0089吾輩は名無しである
2011/05/30(月) 14:23:06.61というのは、昔は作家に弟子入りするか同人誌からデビューするしかなくて、純文学に挫折した人間が
「通俗小説」を書くってパターンだったわけ。北方謙三とか渡辺淳一とか。
だから「高尚な文学をやってる自分達に対して、あいつらは通俗だ」って馬鹿にした言い方が成り立っていたわけだけど、
今じゃあ成り立たないね。そういうアナクロなのが小谷野の魅力でもあるのだが。
松本清張以降、エンタメが社会的なテーマを扱うようになって地位が向上した、とか誰か言ってたけど、
アカデミズムではどういう扱いなんだろう。
上野は男流文学論が懐かしい。