ホルへ・ルイス・ボルヘス 3冊目
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ボルヘスってかなりイギリスびいきだよね
まあボルヘス自身イギリス人の血が入ってるってのもあるだろうけど 晩年はユダヤよりアングロサクソンを重視してたきがす ボルヘス絶賛のスティヴンソン「その夜の宿」読了。
こんなにスティヴンソンって面白かったんだ。「ジキルとハイド」ぐらいは読んでるが、ここまで食い入ってくる作家だとは思わなかった。
冒頭の精細な描写は、チェスタトンを想起させるし、作中のヴィヨンと妙に重なる部分を感じてしまう。
ちまちました悪事は重ねてきたが、勿論俺はこのような悪党でもないし、一つの欲求を満たすために他のモもっと大事なことを忘れているような気がした。
ただヴィヨンをそういう薄っぺらな人間としても描いていないところがこの短篇の面白さだ。 岩波のボルヘス文庫のなかでは「続審問」一番好きなんだが
レビューがないのはなぜなんだ 大学の授業で読まされてる
バベルの図書館って誰か解説できる人いるの? あの暑苦しい感じはボルヘスとはとても合わんな。ボルヘスもマチズモでは暑苦しいんだが。 >>260
解説はいいから、内装の挿絵が欲しい
書斎マニアだから、それだけで興奮できる 今更だが岩波の電気の訳はひどいな
ちくま文庫と比べるとひどすぎ
>>267
集英社文庫のことなら、篠田訳は最初の訳で重訳説があるよ
このスレの最初の方参照
岩波は原典からの翻訳 原典からの翻訳でもイマイチな訳ではなぁ。
文庫化で改訳するときに篠田訳も参照できたはずなのに
変な訳が直ってないのもどうかと思う。 すぐわかる所だと「円環の廃墟」冒頭のエピグラフが
『鏡をとおって』だとか。
原書が読めるわけじゃないから篠田訳の方が正確とは言えないけど
日本語になってる度ではまだ篠田の方がいい気がする。 篠田訳を擁護すると頭のおかしいのが絡んでくるから気をつけた方がいいよ 英語版とかのほうが、また日本語よりはマシなんだろうな。
おまえら原著嫁。 ひさびさに原著厨をみた。
しかもこともあろうにボルヘススレで見るとは >>268>>269
俺は>>267じゃないけど、
ちくま文庫ってのは牛島さんが訳した「ボルヘスとわたし」のことじゃね?
伝奇集からは「円環」と「アル・ムターシム」しか入ってないけど。 >訳じゃなくて文章の問題ね
語学のお勉強じゃないんだから
日本の文章自体が問題になるのは当然じゃない? 何語で読んでもそんなに変わんない作家だよ
エッセイ・批評の文体で書いてるからそこが面白いと感じるか退屈と感じるかが読者の分かれ目 >>280
「変な訳が直ってない」って言うからでしょ
要は日本語の文章の問題ね しかし「鏡の国のアリス」を「鏡をとおって」と訳されたら
変な訳だと言いたくなるのも解る >エッセイ・批評の文体で書いてるからそこが面白いと感じるか退屈と感じるかが読者の分かれ目
いや、そんなプリミティブなこといわれてもw >>284は確かに頭の悪い発言だがアフォかというのも同様に頭悪い 鼓直ってひと、ブロディーの報告書もそうだけど誤訳云々は俺はわからんが
ただひたすらニホンゴとして生硬で読みづらい。
俺の出来の悪い頭でいちいちこの人のニホンゴをもう一度ニホンゴに置き換えるので疲れる。
>>287
マルケスはそんなこと無いんだけどな
ラテンアメリカだけの知識じゃ厳しいのか 英訳版のペーパーバックで読んでも大差ないと俺は感じたよ
ちなみにメキシコ人のネイティヴに聞いたら
あんなの読んでる日本人がいるんだ! って言われちゃった… 円城塔がボルヘスの駄目な短編として忠臣蔵のやつをあげてた >>291
伝奇集だよ。
トレーン〜 は
不気味な雰囲気がいろいろなことを想像させて面白い。
アル・ムターシル
よくわからなかった。
ドン・キホーテ〜
アホなこと書いてて吹いた。
こんな感じ。 白水社土岐訳不死の人読んでるけど
なんだかわからんがなんとなく引き込まれる
ガウチョもの以外は
時代も空間もぶっとんでていつどこの時代のなんの話なのか判然としないんだがw 154 名前:4月新刊[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 14:23:36.74
『汚辱の世界史』 J.L.ボルヘス 中村健二訳 192頁
『清沢満之集』 安冨信哉編 山本伸裕校注 288頁
『新版 世界憲法集 第二版』 高橋和之編 608頁
