★★スペイン・ポルトガル文学総合スレッド★★
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カルロス・ルイス・サフォンの「天使のゲーム」はどこかの出版社で
翻訳が進んでいるのだろうか?可能性としては集英社かな? このスレで「修道院回想録」を知り読んでみたのですが確かに面白かった!
正直、理解しきれない部分は多々あったけどこの本を読む事が出来て良かった
教えてくれてありがとう >>23
でしょ?
サラマーゴの最高傑作は「修道院回想録」だよ
まあこれもその内絶版になるだろうけどな >>20>>21
面白いといえば面白いが超面白いわけではない。 >>24
amazon のレビューで翻訳が悪い云々とあって、同じ訳者の他の訳書のレビューでも結構叩かれてるみたい。
結構高いし、どうしようかなあー、と迷ってるんですが。
翻訳レベルについて何か感想があれば教えてくれ。 >>26
読み辛いっちゃ読み辛いが
サラマーゴ自体が散文的な文章を書く人なので仕方ない気がする
俺は白の闇より一気に求心されたよ
図書館無いの?
俺は最初図書館で借りてすごい良かったから後で購入した 編集素浪人 "ディオゲネス"か。あいつのレビューは結構面白い。
翻訳が悪いは基本的に原書で読める人だけが言える批判だと思う
ラテアメ系読み慣れてりゃ大抵いけるだろ
スペイン語やポルトガル語自体あんま日本語に変換が向かない言語な気がするわ スペインポルトガルじゃなくて恐縮だけど、ペソア関連っちゅうことで、タブッキの新刊岩波から出たね。 どうだろう、自伝らしいけど。 >>29
それは大変だったね
翻訳は相性もあるからなんとも言えないけど、リズムに乗れば一気に読めたし
修道院回想録は本当に読んで損のない作品だと思う
ラストシーンがすごいよ
ぽとりと落ちた線香花火が地面でまだ燃えてるような、そういう読後感
夫婦が出会って恋するあたりも感動的だし
嫁さんがほんと健気なんだよなあ >>32
>ぽとりと落ちた線香花火が地面でまだ燃えてるような
さすが文学的な表現ですね、、、そのお言葉で購入を決意しました。
メール注文したので、数日中には届くはず。どうも有難う。
>翻訳が悪いは基本的に原書で読める人だけが言える批判だと思う
原書がろくすっぽ読めなくても言えるケースもある。
以前、英→日翻訳だけど、航海王子の名前を「ヘンリー・エンリケ」と訳していた本があったよ…。
前後の雰囲気から察するに、名はヘンリー姓はエンリケと思って訳したっぽい。
この本は他にも変な訳が散見された。 現代企画室って地味に凄いもんだしてるよね。
ラテンアメリカシリーズも、ほとんど買ってないけど、
ラテアメマニアには垂涎ものなんだろうなあと想像する。 一冊ももってないと思いきや、セルバンテスコレクションの、カサーレスは持ってた。
「メモリアス」ってボルヘスのことを書いた本。 まだ読んでないな(笑) 先週購入
◎ペソアと歩くリスボン
◎白い街へ、リスボン 道の果てるところ
◎アソーレス 孤独の群島
◎リカルド・レイスの死の年
◎修道院回想録
どれだけ俺は彩流社に貢献してるんだろうか(笑) 彩流社ってのはまぁこの系統の文学には強いよな。俺もそんなに読んでないが何冊かは読んだ。 >>40
スレチも甚だしいが
そもそも何でこのスレでフランス語? 「修道院回想録」読みました。 素晴らしい!
ああ、ポルトガル語勉強したいなあ。 >>42
ひょっとして被災地の>>26さん?
修道院回想録良いよね!
もーマジ可愛いわあの夫婦
神父のピュア変人っぷりもたまらん
こんな素晴らしい小説が全然知られてないってもどかしい >>30
他のラテン系言語、たとえばフランス語やイタリア語と比べてどのように「変換が向かない」のか詳しく話してくれ
単に翻訳者層の厚さの問題だと思う
修道院回想録はポルトガル語の専門家による訳ではないから酷いだけ 大学でスペイン語学んでたけど、英語より翻訳大変って感じはしなかったな
むしろ日本語自体が他の言語に変換しづらいだけじゃない?やっぱりバイリンガルじゃないとキツいか
日系二世くらいの人で専門家が沢山いればいいんだけどな 岩波から出たマンリーケが全く話題にならないスレって‥。 ドストエフスキーがセルバンテスのドンキホーテを激賞してたらしいけど、自分にはその良さやエッセンスがよくわかりません。
セルバンテスやドンキホーテの評論・解説本でオススメありませんか?
