>>146
「本はあまり読まないけど文学部に入ってしまった哀れな大学生」か「子供向けの本はよく読んでいた中高生」が
対象なら余計、斎藤孝はまずいでしょ。
なぜ、斎藤孝がまずいか理由をいくつかあげてみる。
1.斎藤孝をamazonで検索すると現在152冊の書籍が表示される。
これほどの書籍を書くのは、たいへんだと思うが(ゴーストライターがいるんじゃないか?)
本に命が吹き込まれているとは考えにくく、大衆が好みそうな言葉を並びたてて
金儲けのために本を出していると思われる。

2.「学問のすすめ」、「論語」の現代語訳など、明らかに自分の守備範囲を
超えた本を出している。
伊藤正雄や、加地伸行(どちらも現代語訳でわかりやすい)がどれだけ苦労して訳したか、知らない人が多すぎる。
(個人的には斎藤の論語の孔子の言葉が「そうだよね」とか、軽い口調も鼻につく)

3.論語について言うと専門家から見てもいろいろと解釈できるところがあるのだが、
斎藤の訳は、一つだけの意味に限定されており、また説明もない。
論語を訳すには、たいへん時間がかかるものだが、彼は、巻末に参考文献も書いていない。
まるで自分一人で訳したような印象。

小さい本屋だと、テレビにも出て有名な斎藤孝の本は売れるから置いてあるが、良心的な専門家の本は
置いていない。このスレで斎藤孝を勧める人も、その「斎藤孝」という名前をよく目にするから
知ってるだけで世間知らずの印象がある。
これ以上、若い子たちに悪書を勧めるのは勘弁してほしい。