『フィレンツェ史 (下)』 マキァヴェッリ 齊藤寛海訳 560頁
岩波でボルヘスがまた出る 砂の本に入ってるし、
いっそ怪奇譚集とか幻獣辞典だしてほしい 中村健二訳ということは、また英語訳からか……なんだかな 伝奇集読んだけど、ヴァレリーのムッシュー・テストよりかは
格段に劣る感じ。こんなのが人気あるんだ? 「ムッシュー・テスト」と「伝奇集」を比較するのがよくわからん 「伝奇集」に近いつうたら何かね。
「南部」はヘミングウェイの「殺し屋」連想したな。
「吉良」は芥川の「或日の大石・・」と主張が似てる。 それとボルヘスが自身最高傑作と言った「邪魔者」も
芥川の「ちゅう盗」(変換面倒)と似てるんだよな。
短編偏愛で、日本にいい感情持ってそうなボルヘスだから
芥川読んだのかもな。 ボルヘスが3pで書いて引用した「アラビアンナイト」の話を
そのまま使って一冊にしたのが「アルケミスト」 >>301-302
「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」(『伝奇集』)の故メナールは、
ポール・ド・マンによればそのモデルはヴァレリーでありテスト氏である。
http://www.at-akada.org/works/modernmaster.html
「テスト氏」の方が詰まらないと思った。 「テストさん」は何がおもろいのかさっぱりだったわ。ショージキ。 部分で気の利いた文句はあるんだけどね、小説の体を成してないよテスト氏。 >>311
キュビスム絵画をみて「これじゃなにが描いてあるのかわからん」と批評する田舎のおやじと同じ。 そうではなく、キュビストがやろうとしたことがそれなのだ。その人は誤解している。
写された像がわからん事をはじめただけ。 潜在顕在どっちにせよその人の心に引っかからないと意味ねえよ 最初に「伝奇集」読んだときはよさが全く分からなかったな
まじめに読むとよさがわからない作品である気はする ばかばかしい話についていけなくて怒ってる人がいる。 ボルヘスの文章は最初の数行で固有名詞がたくさん出てくるのでそれの
関係性が分かるのにまず苦労した。正直その関係性ってわかっても
どうってことなかったけど。 まじめに考えても仕方ないものをまじめに考えて、
怒るってのは完全に著者におちょくられてるということなんだろうか?
ボルヘスなんてまじめに考えるだけ時間の無駄
そしてそれがボルヘス >>320>>321
そういう印象はないな。読者のほうが妙に難解崇拝してる感じはあっても。 俺個人的には
呆けたおじいちゃんが暖炉のそばで
昔話をトロトロとしているような印象を楽しみながら読んでる >>321
同じ印象だな
真面目な顔で冗談言っている感じというのは
特に共著ではあるけど『ブストス=ドメックのクロニクル』に強く出ていると思う バードンの「ボルヘスの対話」読む限りはボルヘスにふざけてる感じはないな。 『ブストス=ドメックのクロニクル』は面白かったな
同じコンビの『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』は良さがわからなかった 別にボルヘスという人間はふざけた人だとは思わないけど
文学的にはふざけてるつうかパロディー屋って感じはする。
なんかマッチョ・コンプレックスがあるみたいだし、長編は
嫌いつうてるところからも、なんか文学にアンビバレントがあって
それで文学に対しちょっとすげないニュアンスが出てるんジャマイカ マッチョへの憧憬とマザコン気質はあまり遠くないもののような気がするが J・L・ボルヘス 『ブロディーの報告書』
(岩波文庫 予価567円)
どうにも持っているものばかりから文庫化していくなあ 最後の小説集だっけか?
ボルヘス自身が最高傑作といった「じゃま者」と
俺の好きな「マルコによる福音書」が入ってるやつだな
ちょっと本屋寄ってみるか 「伝奇集」で引っかかったままなんだけど、
ひょっとして「伝奇集」から入らない別の入り方があるんだろうか。 >>341
最近「砂の本」の最初の2編を続けて読んだけどはかなり読みやすいよ。
「砂の本」とか『ブロディーの報告書』 のような後期のほうが
読みやすいのは読みやすい。ボルヘス自身、昔は晦渋に書き過ぎてる
って言ってるし 何か忘れていると感じていたけど今気づいた
『ブロディーの報告書』は5月16日刊行。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています