誰も知らないようなマニアックな作家を挙げていく
誰も知らない、で牧野信一か。
これなら間宮緑でも読んでるぐらいだろう。 安部ヨリミ。代表作は『スフィンクスは笑ふ』。このレベルぐらいはせいぜいいって欲しい。
ただ安部ヨリミの息子は世界的に有名な作家になった。 ドナルド・バーセルミは、マニアックだけどわりと有名だろう。
でも、その弟のフレデリック・バーセルミは案外知られていないかも。 >>8
ドナルドバーセルミ自体有名だし、結構対で覚えてる人多いんじゃない?俺はどれがどっちの作品かかなり曖昧だけど 深瀬サキ『花びら闇』(新潮)
阿南泰『錨のない部屋』(文学界) >>6
自分はアンリ・ボスコで卒論書いたよ
宮沢賢治が好きならハマルと思うんだけどなぁ
何せ知名度が… 古井由吉の前の回に芥川賞取った吉田知子とか。吉屋信子じゃないよ。
名前が地味だけど、わりとメンヘルというか。てんかんの友達が発作で倒れたり、
主人公は統合失調症ぽかったり。
まあ古井の香子も神経症か。そんな時代の作家。 吉田知子って無明長夜で芥川賞取ったしお供えで評判になったり、文芸好きなら好きな人も少なくないと思う
無明長夜はすごく好きだなあ >>14
おお!
おれもアンリ・ボスコ好きで賢治好きだよ
他にマイナーな作家では誰か似たようなテイストの人知りませんか? じゃあ、芥川賞選考委員で名前は知られてるけど、作品は読まれていない"内向の世代"黒井千次とか。
高度成長期のサラリーマンが主役が多いけど、講談社文芸文庫に入っても絶版なるくらいだしな。
会社員小説なんて需要がないってことか読者はいない。
自分は「無明長夜」を読んで、多和田葉子の受賞作を思い出したりしたわ。 黒井千次、読まれてないのか。
そりゃ残念だな。
『隠れ鬼』と『群棲』なんかはどちらも現代市民生活の亀裂をのぞく辛辣な連作で面白いんだけどな。 指・涙・音なんて良かったな
まあ地味だよね黒井さんの作品は ギョーム・アポリネール
結構知らない人多いと思う。20世紀初頭の超マイナー作家です。 へんたいには一万一千本の鞭で有名
いっぱんにはミラボオ橋で有名 変体ならベルナール・ノエルとか。
生田耕作ファンなら知ってるだろうが。 >>21
アポリネールが超マイナーとか、まじですか。 増田みず子『自由時間』(新潮社)
この本、面白いんだけど知らない作家じゃないかな。
二十年まえに家出をした女性が、その少女期の放浪を回顧する物語なんだが、
その旅のなかで、彼女は名前も履歴も捨てて、別の自分を生き抜く。
家族や社会に違和感を覚え、現実に不適合を感じて家を出る。
こういう人間は自己が希薄だったりするんだが、この女性はそれをよく自覚している。
そのため型通りの反抗や世間との摩擦衝突も描かれているが、それが怨念になったり被害者意識に変わったりしない。
逆にそれを自分の感触の弱さと怪しんだり異常がったりする。
自分の意志に奇妙に手応えがなく、灼熱するような衝動もない。
この主人公が家出をした先で、主観的には芝居の役を演じながら、しかし、
客観的には現実そのものの人生を快活に生きる姿は、教訓的である。
裏返せば、もしこの世界の現実の全体を芝居だと見さえすれば、彼女は家出をするまでもなく、
始めからどんな日常をも快活に生きられた、ということになるだろう。
それは古人によれば世をかりそめと見ることでもある。
生きる知恵にもなるんだろうけど、そういう教訓めいた話ではなく、人間がたんにいまここにあるということ、
あるいは、いまここにあることの不確かさを問うている作品だ。 >>17
天沢退二郎つながりだよね
似たような作家はいるのかなぁ…
南仏つながりだとジャン・ジオノとか…
自分はボスコ大好きなバシュラールを読んで、そこから色々な詩人にいきました
サン=ポル・ルー、フランシス・ポンジュは良かったよ >>21
アポリネールはヴェルレーヌやコクトーと同じレベルじゃないかなぁ
つまり有名だと思う
>>30
増田みず子はシングル・セルと水魚持ってるな
一人で在ることを見据えた作家だよね 小沼燦『藪に入る女』(文学界)
この小説も面白い。案外知られていない作家だと思う。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/kogun/kogun76KA.htm
力強い生活者とは別に、また違った無常への耐え方があるのを示した作品である。
やもめの彫金師の身辺に離婚歴のある女が現れ、ふとしたなりゆきから同棲へとなだれこむいきさつは、いかにも卒然としていてはかない。
ときに、ひとの出あいは別れよりもはかなく、ひとりづつの淋しさをふたりして強めあうことになるが、
その逆説が些末な日常の正確な描写のなかから浮かびあがる。
作品の状況設定は、一面でいかにも現代の都市的な世界を思わせ、たがいに身許もわからず、感情の確認もすまないうちにひとが結ばれる姿は、寂漠感をさえ思い出させる。
だが、この小説の面白さは、その世界が他面でふしぎに牧歌的な気分に包まれ、歴史的な時間を超えた民話の世界に近づいていることである。
素性の知れない女は、最初、見るからに世俗的な生活臭をただよわせて現れるが、結末にいたって突然、木にとまった蝉を感応させ、それと心を通じる超人間的な能力を見せる。
瞬間、女の姿からいっさいの俗臭がぬぐわれて、男は心をうたれるのであるが、これは明らかに、「葛葉物語」であり、伝統的な動物嫁入り譚の再現だと見ることができる。
かつて、日本人はいまよりも大胆に未知の人と会い、狐であったり亡霊であったりするかもしれぬ他人とも、恐れげなく心を通わせていた。
能でも歌舞伎でも、われわれの先祖は二重の「身許」を持つ人間を愛し、つかのまの結びつきであれ、その変わりやすい見かけとの一期一会をたいせつにしてきた。
それは世のはかなさを受け入れ、そのなかでもひとを愛しうる心の強さの現れであろうが、その伝統的な感受性が、二十世紀末の東京にも生きのびているようにみえるのは、面白いというほかはない。 年代にもよるだろうが、一時期トリプル村上と呼ばれかけた村上政彦だとか。
芥川賞5回落選。 松田瓊子(まつだけいこ)
野村胡堂の娘。
少女小説の系譜上には、今はもう埋もれてしまった作家がかなりいる。 小松弘愛『幻の船』(花神社)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%BC%98%E6%84%9B
有名ではない詩人であるが、読後感として強い感銘を残す作品である。
これは、一冊が一篇の連作をなす散文詩集であって、主題は人間の老いと死、その現実の悲惨と詩的想像力による救済の試みである。
作者は、老人性痴呆を病む自分の祖母をみとり、なかば病棟に泊まりこんで暮らした数年を描いており、その意味では、
これは極限まで圧縮された「私小説」だ、と見ることもできる。しかし凡百の「私小説」とちがって、この作品にはほとんど形而上的な思索の力わざがあり、
わかりやすい言葉で書かれた、生と死の観念のドラマがある。
「乳児を育てるように、死を育てるにもおしめはいる」、と詩人はさりげなく語るのであるが、この一行のためにだけでも、この詩集を読む理由があるといえよう。
すなわち、作者は、青春の生が死を含まなくなり、したがって、生の本来的な時間性を失いかけた時代に、逆に老年の死の経過に時間の手応えを見てとり、死のなかに含まれた
生の姿をいきいきと描きだしてみせた。じっさい、老女の肉体のうちに一人の童女が生まれ、それが急速にあどけなさを増し、いわば若さが極限まで増殖したとき、死は静かに訪れてくるのである。
このつつましい詩作品を味わってみると、なぜこれらがこんなにもすなおな表現で、しかも寡黙にひとを感動させることができるのかを、理解するのはむつかしくない。
それは、作者がためらいなく歌い、語るべき自分の感情を持っているからでもあるが、それ以上に、読者にたいする謙虚さを忘れていないからである。
自分と言葉のあいだで詩を作るのではなく、言葉の向こうにいる聞き手のために語りかけている。
そこには、自分の感情の真実についての自信はあっても、それを他人が理解するのは当然だと考える、近代文学にありがちなあの傲慢さがないのである。 有名作家の親族というと平井蒼太が浮かぶ
江戸川乱歩の兄弟 トゥルニエとロブ・グリエとロジェ・グルニエがいつもごっちゃになる ベッシー・ヘッドとかマイナーかな?
アフリカ、中東などの作家で他にいますか? アフリカ・中東でメジャーな作家、というのが既に形容矛盾な気が。トルコは例外としても。
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( 。;・0”*・o; / :::::l l::: ::: \ :。・;%:・。o ) <現代の文学的なイノベーションは
(; 8@ ・。:// ̄ ̄ ̄ ̄\:\.”・:。;・’0.) \ 日本のライトノベルくらいしかないからね。
.\。・:%,: )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄ | ::::(: o`*:c /.. \_________
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 ̄ ̄\ 丶  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ 岡本太郎のお父さんは政治漫画家で有名だけど、小説も上手かったな
文章なんか、漱石が褒めたくらいだ 20年くらい前に
芥川賞とった松村栄子。
あと辻原登って名前ぐらいは知られているんだろうけれど
あれほどの受賞歴の割に誰も話題にしないね。
松村栄子の歩どまり感も酷いな
ワタナベなんとかいう批評家に叩かれる存在ですらなくなってるんじゃね そのへんのフランス思想界隈が使う科学?はことごとくトンデモだから相手にしないでいいと思うよ
ホント笑えるぐらい全部トンデモ
レビストロースの神話学なんて何の実証もない思いつきで学者から批判されまくりで今は跡形もない
ラカンはいうまでもない
松村栄子、聞かないなあ。
そういえば松村と近い時期に芥川賞とった人で
瀧澤美恵子っていたんだがたぶん覚えている人はいないだろう。
小川洋子を退けての受賞だったんだが。
アメリカで日本人にはあまり知られていないけど、凄いって奴いますか?
エンタメ、純文問わず。
ピンチョンとか読んできたました。 >>61
ネコババがどうとかいうやつだっけ?
読んだけどまったく覚えてないなー やくしゅつないんじゃないの? って文意だったんだけどね 凄いのかどうか知らんがアメリカはやたらカルト作家と呼ばれる作家が多いな
マット・ラフとかパトリシア・ギアリーとかカルトってだけあって本国でも一部以外ではマイナー
ピンチョンと同時代の作家だとウィリアム・H・ギャスとかレイモンド・フェダマンは翻訳少ないせいで知名度低い気がする 誰も知らない事も無いでしょうが…
夫馬基彦 著作『籠抜け・天の電話』
読んだ時、何とも変な感じのする話しだなぁ〜と…
特に何でもない話しなんですが空気感って言うか…
笠原淳に空気感が若干似ていますでしょうか… 乱歩とかその辺の系統(エログロ幻想)でいい奴知らない?
別にものすごいマニアックでなくてもいいんだけど。
アントナン・アルトー「神経の秤」の付録、ある地獄日記の断片の前つまり本
篇の最後は、「鉄格子」は感受性にとって恐ろしい一瞬間だ・・・ここにこそ
物質というものの真諦がある、という単独の一行はあまり語られないが、私は
この一行にこそアルトー哲学の真髄、彼の存在論の骨法だと思う。
>>71
エログロなら渡辺啓助『地獄横丁』とか朝山蜻一『真夜中に唄う島』とか
幻想だと氷川瓏『睡蓮夫人』とか三橋一夫『腹話術師』とか
昔の探偵作家はわけわからん人多くて好きだ 石上玄一郎は偉大な作家と想える。彼でなければ「自殺案内者」のような戦争文学
文学を神様は書かせなかったろう。凄まじい戦中の殺人者としての戦争体験。主人公
戦後の主人公の奇怪で怖ろしい行動。死生を超越したこの普遍的作品を彼の
友人、太宰の「人間失格」と比べて読んでみてほしい。 松村栄子は、数年前に「僕はかぐや姫」がセンター試験に使われたので、話題になったようなないような。
アバトーンはわりと好きだったな。書き出しの文体は素晴らしかった。
読んでないけどピュアフル文庫とかいったジョブナイル系?で最近一冊出してるね。
同じレーベルで、純文崩れの楡井亜木子がいる。
断筆中の筒井康隆が、文芸時評で傑作だって言ってたので読んだけど、たぶん「傷春譜」かな。
まあ、よくある女の生理系というか、まんま生理だった。 古めの人で、安部公房とか梶井基次郎のような一人称で微妙な感覚を追求していくようなかなりマニアックな小説家っていますか? 「家畜小屋」池田得太郎、「触手」小田仁二郎、「異象の夜に」山下武など
昭和時代には特異な作家が多かった。
その他、永山一郎やカキコある石上玄一郎、吉田知子など。
翻訳物では「モナ・リーザ泥棒」ゲオルク・ハイムがいい。
>>71
エログロなマイナー本ならなんといっても「葬儀のあとの寝室」秋山正美がおすすめ。
なにせカバーのイラストに自分の血をたらして仕上げるような凝りよう。 ハンス・ヘニー・ヤーン
種村季弘さんが翻訳しておった 村上春樹とかいうムーミンみたいなオッサン昔いたよな。 76,77,78、79と私も知ってるマイナーな大家が出て来て嬉しかった。でも富士
正明は本名だから正晴と打たないと不親切では。この人三島由紀夫のデビュー
作「花ざかりの森」の編集者なのに、三島が自死した時、実は三島くんの作品
はほとんど読んでない、デビュー作の時も周囲がすでに大騒ぎしてて発刊は
最初から決まってたこと、私も四、五枚は読んだが、あまり退屈なのですぐに
校正係に渡しただけだ。彼が死んだ時マスコミがいろんなことを書いていた。
彼の文学について私は何も言えないが、マスコミが彼の死の動機とやらを玩具
にして悪口雑言を書いてるのには呆れた。死者の本音なんか神仏でも解るまい。
他人の死を玩具にする前に己みずからの生き様を少しは考えるべきだ、と書いてた。
2チャンネルというサイトは、強権を振り回すじしゅく いや、俺もそんなこと聞いたことあるよ
別に自粛すんなよ i : {_{从: : : i }人 i| l: :|: :i|
|::小=・==- -==・=从: :|、
|::|l⊃ ⊂⊃: :|ノ:i|
.|::|ヘ r‐-、 j :: |i:! :i|
|:: /⌒l.,`ニ イァ: ::|::|:::i| ルビアン・ニューワース
知ってる人いるはず(´・ω・`) ゲオルク・ハイムがいい。
知ってる人も多いと思う。 木村良夫
プロレタリア雑誌「ナップ」に「嵐に抗して」のみを投稿して消える。
「嵐に抗して」は伊藤整らが高く評価し、今でも名作集に顔を出している。 フェリクス・ユスポフ
コリン・ウィルソンとの共通点は、共にグレゴリー・ラスプーチンを題材にした著作がある
関係無いけど 本当に知らない人を書くとレスされず、
話題になるようなコアなファンのいるマイナー作家だと「有名だろw」と言われる
これいかに! >>111
確かにほとんどの人は知らないと思う
でも岩波文庫のユーザー(緑帯)だったら見かけたことはあるよね
自分もそれで買って読んだし 三島が再発見したって言い方も有名だからそういうルートもあるね
もしくは私小説ルート 私小説方面で名前は聴いたことあるな
まあ読んでなきゃ意味ないが 筒井康隆編の『実験小説名作選』で牧野信一のことを知ったな
定番とまではいかなくてもちょろちょろとアンソロジーで名前みかける気がする マキノってマイナーなの?
昔、一巻本の作品集を持ってたけど売っちゃったよ。 >>117
筒井康隆の「文学部唯野 教授のサブテクスト」を読んでたら、 坂口安吾「風博士」
と並んで、牧野信一「ゼーロン」が教授の選ぶ日本の短編小説ベスト5に挙がって
いた。川端康成「牛落し」なんて存在しない作品も選ばれているのでどこまで本気か
あやしいけど。
安吾絡みでは、矢田津世子(1907−1944)などもいるけど、生前やある時代までは
有名だったけどその後読まれなくなった人って大抵それなりの理由があるんじゃないかと
食指が動かない。
「地上」の島田清次郎(1899−1931)、太宰の小説で名前だけは印象に残っている川上眉山
(1869−1908)等。
大正・昭和初期にモダニストとして活躍し、その後はサボテン研究家になった龍胆寺雄(1900−
1992)なんてのもいるな。
矢田は講談社文芸文庫に作品集がある。
長生きした龍胆寺以外は青空で読める。というか、青空のリスト見ると蘭郁二郎(SFの草分けらしい)
とか怪しげで聞いたことない名前がでている。
トマス・ウルフ(1900−1938)
フォークナーが、同時代の重要な米国の作家として、自分、ヘミングウェイ、
スタインベック、ドス・パソスを差しおいて、筆頭にあげている。
http://tinyurl.com/6svvyuy
外国の作家の場合、新たな翻訳が4、50年でておらず、昔の翻訳が絶版になって
いれば、日本ではマイナーということになってしまいそう。
ドス・パソスにしても篠田一士が「20世紀の10大小説」に「U・S・A」を選んでいなければ、
似たりよったりかな。 龍胆寺雄は一時期地味な再評価があって復刊されたな
モダニズムが再注目されてた時 蘭郁二郎はジャンル小説の分野ではコアなファンに知られてるはず 蘭郁二郎は文学畑ではともかくSFの先駆者で探偵小説の人なんで案外知られている
探偵小説の作家はマニア需要があるせいか古い人でも結構単行本化されるから案外忘れられない つまりそのジャンルのマニアなら知っていて
しかも素晴らしい作家なんだけど、
一般人や他ジャンル専門には分からないような作家を紹介するスレですね
自分はSF畑なんで、トム・リーミイ『サンディエゴ・ライトフット・スー』とかかな
幻想文学とメインストリームの境界に位置するような作家
かつてサンリオ文庫で出ていて表題短編が秀逸
原書も絶版なので、思い出したら図書館で借りてみてね >>121
売れたのか知らんが全集まででてたな
川端康成亡き後の短い春だった
モダニズムの先駆で一時注目されたといえばマッシモ・ボンテンペルリ思い出す
森毅が『わが夢の女』を推してた >>124
確かに、忘れられるべくして忘れられている作家をあげればきりがない
トム・リーミィ、よさそうですね ふしぎ小説の三橋 一夫なんかも知ってる人少なそう。
国書のしか読んだ事ないがなかなか面白かった。
自分の好みはポルノ以前の宇能鴻一郎。
この人が純文学してたのは知らない人多いんじゃないかな。 トム・リーミイはちくま文庫でサーカスファンタジーものが長い間現役だったね
サンディエゴ・ライトフット・スー読みたいな
宇能さんて芥川作家なんだよね >>128
宇野の「べろべろの、母ちゃんは… (ふしぎ文学館)」っての注文してみました。
東大の国文学研究室の概要欄見ると、ここ出身の作家として川端康成、堀辰雄
らと並んで橋本治は出ていても宇野の名は出ていない。
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/laboratory/database/15.html?department=3
三橋一夫、確かに聞いたことない。こちらもおもしろそう。 日本3大奇書とならんで裏の2大奇書ってのがある。
池田得太郎の「家畜小屋」と小田仁二郎の「触手」がそう。
奥月宴あたりを入れて裏の3大奇書っていうのはどうかな?
奥月宴でググればこの人のとんでもない作品が読める。
宇野ではなく宇能だよ。 本当だ、宇能でした。
宇能が純文学を書くのをやめるきっかけが三島の割腹事件ということがwikiに
出ていますが、奥月宴の作品でも三島が登場してますね。
検索すると、奥崎謙三、竹中労と容貌魁偉な人たちが関連で出てくる。
>>132 こんなの入れたら
半ズボンの神話 武田肇
いろいろ問題ありで国立図書館でも閲覧できないらしい
ドノソの 夜のみだらな鳥 なんといってもこれが1番 セリーヌを暗殺しようとしていたロジェ・ヴァイヤンってWikipediaに項目無いよね
ゴンクール賞作家なのに オノマトペを創出してそれを流行らせるってのは凄いことだよな
感覚的に新しい表現で、それでいて多くの人間に自然に納得させる形容
鬼才だったね またはんざいかんさいがわいせつぶつでわるさばかりしてる >>138コイツ幼児なのに>>138ドスケベなんです>>138 またポルノマンガで税儲けの賎しい石原慎太郎みたいなひといる 便所にある小さな穴のむこう側には大きく口をあけた中年おやじが・・・。
宇能の「公衆便所の聖者」は集英社のアンソロジーに入ってたのでけっこう有名だね。
池田得太郎は悪くないけど、マニアックではないだろ
三島が褒める系の作家ということでタルホ並に有名 >>142
マニアック=無名という事ではないと思うんだが
トム・リーミイならマニアックなんだろうか ノーベル賞候補とか結構マニアックな作家いるよね
先進国以外の作家ってそれだけでマニアック ここでいうマニアックとはマイナーな作家の事だろ
池田得太郎は十分マイナーでトム・リーミイはメジャーだ
と、思うが。 九十九からみで九十九隼人はどう
人面鬼っていうヘンタイ小説書いたひと マニアックの定義がいまいちよくわからないんだが
伊佐名鬼一郎なんてどうだろう
娘と奥さんの首を鉈で叩き斬った後自分の額に鉈を叩きつけて自殺したひと
学研M文庫から作品集でる予定だったがどうなったんだろう
蚯蚓奇譚は読んだな、語りに仕掛けを凝らした小説だった。
所謂「新青年系」の作家。実在してるのかは作品集が出るまでは分からんな。 ニール・キャサディの奥さんだった
キャロリン・キャサディの『ハートビート』を読んだことがある。
この人はマイナーなのかな。 どうもここには人のレスにケチばかりつけるのがいるな
いったい何なのだろうか 「それ有名だろw」という感想はもっともでも
せっかくレスするならもう少し建設的な書き方もあるだろう
・・・という自分のレスに建設性はないなw
フィニーの『ラーオ博士のサーカス』はどうでしょう?
伊藤典夫が好きな本十冊で一時期挙げてましたね 以前「ラーオ博士のサーカス」を買うつもりが間違えて「バトティーズ大先生のラブ・コーラス」を買ってしまった。
まあそれはさておき
さくら隆もだいぶマイナーな作家?だと思う。そのわりにオレの持ってる「パンダと覚せい剤」という本は
第11刷発行となってるのだがなんと第1刷発行からほんの1ヶ月後で。本当だろうか。 フィニイ違いでゲイルズバークの…いや、なんでもない。 そういえばディレイニーって誰だっけ。たしか一時だいぶさわがれてたようだったけど。 アメリカン・ニューウェーブの筆頭だね
黒人でゲイのSF作家 誰もが知ってる作家を知らないふりするスレになりました >>149 >>151
オレも九十九からみで九十九十郎を。昭和30年代に黒魔術の塔というSM小説を書いた人。
唐沢俊一は「内容よりも、中川彩子のイラストの方が珍重される」などと言ってるが
サンリオ表紙を数多く手がけた藤野一友をわけわからない人とか言ってるんだよね。
立派な事ばかり言ってて藤野一友=中川彩子って知らないんだね。
たぶん九十九十郎が千草忠夫という事も知らないよ。 トム・デミジョンっていうのはどう。
知る限り長編ミステリー1作しか書いてないが(だいぶ以前に角川文庫から出てた)
今だに国書や河出などの翻訳リストに後がたたないカルト作家。
国書で出版予定の評論本はいいから河出から出る予定のSF小説早く読みたい。 >>168
ジョン・スラデックとトマス・M・ディッシュの合同ペンネームか
『黒いアリス』は案外普通のミステリだった
海外ミステリ作家ってドイルやクリスティのような誰もが知ってるような有名どころとマイナーな作家の差が激しい気がする
最近になって始めて単独で作品がまとまったロバート・バーやL・P・ハートリイはマニアックかな 日本以外にも綾辻みたいな本格パズルってまだあんの? 海外ミステリ作家という事ならレオ ペルッツなんていうのがいる
「最後の審判の巨匠」というの書いててボルヘスが惚れ込みアクロイド事件先駆けのトリックと言われ
ドグラマグラのような小説という事なので読んでみたが30ページくらいでキブアップ
さっぱりわけわからなかった
>>170
細々とではあるが一応まだある
最近翻訳で出たのだとハル・ホワイト『ディーン牧師の事件簿』がそんな感じ
>>172
ペルッツはミステリっぽい作品も書く普通小説家じゃないかと
去年でた『ウィーン五月の夜』は普通の歴史小説や紀行文ばかりだった >>173
そうだね、レオ ペルッツはミステリ作家じゃないな
「最後の審判の巨匠」晶文社ミステリから出たので勘違いしてた スマソ >>168 >>169
「黒いアリス」はいつか読みたいと思ってたんだよなあ。
「案外普通のミステリ」なのかぁ… ハートリ−は短編がアンソロジーに結構採られてなかったっけ
そういう意味じゃわりと知ってる人いるかも
フィニーの「ラーオ博士」は大分前に読んだ。エロティックなシーンもあり、そこそこ良い気分になる小説だった。
ペルッツはいい。レオナルドのユダは評価低いようだが好きだぞ。
ハートリーはあちらでは長篇がまだ読まれている作者らしい、代表作ゴー・トゥー・ビトウィーンは日本では翻訳が入手困難だけどな。 ジョン・スラデックは早川からもミステリー出てるな
レムも「捜査」「枯草熱」というの書いてる
何度も言うけどここのマニアックの定義ってなんなのだろう
ある意味レムもスラデックもマニアックだと思うんだが反論もありそう >>178 つづき
そういやレムやスラデックは‘誰も知らないような,には当てはまらないね
ミステリ専業じゃないミステリ作家といえばA・H・Z・カーとパーシヴァル・ワイルドがいるな
前者はトルーマンやルーズベルト政権にかかわった経済学者、後者は100本を超える戯曲残した劇作家
どちらも余技でミステリ書いて評価されてるけどこういう作家はマニアックの範疇になるのか たとえばこのミス本ミス読んでる愛好者ならパーシヴァル・ワイルドはまあ知ってると思うしねえ
>>181
私でさえ読んでるからマニアックとはとてもいえない ワイルドもカーも、日本では小説家としか知られてないだろ。まあ同じことだ。
ただ同名で姓だけでも通じる有名な作家がいるからな。 >>170
本格物はもう途絶えたよ
戦前が黄金期で、戦後は日本以外では、スリラーとか刑事物になっている
綾辻みたいなパズル的な推理小説はほんと日本だけ
そのほかのことはどうでもいいけど、日本本格を綾辻で代表させるのはやめてほしい
ここだけミステリ・SF板のようになってるな。いや、悪いことではない。 黒岩涙香、小泉八雲あたりは有名かな
大泉黒石なんてどうだろう 黒岩涙香はそこそこ有名だと思う。
大泉黒石は初めてきいた。 大泉なんとかって俳優のお父さんだろ。
一巻本全集をもってるぜ。 間山伊達緒、読んだら気が狂うといわれてる「芸術論」っていうの書いた人
読んだ人がみんな狂ったからまともな評価が出てないんじゃないの? どの程度の認知度から「誰も知らない」と「知ってる」の区分になるのでしょうか。
私の場合、たとえば、山尾悠子はたいていの人が知ってると思いこんでいたのが、
東大文Vや慶応文学部の1〜2年生の何人かに聞いても(15人くらい)、
知ってるというやつは1人もいなかった。
3年生以上や院生などはどうか知らないが、若い人たちに
読まれていないというのは、
やはり、忘れ去られる運命なのだろうか。
すごい作家なのに。 山尾悠子はたいていの人が知ってると思いこんでいたあなたが
世の中のことを知らないというだけの話でしょう。
またマニアックな作家について知己を求めるのに文学部の学生の中から
というのもアタマの弱さが疑われます。
たとえばあなたは上で話題に上ってる大泉黒石を知ってますか? 世代の問題はあるね
山尾は文芸好きの年輩になら結構知られている
でも確かに若い人は知らないだろうな 山尾の作品は読んだことないけど、「白い果実」の翻訳で名前は知ってる >>195
麗美子っていう友達から聞いたことがある。
彼女、発狂してなくなったけど。 そう、山尾悠子は芸大や東大(くずれではないが)のサブカル系あたりに
人気がある(大泉黒石ほど昔の人ではありません)。
ついでに、昔の野田秀樹の舞台が好きだという人には、今でも山尾の崇拝者が多い。
ところで、「知己を求める」とか「アタマの弱さが疑われる」って、
日本語として正しい?
まあ、通じますけどね。
山尾悠子は誰でも知ってるだろ何でここに取り上げる?と思っていたら
結構知らない人って多いんだね
今の豪華なのは持ってないけど昔のは数冊もってる
ところで鈴木いづみは知ってる?
ピンク女優をへてSF作家になり30代で自殺した人
山尾悠子とならんで以前ハヤカワ文庫から出てた
鈴木いづみは、阿部薫の恋人ってことでかなり知られてるんじゃないの
映画にもなったし Wikipediaにも載ってないけどすごい作家っていたりする? 思うんだがそんな無名な作家知って意味あるなかね
なんかこのスレつまらなくなるいっぽうだ というか、マニアックな作家のほうが価値はあるんじゃね?
科学者はメジャーが一番だけど、
文学とかって有名どころが一番面白いことって少ないじゃん
どんな有名でも、(笑)をつけられてオワリ。
ファンもどんどん誰も知らないような作家を探していくしね。 いやオレこういうスレ大好きで何度かレスしてるほどだけど
ただあまりにも無名な作家の名がでるとぜんぜんもりあがらないんでね
ちょっと物足りないわけよ
まあ誰も知らないようなマニアックな作家を挙げていくというスレだから仕方ないけどね >>217
なるほど
無名だとそりゃ盛り上がらないのはたしかか あまりにも無名な作家の名挙げられても何てレスしていいかわからないし
そんなわけで尾崎翠なんてどうだろう、ちと有名か
なら>>133 からみで桐山襲はどうだろうか 松原好之。
ちゃんとwikiにも載っているけど誰も読んだことないだろ? 俺の本棚にはあるがw キャサリン・ダン フリークス小説書いた人
ジョン・プレストン ゲイハードSMポルノ書いた人
ユーリディシー なんとマ〇コが主役の本書いた人
全部翻訳あるよ キャサリン・ダンはフリークス文学が好きな人にはそこそこ知られてるかも
邦訳されたときその辺の読者の間で地味に話題になったし >>222
それ山形浩夫あたりが褒めるラインナップでしょ? いや風間賢二でしょう 現にジョン・プレストンの翻訳してるし >>220
尾崎翠は川上未映子問題で読むようになった
北條民雄なんかどうだろう
わりと好きなんだが 尾崎翠は既に90年代に再評価されて、作家たちが好んで名前を出すようになっていたような
群ようこなんかはこの人をテーマに新書まで出してるし。その本は2000年代だったけど
今じゃサブカル系の若い女が好んで出す名前
マニアックではあるけど、「誰も知らないような」という趣旨とは完全に違う 牧野信一が基準なんだから、完全に違う、というわけでもなかろう
牧野のほうが有名ダロ?
ぐぐってみた。
牧野信一 約 195,000 件
尾崎翠 約 382,000 件
これだけみれば、だいたい二倍の知名度の差があるね。
尾崎はなんか物足りない、牧野もいいが、やはり物足りない。 >>236
約 3,150,000 件
マニアックではないでしょう?
>>238
基本的に日本の文芸って物足りない
半端物がやっているイメージ ゲオルク・ハイムはほとんどの人知らないだろう
『モナ・リーザ泥棒』の書評から「ハイムの世界に善意、救い、希望などというものは一切ない。
ただ狂気すれすれの、いやすでに狂気の領域に突入した鬼気迫る筆致で悲劇を描き上げるだけ」 『モナ・リーザ泥棒』、そんなに凄いか。その書評を書いたのはゼラ泉。
翻訳があまりピンと来ないのはあるだろうが。 以前、倉阪鬼一郎が取り上げてて凄そうだと思いオークションで6千円で落とした
それにしてもゼラ泉っていうのははじめて知った
のぞいてみたらマンスール『充ち足りた死者たち』の書評もあったぞ マンスールは昔図書館で借りて読んだな
有名じゃないけど仏文じゃそれなりに知られているんじゃないの 仏文がらみでマリオ・メルシェなんていう人はどう
肛門の女王、おっぱい女、ペニス植物、精液の沼ほかいろいろ出てくる
「タブー」という幻想ポルノ書いた人
二見ポルノからは他にもとんでもない小説けっこう出てたなー エウクリデス・ダ・クーニャ
バルガス=リョサの世界終末戦争の種本『奥地』を書いた人 ホセ・レサマ=リマ ジョルジョ・マンガネッリ
文学の冒険でとうとう出なかった 楽しみにしてたのに サド的な好色文学ってある?
有名どころは結構読んだ
これぞっていうの教えて >>250
『夢幻空花なる思索の螺旋階段』『審問官 第一章「喫茶店迄」』『幽閉、若しくは彷徨〈第一部〉』 >>250
デニス・クーパーっていうゲイ作家がいて何冊か翻訳されてる
内容がほとんど暴力、殺人、狂気が横溢してるがそれでいて哲学的
なにしろゲイ版ソドムの市を書いたほどだが残念ながらこれは訳されてない
なるほど今度読んでみる感謝
・・・でもゲイじゃなくて普通のエロよみたい・・・ そうだよね、なら読んでると思うが「一万一千本の鞭」はどうよ
あるいはほとんどアナルばっかりの「母娘特訓」ピエール・ルイスなんてのもある
2作ともサド的ではなく娯楽だけど面白かったな
ごめんごめん2作とも有名すぎた、全然マニアックでなかった
そんなわけで「強姦の形而上学」これはマニアックだよね
強姦こそが正統な性行為と説くこの本はだいぶサド的だと思う >>221
京都よ我が情念の遥かなる飛翔を支えよ、ってなタイトルでしたっけデビュー作
役30年後に出た二作目もなんたらかんたらと長いタイトルでしたよね
本人予備校の講師されてるとか?(デビュー作、京大東大受験生の話でしたね) 一部のマニア以外…が省略されてると解せばいいのでは? 漆黒の死神
中国地方を中心に活動している期待の新人 泉鏡花の弟の泉斜汀
筆名の由来は鏡花の舎弟だからだそうだw なんて自虐的なwぐぐったら
>創造力が乏しく大成しなかった。
あの兄だし、自虐的にならざるを得ないわなあ
テレビ関係図 (民放・NHK・パチンコ・電通・韓国・中国・創価学会 etc.)
http://livedoor.3.blogimg.jp/nwknews/imgs/0/5/0560a019.jpg
関連 ニュース速報+/既婚女性/大規模OFF/東アジアnews+
甲斐大策とか知ってるかしら。
イタリアのエミリオ・ガッダとかは。 >>200
島尾敏雄が新潮に「大泉黒石の『俺の自叙伝』だれか ゆずってくれ たのむ」って広告出したエピソードだけは知ってた
尾崎翠はちくまの文学全集に入ってから読者が増えた
文庫化は大きい >>265
甲斐大策は知らなかった。面白そうだね。 アラン=フルニエ『グラン・モーヌ』
プルーストの「失われた時を求めて」の第1巻が自費出版同様に
グラッセ社から出たのと同じ1913年の発表。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/kato/archives/2006/01/post_5.html
俺は作家名・作品名とも、つい最近、はじめて知ったのだが、実は有名なんだろうなあ
天澤退二郎訳の岩波文庫ほか、3種も訳がでているし、映画化もされている。
みすず版の解説は森まゆみが書いているようだし。
プルーストと同時代の英国の作家マックス・ビアボーム『ズリイカ・ドブソン』
も、文学板でまぐな氏に紹介されてはじめて知った。 1 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:2011/09/19(月) 19:50:45.98
牧野信一
2 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 20:24:45.24
知ってた
いきなり知られててワロタw
なんだよ、このスレ。 >>280
南部修太郎は水上瀧太郎の貝殻追放あたりで触れられてた気がする
あるいは小島政次郎だったかも知れん ガブリエル・ヴィットコップ
「ネクロフィリア」(国書刊行会)
とかはどう? マニアックかどうか知らないが、文学史の傍流だけれども、俺の好きな作家
武林夢想庵
大泉黒石
岡本一平(政治漫画では有名だが)
最初の二人はたいへんな知性なのに気取りがない。
才能は一流、表現力は二流なのが惜しい。
キャラクターは超面白い。
むしろ、今読むべき作家なのでは?
岡本一平の文章は漱石も認めたくらい独特の才能がある。
こういうのは青空文庫なんかで、たくさん読めるようにしてほしい。
>>288
長谷川時雨はどこかで目にしたことがある
ほかは知らなかった どのへんがマニアックなのか分からん。
たんに知名度が低いだけでいいなら、なんで俺の名前が出ない? 日本のナボコフ 川那辺薔
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4779118239/ ホワイトガーデンの幽鬼
っての書いた
ジェイムズ-ミーク
イギリスの京極夏彦か?
といった印象
このまま邦訳止まっちゃうのもったいなさすぎ!
何がいけなかったんだ?
人食と去勢宗教ネタなのに
ハリウッド映画みたいなエンタメ度の高さが
かえって中途半端になったのか?
面白いです!
ほんとこの本、面白いです! >>288
長谷川時雨は岩波文庫で出ている『近代美人伝』が結構有名だから、
誰も知らない作家ではないし、マニアックってほどではないと思う。
今時の若者は知らないだろうけど。
長谷川の作品で現在入手しやすいものでは、同じく岩波文庫に
入っている『旧聞日本橋』が面白い。作者自身が育った明治の日本橋の
市井の風俗が精細に書かれていて、へえっと思う発見もある。
田村俊子はフェミニズムが流行った時代にちょっと人気が出て、
全集も出ているから、そっち関係の研究者なら大抵知っていると思う。 カール・ジャコビ
ヒュー・B・ケイヴ
ドナルド・ワンドレイ
フランク・ベルナップ・ロング
ラヴクラフト周辺のマイナー作家 THE 村上春樹
村上春樹は、日本の文学者。1971年早稲田大学お笑い学部卒業。
ノルウェイの森はチンチンとマンコが主人公の小説で
彼の代表作である。あらすじ
「ある日主人公の僕はチンチンをおっことしてしまう、
結局僕は僕が年取るまで、見つからないのを知り過ぎるくらい知っていた。
そして、病院の看護師で同じくマンコをおっことした小夜子と知り合う。
小夜子は、不感症と僕は不感症である。(小便や出産は口からする)」 まあとにかく春樹は自選短編の
質の低さから多分大した作家じゃないんだろうなあ
って思う。残念ながら短編しか読む気がしなかった。
もしすごい作家だったら、私は、自殺する。
もし、彼が安部公房の密会や箱男よりすごい作品を書いてるような
天才だと言う事が判明したら私はフルチンで東京タワーに登って
飛び降りて豆腐の角に頭をぶつけて死ぬつもりでいる。
だから、私は彼の長編を読まない。怖くて読めないのだ。。。
マニアックな作家って言えばエリヒフロムとか残雪かな。 ジュリアングラッグ再版されず、すぐ廃刊になるの悲しい
偉大な作家なのに、日本でマイナーすぎる >>308
グラックは幻想小説ファンには広く知られてない? 見事に知らない作家ばかりだwwww
みんなのチョイスが素晴らしいなおい 正岡蓉、しらなかった
この名をあげるあなたさまは相当のプロと思われる
もしよかったら正岡とその作品の概説をおねがいしたい
なんかおもしろそう
本は買えるのか 田村俊子しか読んだことがなかった。
もっと読まないといけないなあ。 >>25
懐かしいなあ。四十年近く前の本なのね
>>321
米朝師匠とか小沢昭一さんとか都筑道夫さんとかの師匠筋にあたる人。
中島らもの本によく名前が出てきます。 J・P・ドンレヴィーが好きだった
ジョニー・デップ主演で映画化というはなしもあったが
立ち消えになったようだな 新人賞だけとって消えた作家の名前をあげればいくらでも出てきそうな 由紀しげ子
坂口安吾の文章で有名っちゃ有名かな
俺は小島信夫経由で知った 椿實 香山滋 私市保彦 河野典生
幻想小説に詳しかったらだいたい知ってるかな。 最上由継
人間の心の中に眠る狂気を滑らかな文体で表現した「先ゆく人」で新人賞を受賞したが、後が続かず、逝去。 321様。正岡容(正岡蓉)の単行本は最近古本屋でよく見かけるようになりました。正岡容掲載の戦前雑誌はなかなかみつかりませんね。 >>321
>>357
落語の本読んでたらその人の名前が出てきた paul claudel や musset のスレがないのは残念だ。 アニメのエロ広告に出てくるのが無名作家かな?
有名っぽいそうで、無名っぽい。 世界的には知名度があっても翻訳がすくないせいで日本じゃマイナーな作家多いよな
トム・ロビンズ、バリー・ハナ、T・コラゲッサン・ボイル(まだ恵まれてるか)
ほんとクソみたいな三文国産小説に使う金があるならこっちに回してほしい
日本人には小説なんて書けないでしょ ♪<¥
『痰歌鑑賞』お題「汚れ事務所の裏工作(粉飾小説の裏側で)」
芥川 行き着く先は カネの生(な)る FIFAズルヨシの 本屋大賞
よみびと(ロンゲ妖怪バスターズ)フルタチンコ
♪<¥ ハーヴェイ・ジェイコブズ
どっか作品集ださねえかなあ >>372
伝説化させようとしてるのかw
ミステリ好きには普通に有名だったわ
舞城として有名とかアホかとw 70年代ぐらいまでで発売後十年間翻訳されてない本がタタで翻訳できるルールってまだいきてたっけ。
ほんと毎月学生の日記帳レベルの小説がはいてすてるぐらい発売されるが一向に翻訳されてしかるべき本が出ない。。。 >>384
ちなみにwikipediaには載ってません 最近読んでいるのがオーストラリアのGerald Murnane
オーストラリア外ではほぼ無名だけどかなりよい あなたは40代ロサンゼルス府警工場作りですか?ドーハの悲劇「横浜衝撃イヤフォン」「横浜悪夢イヤフォン」ですか?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん? ジェラルド・ナーマン ; 現代オーストラリア文学
Gerald Murnane ( 1939 - ) : Australian writer .
http://d.hatena.ne.jp/stolderhat/20131115/p1 >>391
短い上に名前が違うのが悲しいなぁ
×ジェラルド・ナーマン
○ジェラルド・マーネイン
オーストラリア国内ではノーベル賞受賞も期待されているけれど、あまりにも独特なもんで一般受けしない
fictionを書くのはやめた、と宣言していていまだにタイプライターで執筆している
fictionをやめた後のnonfictionとfictionのあわいのような散文作品で高い評価を受けている
神学部を出てカトリックの神父になるはずだったが小学校教師になり、詩・散文を発表するようになる
クリエイティブライティングの教授になっているけれど小説を書くのを辞めた頃から他の作者の小説を読むこともやめたという筋金入り
それまで好きな作家はポール・エリュアールやプルースト、エミリー・ブロンテ、フロベール、ジョイスなど >>389
無名なもんか
れっきとしたノーベル文学賞候補じゃねーか >>393
ジェラルド・マーネイン で検索するとこのスレしかヒットしないくらいには無名だと思うんだ
オーストラリア外では文学賞を一つも受賞したこともないが、オーストラリアの有名作家からは軒並み賛辞を受けている
あるノーベル賞受賞者が激賞していて初めて知ったんだけど、自分にとっては今年一番の収穫なんだ
選び抜かれた言葉で記憶や書かれたものについて不思議な作品をつくる非常に素晴らしい作家だから、興味を持った人がいればぜひ読んでほしい マーネインはラドブロークスのノーベル賞予測オッズにたまに出てくる
倍率は30倍〜50倍くらいだけど 語り手はクリエイティブライティングの教授を数十年勤めた作家で、これまでに採点してきた生徒の散文を思い出す
少年の頃数学にのめりこんだ彼は、提出された散文作品を読んで、印象深く思って読むのに止まった箇所を付箋につけて、回数を点数化して評価を行うという独自の採点方法を編み出していた
これまでに最高点数の課題作品を、まるで競馬で自分の空想の馬が順位を競うようにレースを行うことを習慣にしていた。その順位は空想の中でいつも入れ替わる。
忘れらない作品として、「少年の名前はDavid」という散文作品があり、その少年の名前はもともとはDavidでなかったこと、それくらいしか思い出せない
あるとき、一人の女性が教官室に訪ねてくる。大学院に進学して小説を学ぶべきか、迷っているという。
彼女は結婚して田舎の牧場に従事することを求められており、尊敬する語り手の講座で学ぶべきか、迷っている。
その手首には切り傷がある。語り手は、特例としてまずは田舎に行って小説を書き始めては、と助言する。それを送ってくれれば評価や、指導をしよう、必要ならそれから進学すればいい、と。
数十分にわたった面談は、語り手が彼女に会った最後であった。語り手は彼女を幾度となく思い出す。構想を語られた小説は送られてこない。
語り手は空想する。あの女性が、いま綴ることを断念したか、あるいは今も綴りつつある小説こそが、最高の評価に値する作品なのではないか、と。
筋も思い出すことの出来ない、手首に傷のある女性が語る価値のあると確信を持って語ったことだけを覚えている過去を思い出しながら。
>>395
なんか趣旨と違ったみたいでごめん、いい作家なんだ 牧野信一は有名だろう 作品集持ってる
坂口安吾の文に何度も出てくるし
でも そう言われるとないなあ
知り合いに新人賞とって講談社から本1冊出して
あとは無しって人いるけど ほとんど一般人だしなあ
安吾つながりで矢田津世子かなあ 俺の机の上にあった
大塚銀悦
図書館の廃棄本できれいなのでもらって読んだら
西村健太のさらに激しいやつみたいなのでかなり面白かった
1998,1999に芥川賞候補になっているが選評を読んだらぼろくそ書かれていた
特に宮本輝が小説をなめてるとか書いてて お前なんかが言うなと
代わりに殴りに行こうかと思った 芥川の息子って作家?
たぶん長男だったかな
音楽の方は次男だよね、やすし 倉光俊夫
第十六回芥川賞受賞者
著書は数冊あるが唯一の怪奇小説集『怪談』は未収録作まとめて復刊してほしいな >>400
気になって調べたら
長男がひろしでこれは名優として有名
やすしは3男らしくて
二男にたかしという人がいてこの人が小説を書いていたが、
戦死していて本も出ている 知らなかった 作家の赤坂早苗が庄野潤三について書く。
小田急線の東生田駅から徒歩20分の庄野の新居を訪ね、映画の試写会に出かける庄野と一緒に駅へ向かう。
庄野は駅への近道という駅の裏手の崖の上へ出て、その崖を駆け降りた。
http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20160609
「これは、息子たちに教えられた道です。」
と、うしろも振りむかずにいった。
草いきれのむんむんする草原を横切っていると、子供時代のことが思い出されてきた。
「こういう草っ原を見ると、子供の頃のわるさを思い出します。
草と草を縛りつけた仕掛けをいくつも作っておいて、だれかが足をとられて転ぶのを面白がってよく見ていたものです。」
うしろについて歩くぼくがいうと、
「ほほう。そんないたずらをしたのですか。」
と、前を歩く庄野さんは、やはりうしろを振りむかずに大きな声でいった。 いじめを許さない社会にしようぜ!!!!
↓
上松煌(うえまつあきら) 作
★「九月の葬奏」(1作目「友だちを〜」と共に、作者の出生の本懐です)★
https://slib.net/71188
『作品紹介から』
初作の『友だちを殺した』と共に、作者の出生の本懐といえるものです。
世間を震撼させた「多摩川・中学生虐殺事件」に衝撃を受け、日本社会に警鐘を鳴らし
たくて書きました。
時間のないかたは、後半〜末尾にかけての主人公の「独白」をごらんください。
社会のあり方、人間の人間たる倫理正義・矜持襟度・慈悲情愛の大切さを、死をもって
訴える場面です。 問題提起の性格上、過激・苛烈な表現があります。 2015年。
作順では5番目。
プロフィール ←作品けっこう意識高いぜ。命は大事にしろ。
http://slib.net/a/21610/
社会が傍観者ばかりになったら、コワイでぇ! コンスタントに新作出してるのに意外とマイナーなのが椰月美智子。
伊吹有喜や藤岡陽子もつい最近までかなりマイナーだった。
この3人の女性作家はもっと評価されていい。 マニアックと言ったら駄作にも劣る自主出版しているジジババだろ。 横田朱加生きてんの?作家だから色んなバリエーションの歌詞書けて、作詞家にも向いてると思ったんだが。
でも、生きてんの?w 横田朱加なんてもういい歳だから、老けてダルダルなんだろうと思いきや、細身保ってて変わらず驚いた。不摂生ネタ繰り返してたのに。 横田朱加歳のわりに可愛いよね。本格作家復帰はまだかしら。私楽しみにしてるのに。 横田朱加!!!懐かしい!どうやら歌がジャイアンで有名なしゅか本人が歌うらしい(笑)
ただ作家活動しないのは残念すぎる。才能あるんだからやったらいいのに。 少年少女向けミステリー&異種混生譚です。
1932年代、アメリカの灯台守の少年「ポール・ヴィショップ」が体験した、ちょっと不気味で少し悲しい物語。
★H・I・バー灯台の竜灯(エィチ・アイ・バーとうだいのりゅうとう)★
↓
https://slib.net/90059
上松 煌(うえまつ あきら)
プロフィール
http://b.hatena.ne.jp/entry/slib.net/a/21610/ 横田朱加はホスラブのTV芸能版で未だに「おしゅう、おしゅう」と言われてるのが本当に微笑ましいなw 割と有名なのに現在新品で読める作品が一作もない作家ナンバーワン、島田清次郎説 地上は岩波、河出、新潮、文芸文庫あたりが出しててもいいと思うんだが ››0426
本当だ。未だにおしゅうと呼ばれている(笑)
横田朱加さんこの人日本語慣れした歌詞の世界観は見事なんだよね。言葉を自由自在に操れていいなーって思う。なんだかんだ人生楽しそうだしね。 華城文子
以前ウィキペディアで特筆性のない作家をまとめて削除したとき
この人だけ実績ありってことで生き残った 原田 実
その昔、出版社勤めだった頃、
作家・長谷川修(1926〜1979)の本を出したいということで遺族と交渉したけど、ダメだったんだよね。
新潮社でデビューして何度も芥川賞候補になった長谷川の作品を格下の小出版社から出せない、ということで…
結局、長谷川は世間から忘れられて作品は埋もれたままに
2018年10月30日 田村喜子
1982年『京都インクライン物語』で第一回土木学会著作賞受賞 レーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』
M・ミオー&J・ランジュ『娘たちの学校』
ペヨトル工房といえばわかるだろうか 誰も知らないのに
何でお前が
知っているんだよボケ 誰も知らないのに
何でお前が
知っているんだよボケ >>427
>>428
文芸文庫あたりは出しても良さそうなのにな 愉快愉快
オレの知らない作家ばかり
もっと書いてください >>1
全集が4回も出ているんだがw
この人は坂口安吾を見いだして文壇デビューさせた人
安吾効果で平成になって再評価された感じかな
逆に安吾が戦時中死んでたら、
忘れ去られた作家になってたかも
安吾の方はもっと忘れ去られて、
牧野信一のお気に入りだった誰も知らない作家になってただろうな >>440
それで売れたわけじゃないから関係ないだろ >>441
関係あるよ
生前は単行本数冊しか出てない作家
死後全集は出たが、自殺というセンセーショナルな死に方でなければすぐに出なかったかもしれない
戦後3回全集は出てるが、全て坂口安吾の死後
最後の筑摩書房版は安吾全集と同じ編集物の担当 >>442
×編集物
○編集者
そもそも「誰も知らない作家ではない」と書いたのに何で因縁つけられるんだよw 牧野信一は昭和時代に大手出版社が出した日本文学全集の一巻に必ず収録されているから(同時代の他の作家とのカップリングだが)、
「誰も知らない作家」はあり得ない。
こういう大手の文学全集の片隅にすら入ったことのないのが誰も知らない作家だろう
西村賢太が持ち上げていた藤澤某みたいなのがそれ ジャズ・アンビエントから、じょじょにSF的な顏を出してくる流れ
なかなかオモシロくないですか?
//youtu.be/f0og1UrDFy0 プリュドム
トルストイをおさえて初代ノーベル文学賞を受賞した詩人 大石黒石は一時は忘れられていたが、岩波文庫になったから憶いだされるだろう。
今の時代に合ってるのかもしれない。
武林夢想庵も似た傾向の作家だな。 美術展ナビ
2023.08.09
【レビュー】「発掘された珠玉の名品 少女たち—夢と希望・
そのはざまで 星野画廊コレクションより」 近代画壇の豊かな
成果を存分に 「描く女性」にも注目 京都文化博物館で9月
10日まで
松村綾子(1906‐1983)
谷出孝子(1907‐1987)
平山成翠
田代正子(1913‐1995)
作者不詳
島崎鶏二(1907‐1944)は島崎藤村の次男。
太田喜二郎
笠木治郎吉
有名画家の大規模回顧展や、海外の著名美術館のコレクション展を見るのと
は真逆の方向の展覧会ですが、充実度ではひけを取りません。植田主任学芸
員は「有名な作家を中心に叙述されている絵画史が、歴史のほんの一部でし
かないことが分かる内容だと思います」と言います。私たちアートファンも
「誰が描いた」についつい目が向きがちになりますが、作品そのものにフォ
ーカスすることの大切さを教えてくれる展覧会です。
(美術展ナビ編集班 岡部匡志) 密航のち洗濯―ときどき作家
宋 恵媛/望月 優大【文】/田川 基成【写真】
柏書房(2024/01発売)
【洗濯屋の家族】
[父]尹紫遠 ユン ジャウォン
1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作
家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。
[母]大津登志子 おおつ としこ
1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳
年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。