりゃ100年以上残る。 >>267
きわめて几帳面で清潔な上流階級のひと。
>>266
疎開日記からだぞ! >>271
>きわめて几帳面で清潔な上流階級のひと。
嘘つけw こういう生活は、もし彼が貧乏で必要にせまられておくっているのだったら、惨めないたましい感じをあたえたでしょうが、
これがまったく金持ちの酔興である点に、少なくとも世間の常識からは、そう思うほかないところに、ある救いと愛敬がありました。
しかし、こういう乞食の住居のような部屋に着古しの背広で坐っていても、長身の荷風の姿勢には、どことなく優雅なところがありました。
ことに上半身をやや反らして、片手で髪をなであげる動作をするときなど、驚くほど若々しく見えました。
中村光夫「人と文学」 お父上は明らかに薩長藩閥の側、一番尊敬する森先生は長州の足軽のブレーンなのに自分の出自について太宰みたいにちっとも悩まないところが荷風の素晴らしいところ。 年齢もあって共産党麻疹にかかってない。
「申訳」みたいなの書いているくらいで。 >>271
まて、「マンドクセ」と家の庭に立ちションする人だぞ! >>254
そら確信犯。
荷風の戯曲を観てみたい。 >>269 :吾輩は名無しである:2014/09/14(日) 15:19:40.03 荷風は日記文学の世界では押しも押されぬ大家ですよ。
下手すりゃ100年以上残る。
おまいさん、一葉の日記よんでから言いねえ。 >>269
つ「押しも押されもせぬ」
一応文学板だからさ >>280春水全然おもしろくないね。 ワ印読まずに江戸を語れるか。 >>280
必読だとおもふ ほかに岡鬼太郎も準必読
>>281
わたしシロートだけど、春水の 春色梅暦と春暁八幡かねを版本で讀んだ(十年かけて)
おもしろかった ここまで腕くらべなし
荷風=日記文学と思ってる連中には受け入れられんのだろうが個人的にはあれこそ傑作だと思うんだが 荷風さん震災以後は江戸趣味も諦めて「最新流行」の風俗の観察に専念した感じですね。 「洒落本大成と名作歌舞伎全集」荷風さんとどういふ関係あります? 荷風好きでもそこまでディープに江戸文芸にハマる人は少ないんじゃないか。
漢学や漢詩文にハマる人はさらに少ないと思われる。 ハマル必要はないかもしれないが、荷風をよむためには、いわゆる和漢洋の
素養はあるほうが望ましいのではなかろうか。英仏語、日本古典文学、漢文……
これだけの素養は今の学校教育ではとても無理。荷風が読まれない原因だろう。
読みたくても読めないのだ。もちろん全部できなくても読める範囲で読めばいいのだけれどもね。
かくいう己は、英語は人並みに辞書を引けば頭と尻尾の区別くらいはできるが、他はからきし駄目。
荷風の日記文学を称揚する人は多いが、「ほんとに読めてんの?」と、下司の勘繰りをしたくなる。
戦後は「SMバー」じゃなっかたストリップ小屋を舞台にした小説があればそれを読みたいね。 谷崎、芥川辺りまでの世代と小林秀雄の世代以降で物凄い断絶あるね。
前者は正規のコース以外に漢学の学校に通ったりしたけど後者は国家の正規コースだけ。 著名な小説家で、漢文が読めて、漢詩が作れたのは誰だろう。
鴎外、漱石、露伴などは別格として、荷風、龍之介くらいか。谷崎や志賀の名前は聞かないしね。
こちらも詳しくないから。
確かに小林秀雄世代以下は漢文学は絶滅したね。その代り、海外文学の理解が深くなった。
小林、弟子筋の中村光夫、福田恒存、大岡昇平。
荷風はやはり巨人だな。和漢洋、どれをとっても一流だ。こういう種族は絶滅したな。 荷風、谷崎は言文一致より先に古文で日本語に触れた。
小林なんかはもう最初から言文一致文でしょ。 著名かどうかはともかく中島敦が最後の世代でしょう。
学生時代に中国文学を専攻していた作家の酒見賢一によれば
司馬遼太郎の漢籍の素養はなかなかのものだったらしいけれど、
詩作はしていないね。
ただまあ、江戸時代に来日した朝鮮通信使の李王への報告によると
日本人も詩作はするのだが韻律が出鱈目だ、ということなので
やはり限界はあるのかもしれない。 金貯めて全集買った時は嬉しかったなあ
重くて重くて家まで持って帰るのが大変だった
まだ一巻も読み終えてないけど 小林の故郷を失った文学てのは江戸以来の教養を失ったということなんでしょう ま、玄人女あひてばかりで恋愛経験のなき変人ってことで手をうちませう。 荷風には俳句がある
漱石、龍之介、百間、川上弘美の他に
俳句を書いた小説家はいますか >>299
戦後くらいにすでに「古い」と言われていたので、今さら古くなるかな。
>>301
俳句を作るというのは、俳号を持ち句集があることと考えると、
なかなか思い浮かばないが、意外なところでは、江藤淳。句集もあるはず。 江藤淳で思い出した、(つまり三田系ということ)
久保田万太郎、小島政次郎、佐藤春夫、なんか作っていそう。 泉鏡花が作ってる
鏡花の俳句は数が少ないんだが評価はわりと高い
「わりと」がつくのは、少々異風だから グックスなんかいいもんか。汚い歯抜けジジイだよ。
渋くもない。むさい。 >>309
老人を臭いとか、汚いとか言ったらいかんよ。
君もすぐ老人になるのじゃからね。「コレ昔、紅顔の美少年」
それにここは老人の駄弁り場、老人ホームのようなところじゃ。
老人たちが気を悪くするよ。
若いもんが来るようなところじゃない。 七十になる日もだんだん近くなって来た。七十という醜い老人になるまで、わたくしは生きていなければならないのか知ら。そんな年まで生きて
いたくない。といって、今夜眼をつぶって眠れば、それがこの世の終だとなったなら、定めしわたくしは驚くだろう。悲しむだろう。
生きていたくもなければ、死にたくもない。この思いが毎日毎夜、わたくしの心の中に出没している雲の影である。わたくしの心は暗くもならず
明るくもならず、唯しんみりと黄昏れて行く雪の日の空に似ている。
永井荷風「雪の日」 >>310 :吾輩は名無しである:2014/10/27(月) 21:48:29.30 >>309
若者を臭いとか、汚いとか言ったらいかんよ。
君も昔は若者だったのじゃからね。「コレ未来、皺顔の禿老人」
それにここは若者の駄弁り場、保育園のようなところじゃ。
若者たちが気を悪くするよ。
若いもんが来るようなところじゃない。 誤 若いもんが来るようなところじゃない。
正 老人が来るようなところじゃない。 >>310
そんなことを言っていない。
歯が抜けたら入れ歯を入れろ、年をとって面倒だからとむさい格好をするな、ということ。
荷風の死の直後に石川淳が「敗荷落日」で荷風を批判したのはこのこともあった。
だらが臭いなんて言ったんだい?荷風について歯抜け、むさいと言ったのを
勝手に老人一般のことに敷衍して、臭いとまで言ったのはおまえじゃないか。 一葉女史のたけくらべをまねた小説あったな。露伴先生は
どう御批評? 福地桜痴
朝寝坊むらく
広津柳浪
森鴎外
上田敏
Ι
永井荷風−井上唖々
Ι
谷崎潤一郎
佐藤春夫
堀口大學
久保田万太郎 >>314
石川淳は荷風が大好きだったんだよ
「敗荷落日」で「兄さん、なんで死んじゃったんだ・・」って言ってる 荷風が生き続けたら渋谷で援交コギャルやヤマンバを追いかけたり秋葉原でAKB劇場通い詰めたりしてたかな。 こきたない生活していたみたいですよ
写真なんか見ると 今江戸趣味といっても歌舞伎見て浮世絵見て江戸時代の小説読んで俳句作って・・・ 中村吉蔵、永井荷風の両氏が柳浪の門下だったと云うことになっているが、私が後年父に聞いたところに拠ると、「中村は
ただ家に寄寓していたというだけで、はっきり門下ということになったのは永井一人だ」とのことであった。
「永井は最初からズバ抜けて才能があった。中村は学者に向いたろうが、作家としては永井とは較べものにならなかった」
と後年父は私に話したことがあるし、又荷風という雅号は、永井さんが荷風というのともう一つ何とか云うのと二つ持って
来て選んでくれと云ったので、荷風が字面も好いし、響きもいいので、「それにしたらいいだろう」と云って荷風を選んだ
というようなことも云っていた。
廣津和郎「父広津柳浪のこと」 ・・中村吉蔵
またマニアックな。
荷風全集にその名は出て来ませんね。ありがとう。 今戸心中っていいの?
なんで荷風がハマったのかイマイチわからんかった 蓮はハスの全称、荷はハスの花、董はハスの根、レンコン。漢字は
奥が深い。 漢学、漢詩文なんてどこからどう勉強するのか見当がつかない 蕉風は別格
荷風は談林風かな
荷風が序文を書いてる『江戸庵句集』なんていい味だしてる せやけど談林といえば西鶴にきまっとるがな、あとはどうでも
よろし 鴎外の「阿部一族」は武士道の非合理を描いた傑作ですがじつは、西鶴の
「武道伝来記」のほうが題材豊富で文学的価値が高い。 つゆのあとさき
良かった
荷風は女を知ってるから上手い 女を知っているという奴ほど女を知らない。異性は性交だけでは
解らないよ。 >>339
好み、教養、年齢、性別等がわからないと、答えられないね。 >>338
異性は性交だけでは解らない、なんていうやつほど女をしらない。 荷風って相当の女と性行を成功した(おもろいやろが)みたいだが、
荷風って二枚目なのか?
なんか口から顎までが奇妙な長さなんだが。 特殊な世界の女を描いた。世間一般の女は知らない。
「女を知る」とはいえんね。 そういう商売の人を買うのを「犯しまくる」て言うのかな 荷風は素人童貞だったのか。
処女とやったことはなかったんだな。 仏蘭西人の女中だった女を雇った次の夜、
ためしにちょっと誘ったら、嬉々として応じた(断腸亭日常)
ここんとこいいね >>352
日乗の昭和10年11月24日だ
さらに
12月7日 下女正江風邪ひきたりとてガーゼの寝衣に赤き細帯しどけなく床の中にて寝てゐたり。
12月27日 (略)下女正江を捕へて倶に入浴す。 荷風は日記を公開を前提に書いていたふしがある。したがって、
内容はすべて真実とはいいがたいね。 いやらしい不潔低俗満載。 清長、歌麿、などのワ印のほうが
格上。