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ドン・キホーテ
0001吾輩は名無しである
垢版 |
2011/02/27(日) 00:56:42.90
はい
0475吾輩は名無しである
垢版 |
2017/12/31(日) 23:00:22.70ID:nGAVWmoB
>>474
>アマディス・デ・ガウラはフランス人でオリアーナ姫がイギリス人(アーサー王の子孫)だっけ?

そもそもアーサー王の時代から更に数百年前が舞台なんだけれど・・・
現実に存在する地名と存在しない地名が混在している架空の世界
スコットランドで育つし、フランス人というとかなり語弊がある

アーサー王はブルターニュで未来の王として言及される
「このようなむごい風習は善良にしてこれまで統治した王の中でも最も優れたアーサーがこの地にやってきて廃止するまで続いていた」
この風習が全物語を駆動する「未婚の女が子供をなした事が発覚したならば死刑となる」という風習で、これによってアマディスもその息子エスプランディアンもアマディスの異母兄弟もみんな名前を隠して捨てられて育てられる
(騎士に惚れた王女が夜這いに来たりして子供を作りまくるのが原因で、プラトニックのかけらもない積極的な王女が多いし、騎士たちも助けた娘を躊躇なく自分のものにする)

そして知らないで父や兄に騎士として儀式を受けたり、父や兄と決闘して正体があかされたり、窮地をそれと知らずに救ったりする
しばしば実の兄弟がそれと知らずに決闘で殺しかけて血まみれになりながら「damsel」が止めに入り、正体を知って血と涙に塗れながら抱きしめる場面が出てくる

面白い小説だから興味があれば英訳ででも読んでみればよいと思う
0476吾輩は名無しである
垢版 |
2018/01/01(月) 01:11:03.73ID:v2DEbr4G
アマディス・デ・ガウラはアーサー王よりもだいぶ前の「キリストが降臨してそう遠くないころ」、紀元2世紀くらい
ガウラ王国はアイルランド王に攻め込まれてスコットランドに救援求めたりgaula=gales(ウェールズ)から取られている想像上の国だけど明らかにイギリスの勢力圏内として書かれている
ブルターニュを訪れたガウラ王国の王が姫と恋に落ちて、王がブルターニュを去った後密かに出産され、木箱(アーク)に入れ流されてスコットランドの騎士に海上で拾われ育てられる

オリアーナはデンマーク生まれ、デンマーク王女の母と、イギリス王弟の父の間に生まれ10歳の頃、父がイギリス王位につく事になり、イギリスへ向かう
スコットランドによったときに船酔いがひどいという理由で、親戚であるスコットランド宮廷に預けられて育てられる
こうして「海の子供」(アマディス)とオリアーナは幼馴染として育つことになる(身分違いの主従として)
援軍を要請するためスコットランドに訪れたガウラ王は息子と知らずにアマディスに騎士への叙勲を行い、ガウラに侵攻するアイルランド王との戦いに参戦する

このあたりから、大体ガウラ王国はウェールズということになっているが、そもそも「キリスト降臨後そんなに時間がたっていない頃にブルターニュにキリスト教の王がいた」という書き出しからわかるようにフィクショナルな設定で、ブルターニュ近辺でも矛盾はしない
(ただし海辺でアイルランドに近いらしいので架空の地が正しい)

ガウラ王は父をなくしたアマディスの母と正式に結婚し、弟ドン・ガラオールが生まれるが、彼は2歳半で巨人にさらわれる
この巨人は「いい巨人」の分類で、さらった王子が後に自分のために別の巨人を倒して領地を回復してくれるという予言で攫う
アマディスが後に冒険する「悪魔の島」にも「良い女巨人?」が登場するけれど善良の定義が分からなくなる
ガウラ王の息子と言う正体が判明した後はこの同母兄弟の行方を探す旅に出ることになる
0477吾輩は名無しである
垢版 |
2018/01/01(月) 01:13:46.31ID:v2DEbr4G
ちなみに「悪魔の島」には女巨人の夫が近隣の巨人たちを束ねるほどに強く、残忍で「善良な」女巨人はキリスト教徒を彼の虐殺から見逃したりしていた
二人の間には美しい娘が生まれ、女巨人は娘を自分よりも愛していたが、美しく凶悪な娘は父親を誘惑し、籠絡して父親の子供を身ごもる
娘巨人は母親の女巨人をだまして井戸に突き落として溺れ死にさせる
この魔性の娘とfather-husbandとの間に生まれたのが毛むくじゃらで鱗に覆われた「悪魔」で、アマディスに殺されるがアマディスも数か月起き上がれないほどに苦しめられる

オリアーナの父、ブリテン王リスアルトはアーサー王を除けば最良の王とされるが、ローマ皇帝にオリアナとの結婚を求められ、アマディス最大の敵のひとりともなるが、正体を隠したアマディスに何度も救われる
このローマ皇帝も戴冠する前には遍歴の騎士をやっていてウィンザーでオリアナに恋をし、アマディスに叩きのめされた過去がある
さらにこの全世界に君臨するローマ皇帝とは別にコンスタンチノープルにも皇帝がいて、魔術に精通したアマディスの味方
帝位を譲った弟が死んで皇帝となる前は、賢者としてアマディスの支配することになった「イギリスからそう遠くない」「固い大地の島」を統治していた

たまたま別の国の王女を助け出したことをきっかけにオリアーナに誤解から絶縁を言い渡され、出奔したアマディスは正体を隠し、ベルテンブロス(ハンサムな憂鬱)と呼ばれる
侍女を使わされて誤解が解けてオリアーナのもとに戻り、窮地に陥っていたリスアルト王を助け出した

しかし今度は王に謀反を疑われて追放されることになり、出発の前夜、密かにオリアーナと密会し、その結果エスプランディアンが産まれることになる
このエスプランディアンもまた密通の子なのでデンマークの修道院に送られて隠されようとするが途中でライオンに攫われ、メスライオンの乳で育つ
胸にはラテン文字とギリシャ文字のあざを持ち、後にオリアナは密かに自分の息子と知ることになる

このエスプランディアンの最終的な正体暴露がイギリス全土、アイルランド王、ガウラ王、巨人たち、魔法使い、ローマ皇帝、ギリシャ皇帝を巻き込んだ大決戦の大団円につながり、オリアーナとアマディスが合法的にベッドに入るシーンで終わる
0478吾輩は名無しである
垢版 |
2018/01/02(火) 00:28:16.82ID:apqXy5eR
>>475-478
紹介サンキュー。アーサー王の続きだと思ってたら逆なのね
肉欲を否定するキリスト教の騎士道伝説なのにエッチシーンで終わるとはスペインらしいぜw
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