『ドグラ・マグラ』夢野久作
「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1月、一五〇〇枚の書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された。
〈日本一幻魔怪奇の本格探偵小説〉〈日本探偵小説界の最高峰〉〈幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極〉と歌った宣伝文句は、読書界の大きな話題を読んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が相半ばし、今日にいたるも変わらない
〈これを書くために生きてきた〉と著者みずから語り、十余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、狂人の書いた推理小説という、異常な状況設定の中に、著者の思想、知識を集大成する。
これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。(角川文庫版背表紙紹介文) 読破
最後これで終わり!?ってなったけどおもしろかった
脳髄論になっとくしちゃったけど>>27みてあれ?とこんがらがってきた 出版までの十年間、何度も書き直しがあってそれを奥方がやっていたとの話だが
凄い忍耐強い奥様だったんだな。あの内容で10年も書き直しにつき合わされて… この本を原稿用紙に書き写すだけでも気が狂いそうなのにねw 読破した。作中にドグラマグラが出てくるとこで鳥肌たったんだけど、そこからがダレるなwww
スチャポコとか論文とか、後何頁続くんかな?って先の頁を束でめくると
「まだまだあるwwwwww」って絶望で笑けてきたわ >>351
>>350は説明を求めているのだろうか? 十年推敲して出版一年後に死亡って凄いな、しかも死因が"脳"出血とは なんとか上巻は読んだが全然面白くなくてしんどい
もう、挫折しそうなんだがこっから面白くなる? いいや。そのままだよ。
つまらないものは途中でやめるのも決断力。 >>355
面白いのかどうかを考えるのが面白い小説
妄想、悪戯好きなら勧めるが普段からキ印を許容できないなら無理しないほうがいい 上巻だけ読んだ
ミステリ小説は苦手だけどこの小説は面白すぎる
文章力が半端ないし、
若林博士と正木先生、この二人超うけるww 夢野久作もどうやら高血圧だったらしいな。親父茂丸も高血圧、乱歩も高血圧。
やばい。 結局、この小説を楽しめる読者層って>>358と同程度の知性の所有者ばかりなんでしょ? 知性というより、戦前の文学作品の文体や語彙に対して慣れ親しんでいるかどうか、じゃないかな。 同年代のSFに先駆けて人格形成の先天説なんかをトリックに使った点に凄さを覚える人でも
キャラ萌えで楽しめる人でも
同様に楽しめるのがドグラ・マグラのパワーかと
まあブームの時はイデオロギー的読み方が流行してあやうく息絶えかけたけどな 現代人の知識を持って読むには余りにも内容に無理がありすぎる、
文章下手だし。
純然たる文学作品としては読むに値しないね。
でも何故か好きな作品の一つに入ってるw ドグラ入ってる全集買おうと思ってるんだけど、どの出版社のやつおすすめ? 今時、全集って、、、
ネットか大きな書店にある、ちくま文庫「夢野久作全集」しかあるまい。 ドグラマグラが読みたいというだけなら只で読めるけど、
そういう話じゃないんだろうな 実は精神病患者の境遇を真剣に憂いていたっぽい正木博士
愛する男性の嘘に気づきながら、息子と自分を犠牲にする千世子
登場人物が意外とみんないい人で、悲しい話だと思った >いい人
精神病患者の我が子にアンポンタンポカン君などと名付けて悦に入ってるアノ正木がか? この本、あの内容であんなに長くする必要はなかったろうに。
半分から6割程度の長さで十分だったと思われ。 ⌒>―……‐
/: : : : : : : : : : : :`丶、
. : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/. : : : : : : : : ∧: : |\: : : : : : ヽ てへっ
/. : : : : : /|: :| u\|、__メ: : : : : ☆
ノ: : : : : |:/、__ノ:| 〃r'/ハ∨: : : : \
⌒| : : : : j〃r'/ハ| 弋__ノ Wト、 : _\
|: : : : 小{弋__ノ _ '' |: リ) ):\
: : i|: : :!} ,, _ノ、) |厶ィヘ厂
ヽ八: :込 ー  ̄ イ「⌒<,、___ /))
{\|⌒≧=‐r ニ夭| く / ')
ー-----〈L∧ |::|| / ャー‐------' ̄
∨\∨ / ∨
∨ 、/ o \_/|_ _
〈 o o /:::::::::/ {r‐ュ】 )
| o. /:::::::::く ∧/⌒
| |\ /::::::::::厂` / それでは「ドグラ・マグラ」の真の面白さをスポイルさせるコトになるね。
「キチガイ地獄外道祭文」のチャカポコ、チャカポコ、、、
の辺りを読み飛ばす人も多いけど
一見駄文の塊で読むに値しないと思っても(実際、眠くなる)
読み手の頭の中を混乱させる呪文(不可欠なロジック)になってるんだから
そこを読み込まない事には発狂感覚を味わえないじゃないかw ちゃんと読んでも馬鹿馬鹿しくガキ臭いとは思っても混乱なんてしねーよw
一見駄文なんじゃなくて正真正銘の駄文だ! 10年、推敲した結果なのだから本人はそんなこと思ってないはず。
しかし、少なくともチャカポコは縮める余地があるのも事実。
ま、縮める気が無かったとゆーことでは?
個人的にこの小説はハイパーテキストの要領でできているのだと認識している。
だから、一文献は一文献として提示され、誰かの目線で略されるなどという必要はないと思う。 ハイパーっていうか、メタだよな
この本自体が作品中に登場する 自分はまあチャカポコはそのままあっても
他の部分はもっと縮小できるだろうと。
会話のある登場人物の人数考えりゃともかく長すぎ長すぎ。。。 >>379
そいういうの、この作者は好きだよね。
『白髪小僧』にも『白髪小僧』という本が登場する。 苦労して読んだ割には…って感じだなドグラマグラ。読む前は引き付けられただけにちょっと物足りない
ドグマグでこの程度か、ってわかってしまったから他の夢野作品に手が出ん ___
,,r''"´ `"''-,,
/ ノ ヽ、 \
/ ( ● ) ( ● ) ヽ ヽ
i゙ :::⌒(__人__)⌒::: ヽ ゙i
l |r┬-| l ノ そーなんすかwww
! | | | レ'
l l | | | l , l
| l `ー'´ | l l
! l ,! | l
l ゙i / l i゙
゙i ヽ / / /
ヽ,__,,,ゝ く ノ /
ヽ ゙" / __
_ ) 、(二"'''ー'"ー'__゙゙ヽ
r'  ̄  ̄ヽ,)‐-,,_ ´┴'ノ
ヽ__,,-──-、__,ノ ` チャカポコは普通に上手いし、テンポいいし読み易いと思うんだけど、なんでこんなに評価低いのかわからん。 あの部分は音読と変わらないくらい読む速度が落ちるんだよな チャカポコの件(くだり)=ドグラ・マグラの幻魔術なのにw O
o と
。 ,. -ー冖'⌒'ー-、 思
,ノ \ う
/ ,r‐へへく⌒'¬、 ヽ キ
{ノ へ.._、 ,,/~` 〉 } ,r=-、 モ
/プ ̄`y'¨Y´ ̄ヽ―}j=く /,ミ=/ オ
ノ /レ'>-〈_ュ`ー‐' リ,イ} 〃 / タ
/ _勺 イ;;∵r;==、、∴'∵; シ 〃 / で
,/ └' ノ \ こ¨` ノ{ー--、〃__/ あ
人__/ー┬ 个-、__,,.. ‐'´ 〃`ァーァー\ っ
. / |/ |::::::|、 〃 /:::::/ ヽ た
/ | |::::::|\、_________/' /:::::/〃 テレビで殺人事件の報道みたら
おかしな方面から同情するようになった
チャカポコチャカポコ 読んだ。
スレあったんだね。
人前だったのにチャカポコで思い掛けず吹いてしまった。
ある意味記憶に残る本だったわ 検索してるけどなかなか同じ考えの人に会えないので
ここに。
この本って、若い大学生の患者が書いた「ドグラ・マグラ」という
超常識的な科学物語でいいんじゃないの?
それから
単行本の挿絵が俳優でもある米倉斉加年だったのに一番吹いた! 角川の表紙で買う気なくなるな
股開いたエロとニコニコ動画の絵と
もったいない 九州出身だけど、関東の友達が「九州は狂気だ」と言ってたけど、
「ドグラ・マグラ」思い出して、そうかも、と思った。 理解度の低いやつばかりだな、とりあえずとんがりコーンでも、指にはめとけ 今読んでるんだが・・・スチャラカチャカポコなげーよw 外道祭文は節を付けて朗読するとあっという間に読了できる 全体的に読むのが辛くて流し読みした結果、結局物語の構造とか真相がどうなっていたのかわからないまま
終わってしまった。 当時中2にはキツかったとです
途中で「これはアカン」と飛ばして読んで最後のクライマックス読んで
愕然としたのは自分だけじゃないはず まあ中二にもなればキツいかもな。
小五くらいだと楽しめる いや、頭の中で整理しようとしてフリーズするというか
それまでしっかり読んでいれば、また違ったかもだけど
まともに読んだらおかしくなる、うん。 ドグラ・マグラとは、
記憶を失った主人公が一体ドンナ人間であったのかを探る、イワユル推理小説の体を成しているが、
その実態は、大正当時の精神病院が抱えていた現実、問題、そしてソノ残酷さ……その尽くをドン底まで明らかにすると同時に、
心理遺伝、胎児の夢、狂人の解放治療といった学術的興味を刺激されずにはおれぬ理論の数々によって、
読者の脳裏にこびりついたサマザマな常識の尽くをズドンとコッパミジンにしてしまう、
さながら天然色、浮き出し、発声映画のような幻魔術である。
しかしアマリにも難解すぎるがために、読み終わった者はモウ為すスベも無くアンポンタン・ポカンとするしかない……
と説明すればドグラ・マグラを知らない人に伝わるだろうか。 展開が見えても読ませる小説だった。話の運びが丁寧できれいだった。さすが10年推敲しただけあるね。 10代後半の頃、自分は実はどこかで快適に眠り続けてて今ここで退屈に授業を受けてる自分はその自分が見てる夢なんじゃないかと度々思ってた
今20前半だがその頃に読まなくてよかったと読み終えて思った。入り込んで都合良く解釈して学校辞めかねんw 読んでる時に何か引っ掛かったけど忘れてしまった
カーチャンはなんでそれ知ってたんだ 早川書房のポケットミステリが60周年を記念して丸善、ジュンク堂書店限定で復刻版「ドグラマグラ」を発売
ジュンク堂で買ってきた
二段組正字正仮名が意外にここちよい 読み始めたら面白くて夢中で読み耽り、読了後、興奮冷めぬまま、
良書独特の"満足感"を共有しようと検索してみると
以外に「前半は苦痛」とか、「面白くない」という書き込みが多い事に吃驚。
ま、閑話休題、読んでいて、何点か謎が残っていてそれがまた面白いのだが、
「こうではないか」と指摘して頂ければ幸いです
1.正木博士はなぜ呉一郎が鍬で以て5人を殺傷させた事を成功としたのか
(記憶回復に5人殺傷が必要だったのか、又は、単に記憶回復においては成功したが
5人殺傷する事態は予見できなかったのか。)
2.なぜ八代子は一郎に戦かず「まだ腐らん、先に飯でも食え」と事情、状況を熟知していたのか?
(坊さんから聞いたとか絵を見たとは書いてなかった。妹の知世子しか知らぬ様子であったが・・)
以上。どうぞこのアンポンタン・ポカンにご鞭撻の程、宜しく御座います。 >>418
たまたま見かけたら2,500円もするからまーいいやってなったけど、
確かに角川文庫以上に世界観と合っている造りという気はした そのへんが、古くて無知な作品を感じさせる最大の要因だったんだが、
実はそうでもないのか やはり連想した人がいたか
この記事にも近いものを感じた
「記憶は脳の外にある? プラナリアの実験からわかったこと」
http://wired.jp/2013/08/08/memories-of-planaria/ 胎児よ 胎児よ 何故踊る
父親の心がわかって おそろしいのか >>405
せやろか?
ワシにとってのスカラカチャカポコは、
ドフトエスフキーの「カラマーゾフの兄弟」の「大審問官」の感じがしたもんやで。
そう思う人もいるんちゃうかな? げどう――さア――えエ――もオ――んンン。キチガイ――イ――地獄ウ。
――ヘイ。御退屈様―― 漫画化、映画化しようとした意気込みは認めるが、本作の魅力を10%程度しか引き出せてないぜ ドグラマグラという作品が、一つの記憶の総体として描かれている。
この書を読んだ人間が、子孫を残していくとしたら、その子孫の中に、
ドグラマグラという作品が埋め込まれている。
小説というもの、創作物というものはそういうものなんだと、夢野久作が主張しているのではないか。
作品は人類が存在する限り受け継がれてゆく。
もちろん、それなりの自信と自負がなければ、そんなことは言えないだろうし、
作品の完成度が低ければ、何千年も残ることはないだろう。
作品の中で、そうした遺伝的形質の連鎖、いまなら、ミームのようなものを描きつつ、
作品そのものも、そういった遺伝的連鎖させようともくろんだ作品ではないだろうか。 662
弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U [] 投稿日:2008/06/11 23:05:56 ID:t0LXvsuN
あれ全体が、胎児の夢なんですが?
どうしても、あの時代、あの国の風俗性がでてくるので
一見、普遍性がなさそうですが。
あれは、全読者に対する示唆ですから。こういう過去の悪夢の連鎖は
子孫にずっと受け継がれていきますよ、ということです。
まあ二回くらい読めば完全に把握できるでしょ。
5年前も同じことを言ってるんだな、わたくし。
つまり、ドグラマグラは、あれは、とある胎児の夢の総体なんですね。
記憶というか、胎児の夢そのものを描いてる。
ミームそのものを描いているといってもいい。
これはすごすぎる。
読んだ読者の記憶にまで、刷り込み
、遺伝させていくという小説という名の悪夢ですよ。
そうやって、作品の命を何千年にもわたって残したいという夢野久作の
生に対する執着の強さを感じます。 アリスシリーズやドグラマグラが完璧な小説だとおもえるのは、単に文章力だけじゃなく狂人がでてくるからであろう。もしくは狂気的状況。 ★複雑怪奇「ドグラ・マグラ」初期の草稿見つかる
・探偵小説三大奇書の一つとされる作家・夢野久作(ゆめのきゅうさく)(1889〜1936年)の
代表作「ドグラ・マグラ」の初期の自筆原稿が見つかった。
10年がかりで執筆された同作の草稿は多く残っているが、初期の草稿は珍しいという。
久作らを顕彰する「夢野久作と杉山3代研究会」の会員が昨年11月、九州大学記録資料館が
保管している久作の長男の遺品から見つけた。原稿用紙1200枚を超える大作のうち、
後半部分に当たる261枚。久作の研究者・大鷹涼子さん(35)が、初期の自筆原稿と確認した。
同作は九州帝国大学の精神科病棟に収容された「私」を主人公にした複雑怪奇な小説。
久作が作家デビューした26年から執筆を始めたとされ、35年に出版。初期の草稿は
冒頭部分の50枚ほどしか確認されていなかった。 そのうち単行本とかで出るんだろうか
作品としてはもう一つだろうけど、そこはドグラマグラ幻戯収録の草稿とかと抱き合わせで これってSF、ホラー、オカルト、ミステリ的要素孕んでてどういうジャンルに区分したらいいのかわからん 戦前は、SF・ミステリ・怪奇小説を総称して不健全小説と呼んでいたらしいから、
『ドグラ・マグラ』は不健全小説でいいんじゃね? >>434
「杉山3代」って、右翼・作家・インドか >>438
すげー納得した
不健全の極みみたいな内容だもんなぁ たぶんこの本を読んだ感想は人それぞれで、それが奇書と言われる所以なのだろうが、
とりあえず俺が読み終わって思ったのは、
いまどきのアニメやゲームで流行りの「ループ物」の一種と思った
アニメなんかに例えると怒られそうだけど…
ループ物ってのはそのループを認識できる観測者がいて成立するもので、
主人公は最後の一瞬だけその観測者になれたのかな と
しかしどう考えても
「全部妄想でしたー」ていうオチを残してるから
マジメに考察する気が失せるわ というのが俺の正直な感想 たぶんこの本を読んだ感想は人それぞれで、それが奇書と言われる所以なのだろうが、
とりあえず俺が読み終わって思ったのは、
いまどきのアニメやゲームで流行りの「ループ物」の一種と思った
アニメなんかに例えると怒られそうだけど…
ループ物ってのはそのループを認識できる観測者がいて成立するもので、
主人公は最後の一瞬だけその観測者になれたのかな と
しかしどう考えても
「全部妄想でしたー」ていうオチを残してるから
マジメに考察する気が失せるわ というのが俺の正直な感想 この時代、申し合わせたように世界中で変な小説が書かれてる。
ジョイス「ユリシーズ」や、ピランデルロ「作者を探す6人の登場人物」とか。
やはり人類の集合無意識は存在するのだろうか。