★★スペイン・ポルトガル文学総合スレッド★★
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フリオ・リャマサーレスの邦訳作品は素晴らしかったですよね。
「狼たちの月」「黄色い雨」。静謐な美しさを感じました。 スペインは色々あるがポルトガルとなると日本で知られているのはケイロス、サラマーゴ、ペソアぐらいか。 >>2
黄色が死の色って感覚が、いまいち分からなかったんだよな。
植物が枯れた色ってことなんだろうけど。 ペソアは、ほんとうに、死ぬほど素晴らしいですね。
20世紀最大の詩人、というのは嘘ではないように思います。
サラマーゴは、映画にもなったりして、随分読まれているようですね。
「白の闇」も新装版が出ましたっけ。 R.ボラーニョが作中で何度かウナムーノについて言及しているわけだが
スペイン語圏の作家にとっては特別な存在なのだろうか。 ウナムーノは、日本ではほとんど絶版でしたね。
「ドン・キホーテとサンチョの生涯」は以前読みましたが、
やはりスペイン人でないと本当には理解できない何かがあるように思いました。
白水社では、ボラーニョの2666の出版作業もぼちぼち進んでいるとのことです。
「野生の探偵たち」も売れたようですね。 「ポルトガル最大の詩人」と称されるカモンイスというひとがいますが、読まれた方はいらっしゃいますか?
白水社刊行の「ウズ・ルジアダス」も7000円台と高価で、読もう読もうと思いながら、未だ入手できていないのですが。。。 アントニオ・タブッキのポルトガル語小説はどうでしょうか。 サラマーゴは「白い闇」も良いが「修道院回想録」がめちゃくちゃ良い
泣ける
バルタザルとブリムンダの愛に泣き、バルトロメウ神父に萌える >10
御推薦ありがとうございます。 入手して読もうと思っています。
「白の闇」は、描写が多少えぐいところがあり、あれ以来サラマゴは敬遠しています。 ハビエル・マリアスの『白い心臓』
ストーリーは面白そうなんだけど、訳文がちょっと読みにくいな。
俺は残念ながらスペイン語はできないんで。 ハビエル・セルカスのサラミスの兵士たちは如何でしょうか。
最近来日して、大江健三郎ちゃんと対談したそうですが。 サラマーゴはめちゃくちゃ面白い。
もっとたくさん翻訳されればいいのに。
ハビエル・マリアスは次世代のノーベル文学賞候補と言われる
逸材。もう少し翻訳されてもいいはずだよね。 白い心臓だけだもんね
翻訳の文章は正直読みにくかったな
スペインの伝統をほぼ無視して現代の物語を作ってるところは共感するけど
俺が今好きなのはビラ-マタス
やっぱりバートルビーは面白かったもんな >>16
だから修道院回想録読めってばよ
白闇よりすげーぞあれは 最近出たビラ=マタスの新作はどう?
バートルビーより前の作品みたいだけど ポータブル文学小史だっけ
まだ読んでないんだよな
タイトルを見て、いかにもビラ=マタスっぽいなぁと思ったが カルロス・ルイス・サフォンの「天使のゲーム」はどこかの出版社で
翻訳が進んでいるのだろうか?可能性としては集英社かな? このスレで「修道院回想録」を知り読んでみたのですが確かに面白かった!
正直、理解しきれない部分は多々あったけどこの本を読む事が出来て良かった
教えてくれてありがとう >>23
でしょ?
サラマーゴの最高傑作は「修道院回想録」だよ
まあこれもその内絶版になるだろうけどな >>20>>21
面白いといえば面白いが超面白いわけではない。 >>24
amazon のレビューで翻訳が悪い云々とあって、同じ訳者の他の訳書のレビューでも結構叩かれてるみたい。
結構高いし、どうしようかなあー、と迷ってるんですが。
翻訳レベルについて何か感想があれば教えてくれ。 >>26
読み辛いっちゃ読み辛いが
サラマーゴ自体が散文的な文章を書く人なので仕方ない気がする
俺は白の闇より一気に求心されたよ
図書館無いの?