オススメのネットのサイトや書評でも結構です。 >>52
ナボコフの文学講義は読んだことありませんでしたが、セルバンテスにも言及してましたか。
今度借りてみます。
>>53
地元の図書館には筑摩文庫のドンキホーテ置いてませんでした。
筑摩書房の世界古典文学全集でも同じ解説を載せていますか? ナボコフのドン・キホーテ講義という本がありますよ
わりと辛口の評価だったような、でも結局それなりに評価してたんだったかな
うろ覚えです
これまたうろ覚えですけど、全集も文庫も同じ解説だったと思います
いくらか訂正されてるところもあるかもしれないけど
ロベールのは文庫には収録されていません >>57
ありがとうございます。
これでドンキホーテに対する理解が少しでも深まりそうです。 貧しい国から豊かな国へと、生きるために国境を越えて移動する人の流れは尽きる
ことがない。
15世紀に始まる大航海時代に七つの海を制したポルトガルでは今、大学卒の若者ら
が仕事を求めて、旧植民地のブラジルやアンゴラに向かっていると言う。
財政危機による歳出削減策で雇用の場が減り、同じ言語で仕事ができる新興国や
産出国が「頭脳流出」先となった。
カブラルのブラジル発見から500年余、歴史は大きな転換点を迎えたようだ。
ポルトガルは、ブラジル流のつづり方に合わせる言語改革も実施している。
ボタン、パンなど今も日本語の中に生きる文化を伝えた南蛮人の末裔たちは、
ときに自尊心を捨てる術も学んだのだろう。
(2011.9.28読売、編集手帳) ★ ソニーのハッカー被害:
ソニーのゲーム配信サービス「プレイステーション・ネットワーク」(PSN)
がサイバー攻撃を受けて個人情報が漏洩した事件で、スペイン国家警察は
今年(2011年)6月10日に、スペイン北部に住む商人の男(31歳)ら
容疑者3人の身柄を拘束した。
男はスペイン北部のヒホンの自宅から、PSNのほか、選挙管理委員会や銀行、
イタリアのエネルギー企業、中東や南米諸国政府のサイトを次々と攻撃した。
3人は国際的はハッカー集団【アノニマス】のメンバーと見られている。
ソニーはほかのサービスも含めると合計で1億件を超える個人情報が流出
した恐れがある。 ポルトガル文学はこれから来るかもしれないと密かに期待。
特にブラジルがいい。 ブラジルだとめまぐるしく入れ替る11人の視点で
アクロバティックに語られるサッカー小説みたいなのを期待したいなw
会田由はペドロ・アントニオ・デ・アラルコンも翻訳してるね。
セルバンテス、ボルヘス好きなら読んでるのかな。 三角帽子は一応読んだ。面白い話だが、20世紀小説好きには食い足りない本かもしれないなあ。
「死神の友達」も読んだが、こっちの方がはるかに面白い。
例の有名な話を一ひねりしているし、文章に機知が垣間見える。同時収録されている短篇は漫画「座敷女」を思わせる不気味な内容だったと思う。 やっぱりマグナはアラルコンを読んでたかー。
「バベルの図書館」のような叢書があると幅が広がっていいんだよなあ。
現代作家はほとんど知らないけれど、ノーベル賞をもらったカミロ・ホセ・セラと
アワーミュージックに出演してたフアン・ゴイティソーロぐらいかな。 64で「サッカー小説」って書いたけど、
そういやセラに「サッカーと11の寓話」っていうのがあったっけ。 ●スペイン、ユーロ導入によるバブルの崩壊!
シウダレアル空港は2年前に総工費11億ユーロ (約1133億円)で開港した。
構想ではカジノ、ホテル、高級住宅地を建設、最初の5年間で250万円が
利用するはずだった。
だが、2本あった定期便はなくなった。
高架橋は建設途中で止まったまま、空港は、現在は個人所有の小型機が時々、
利用するだけ。 ●シウダレアル空港、(バブル空港)
地元の人は、「自治体は観光客が来れば、失業は解消する」と言っていたが、
税金のムダ遣いでしかなかった。
空港は買い手を捜しているが、こんな廃墟を誰が買うか!と話していた。
(某紙の記事) ●シウダバルデルス (スペインのバブル都市)
当初は3万人が住む郊外都市として計画された。だが、現存の約1万戸の
新築アパートのほとんどが空き家。
巨大スーパーは建設工事が止まって、鉄骨がむきだしたまま。
住民の一人は、「5年前、結婚と同時に25万ユーロで130平方メートルの新築
アパートを買った。しかし資産価値は半減し、35年払いのローンだけが残った。
人が少ない此処では商店も少なく、暮らしは不便で買ったことは後悔している」
と話した。 (某紙の記事より) スペイン経済は、ユーロ導入に伴い、国外から豊富な投資資金が流れ込み、好景気
に沸いた。
不動産価格は2007年まで毎年8%上昇。だが2008年の世界金融危機後に
急落し、2007年比で24%も下がった。
金融機関の不良債権が積みあがり、景気は急速に冷え込んだ。 ●あっと言う間につぶれた スペイン・バブルの夢!
シウダバルデルスで3年前に開校した小中高の一貫学校は、校舎の半分が
未完成のままの状態。建設会社は倒産、融資銀行も破綻した。
まさに、短く、とんでもないバブルの夢だった。 セルバンテスみたいな作家はもうスペインから出ないのか ドンキホーテって後編からでも違和感なく問題なく読めますか? この言語圏でなんかすげぇサッカー小説とかスポーツ小説ってないの? >>80
バルサやレアルのような華麗なるパスワーク小説があるといいねえw
ドイツ語圏だとハントケの「PKを受けるゴールキーパーの不安」ってのがあるけど。 でも、サッカーの本場だし、何かしら出版されてるんだろうな。
このスレにはスペイン在米の知識人とかいないのかよ。 メンデス・ピントの東洋遍歴記って読み通した人いる?
現代日本人にはなかなかきつい 東洋遍歴記は長いの?
ピカレスク小説的と評されているが、小説的なら面白いだろう。
ちょっと読む暇がないが・・
wikipediaでダイジェストだけ読む分には面白いよ。
現代人が普通に前から読もうとしたら、ちょっとした拷問。
あ薔荼悲畳紗織か
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別に近代を予言した作品ではないよね? ゴンゴラの『孤独』って、対訳で読んだけどさっぱりワカラネエよ。 >>90 解説編のほうを読むと、ああ、これは百年単位で研究しなくちゃわからん文学なんだなあと思うよ。 >>92
ある種の幻想や狂気なしでは社会生活を営めない、いびつな近代を予言した、
みたいな言葉を読んだ記憶があるがやはり間違いだったか。 そりゃ、個人的にそういう感想を持つ人もいるだろうけどねぇ。
ただ、そこが偉大なわけではない。
『ドン・キホーテ』がどう凄い小説なのかは、フーコーが『言葉と物』で
行った分析が、一番本質的。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1322223510/433 >>95
再評価って、何か具体的にドン・キホーテを分析した文章残していたっけ? 再評価?
「子供の誕生」以前に最も子供に読まれた本だよ
最も大人に読まれた本でもあるけど >>100
自身ってフーコーのこと?
それともセルバンテスのこと? フーコーのセルバンテスについての記述って『言葉の物』P73のところのやつかな。
「幻滅に終わる英雄譚の作りごとは、ランガージュの表象能力と化した」
『ドン・キホーテ』はフーコーにとって、
近代のメルクマールとなる格好のアーカイヴなんだろうね。 >作りごとは、ランガージュの表象能力と化した
これによりドイツロマン主義が誕生したわけだけど、もちろんフーコーが誕生させたわけではない
ドイツロマン主義が何を発見したかは、星野智幸が的確に要約している>>99 ニーチェなんかが触れていますけど
シェークスピアもドイツロマン派が再評価したんですよね。
そういう意味ではフーコーはニーチェの後継者なんでしょうね。 いや、セルバンテスもシェイクスピアも常にあらゆる形で評価され続けて来たさ まあ、近代的人間観に立脚した悲劇として、ということですよ。 再評価って言ったら、埋もれていたものを掘り起こしたみたいだもの
強いて言えば再発明かな まあ、簡単に言えば読み替えですよ。
世間一般の人たちが娯楽として素朴に楽しんでいた作り話に
深遠な思想を帯びた物を読み取る、ということです。
近代知識人はそういうのが結構上手いんですよ。 >>110
セルバンテスは、常に評価されてきたとはとても言い難い。
発表当初から、滑稽物として一般受けはしていたけど。 >>113
>世間一般の人たちが娯楽として素朴に楽しんでいた作り話に
>深遠な思想を帯びた物を読み取る、ということです。
民話のようなシンプルなものならね。
ドン・キホーテぐらい複雑な構成を持った文学の場合は、そうではない。 >>108
星野智幸の批評的なエッセイは初めて読んだよ。 ドン・キホーテのモダン性の評価はいろいろあって
たとえばスターンのトリストラム・シャンディあたりもそうだろうけど、
メタフィクションの先駆者として時代を先取りしたなんて言われる。
ただ、フーコーのセルバンテス評の場合はもっと巨視的というか、
時代がセルバンテスに書かせた、というような視点を感じたなあ。
第1部の物語が第2部で折りたたまれて作品内に入れ子状に表象されるのは、
近代の言説(ディスクール)が持つ特性が、突出した形であれ、
セルバンテスの筆に現れたのだ、といったような。 >>113
ドン・キホーテを一つのエポックと捉えた後世の批評家は、作品自体の新しい解釈法を持ち出したわけではないよ
それまで誰にも知られていなかった観念が期を画したはずがないから
エポックであるためには、最初の近代小説を娯楽として楽しむ、つまり理解できた人たちの中に近代精神がなければならないんだよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています