[怒りの葡萄]ジョン・スタインベック
俺も好きな作家だ。もっと読まれるようになればいいのに
「怒りの葡萄」とか新訳文庫で出ないかな 文体がかっこよすぎる
ヘミングウェイ、フォークナー、シンクレア・ルイス
ルイスかスタインベックといえばスタインベックかな
『菊』を初めて読み終えた時は
数回程一人でうなずいたな
「好きな短編ベスト10を挙げよ」
なんてあふぉな質問されることがあったら
きっと『菊』は外せないな 戦場カメラマンの渡部陽一さんの一番好きな小説らしいぞ!
俺はまだ読んでないんだ。岩波か新潮どちらが良い? 最近、怒りの葡萄読んで感動した俺に
お勧めの文学ありますか? われらが不満の冬かな
これは葡萄ほどのリズムはないけど
リアリズムの眼の研ぎ澄まされたものがある みな、ありがと。
ケルアックは好きです。とりあえず順に読んでいきます。
ところで、「怒りの葡萄」の素晴らしいとこって
人それぞれだと思うのですが?いろんな人の解釈や感動したところなどを
聞いてみたいです。
ちなみに俺は、おっ母の言葉です。大袈裟かも知れませんが
人間の真理をついてきます(俺にとっては)・・。
長文すいません。 >>16
魔術的リアリズムについては?リアリズムって・・・・ 怒りの葡萄の基軸ってリアリズムか??
スタインベックの他の作品同様、大いに演劇的意匠を凝らされているだろ?
だから、どうもいまいちのめり込めないんだなあ、おれは。
英語で読んで時間を取られたせいもあるかもしれないけど。
(読解力の問題ではなく、読書のリズムが少し悪くなるという意味で)
疑似リアリズムとでもいおうか、そのスタイルはそれはそれでかっこいいと思うよ。
欧米人にはなるほど受けるだろうね。 くだらない箇所が好きだから許して欲しい。
心理描写が一つもない、と最後のページに書いてあった。
ドライブインのシーンは面白かった。
アップルパイを最初に頼むが、最後にはアップルパイじゃないものを頼むシーンがある。
あのもっていきかた、すごく面白い。
運転手「アップルパイ。他には何がある」
店子「○○パイ、○○パイ・・・」
運転手は最後の○○パイを注文する。
そして次の運転手もまったく同じことをする。
行間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何て面白いんだろう。
でも一番は最後の小屋のところだよね。
日本文学っぽいよねあれはw 怒りの武道は書き下ろしなんだよね?
まさか、連載打ち切りで無理やりあのアクロバチックなフィナーレじゃないだろうね?
それまでのすべての段階において消極的で受け身だった彼女が、
突然あそこでアレで・・みんな納得してるわけ? 女心の問題より、
ドラマのバランスの話をしてるんじゃないのか?
あのエンディングは確かに、鮮やかにも思えるかたわら、
はぐらかされているんじゃないかという気もして、
おれも判断を保留してしまったよ。
間違いなく面白いアイデアだが。
で、搾ってから与えるわけにはいかんの?
吸わないとだめ? >で、搾ってから与えるわけにはいかんの?
吸わないとだめ?
怒りの葡萄のアンチテーゼ、微笑みの熟した葡萄(オッパイ) ちなみにオクラホマはインディアンが集められた不毛の土地が多いところ エデンの東読んだ方はいませんか?
二十日鼠と人間や怒りの葡萄と比べてどうでしたか? 自宅本棚に新潮社日本文学全集の「小林多喜二/徳永直」集を
見つけた。 >>31さん、まだいる?
俺は全部、原書で読んだけど、『エデンの東』は、
作者の志の高さと野心と、この作品を書くための準備、勉強、努力が
推し量れるが、小説としての完成度は、
他の2作におよばない。
『エデンの東』は、「作者の言いたいこと」が、物語からやや遊離しており、
作中人物のセリフのみからそれが表現され、物語の進展にあまり寄与していない。
発表後、60年ちかく経つのに、日本のメジャーな出版社から、
文庫本や「世界(アメリカ)文学全集」の収録作品としていまだ発売されていないのは、
おそらくはその辺の事情から。
あれなら、あえて「小説」という形式でなくても、D.H.ロレンスの『アポカリプス論』や、
K,G.チェスタートンの『正等とはなにか』のように、論文やエッセイのかたちで
表現したほうがよかったようにも思う。
だけど、もしあなたが映画版の『エデンの東』を観たならば、
それとはちがった発見やキャラの描かれ方が読み取れるはずなので、
すこし長いけど、翻訳版でいいから読んでおくべき。
スタインベック自身は、『エデンの東』が自身のライフワークであると
とらえているみたいだし……。 おれは「エデンの東」のペーパーバックを三年ほど積読なんだが・・
そうか、読後感がすっきりしないのか?
英米メディアの傑作小説ベスト100に挙げられている場合が多いんだけどね。
エデンが葡萄よりも上位のリストもあったと思う。
ちなみに葡萄はおれも英語で読んだ。
印象は百点満点で84点。
(緋文字86、白鯨92、ハックルベリー94、大いなる眠り84、
北回帰線88、陽はまた昇る82、ギャツビー92、アラバマ物語88)
>>34
>そうか、読後感がすっきりしないのか?
いや、それなりに感動もあるし、キャラはみな立っているし、
なにより、主人公が次々とかわっていくサーガであるところは、
他に類を見ず、新鮮。
ただ、俺が>>33で言ったように、作品がいまいち小説の体をなしていないのと、
たとえばドストエフスキーのように、自己の思想を昇華させ、
物語のレベルで説得性をもたせるといったような力量が、
残念ながら、スタインべックには足りていないというだけ。
でも、もう60年も前の作品だけど、当時の最新の心理学の成果などをとりいれているだけあって、
父権の喪失とそれにともなう家族の崩壊や、
「サイコパス」という精神破綻者(キャルの母、アダムの元妻のケイト)
の描写などは、よくできていて、そのへんの作者の研究は、
現代核家族の問題や、臨床の精神病理学などでも使えそうなくらいで、
けっして読んで損はない作品。
ただ、上述したように、「小説としての」完成度は高くないというだけ。
残念! チ●ポの情報交換しようゼ☆ もうハンパじゃ終われない!*
モコは大自然の命と男のチ●ポとをいただいて生きております!*
釜石湾の入り口に南北からせり出した防波堤は全長約2キロメートル!*
地震前は海上に高さ約8メートル、厚さ約20メートルでそびえ、
港湾を守っていました☆ しかし 今、上空から見ると、
北側の防波堤は約800メートルにわたり大きく崩落し、
かろうじて残った部分が海面に虫食い状に残っているのです!*
海面に出た部分には、残ったコンクリートブロックが
様々な方を向いて崩れた姿をさらしているたんだヨ!☆
だから! 今こそ、『スーパー堤防』が必要なんです!*
今すぐ、『スーパー堤防』を作ってください!☆
たとえ 、『スーパー堤防』を作るのに400年かかっても イイじゃないですか!!*
人が死んでいるんだヨ!!☆ たとえ 、『スーパー堤防』を作るのに、
4000年かかっても イイじゃないですか!!*
人の命は 地球よりも 思いのです…☆
レンホウ議員よ! どうか、『スーパー堤防建設費の仕分け』を
今一度、見直してみてください!* あと、それから、皆さ〜ん!☆
自衛隊やハイパーレスキュー隊が 来てくれました〜!☆
もう だいじょうぶで〜す! 安心してくださ〜い! *
放水してくれたおかげで 放射線量が下がりました〜!☆
水を かけてくれたので もう 怖くないですヨ〜!*
逃げないで その場にいてくださ〜い!☆
自衛隊やハイパーレスキュー隊を増やすために 増税をしてくださ〜い!*
消費税を 今すぐ70%に 引き上げてくださ〜い!☆
原発安全対策費、および 原発広報費を もっと もっと 増やしてくださ〜い!*
草食系のヤング童貞たちが 恐怖心を克服して モコのマ●コにチ●ポ命中!☆
日本中が 大絶賛!* しかし! 草食系のヤング童貞たちは 今、
「こんな大変な時は もう モコのマ●コは思い出したくないです」
と 言っております* くやしいヨ!!* 怒りよりもハツカネズミや馬のが面白い
スタインベックは長編だとただでさえジラす構成がくどくなる。
あのさ、葡萄面白いという奴はどこが?あれなんか短編にできる
チャンドラーが言うように「バカな読者は長ければ得したと思ってる」風な皮肉に該当しそう
長編とはまた別に、
この人の短編はすごくいいよねえ
「蛇」なんていつ読み返してみても、ぞくぞくする スタインベックのハツカネズミ最高
怒りの葡萄は見てないや キャナリーロウ抱腹絶倒だった
アメリカ版北杜夫って感じ
>>20 その場面しおりつけてますwww
思わずハードロックカフェでパイ頼んだしwww
こんな部分があるからベストセラーにもつけて
いつまでも愛されてるんだと思う
しかしアメリカのユーモア小説にカエルねたは絶対だな
お笑いを描こうと考える作家は誰でもマーク・トウェインに
挑戦しようと思うのか 「疑わしき戦い」読んだ
最後はベック得意の背負い投げにかるく死んだ
☆4 マックかっけー
「収穫するジプシー」も読んだので、これで葡萄の背景は掴んだ
でもそれだけでは葡萄は書けないと思った。
葡萄は本当に別格だと思う。 「コルテス」の
こまい魚を大量に揚げて食べているシーンもうまそうだな。 スタインベックは基地外出すの好きだが
(特に産まれた子が基地外だったというのが多い)
田舎だと近親婚が多くて基地外が多かったりとかしたのかな マックに右フック
ジョージに左アッパー
トム・ジョードにボディ喰らって
真珠でKO 四大悲劇が上がったところで
勝手にイケメンベスト
1.ファン・チーコイ
2.スリム
3.アーロン・トラスク
ベピーンベスト
1.キャサリン・トラスク
2.カミール・オークス
3.カーリーの妻
異論は認める。 我らが不満の冬に出てくるタロットって
やっぱりマルセーユ版かな。
つるされた男の解釈はGDだけど 英単語と専門書3冊を読み込めば早稲田大学大学院に合格確実。
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保守がてら
>>10
有島武郎「カインの末裔」
長塚節「土」 熱狂的な信者とかがいないせいか地味な存在だけど、優れた作家だよな 「ピピン四世三日天下」が好きなんだけど
「エデンの東」はあまり好きではない 「蟹工船」が大ヒットしているのならば、「怒りの葡萄」にも同じくらいの
評価を与えてもいいのではないかな。 中学のとき給食のパンからほじり出して
気にくわん奴に「怒りの干し葡萄!」て
投げる遊びが流行ったな 怒りの葡萄より二十日鼠と人間のほうが切れ味があって好き ハツカネズミは名作。
でもあまりにドラマチック過ぎるね。
舞台向きだ。
エデンの東を読んだけど大傑作だった。
他のジョンの本でつぎによんだほうがいいのある? ハツカネズミは哀感はんぱないっす。
叶わない夢を語るとこと黒ん坊のとこはよく覚えてる。 怒りの葡萄は
訳が2つでてるんだけどどちらがいいでしょうか? 原作読んだあとに映画見たんだけどノアいつの間にいない人になっちゃっていたけどどこ行ったの? ノリス的自然主義者スタインベックは《怒りの葡萄》(1939)で農民の窮境を叙事詩的に語り,コールドウェルは南部の貧しい白人を,
J.T.ファレルは都会の不良少年を,黒人作家R.ライトは抑圧された黒人の姿 物欲と性欲、つまり原始的な人間の欲望が表面に出て来るこうした脱落農民の生活が、どの程度まで彼らの本当の生活なのか、我々は判断する資料をもっていない。
少なくも、同じ時代の脱落する農民を措いたスタインベックの「怒りのぶどう」とはかなり感触のちがう小説ではある。
もっともこれは、黒人やプーア・ホワイトなど多くの困難や問題をかかえていた「ディープ・サウス」に生れたコールドウェルと、カリフォルニアの美しい肥沃な渓谷のサリーナスに生れたスタインベックの差なのかもしれない。 1930年代は1929年の経済大恐慌の後を受けて、不況不安の時代であり、社会的関心が強い。このような時代は
「マルクス的30年代」とか「アメリカの赤の時代」といわれて、アメリカの思想傾向が個人主義から社会主義への方向をとりはじめたころである。
文学の世界でいえば、スタインベック、コールドウェル、ウルフ、ファレル、サロイヤンたちが、アメリカ30年代作家として登場してきた 結婚して8年、いまだに子供ができずに悩んでいた夫婦が不妊治療のため
病院に行ったところ、実はセックスという行為自体を知らなかったことが
わかりました。
治療にあたった病院によるとこんなケースが急増しているとのことです。
医師が一連の検査をしても身体的には全く健康であり、医師が彼ら夫婦に
どのくらいの頻度でセックスをしているのか尋ねたところ、この夫婦は
怪訝そうな顔つきで「セックスって何ですか?」と聞き返したのです。
病院関係者によると、彼等は理工系の大学の卒業生同士で、単に理工系の勉強しかしない
環境の中で育ったため、出産するにはセックスするという事を知らなかったのです。 赤ちゃんはどうやって生まれるのか?
これは小さな子供が抱く定番の疑問であるが、
優秀な子供なら、自分で医学書を調べるなりして、
男は陰茎から精子を出すことができる、
女の膣の奥にある子宮の卵子と精子が合わされば子供が出来る、
ということまでは、子供が堂々と読める書籍から理解できる。
どうやって、男の陰茎から出る精子を、
女の膣の奥にある子宮の卵子に入れるのか?
優秀な子供なら「病院」が思い浮かぶはずである。
つまり、病院は、病気を治すと同時に、
精子を子宮にある卵子に受精させる役割も行う。 スタインベックの「怒りの葡萄」は、オクラホマの話ですよね?
オクラホマの貧しい小作人はオーキーと呼ばれていたと聞きます。
当時のアメリカには東欧などからおびただしい貧しいユダヤ人が流入しました。
それらの人たちを、裕福なユダヤ人は大変いやがったらしいです。
オーキーの大半はこの貧しいユダヤ人だったのでしょうか? ユダヤ人がどうかは知らんが当時オクラハマで砂嵐の自然大災害
が起きて職を求めてカリフォルニアに流入してきたんだけど
底辺既得権益者が差別して鬱憤を晴らしてんだよ
東北の正社員が地震で首になって東京に来て派遣社員に放射能野郎とかいわれるのと同じですね >>81
80です。レスありがとうございます。オーキーについてはドキュメンタリーを
昔見たのですが記憶違いかもしれません。 怒りの葡萄を読めないやつはスタインベックを語れない。 少し前だけど、読売新聞で「ソチ五輪日本代表選手に聞く、愛読書は何ですか?」みたいな特集記事があった。
多くの人が、例えば長谷部誠の『心を整える』とかつまんない本を挙げてるんだけど、名前は忘れたけど一人だけ文芸作品を挙げている人がいて、それが『エデンの東』だった。
おおっと思い、ちょっと感動した。 >>85
スケートの人じゃね?
その人は原書で読んでて
何か単語をあげてそれの説明してて浮世離れしてた フィギュアスケートの町田選手ですね
ティムシェルの話をしてて面白い人がいるなと思った 「ハツカネズミと人間」おもしろかったんだけど「怒りの葡萄」も読んだほうがいい?
長いので読み通せるかちょっと不安 読むべきだろ。
それなりに長いので、読むのに疲れるけど。
合間に、短編集も読むといい。 全集買おうと思ったけど高いよお
その前にもう売ってない 487位とあまりにも下に沈んでいたのであげておきます。
最近エデンの東を読みはじめました
しかし長いなこれは… CAMEL - Dust&Dreams 「怒りの葡萄」 (〜^3^) 怒りの葡萄 新訳版 (ハヤカワepi文庫)NEW
ジョン・スタインベック (著), 黒原 敏行 (訳)
ttp://www.hayakawa-online.co.jp/shopbrand/author_SAgyo_SU_2023/ 朗報ですね。
新潮の訳も悪くはなかったが、少々古くささが否めなかった。 エデンの東。
ペーパーバックを年末から読み続けて残り200ページ弱。
第一部だけでも、主演級の二人が生死の境目までボコられて、、
二人の主要な脇役が惨殺され、二三人が自殺するとか、
なんじゃこのバトルロワイヤルは!?
その後も主要な登場人物は死に続け、今や生き残っているのは
立派な中年になってもなお人生の目的もプリンシパルも定まらず、
精神の輪郭が曖昧なままのアダム・トラスクと
法の裁きがなぜか届かない気ちがいモンスター・ビッチだけ。
イベントは頻繁に起こるので少しも退屈はしていないけどね。
このドラマがこの奇々怪々な展開から、いったいいかにしてあざやかな着地を決め、
世界文学上位に推されるだけのことはあるなと納得させてくれるのか、
くれないのか、いやはや、楽しみだわ。 サリナスに移住したアダムのご近所で友人(恩人)のサミュエル・ハミルトンが
どうしてもジェイムズ・ステュワートに脳内変換されてしまいます。
おれはステュワート大好きなんだよなあ。
世渡り下手だが自由闊達な実験精神と気骨の持ち主であり、
ユーモアを愛し、誰にでも思いやり深い・・
サムというキャラクターの人物造形は素晴らしいね。
彼が動き出してようやく、ドラマの基軸が浮かび上がってきたようだ。 East of Edenのペーパーバック、ようやく読み終わった。
でも二ヵ月半だから、予定よりも早かった。
いやはや、いろいろと考えさせられる不思議なドラマだったなあ。 『怒りの葡萄』は講談社の谷口陸男訳が名訳だと思うが、現在出版されてないから、みんな知らないんだよなあ。
谷口は本当にアメリカ文学の名訳者だと思う。『日はまた昇る』しかり『夜はやさし』しかり。 いや、単に何の辞書を使っているのか、興味があるだけ。
讀書の最中に辞書引きませんってのは或る程度読めるようになったら当然だし。 辞書なしでスタインベックをすらすら読めることくらい当たり前と感じる者が、
なんで他人の使う辞書の種類を気にするの? 読めるから辞書はいらないのか?
おまえさん、英語なんザできないんじゃないか?(笑 おや、気持ち悪いくらいに反応早いな。
君がスタインベックをすらすら読めるならば、
お前が使ってきた辞書はお前にとってそれなりに正しかったわけだから
他人がどの辞書を使っているかなどどうでもよかろう?
お前がスタインベックの短編を読むにも辞書と首っ引きで青色吐息の状態なら、
すらすら読める人の愛用辞書を尋ねても意味はないのだ。
次元が違うのだから。 1930年代は1929年の経済大恐慌の後を受けて、不況不安の時代であり、社会的関心が強い。このような時代は
「マルクス的30年代」とか「アメリカの赤の時代」といわれて、アメリカの思想傾向が個人主義から社会主義への方向をとりはじめたころである。
文学の世界でいえば、スタインベック、コールドウェル、ウルフ、ファレル、サロイヤンたちが、アメリカ30年代作家として登場してきた 「ディープ・サウス」のジョージア州のプーア・ホワイト(白人貧農)を描きつづけたコールドウェルの小説は、労働者文学の系譜に入らない。彼は労働者も描くが、しかしそれは農民の生活や行動をきわだたせる契機としているにすぎない、とも思われるほどだ。
コールドウェルはこの一家の物欲と性欲がむきだしになった絶望的な生活を描くのである。宗教も道徳も、ここではただ言葉の上でだけ存在しているにすぎない。神を信じるジーター爺さんは罪ばかり犯し、
自分の欲望充足のためにはどんなことでもやるが、しかしちゃっかりとそれなりの理屈が神の名のもとにつくのである。
ここにあるのは没落貧窮農民の飢えと絶望と堕落の世界であるが、しかし小説は悲惨とか怒りとか反抗とかを強調しない。貧困と堕落のなかで強情に、ある意味でたくましく生きる農民を、
どこかコミックに、愛情をもって描いており、悲壮感よりもあきれたという半ば賛嘆の気持ちやおかしみの方が先だってくるのである。
ジョージアのプーア・ホワイトの悲惨な生活に深く感動し、それをありのままに表現すること、である。
物欲と性欲、つまり原始的な人間の欲望が表面に出て来るこうした脱落農民の生活が、どの程度まで彼らの本当の生活なのか、我々は判断する資料をもっていない。
少なくも、同じ時代の脱落する農民を措いたスタインベックの「怒りのぶどう」とはかなり感触のちがう小説ではある。
もっともこれは、黒人やプーア・ホワイトなど多くの困難や問題をかかえていた「ディープ・サウス」に生れたコールドウェルと、カリフォルニアの美しい肥沃な渓谷のサリーナスに生れたスタインベックの差なのかもしれない。 黒原訳で『怒りの葡萄』を読了しました
丁寧な場面描写がとてもよかったです
次は『エデンの東』行きます yahooが1000ポイントなんかくれたので新潮の方買った。576円で済んだ。 怒りの葡萄は筑紫哲也が取り上げていて映画を観た
その他、マイケル・J・フォックスのファミリータイズで禁書について取り上げるエピソードがあるんだけど、そこで怒りの葡萄が出てくる 怒りの葡萄の新潮の新訳で
上巻後編くらいに片目がないやつが出てくるところで
トムが「片目をなくしてからちんちんがでかくなったっていえばいいさ」
って言うんだけど原文もちんちん出てきます? ジョン・フォードの「怒りの葡萄」は観たことある?
スタインベック原作、ヘンリー・フォンダ主演の名作で、もしまだ観ていないなら、是非ともお奨め。
末法の世で砂嵐に逐われ、妊婦や年寄りを連れてトラックで砂漠越え。
約束の地に、果たして救いはあるのか?という内容でクソ面白いんだけど、
「怒りのデスロード」は、こういう古典的な物語をしっかり踏襲して、上手く愉快な現代劇に仕立てている。
実はけっこう、端正な映画なんです。 The Grapes of Wrath
Fury Road
・・・ スタインベックがちょうどあの時代にアメリカ全土をキャンピングカー(みたいなもの)で旅してるんだけど、そしてその時の事を本に書いてるんだけど、明らかにディープサウスは別世界。
価値観を共有しないよそ者は全て「ニガー・ラヴァー」と呼ばれていた(彼も含めて)。
アンダーソンは南部のメンタルが19世紀のままだと知っていた。
KKKは「ガラガラ蛇」で「ドブネズミ」だが、一生そこで暮らし、巣から出てこないことも知っていた。
連邦から見放されたド田舎の僻地とそこの住人を蔑みながらも哀れんでいたんだな。
だから初めは事件をうやむやにして南北の戦争を避けようとさせたんだろう。
黒人の勇敢な少年の一家が家を焼かれて南部を出ていくことになったときに残念そうな顔をしていた顔をしていたのは
南部への愛着がそうさせたのではないか。
あのシーンではウォードの方が現実的な対応をしている。
でも、ある時期、南部の黒人が大量に北部に移住するんだけど、
その結果、北部のシカゴはアメリカで最も白人と黒人の格差が大きい都市となり、今でもそう。
(副産物としてシカゴ・ブルースが生まれた) 新潮の新訳がひどいらしいけどどんな感じにひどいの?
読んだ人いたら教えて 『スタインベック短編集』最高だな
空気感がすごい
「自警団員」のもっと長いのが読みたい 新潮のものは殆んど読んだよ。4,5冊。後他の出版社からのものを取り寄せたけど、あまり面白くなく、途中で読み止めちゃった。二十日鼠と人間とかは良かったんだけどなぁ IN DUBIOUS BATTLE Official Trailer (2016) Selena Gomez, James Franco Movie
https://www.youtube.com/watch?v=__93O5CGSn4 地道に着実に作品製作 高畑勲さんと親交があった作家の池澤夏樹さんの話
宮崎駿監督は天才だが、高畑勲監督は、地道に着実に作っていくタイプであった。それでいて、多摩丘陵の開発で追い詰められたタヌキの抵抗運動を描いた
「平成狸合戦ぽんぽこ」など、笑わせながら深い意味を伝えられる優れた作品を残した人だった。アニメのイメージが強いが、翻訳家としても素晴らしい仕事をした。
中でもフランスの詩人ジャック・プレベールの「ことばたち」の翻訳が印象的だった。詩の翻訳として完璧だった 怒りの葡萄、新潮文庫は旧訳と新訳の両方を併買してるのだろうか?
本屋で両方見かけるのだけど。別々の本屋だが。
先日は旧訳の非小口研磨品が陳列してたので即購入w
やはり非小口研磨品は良いねぇ。
名作は小口研磨してない本に限るなぁ。 /⌒彡:::
/冫、 )::: また…秋が…
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/ /へ ヘ/ /:::
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(_,,/\ 怒りの葡萄が・・・。の段って色んな感情が怒りの中につまりブドウの中に
熟して詰まっていることが分かって、ワインがただならぬものとわかる
ワイン愛好家に必須の文学だよなあ。動物があれこれ言っているようじゃ
まだ若いんだよ。 https://www.youtube.com/watch?v=TCiHXwtGxPg
赤い川の谷
アメリカ南部で歌われていた「In The Bright Mohawk Vally」が元歌で、その後カウボーイたちによって歌い継がれ、
今の曲となった。ジョン・フォード監督の映画「怒りの葡萄」のテーマ曲になった ジョゼフ・コンラッド『ロード・ジム』(1)
http://oceanic.blog70.f c 2.com/category20-1.html 『怒りのぶどう』の翻訳は、Kindleの谷口陸男訳を勧める
自分はこの翻訳を講談社世界文学全集で読んだが、
こなれていて、実に読みやすかった
一見無教養な農民たちの口から生の哲学が語られ、
物語の核を形成し、風俗小説から抜け出した
本格小説に昇華している エデンの東を買ってきた
最初の方ちょっとだけ読んだけどおもしろそう
長いけど毎日少しずつ読んでくわ エデンの東ようやく読了
原作読んでしまうと映画の詰まらなさが際立つ
第四部だけだとなんで母親があれほど忌避されるのかわからんよな
まあ映画は映画、原作は原作と言う当たり前の話だが 朝飯、白いウズラ、熊のジョニーがマジで好き
原始的な男臭い世界を描かせたらヘミングウェイの次にうまいよジョンは 伏見訳はいけないのか 初め10ページ読んだけど土くじりってなんなんだ 大久保訳はどんな風でしたか? どちらも読んだ人がいれば教えてください >>125
「怒りのデスロード」この前テレビでやっていたから見たが、つまらん映画だね
昔のスピルバーグの「激突!」をもっと派手にした追いかけっこのゲームにすぎない
あれがキネ旬1位とは、世界の映画のレベルも落ちたものだ
それに対し、ジョン・フォードの「怒りの葡萄」はしみじみと人間を描いた名作だ 僕はそうは思いません デスロードは現在の環境問題に当てはまると面白い示唆があります(受け売りの見方ですけど)
以下ネタバレ注意
約束の地、綺麗な所を求めて一行は逃げますよね
でもそこはもう安住の地でなかった。結局元の所、ジョーの支配する所で生きるしかないんです
現実には逃げ場はないんです、だから必死に戦う
あとは女性の搾取、それからの解放と自立 これは向こうの流行りだから言わずもがな >>157
描写が薄っぺらい
追いかけっこの場面の方がはるかに長い
ゲームが好きな若者向けに作らないとヒットしないからね 逃げ口上ですいませんが、エンタメ映画でそう言われても あとテレビ版は大体は映ってますが、ノーカット版も良いですよ(つまらんものを無理強いすべきじゃない) 図書館の放出本でゲットしたけど、40年前の印刷にしては状態が良かった。こういうのはあまり読まれてないのかな… >>160
自分だけ分かっているけど、他人には分からない
作品、出版社、訳者を書かなきゃ おけら部落を読み終わった
面白かったしすごい好きな作品だが
これを文学的に傑作と言える自信が自分には全くないw 文庫 名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫) 文庫 2015/6/2
A.スコット バーグ (著
ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ――
アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、
その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。
作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、
マネージャー、金貸しの役割まで果たした。
その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」
という信念だった。全米図書賞受賞作。
A・スコット・バーグ(A. Scott Berg)
1971年、プリンストン大学卒。パーキンズを扱った卒業論文でチャールズ・ウィリアム・ケネディ賞受賞。その論文を大幅に加筆した本書で全米図書賞を受賞。
また本書を原案として映画化が進行中。他の著作に『虹を掴んだ男―サミュエル・ゴールドウィン』(文藝春秋刊)、ピュリッツァー賞受賞の『リンドバーグ―空から来た男』(角川書店刊)、キャサリン・ヘップバーンとの交友を回想したKate Rememberedなど、全米ベストセラーとなった評伝を多数発表している ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、作家のドミートリー・ブィコフが
国を主語にものごとを考えることの危険性を訴えています。 怒りの・・・
そうか
最近どうも怒ることを忘れていたなあ
すこし読んでみようかな 滑稽の研究 (講談社学術文庫) 文庫 – 2016/8/11
田河 水泡 (著)
「のらくろ」の巨匠が「滑稽とはなにか」?」を真摯に探求する! 国内外の美学、修辞学、論理学等の著作から滑稽論を渉猟し、理論的バックボーンを追求。また、芸能・文芸・絵画の史料にその発祥を求める。滑稽理論の実例として、
実作者ならでは、自身の作品を豊富に使用。また、愛弟子の長谷川町子ほか同時代作家の作品も、あたたかな解説とともに掲載する。
「滑稽とはなにか」
「のらくろ」の巨匠が真摯に探求した。
国内外の美学、修辞学、論理学等の著作から
滑稽論を渉猟し、理論的バックボーンを追求。
また、芸能・文芸・絵画の史料にその発祥を求める。
ユーモア、ウィット、笑い、コミック、ナンセンス、、、、
様々な滑稽の表層から核心に近づこうと苦心する
巨匠のあゆみを追体験する。
理論の実例として、実作者ならでは、
自身の作品を豊富に使用。
(「理論編」に挿入されるアリストテレス、カント、ベルグソンらの似顔絵も一見の価値あり。)
また、愛弟子の長谷川町子ほか同時代作家の作品も、
巨匠によるあたたかな解説とともに掲載。 二十日鼠と人間
まずは短いものから
それも少しずつ読むことにするのであった
そもそも読むのおせーし
このくらいがちょうどいいかも 夜は孤独だ
その孤独を共有することが
すなわち親密になるということだ
夜のキャンプファイアーっていいもんだ ジジイがジジイ犬を飼っているというのはよくある話ではある 二十日鼠と人間、よみおわった
面白かったなあ
良くも悪くもスタインベックは男の作家さんだなあ
農場の嫁もちょっとかわいそうな気がしなくもない
みんな弱いんだもんねえ
さて、つぎはなにをよもうかな これも短くてちょうど良さそうだなあ
ということでつぎは真珠だ 弱い者とはなにかという問題に関して
たとえばかれの労働力が常に買い叩かれる者としてもいいし
たとえばかれの生活必需品が不当に高値である者としてもいい 二十日鼠と人間でもそうだったけど
水のあるところというのは生命を育む場所であると同時に
血の流れる場所でもあるんだなあ
それにしても嶮しい山だなあ 真珠、読み終わった
帰って来るんだあ
そして還ってゆくんだ
これはもう悲しいとか寂しいとかいう問題じゃないな
つまり
なんてゆうか
宿命なんだなあ 小3生、NFTアートで「4000万円」ゲット 加藤浩次「すごい時代ですねぇ」
小学3年生が、ゾンビになったクモをイメージして書いたデジタルアートが、9月に
およそ170万円で購入された。この小学生は3カ月で200作品を販売して、
取引総額4400万円以上になったという。いったいなぜなのか?
NFTとは、「Non‐Fungible Token」の略で、直訳すると「替えがきかないしるし」の意味。
簡単に言えば「デジタルの絵につけられる鑑定書」のようなもので、難しく言うと
「デジタル上で唯一無二のアイテムとして保存されている資産のことで、
ユーザーにデジタル世界での所有権を与る」もの。 スタインベックの中国人への親愛
それはそれでよかろう メカニック
これぞアメリカ人
物質と機能の明晰さこそアメリカの魂だ
脱線は神の悪戯 ぐうたらで他人に迷惑ばかりかける人間が愉快に騒ぐ話というのは
基本的に好きではないのだが
しかしマックというキャラは一応内省するのである
嘘吐きは自分も含めて嫌いなのだと
こうなると
決して好き一方でバカやってるわけじゃない感じになるから巧妙だ カエルの貨幣というのは悪くない
しかし宴のあとというのは荒涼というか
むしろ腹立たしくもあるなあ 罐詰横丁、読了
ドクの孤愁
みな寂しいのだなあ
せめて偶さかの出会いは温かいものであってほしい
さて、次は長いもの
エデンの東にするか怒りの葡萄にするか エデンの東から読んでいこうか
ふむふむ
サリーナスの山からか
明と暗
二種類の山並みからか
面白そうだな ハミルトン家の始祖
アイルランド移民のサミュエルは出来る人間だが金には淡白
さて、一方のトラスク家はどうなんだろうか 軍事おやじサイラスの二人の異母兄弟アダム(兄)とチャールズ(弟)
転倒を整理しておこう
土地は東から西(コネチカットからカリフォルニア)
アダムがアベルでチャールズがカイン
父から家を出るように言われる(軍に入れられる)のはアダム
継子アダムからのささやかな贈り物を母アリスは実子チャールズからのものと勘違いしている チャールズの鉛筆で書かれた手紙
自分が農場を出るべきではなかったかという感覚
だが、実母アリスの死してなお示される存在感(椅子)
追放されるもの流離うもの遊牧するものそれぞれの差異
愛されているもの愛されていると信じられるもの
愛されるべきだと苦悩するもの
誰に?
誰ゆえに? ハミルトン家は男女比気質性向全てにおいてバランスが取れている
まあ子沢山だからね
個性の集まりとしての家族といったところかな カインの徴について考えることにしよう
だから5ちゃんとはしばらくオサラバ アダムは流浪することに習熟するものの
社会はそれを許さない方向に変ってしまう
逃亡は川で
雨の中でおこなわれる
正しい?窃盗
そして盗品の新しさを消す
よい駅のシーン サイラス死して巨額遺産を残す
帰郷したアダムと
これを迎えたチャールズのぎこちなさ
父ちゃん何でこんなに金もってたのか疑惑について
アダムが案外あっさりしているのは自分も盗みの経験があるからか?
公式には確かめようのないものは仕方ないし
今更偶像破壊してみたところでつまらんじゃないかということだが…
父を愛さなかった兄とその父に愛されなかった弟という寒い男所帯 キャシー・エイムズ登場
彼女はそもそもモンスターとして生まれてくる
ただし身体障害者としてではなく
精神障害者として
つまり彼女は生まれつきの嘘吐きで
早や十歳から性による他者支配の実験を開始するのである 堕落させ
破滅に導く
やっぱこういう悪女キャラは長いものにはマスト
このさき更に犠牲者続々となるんだろうな藁 冷酷なはずのセックスビジネスマンが愛に溺れてはいけない
エドワーズがキャザリンを半殺しにする場面は
だからある意味切ない
神話的世界で繰り広げられる愛と暴力と血と痛みの相克という通俗性
それで良い
アメリカなのだ
みな人でなしなのだ オッサン
住人はデバガメのオッサンだけだ
sageでやってくれ なぜsageでやらなけりゃいけないの?
親切な方、おしえてください ボコられたキャシーがトラスク家に転がり込む
アダムのキャシーの手指への愛着には
二十日鼠と人間のレニーのフェチな感覚に通ずるものがあるなあ
それにしても保安官がこう簡単に誤魔化されちゃうのはマズイんでないか? しかしキャシーという女の生命力というか悪辣さは半端ない
アダムと結婚し、かつチャールズをたらし込む
そして時代はいよいよ20世紀へ
アメリカという土地の始源
20世紀という時間の始源
始まりが終わり
終わりが始まる アダムはキャシーを連れてカルフォルニアに
身ごもった子を自ら堕胎しようとしていたキャシーだが
医者に見破られてしまう
一方のアダムは購入を考えている土地の地下水脈に関して確認しよう考え
サミュエル・ハミルトンを紹介される
サムは土地の名物男で無私の人
そして常に夢を語る男である
アダムは目をつけていた土地の購入を決め
この地、サリーナス・ヴァレーに定住することにするのだった サム・ハミルトンの娘オリーヴ
つまりは語り手ジョン・スタインベックの母
昔の学校の先生は偉かったのね
しかし戦債売りまくったご褒美に飛行機に乗せられる話は
正直あまりおもしろくないんだなあ アメリカ生まれの中国人コックのリー
そりゃ出来ればアダムのところじゃなくてサムのところで働きたいわな
しかしいつの世も
あるいはどの国でも
めぐりあわせというか運不運というものはやっぱりあって
そういうどうにもならない風や水や地形のようなものの中で
ちっぽけな人間たちが泣いたり笑ったりしているわけだ
一見アダムの鈍感さがありえないように思われるものの
よくよく考えてみれば知らぬが仏で生きているのは彼だけではないのだった スタインベックの夜の動物の動きは楽しい
昼と夜との二分法も徹底すれば面白いのだなあ
サムが幼児期にロンドンデリーの市で経験した金髪の処刑人の視線と
つい先程見たキャシーのフラットな目
人間の原罪を呼び覚ます夜の力と月の光
そしてリザの朝の厳格な日常の復元力
親子三人でアダム・トラスクのエデンの園建設へと向かうのだった しかしキャシーの出産を助けるサムはほとんどエクソシスト
嚙まれた手、マジ痛そうだ藁
隕石やらヴィーナスやら
とにかく壮大というかオドロオドロしい
まあ先が思いやられるというものである
いちおう無事に双子ちゃん(ふたりとも♂)がこの世に誕生となるのだけれど
キャシーはアダムを拳銃で撃って家を出ていくのであった
うー酷っ 保安官補が肩を撃たれたアダムに尋問するものの
どう考えても本当とは思えないことしか言わない
軍務経験のあるアダムが銃の手入れでそんな暴発事故を起こすわけはないのだ
それにしてもキャシーはどこに行ったのやら
ハミルトン家でキャシーの特徴を聴取した後
保安官に助言を求めにいったらさすが保安官
ちゃんと知っていた
額に傷のあるこの女は娼婦となっている 娼館というのは疑似的家庭である
フェイが母でケイトに化けたキャシーが娘だ
髪の色も変える
それは保安官からの助言だ
それにしてもこの保安官がまさに神様みたいな人
額の傷?
偶然ってことがあるだろ、か ケイトの娼館乗っ取りは当然予想できたこと
しかしエドワーズの時もそうだったが
彼女(当時はキャシー)の酒による本性出現の気味悪さは
見ようによってはコミカルでもある
この程度でビビってしまうということは
フェイも案外世間知らずなのだな トラスク家の双子は1年も名無しで放っておかれる
サムが蛮勇をふるってアダムを覚醒させ
ようやく名付けが行われる
ケイブルとアーロン
ケインとエイブルと同じイニシャルである
リーを含めた三人でこの創世記のエピソードを考えるのだが
しかし、この原罪という問題は単純で深い
人間なら誰もが胸の奥に飼っている罪なのだろうか?
とにかくここまでで第二部おわり 時が過ぎ
さしものサミュエル・ハミルトンも老いた
家にいる息子のトムは哀しい息子だ
が、こういう不器用な子供というのは
いざという時に一番頼りになる子供なのかもしれない
ウーナの死やデッシーの恋愛事件等々
スタインベックの母方の実家の時の流れのスケッチである 憤るカインに神は罪は治まるのだと約束したのか(欽定訳)
それとも罪を治めなさいと命じたのか(米国標準版)
リーがこの部分にこだわって
サンフランシスコの一族の長老たちに相談する
彼らはヘブライ語を一から勉強してtimshelはmayestという結論に達する
つまり人間は選択することが可能であるというのだ
このことこそ人間を人間たらしめているものであり
魂の偉大もそれによって開かれた可能性にあるという
この話のあと
サムはアダムにキャシーがケイトと名を変えてサリーナスで最低最悪の娼館を経営していると告げる
アダムは生きるか死ぬかの危機に向かい合わねばならなくなったのだ
馬(頌歌)に揺られて帰ってゆくサミュエルの雄々しい後ろ姿に惜別するリー
暗黒と星々と静寂の夜であった 毎日ごくろーさんだなオッサンw
精々頑張ってくれオッサンw サミュエル・ハミルトンの葬儀の帰り
強いラム酒を飲んだアダム・トラスクはキャシーの娼館に行く
そして酒を飲んで本性をむき出しにしたキャシーは
アダムを壊すべく双子の父親は弟のチャールズだと言う
さらにベッドへ引きずり込もうとするが
アダムにとってキャシーはもはや性悪な猿にしか見えなくなっていた
思い出に笑い掛けつつ、ようやくキャシーに別れを告げるアダムなのであった リーはアダムに自分の将来の計画を打ち明け
出来ればサンフランシスコに行きたいと申し出るが引き留められる
そんなときにベーコン一家が雨宿りにトラスク家を訪れる
これがキャル(ケイレブ)とアロン(アーロン)とアブラの出会いとなる
誰からも愛されるアロンはアブラの好意を自然に得る
これに応えるべく
アロンは射止めたウサギに恋文まで添えて立派なプレゼントを整えるのだが
キャルの奸計に引っ掛かったアブラはそれをあっさり捨ててしまう
蟻の巣を見つけたときのそれぞれの異なった態度が
双子の性格の違いの例証として挙げられているのだが
こういうベタな説明もそれなりに味があって悪くない
そもそもそういうベタな話なのだ キャシー/ケイトと再会し心の整理のついたアダムは
息子たちとようやくまともな会話が出来るようになったものの
キャルに母親の墓の話題を振られると動揺してしまう
一つの嘘がそのほかの真実を損なうことを恐れるリーは
双子に母親の真実を語るべきだとアダムに忠告する
そして自分の出生の話をする
自分を身ごもっていた母は
父の甥と偽って広東から送り込まれた鉄道労働者たちに交って働いていたが
女であることが露見して性に餓えた男たちに強姦されてしまう
その直後に血まみれの肉体から父によって取り上げられた赤子のリーを
母を犯した者たちを含むであろうこの労働者たちが
母親代わりとなって育てたという
この話を聞いたアダムはチャールズに会うことを思い立ち
リーのペンとインクと便箋を借りて手紙を書くのだった ウィル・ハミルトンのところから買ったT型フォードで
郵便局へ郵便を取りに行く
チャールズの弁護士からの手紙が来ていて、チャールズは死んだと
遺書によると遺産はアダムと彼の奥さんとで等分してくれと
どうしたもんかとアダムがリーに相談しているのを
キャルが盗み聞きする
僕だって下劣でありたいわけじゃないんだ
と、彼なりに苦悩してはいるのである アダムは結局キャシー/ケイトにチャールズの遺産の件を伝えに行く
その帰り、オリーヴのところに引き取られているリザを訪問する
リザはトムを気にかけてやってくれと頼む
さらに双子の教育のためにサリーナスに家を探しているということで
デッシーが実家に引き上げるので彼女の家が空くことを教える
孤独に暮らし
ポエムを時々書いたりすることから
ウィルにはダメ人間の烙印を押されているトムだが
帰郷したデッシーと暮らすことで未来が開けるか(海外旅行!)と思ったのも束の間
デッシーは病で死んでしまう(内臓のがん?)
自殺は罪だと知りながら
それを糊塗する手紙を書き残し、投函し、死ぬ(S&W)
サミュエルがアイルランドから来て痩せ地に築いたハミルトン家の終わりである
ここまでが第三部 自分が死んだら誰かが喜ぶだろうか?
自分は果たして良い人間だったろうか?
サリーナスの学校に転校してきた双子はそれなりに順応している
リーもなんだかんだいっても戻って来た
この人の思索の源泉には孤独があるなあ
アロンはアブラから彼の母親が生きているということを聞いたと告げられる
父親は嘘つきなのだろうか?
アロンの単純で素直な心は母親に心を閉ざして平衡を得る
優しさはしばしば寂しさである 自由に好きなことを書き込めるのが5ちゃんの良いところですが
他人のHNを使うのは良くないと思いますよ
第四部はエリア・カザンの映画とそこそこ筋が重なっているけれど
やっぱり全然別物
偶然再会したラビットを酔わせてケイトの娼館へ行ったキャルが
そのあまりの事実の重さに耐えかねてリーの部屋をノックするところとか
キャルなりの悩み方がさすがに小説では丁寧に描かれている
氷詰レタスで失敗して貧乏になったトラスク家の子供ということで
アロンはかなりいじけてしまう
揚句エスコパル教会にのめり込んでアブラを心配させたりしているのだが
こんなアロンに母親の真実なんか教えられないよな
とクラッシャーのキャルも今のところは自制しているのである チャイナタウンの賭場に居合わせてしょっ引かれたキャルをアダムが引き取りに行く
俺も昔、豚箱にいたんだよ
お前は何も悪い事をしていないので恥じることはないんだが、俺は盗みを働いたんだよ…
父子の距離は一気に縮まりようやく情愛の気が二人の間に醸し出される
キャルはさらに母親にも相対する
そして、自分の中にあなたはいないと言い放つのだった
キャシー/ケイトの両手のアースライティスがどうにも痛々しい キャルがキャシー/ケイトを圧倒したのには
彼女がエセルの脅迫を処理するのに神経を消耗させていたってことがある
流れっていうものはあるもので
キャルはウィル・ハミルトンの信頼も楽々勝ち取る
そして戦時物資である豆の投機にも勝利する
一方、アロンも一年繰り上げで大学入試にパスするが
アダムがサプライズでパーティやら金時計を用意していたのに
教会のラルフ師とのディナーに行ってしまう
リーの諭し、身に染みるなあ
世界って、そんなに良くもなければ悪くもないのだ アブラとキャルの会話
もう、このへんでアブラの気持はキャルに行っているよね
しかし本当の自分とはなんだろうか?
獣の欲望を根に持つ善き人間という無理な存在?
私は悪い子です、と開き直ってしまうのも違うんだろうなあ 娼館の用心棒兼雑用係のジョーのエセル探索
そしてエセルが握っているだろうケイトのフェイ殺し疑惑のネタで
勝負に出ようということなんだが
さて、このくだり要るか? 第一次世界大戦がはじまると
サリーナス在住のドイツ人仕立て屋への風当たりは強くなる
戦争だものなあ
アダムは町の徴兵委員になるのだが
かつて自分が参加したインディアン掃討戦の悲惨さを憶えており
他家庭の若者を戦場に送り出さねばならぬことに心を傷めている
でも、もうすぐ感謝祭
アロンがスタンフォードから帰ってくるのが待ち遠しい サリーナスのもう一軒の娼館の黒人マダム、ジェニー死す
ジョーはフェイからケイトへの不審なオーナーチェンジの聞き込み調査
火のないところに煙は立たず
人の口に戸は立てられず 感謝祭でキャルはアダムに1万5千ドルを贈るのだが拒否られる
アダムにしてみれば
自分が他人の子供たちを死地に赴かせているその戦争で儲けた金を受取れない
まあ、分らなくはないがキャルにしてみれば傷つくよな〜
完全にブチ切れてしまった彼は
アロン(母親似だから父に愛されているとキャルは思っている)を壊す
例の娼館に連れていってケイト/キャシーと対面させてしまうのだった
アロンはサンホセのリクルート・オフィスで入隊 ケイト/キャシーはジョーの裏切りにどう対処するのか?
アロンの運命は?
罪を犯したキャルにアダムはどうこたえるのか?
リーの役割は?
アブラの愛の行方は?
メロドラマ全開の最終盤なのだが
ネタバレになると悪いのでこのぐらいにして
ちょっと他のものを読んでみようかな オクラホマの赤い土、灰色の土
最後に降った雨は優しかった 雨でなく
砂が降る
非常に細かい砂
コーンが育たない
枯れてしまう
男も女も子供も、そりゃみんな心細くなるよな 全部で三十章
今日は第二章
ヒッチハイクお断りのステッカーがあるのに乗っちゃうのね
人殺しでお勤めしてたとトラックドライバーに告げる
やっぱ知らない人乗せるのって怖いよなあ
一日一章、ゆっくりよむ 陸ガメが移動する藁
カラス麦の種が蒔かれる
動くことは危険が伴うけれど
必ず何かが起こるのだよね 亀を抱えたトム・ジョード
柳の下に元説教師のジム・ケーシー発見
昔、洗礼してもらった人だ
信者の女と寝てしまい罪の意識からいまは一般人
二人連れだってジョード家にやって来るがどうも様子がおかしい 農業の国際競争力について時々議論されるけれど
そもそも人の生命を維持するものを輸出産品化していいのだろうか?
小規模農家を潰して大規模生産体制をとればそりゃ競争力はつくけど
しかし生きるための農業という考え方を
資本主義に馴染まないからといって簡単に切り捨てていいとは思えないなあ 食べるというのは面倒くさいのである
ウサギだって自ら進んで人間の食餌になってはくれないのである
捕まえるのも大変
皮を剥ぐのも大変
腑分けするのも大変
簡単なことなど何一つない
ちゃんと自分の口に入れようと思ったら
しっかり火を熾し
腹を据えて肉を焙らなければならないのである 車に限らず
中古のものを買うのは大変である
売り手にしてみれば
これは腕の見せどころ大有りのマーケット
カモがひいふうみい ジョード家は三世代
爺ちゃん婆ちゃんは汚いがしぶとく生きている
父ちゃんはここ最近衰えが目につくが母ちゃんがデーンとしているで大丈夫
トム、アル、ロザシャーン、チビふたり
おっと、長男のノアがいた
不思議な人
天使的、といっていい
父ちゃんが取り上げたとき
ちょっとひねってしまってこうなったというが
本当のところは分からない おっといけない
ジョン伯父忘れていた
若い嫁が腹痛で
医者呼んでくれって言うのに呼ばなかった
結果、盲腸で死んじまって
それからというもの孤独で偏屈な人としての人生なのだ 土地を離れる際に家財道具を売り払う
流れ者の単身者のようにスッと出発できればいいのだが
家族となるとそうはいかない
自分のものだけではない思い出の品々が次から次へと出てくるのだ
さらに風景ともなるとどうにもならない
スパッといかないんだなあ
ベキベキとか
ミシミシって感じなんだなあ
離れ方外れ方が ジョード一家名簿から落ちてたのは
長女のローズオブシャロン
その婿のコニー
二女ルーシー
末っ子ウィンフィールド
それにしてもスタインベックは助動詞にこだわるの好きだな
出来るかどうかじゃなくて
やるんだよってことね
見送るミューリーの姿がとっても寂しいのであった ルート66
25万人
5万台
4ドルか3ドル50セント
数字を睨んでいて思ったのだが
文学の価値というのは
数値化できないけれども明らかにあるなにものかを
見えるもの以上に感じさせるということにあるのではないか 途上での出会いと別れ
個人営業のガスステーションのおっさんのところでは
ここでは犬が轢かれて死んじまう
おっさんともここでバイバイ
ウイルソン夫妻のところでは
じいちゃんがいきなり卒中で死んじまう
そして一家はこのカップルに一緒に西へ行こうと提案する
出会いは別れの始めだけれど
それが誰と誰との出会いと別れなのかは
後になってみないと分からないんだよなあ イイ話ではあるのだけれど
もしかしたらこのロードサイドショップってのは
貧乏ななりをさせた男と子供二人を雇ってんじゃないかって
そんな不謹慎な想像をめぐらせてしまった藁
つまりお人好しのトラックドライバーたちに対して
人情芝居の一幕を提供してるというわけ
それで結構儲かってるんじゃないかって
まあ、そういうことを考えちゃいけないのだろうけど トムがヒーローたりえているのは
なんと言ってもメカニックとして優秀だからだ
もちろんこの場での優秀さではあるのだが
四の五の理屈を並べるだけでは前には進まないという
直面している状況に対するメンバーの認識が強固なのだ
しかしあの止血方法というのはハンパない藁 言葉のないケーシーの祈りの内容を知る由もない我々としては
せめてセイリ―・ウイルソンの歌声を耳にしてみたいものだと
詮無いリクエストを繰り返すしかないのだろう
モハーヴィ砂漠を横断して
新天地としてのキャリフォーニア・ヴァリーを目に焼き付けるのは
年寄りではなく子供たちだ
古いものが朽ち果て
新しいものが芽吹く
それが自然である ばあさんはそれなりの葬式をしてもらいたかっただろうが
なかなかそうもいかないんだ
土地を追われた極貧者が人並みの葬式を出そうなどと考えてはいけない
そのへんは日米今もってあまり変わっていないように思う
死んだばあさんに立派な棺桶作ってやるより
腹をすかしている子供たちに腹いっぱい食わしてやる方がずっといい
だいたい死んだ者は
飢えから解放されたことを
まず喜ぶべきなのだ
それ以上を望んでは罰が当たるというものだ トムが保安官助手に刃向う気持はよく分かる
そうしないと死んだように生きるしかなくなるからだ
それをとめる母ちゃんの気持もよく分かる
そりゃここで自爆するわけにはいかんもの
貧しさと自尊心は両立し難いのがこの世なのだ
とはいえそんな世の中がいつまで続くのか
その行く末を見届けるのは金持ちじゃなくて
わたしら貧乏人なのさと
なぜか彼女は確信しているのであった ウィードパッチみたいな良い所にも
狂信者じみたひとはいるわけで
マネジャーも大変だ
まあ、居住者全員まともなひとたちなんてこたーありえないのだ
しかし妊婦のロザシャーンを脅すなんてのはひどいよなあ
人が不安定な状態にあるのを見越して声かけてくるからタチが悪い 土曜のダンスの監視員として組むハーフインジャンのジュール
こういうちょこっと出てくる人物もいいんだなあ
ウィードパッチを出ていく際にダーラムを呉れたり
そうかと思うと娘の心配をしたりしていて
人物の輪郭がすごくくっきりしてるんだよなあ
いいやつなんだよ、たぶん
トムだってほんとうはここに留まりたいんだけど
仕事がないんじゃしょうがない
母ちゃんが起き出して
さあ、朝立ちだ ありついた仕事はスト破りの桃捥ぎ
ああ、ケイシーの頭が割られ
ああ、トムがまた人殺し
帯電の夜に血も涙も雨と流れる
ガソリン代ができたら速攻トンズラ
北へ向かえばコットン摘みだ
クラッカージャックで喧嘩をするな
黒雲が星を過ればサヨナラだ まあ母ちゃんの言う通り
というか秋元作詞美空歌唱の川の流れのように女は生きていくのだろう
その一方で父ちゃんとジョン伯父のトホホぶりが痛々しい
そもそもなるようにしかならないってことがどういうことなのか
わかる人とわからない人とにわかれるんだろうなあ
さて、これでひとまず怒りの葡萄はおしまい
面白かったなあ
しばらく余韻に浸っていることにしよう >>146
この作品の暗誦を始めました、よくもまあ短いセンテンスで含蓄が深いものだと感心しながら、頭から覚えていっています 野崎孝訳は良いねえ
集英社の世界文学全集でしか読めないのがネックだけど 怒りの葡萄新潮文庫とハヤカワ文庫どちらがいいですか
値段の安さと入手しやすさに無難な表紙で新潮に惹かれるんですが翻訳の内容はハヤカワの方が良いみたいなので悩んでます >>265
書店で現物見たら新潮のカバーの手触り良くて一瞬揺らいだけどハヤカワを尼で購入したw