主人公は世間のその他大勢の人たちを完全に見下してる嫌な奴だよな。
自分だけが特別な存在と考えてるオッサン中二病の勘違い野郎。
でも作者は決して主人公を否定的には描かない。作者がリスペクトする文学作品や音楽をたくさん並べてどこまでも肯定的。
主人公は作者自身ってことなのか?
そう考えると村上春樹の作品に人間味が感じられない理由が説明できる。