俺は最初図書館で借りてすごい良かったから後で購入した 編集素浪人 "ディオゲネス"か。あいつのレビューは結構面白い。
翻訳が悪いは基本的に原書で読める人だけが言える批判だと思う
ラテアメ系読み慣れてりゃ大抵いけるだろ
スペイン語やポルトガル語自体あんま日本語に変換が向かない言語な気がするわ スペインポルトガルじゃなくて恐縮だけど、ペソア関連っちゅうことで、タブッキの新刊岩波から出たね。 どうだろう、自伝らしいけど。 >>29
それは大変だったね
翻訳は相性もあるからなんとも言えないけど、リズムに乗れば一気に読めたし
修道院回想録は本当に読んで損のない作品だと思う
ラストシーンがすごいよ
ぽとりと落ちた線香花火が地面でまだ燃えてるような、そういう読後感
夫婦が出会って恋するあたりも感動的だし
嫁さんがほんと健気なんだよなあ >>32
>ぽとりと落ちた線香花火が地面でまだ燃えてるような
さすが文学的な表現ですね、、、そのお言葉で購入を決意しました。
メール注文したので、数日中には届くはず。どうも有難う。
>翻訳が悪いは基本的に原書で読める人だけが言える批判だと思う
原書がろくすっぽ読めなくても言えるケースもある。
以前、英→日翻訳だけど、航海王子の名前を「ヘンリー・エンリケ」と訳していた本があったよ…。
前後の雰囲気から察するに、名はヘンリー姓はエンリケと思って訳したっぽい。
この本は他にも変な訳が散見された。 現代企画室って地味に凄いもんだしてるよね。
ラテンアメリカシリーズも、ほとんど買ってないけど、
ラテアメマニアには垂涎ものなんだろうなあと想像する。 一冊ももってないと思いきや、セルバンテスコレクションの、カサーレスは持ってた。
「メモリアス」ってボルヘスのことを書いた本。 まだ読んでないな(笑) 先週購入
◎ペソアと歩くリスボン
◎白い街へ、リスボン 道の果てるところ
◎アソーレス 孤独の群島
◎リカルド・レイスの死の年
◎修道院回想録
どれだけ俺は彩流社に貢献してるんだろうか(笑) 彩流社ってのはまぁこの系統の文学には強いよな。俺もそんなに読んでないが何冊かは読んだ。 >>40
スレチも甚だしいが
そもそも何でこのスレでフランス語? 「修道院回想録」読みました。 素晴らしい!
ああ、ポルトガル語勉強したいなあ。 >>42
ひょっとして被災地の>>26さん?
修道院回想録良いよね!
もーマジ可愛いわあの夫婦
神父のピュア変人っぷりもたまらん
こんな素晴らしい小説が全然知られてないってもどかしい >>30
他のラテン系言語、たとえばフランス語やイタリア語と比べてどのように「変換が向かない」のか詳しく話してくれ
単に翻訳者層の厚さの問題だと思う
修道院回想録はポルトガル語の専門家による訳ではないから酷いだけ 大学でスペイン語学んでたけど、英語より翻訳大変って感じはしなかったな
むしろ日本語自体が他の言語に変換しづらいだけじゃない?やっぱりバイリンガルじゃないとキツいか
日系二世くらいの人で専門家が沢山いればいいんだけどな 岩波から出たマンリーケが全く話題にならないスレって‥。 ドストエフスキーがセルバンテスのドンキホーテを激賞してたらしいけど、自分にはその良さやエッセンスがよくわかりません。
セルバンテスやドンキホーテの評論・解説本でオススメありませんか?
オススメのネットのサイトや書評でも結構です。 >>52
ナボコフの文学講義は読んだことありませんでしたが、セルバンテスにも言及してましたか。
今度借りてみます。
>>53
地元の図書館には筑摩文庫のドンキホーテ置いてませんでした。
筑摩書房の世界古典文学全集でも同じ解説を載せていますか? ナボコフのドン・キホーテ講義という本がありますよ
わりと辛口の評価だったような、でも結局それなりに評価してたんだったかな
うろ覚えです
これまたうろ覚えですけど、全集も文庫も同じ解説だったと思います
いくらか訂正されてるところもあるかもしれないけど
ロベールのは文庫には収録されていません ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています