>>191
自分の経験ですが、高校の時新潮文庫の「伊豆の踊子」に収録されていた「禽獣」「温泉宿」などの短編を読み、変質性・異常性に驚いたことがあります。
それまでは川端は日本的な繊細さや美を描いた作家だと思っていたので
その後、川端の他の作品や谷崎三島吉行などを読み、川端は変質性を日本的な脈絡の中で文学に昇華させた貴重な作家だと思うようになりました。