誰も知らないようなマニアックな作家を挙げていく
フェリクス・ユスポフ
コリン・ウィルソンとの共通点は、共にグレゴリー・ラスプーチンを題材にした著作がある
関係無いけど 本当に知らない人を書くとレスされず、
話題になるようなコアなファンのいるマイナー作家だと「有名だろw」と言われる
これいかに! >>111
確かにほとんどの人は知らないと思う
でも岩波文庫のユーザー(緑帯)だったら見かけたことはあるよね
自分もそれで買って読んだし 三島が再発見したって言い方も有名だからそういうルートもあるね
もしくは私小説ルート 私小説方面で名前は聴いたことあるな
まあ読んでなきゃ意味ないが 筒井康隆編の『実験小説名作選』で牧野信一のことを知ったな
定番とまではいかなくてもちょろちょろとアンソロジーで名前みかける気がする マキノってマイナーなの?
昔、一巻本の作品集を持ってたけど売っちゃったよ。 >>117
筒井康隆の「文学部唯野 教授のサブテクスト」を読んでたら、 坂口安吾「風博士」
と並んで、牧野信一「ゼーロン」が教授の選ぶ日本の短編小説ベスト5に挙がって
いた。川端康成「牛落し」なんて存在しない作品も選ばれているのでどこまで本気か
あやしいけど。
安吾絡みでは、矢田津世子(1907−1944)などもいるけど、生前やある時代までは
有名だったけどその後読まれなくなった人って大抵それなりの理由があるんじゃないかと
食指が動かない。
「地上」の島田清次郎(1899−1931)、太宰の小説で名前だけは印象に残っている川上眉山
(1869−1908)等。
大正・昭和初期にモダニストとして活躍し、その後はサボテン研究家になった龍胆寺雄(1900−
1992)なんてのもいるな。
矢田は講談社文芸文庫に作品集がある。
長生きした龍胆寺以外は青空で読める。というか、青空のリスト見ると蘭郁二郎(SFの草分けらしい)
とか怪しげで聞いたことない名前がでている。
トマス・ウルフ(1900−1938)
フォークナーが、同時代の重要な米国の作家として、自分、ヘミングウェイ、
スタインベック、ドス・パソスを差しおいて、筆頭にあげている。
http://tinyurl.com/6svvyuy
外国の作家の場合、新たな翻訳が4、50年でておらず、昔の翻訳が絶版になって
いれば、日本ではマイナーということになってしまいそう。
ドス・パソスにしても篠田一士が「20世紀の10大小説」に「U・S・A」を選んでいなければ、
似たりよったりかな。 龍胆寺雄は一時期地味な再評価があって復刊されたな
モダニズムが再注目されてた時 蘭郁二郎はジャンル小説の分野ではコアなファンに知られてるはず 蘭郁二郎は文学畑ではともかくSFの先駆者で探偵小説の人なんで案外知られている
探偵小説の作家はマニア需要があるせいか古い人でも結構単行本化されるから案外忘れられない つまりそのジャンルのマニアなら知っていて
しかも素晴らしい作家なんだけど、
一般人や他ジャンル専門には分からないような作家を紹介するスレですね
自分はSF畑なんで、トム・リーミイ『サンディエゴ・ライトフット・スー』とかかな
幻想文学とメインストリームの境界に位置するような作家
かつてサンリオ文庫で出ていて表題短編が秀逸
原書も絶版なので、思い出したら図書館で借りてみてね >>121
売れたのか知らんが全集まででてたな
川端康成亡き後の短い春だった
モダニズムの先駆で一時注目されたといえばマッシモ・ボンテンペルリ思い出す
森毅が『わが夢の女』を推してた >>124
確かに、忘れられるべくして忘れられている作家をあげればきりがない
トム・リーミィ、よさそうですね ふしぎ小説の三橋 一夫なんかも知ってる人少なそう。
国書のしか読んだ事ないがなかなか面白かった。
自分の好みはポルノ以前の宇能鴻一郎。
この人が純文学してたのは知らない人多いんじゃないかな。 トム・リーミイはちくま文庫でサーカスファンタジーものが長い間現役だったね
サンディエゴ・ライトフット・スー読みたいな
宇能さんて芥川作家なんだよね >>128
宇野の「べろべろの、母ちゃんは… (ふしぎ文学館)」っての注文してみました。
東大の国文学研究室の概要欄見ると、ここ出身の作家として川端康成、堀辰雄
らと並んで橋本治は出ていても宇野の名は出ていない。
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/laboratory/database/15.html?department=3
三橋一夫、確かに聞いたことない。こちらもおもしろそう。 日本3大奇書とならんで裏の2大奇書ってのがある。
池田得太郎の「家畜小屋」と小田仁二郎の「触手」がそう。
奥月宴あたりを入れて裏の3大奇書っていうのはどうかな?
奥月宴でググればこの人のとんでもない作品が読める。
宇野ではなく宇能だよ。 本当だ、宇能でした。
宇能が純文学を書くのをやめるきっかけが三島の割腹事件ということがwikiに
出ていますが、奥月宴の作品でも三島が登場してますね。
検索すると、奥崎謙三、竹中労と容貌魁偉な人たちが関連で出てくる。
>>132 こんなの入れたら
半ズボンの神話 武田肇
いろいろ問題ありで国立図書館でも閲覧できないらしい
ドノソの 夜のみだらな鳥 なんといってもこれが1番 セリーヌを暗殺しようとしていたロジェ・ヴァイヤンってWikipediaに項目無いよね
ゴンクール賞作家なのに オノマトペを創出してそれを流行らせるってのは凄いことだよな
感覚的に新しい表現で、それでいて多くの人間に自然に納得させる形容
鬼才だったね またはんざいかんさいがわいせつぶつでわるさばかりしてる >>138コイツ幼児なのに>>138ドスケベなんです>>138 またポルノマンガで税儲けの賎しい石原慎太郎みたいなひといる 便所にある小さな穴のむこう側には大きく口をあけた中年おやじが・・・。
宇能の「公衆便所の聖者」は集英社のアンソロジーに入ってたのでけっこう有名だね。
池田得太郎は悪くないけど、マニアックではないだろ
三島が褒める系の作家ということでタルホ並に有名 >>142
マニアック=無名という事ではないと思うんだが
トム・リーミイならマニアックなんだろうか ノーベル賞候補とか結構マニアックな作家いるよね
先進国以外の作家ってそれだけでマニアック ここでいうマニアックとはマイナーな作家の事だろ
池田得太郎は十分マイナーでトム・リーミイはメジャーだ
と、思うが。 九十九からみで九十九隼人はどう
人面鬼っていうヘンタイ小説書いたひと マニアックの定義がいまいちよくわからないんだが
伊佐名鬼一郎なんてどうだろう
娘と奥さんの首を鉈で叩き斬った後自分の額に鉈を叩きつけて自殺したひと
学研M文庫から作品集でる予定だったがどうなったんだろう
蚯蚓奇譚は読んだな、語りに仕掛けを凝らした小説だった。
所謂「新青年系」の作家。実在してるのかは作品集が出るまでは分からんな。 ニール・キャサディの奥さんだった
キャロリン・キャサディの『ハートビート』を読んだことがある。
この人はマイナーなのかな。 どうもここには人のレスにケチばかりつけるのがいるな
いったい何なのだろうか 「それ有名だろw」という感想はもっともでも
せっかくレスするならもう少し建設的な書き方もあるだろう
・・・という自分のレスに建設性はないなw
フィニーの『ラーオ博士のサーカス』はどうでしょう?
伊藤典夫が好きな本十冊で一時期挙げてましたね 以前「ラーオ博士のサーカス」を買うつもりが間違えて「バトティーズ大先生のラブ・コーラス」を買ってしまった。
まあそれはさておき
さくら隆もだいぶマイナーな作家?だと思う。そのわりにオレの持ってる「パンダと覚せい剤」という本は
第11刷発行となってるのだがなんと第1刷発行からほんの1ヶ月後で。本当だろうか。 フィニイ違いでゲイルズバークの…いや、なんでもない。 そういえばディレイニーって誰だっけ。たしか一時だいぶさわがれてたようだったけど。 アメリカン・ニューウェーブの筆頭だね
黒人でゲイのSF作家 誰もが知ってる作家を知らないふりするスレになりました >>149 >>151
オレも九十九からみで九十九十郎を。昭和30年代に黒魔術の塔というSM小説を書いた人。
唐沢俊一は「内容よりも、中川彩子のイラストの方が珍重される」などと言ってるが
サンリオ表紙を数多く手がけた藤野一友をわけわからない人とか言ってるんだよね。
立派な事ばかり言ってて藤野一友=中川彩子って知らないんだね。
たぶん九十九十郎が千草忠夫という事も知らないよ。 トム・デミジョンっていうのはどう。
知る限り長編ミステリー1作しか書いてないが(だいぶ以前に角川文庫から出てた)
今だに国書や河出などの翻訳リストに後がたたないカルト作家。
国書で出版予定の評論本はいいから河出から出る予定のSF小説早く読みたい。 >>168
ジョン・スラデックとトマス・M・ディッシュの合同ペンネームか
『黒いアリス』は案外普通のミステリだった
海外ミステリ作家ってドイルやクリスティのような誰もが知ってるような有名どころとマイナーな作家の差が激しい気がする
最近になって始めて単独で作品がまとまったロバート・バーやL・P・ハートリイはマニアックかな 日本以外にも綾辻みたいな本格パズルってまだあんの? 海外ミステリ作家という事ならレオ ペルッツなんていうのがいる
「最後の審判の巨匠」というの書いててボルヘスが惚れ込みアクロイド事件先駆けのトリックと言われ
ドグラマグラのような小説という事なので読んでみたが30ページくらいでキブアップ
さっぱりわけわからなかった
>>170
細々とではあるが一応まだある
最近翻訳で出たのだとハル・ホワイト『ディーン牧師の事件簿』がそんな感じ
>>172
ペルッツはミステリっぽい作品も書く普通小説家じゃないかと
去年でた『ウィーン五月の夜』は普通の歴史小説や紀行文ばかりだった >>173
そうだね、レオ ペルッツはミステリ作家じゃないな
「最後の審判の巨匠」晶文社ミステリから出たので勘違いしてた スマソ >>168 >>169
「黒いアリス」はいつか読みたいと思ってたんだよなあ。
「案外普通のミステリ」なのかぁ… ハートリ−は短編がアンソロジーに結構採られてなかったっけ
そういう意味じゃわりと知ってる人いるかも
フィニーの「ラーオ博士」は大分前に読んだ。エロティックなシーンもあり、そこそこ良い気分になる小説だった。
ペルッツはいい。レオナルドのユダは評価低いようだが好きだぞ。
ハートリーはあちらでは長篇がまだ読まれている作者らしい、代表作ゴー・トゥー・ビトウィーンは日本では翻訳が入手困難だけどな。 ジョン・スラデックは早川からもミステリー出てるな
レムも「捜査」「枯草熱」というの書いてる
何度も言うけどここのマニアックの定義ってなんなのだろう
ある意味レムもスラデックもマニアックだと思うんだが反論もありそう >>178 つづき
そういやレムやスラデックは‘誰も知らないような,には当てはまらないね
ミステリ専業じゃないミステリ作家といえばA・H・Z・カーとパーシヴァル・ワイルドがいるな
前者はトルーマンやルーズベルト政権にかかわった経済学者、後者は100本を超える戯曲残した劇作家
どちらも余技でミステリ書いて評価されてるけどこういう作家はマニアックの範疇になるのか たとえばこのミス本ミス読んでる愛好者ならパーシヴァル・ワイルドはまあ知ってると思うしねえ
>>181
私でさえ読んでるからマニアックとはとてもいえない ワイルドもカーも、日本では小説家としか知られてないだろ。まあ同じことだ。
ただ同名で姓だけでも通じる有名な作家がいるからな。 >>170
本格物はもう途絶えたよ
戦前が黄金期で、戦後は日本以外では、スリラーとか刑事物になっている
綾辻みたいなパズル的な推理小説はほんと日本だけ
そのほかのことはどうでもいいけど、日本本格を綾辻で代表させるのはやめてほしい
ここだけミステリ・SF板のようになってるな。いや、悪いことではない。 黒岩涙香、小泉八雲あたりは有名かな
大泉黒石なんてどうだろう 黒岩涙香はそこそこ有名だと思う。
大泉黒石は初めてきいた。 大泉なんとかって俳優のお父さんだろ。
一巻本全集をもってるぜ。 間山伊達緒、読んだら気が狂うといわれてる「芸術論」っていうの書いた人
読んだ人がみんな狂ったからまともな評価が出てないんじゃないの? どの程度の認知度から「誰も知らない」と「知ってる」の区分になるのでしょうか。
私の場合、たとえば、山尾悠子はたいていの人が知ってると思いこんでいたのが、
東大文Vや慶応文学部の1〜2年生の何人かに聞いても(15人くらい)、
知ってるというやつは1人もいなかった。
3年生以上や院生などはどうか知らないが、若い人たちに
読まれていないというのは、
やはり、忘れ去られる運命なのだろうか。
すごい作家なのに。 山尾悠子はたいていの人が知ってると思いこんでいたあなたが
世の中のことを知らないというだけの話でしょう。
またマニアックな作家について知己を求めるのに文学部の学生の中から
というのもアタマの弱さが疑われます。
たとえばあなたは上で話題に上ってる大泉黒石を知ってますか?