【草の花】★福永武彦★【死の島】
愛と孤独をテーマに書き続けた作家について語りましょう。 死ぬ前にカトリック教徒になりましたが、生前の著作からその傾向はあったんですか? それとフランス文学者だから若い時からカトリックとキリスト教一般に親しみますよね。 『風土』関東大震災と第二次世界大戦―二つの9月1日にはさまれた16年間の
愛の行方を描く最初の長編小説。失われた愛のやり直しは可能か、がテーマだ。 最近ではもう読まれていないかね?
『草の花』は都知事の愛読書だね。 まったくなんの本当らしさもない、お作りものの、悲しい悲しいだけをご都合主義にしたおセンチ文学。
ま、阿呆の文学青年好みではある。(笑) 『失われたときを求めて』を、「実は全部読んでない」と告白したのはこの人? 12
日本に西洋的な小説を作ろうとして悪戦苦闘したが難しかったことは確か
マチネポエティクも西洋の詩を日本語でやってみようって運動だった
でもまあ及第点はあるでしょ、下手な作家だとは思わない 文学に感傷はあってもいいと思うがな。
通俗に陥らずに文学的感傷を日本でもっともうまく表現できた作家だろう。 センチメンタルに泣くのは読者だ。作者は突っ放して書くんだ。
それが出来ないからバカバカしいだけの抒情おセンチ文学だと言ってるんだ。
野坂の戦争童話じゃあるまいし、作者と読者が抱き合って泣くなんてバカの極み。
だから阿呆だって言ってるんだ。(笑) 文学の評価は人それぞれだ。福永嫌いで結構だよ。
ところで、>>16は誰のファンかな? >>16のような事を言ったらおよそあらゆる文学はおセンチな阿呆ということになるな >>17
AKBじゃあるまいし、おまえはみんなそれぞれ誰かの「ファン」だと思ってるのかw
>>19
なんだ、じゃあ、だれかれ見境なくあちこちのスレでけなしまくる作家崩れのあんぽんたんなんだ? ♪ ルール ルンルン (__ ♪曲がりくねった道だって〜 こうと決めたらまっすぐに〜〜 __)
ルンルンルン ♪ (__ ♪嘘が真実(まこと)のご時世にゃ〜 いてもいいだろこんなヤツ __)
.\ ♪ああ 東京流れ者〜〜〜 /
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_==))~都知事専用車.\.゙i \ . ゙iミ| /|__/|
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もう少し日本語がうまく書けるようになるといいね。
福永ファンねえ・・・、福永さんも生きておられたら複雑な思いでしょう(笑 >>23
こういう冷笑家タイプ、文学周辺にはよくいる。
中上健次がよくぶん殴っていた弱っちい青二才w ♪ ルール ルンルン
ルンルンルン ♪ ( おー、上等じゃねえか ^^ 喧嘩は言い値で買ってやるぜえー )
\ 死 ね っ! ベンジョコオロギ !! /
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早速尼にレビューが出ているが、内容そっちのけで高すぎる定価や版面への批判だ。
文芸文庫は定価を高くする代わりに、さして売れそうにない純文学の絶版本を出版し、
品切れにはしないという方針でスタートしたはずだが、この文庫自体すでに品切れ
続出じゃないか。こういうものは赤字覚悟でやらないと、文学ファンの批判を招く。 >>28
赤字の問題じゃない、資金(在庫)負担の問題なんです。
赤字などはむろん覚悟どころか、ずっと赤字なんですよ。
わけも分からんと知ったふうなクチ利くんじゃなねえぞ、コラ。 俺は文庫に高い高い言うのは好きじゃないし、たくさん高額文庫も買ってきたが、さすがに今回の死の島は見送った。
普通の版面で、1600円くらいなら買ったけどあれはないわ。ずっと読みたかったから残念だけどさ。
まだこっちの方がいいよ。
http://www.shinchosha.co.jp/book/865263/
>>31
つまんないことに絡むなよ。誰でも知ってるよ >>31
倉庫代がかかるのも赤字のうちだろ。
それも含めて赤字覚悟でやるべしと言ってるの。
がんがれ、講談社社員くんw 親父が買った1冊200円の新潮文庫のがうちにある。 在庫負担っていうのが倉庫代だと本気で思ってる人がいるんだね(笑。
文学もいいけど、その程度の基本的な社会常識がないと小説だってまともに読めない気がする。
文学の読者が「誰でも」その程度なら読者のレベルもずいぶん落ちたもんだね。 なにか出版界に限ることを社会常識や読者レベルにまで関わるかのような
牽強付会の輩が一匹紛れ込んでいるな。やれやれ。 文芸文庫見たが、確かにあの版面はよくない。
読む気が失せる。 『草の花』は作者の自伝的小説らしいけど、藤木忍のモデルになった人の名前まで普通に明かされてることを知ってちょっと驚いた
いやそこは伏せておこうよ一般人なんだし、とか思ってしまった 「忘却の河」でこの作者の本を初めて読んでます。。。
今1/3位進んだけど、少し読むのがつらい。いや、内容には惹かれるけれど
殆ど改行や会話なしでページ全体に文字の大群て感じで続いてくのが辛い・・・ >>38
どこを見てもレイアウトが酷評されているようだけど、
文芸文庫の通常レイアウトとは違うの?
具体的に教えてください。近くの本屋においてなかった(まあ当然)。 >>41
これは見ないと分からないが、普通のより細かい字で、ページの余白が異様に小さい
何考えてるんだろうね >>39
昔の人のプライバシー感覚は今と隔絶してるからな。
>>42
他の文芸文庫もそうなってた。これは酷い。 >>43 例えばどの作品? そこまで酷評されるレイアウトっていうのに、凄く興味があるw >>40
フォークナーにかぶれたせいで、あんな文体になったんだけどね。 かぶれたわけじゃないでしょ。
そんなに読んだわけでもなかったようだし。 >>45
それそれ、ちょっと見たらなんだこれとなったぞ。そういや中上ってこんな書き方してたな、それで原稿の感じを再現したのか、とか思ったがそうではないらしい。 死の島はムンクの絵を表紙に使った新潮文庫を復刊してほしい。 >>46
「忘却の河」、いったん読むの中止しやした。
手元にある「草の花」「風のかたみ」「愛の試み」を先に読みます。
内容はおいといて、どれも忘却の河よりはずっと読みやすそうなので。 >>42
確かにひどいね。
これでは、自炊して読むしかないだろう。
まるで文芸社の自費出版みたいなDTPだな。 『海市』まだ途中までしか読んでないな。30年前に。 ひとつ残らずくだらない。こんなの読んでるのはオマエらみたいな終生文学青年の阿呆だけだ。
幽霊みたいな無質量の何の生活も無い男と女が現実性が全く無い幽界で「ああ悲しい、おお憂い」という理由で死ぬ。
その白痴話なだけだ。(嗤) >>54
そんなくだらないものをすべて読んだお前にあきれるな。 それもそうだし、貶すなら自分の言葉できっちり貶してほしいもんだね。 ああ悲しい、ああ悲しい。悲しいって美しい。悲しいって文学だ。
高校文芸部の女子生徒がよくこうゆう小説を書いてるよな。
悲しいだけが芸術だ。あっ悲しく死んじゃった、と。
阿呆が。ははは。(笑 >>58
今どきの女子高生が小説を読んだり、書いたりするかっての。
数十年前の女子高生だろ、お前が言っているのは? ジイサンの書き込みにいちいち反応するなよ、バ〜カ♪ 女子高校生の小説を「よく」読んでるって変態的なじじいだなあ。
悲しいのはじぶんだよね。「ははは。(笑」ってすごく空虚にひびく。 貶しあいっていいよね♪
もっとやろやろ、貶しっこ♪
はやくやろーぜ、このば〜か。文芸部の女子高生オタクのくそじじい。 最初に読んだのは小説じゃなくて「愛の試み」だった
すごく詩的な響きのある文章で惹きつけられたな
あと小説の中の悲劇性は予防接種のワクチンみたいなものと言ってて
それが小説の本質なのかと幼いながらも感動した記憶があるわ
個人的には「夢見る少年の昼」と夜が好きだな 新潮文庫って、ほとんど絶版なんだよな。かつては全集まで出てたのに。 死の島文庫版、いいじゃないか
あの持ちやすさで読めるんだから
とは言いながら、俺個人は全集の分厚くて重いハードカバーで読んだのが忘れられんが こうゆうののファンは文弱とはゆわない。頭が弱いとゆう。(笑 確か「心の中を流れる河」が文庫化されてなかったはずだが。 >>73
全集で読めるけど、文庫化はされてないね。
確か「夢の輪」という長篇小説にする構想があったと聞いたことがある。
結局、果たせぬまま他界したんだけども。 あれ?夢の輪って全集か何かに入ってなかったっけ?
もしかすると家になるかも 夢の輪は全集に入ってる。
没後30年以上経っても忘れ去られない福永… 75です。
そうなんですか。図書館でチェックしてきます。 若いときに「冥府」を読んで、あの悲しさ、絶望感は強烈だった。
月明りだけの京を描いた「風のかたみ」は絶品だ。 草の花 20年くらい前に読んだ 恐ろしいことに内容について何一つ覚えていない 「草の花」を読んだのは、BL小説家の江上冴子が、
「初音」の後書きで、
この作品に触れていたのがきっかけだった。 アッーが肺結核でヤケクソで死ぬとだけ覚えている
同室のピザが泣いていたような気もする 映画の廃市(大林宣彦監督)も見てね。
安子役の小林聡美が原作のイメージ通り。
原作の基本線を崩さない良いデキだった。
原作にない最後の尾美としのりのセリフが
とても良い。 あとサナトリノリウムの庭でサルがすべってた気がする 講談社版で「死の島」を初めて読んだ人いないの?
高いから、あまり売れてないのかな? くだらない・・・>>88おまえの頭の中はくだらないことしかないよ! 文庫版高いけど、以前から「死の島」は読みたかったから、買って読んだよ
綾子さん萌え クリスマスの日に新宿の酒場で相馬と素子がやりとりする心理戦がこの小説のハイライト。
素子という女の魅力がここでよく表現されている。 汐見が千恵子に説明する独創的な玉の井を歩く尊敬している作家って永井荷風のこと? 私は、素子派。多くの人が素子派と思うのだけれど。
相馬は、どっちつかずのお坊ちゃんのようで、歯がゆい。 たしかに、相馬の優柔不断ぶりにはイライラするね
かなり自意識過剰だし
多くの男性は、綾子派なのではなかろうか?
なんとなく、素子は女性に人気がありそうなイメージだね 綾子派の俺も、文芸文庫のあの版面だけは許せない。
大手の出版社がやっていい仕事じゃない。
価格は特に問題ない。たとえ倍になっても、まともな版面なら買うわ。 大昔に教科書に載ってた愛の試み読んでこの詩的な響きのある文章に惹かれたわ
あと小説の中の悲劇はそれを乗り越えるための予防接種みたいなものなんだって書いてあって
それ以来、悲劇的な小説の中にも作者の優しい眼差しみたいなものを感じるようになったわ 文末に「わ」をつけるやつって必ず内容も薄っぺらだね。 二人だけで回してるバカスレなんだから喧嘩するなさw 素子派か綾子派かの流れや>>93を読んだら
すごい久しぶりに「死の島」読み返したくなった
が、再読するのがもったいない気もするんだな 再読しないまま死んじゃったらもっともったいないぞ。 小説の登場人物としては素子に魅力がある。
自分の身近にいてほしいのは綾子。
わがままだねw >わがままだね
いやいや、単なるバカだよ。
福永武彦みたいな幽霊小説をそこまで具現化する読者ってのはw 何と1年以上レスがないまま落ちなかったとは。
『死の島』は20世紀文学の傑作。
8月6日が来るたびにこの小説と映画「ヒロシマ、モナムール」を想起する。 日本の純文学でヒロイン萌え論争ができる作品なんて
現時点ではこれが最後の作品だろう
ちなみに俺は素子派 『死の島』バカ高い講談社文芸文庫売れてるのかな?
古本の新潮文庫も状態のいいものがなくなってきているし、安くないしな。 今度、どこかが『死の島』を出す時、ベックリンの絵「死の島」を表紙に使えないかな? 風土、草の花、忘却の河、風のかたみ、海市、死の島、廃市・飛ぶ男
これくらいしか持っていないな。講談社文芸文庫で2冊短篇集が出ているけど、
イマイチ食指が動かない。 素子は死に、綾子は生き残る。
原爆を内的に抱えて自死を選んだ素子を記憶しつつ、相馬は綾子と共に生きる。
この結末をとりたい。 >>119
6長編と「廃市」を持っていれば十分だね。 >>121
あの結末って、素子の記憶があるから綾子とは一緒に生きられないってことでは?
綾子は半ニートみたいな生活だったわけだし、相馬と結婚しないんならあの後どうするんだろうな。 8月6日がもうすぐやってくる。
その日ではないけれど、今年の夏は東京から広島まで新幹線に乗車することにした。
原爆ドームなども初めて訪れる。
広島を歩きながら『死の島』も思い浮かべるだろう。 品川から乗車した新幹線のぞみが約4時間後広島に到着した。
「しのしま、しのしまー」アナウンスの声が幻聴のように聞こえた。 昔『風土』を3回位か読んだ。
あの魅力は何だったのか。芸術家で死んだ友人とその妻。その妻に憧れて
いながら手に入れられなかった主人公の美術評論家。そこに女の連れ子の
少女と少女に恋する画家の卵のような少年。異なる世代の精神世界が見事に
対照され進行する。
この作品では芸術家は自己の才能の枯渇とともに運命的な死を選んでいく
かのように書かれる。三島が「実践家は死ぬが芸術家は死なない」と言って
いたが、そうではないのね。美術評論家も亦、かつて夢見た女が手に入る
となった瞬間に何かが滅びて行き、死に向かっていく。
夢の喪失はイコール人間にとって死であるというテーゼがあったと
思うね。何故死に向かうのかが昔は視えなかったが。
『忘却の河』も好きだった。青春時代に死なせた看護士の女のことを
一生背に背負い生きる男の姿が儚く、男の妻がこの人も亦青春時代に
出会った、戦争で死んだ男のことを未だに覚えていて忘れられないでいる。
異なる記憶が交差しながら登場人物は没落していく。
捨てられない想いや記憶を抱きながら没落して行くという筋立てが良か
った。すごく人間的で儚くて哀しくてね。 汐見茂思のように生きるって決めた、まだ大学生だけど誰よりも強く孤独に生きる。 >>131
その感想、大学生というより中二っぽいと思うけど気持ちは分かる
でも孤独に生きるって思ってるより難しいよ
ぼっちになるのは簡単だけどね >>132
わたしは50代だが、孤独に生きてきた。『草の花』の影響ではないがね。
寂しがりやでなければ、自由に生きられて誰からも煩わされず最高だね。 「芸術のなぐさめ」という美術論の本があるけど
あれは全集にはいってるんでしょうか? 福永武彦の対談・座談集を昔入手して読んだが。小説だけから勝手に想像
していたタイプ、寡黙な詩人、というのとは違って饒舌。理知的・論争的・
容赦しない、という硬派な批評家にみえたのが意外だった。中村真一郎だった
か、「今日は福永の一人舞台だったなあ」とぼやいてるシーンがあって。
そういうぼやきが出るくらいの饒舌なシビアな論争家の面影がある。
小説については考え抜いてるのも視えた。シビアでクールな理論家。
熟練した設計者の顔があって、アレらの作品が書かれたのが分かった。 「風土」は二つの9月1日に挟まった物語。
第一次世界大戦勃発と関東大震災。
世界と個人の運命が交差する。 彼の奥さんってブサだよなw
息子はキモい顔してるしw 忘却の河と死の島
来月読もうと思っている
草の花は勧められて読んだ ジャコメッティの映画に矢内原伊作が登場するらしい
彼は草の花の矢代のモデルだよね
彼の若き日の日記読んだ人いる?藤木のモデルの人物の死に触れている 死の島にも深淵みたいなクズ野郎が出てきて読むのがダルくなってきた 死の島文庫上下巻で4000円…
文庫に4000円は無理 藤木のモデルと矢代のモデルってどこに書いてあるの
決定版の解説? >>151
藤木のモデルの木嶋くんについては矢内原伊作の「われ山にむかいて」その他研究書、矢内原伊作はまあそのまんまなんだろうが、全集月報でモデルであると伊作が言っている どうして映画化しないんだろう
草の花って映画に向いてると思う 俺は「死の島」を映画化してほしい。
昔、大林宣彦が「廃市」を映画化し、成功した。 電子全集が出ると知り歓喜
旧全集に入らなかった作品や、初出版などが色々収録されるようで、
かなり気合いが入ってる内容だ
モスラも収録されるのかな 藤木兄妹にモデルがいるならチエコと作者は付き合ったの? あべ・こーぼーと三島由紀夫は福永のこと馬鹿にしてたよね
「いくつになっても恋愛小説なんか書いてるから、おまえはダメなんだ」と 福永武彦氏が翻訳されたランボオの酔いどれ船を読みたいのですが、収録されている書籍の題名をご存知の方いらっしゃいますか? 生涯ずっと恋愛小説を書き続けた作家は偉大である
トマス・ハーディしかり福永武彦しかり >>150
>死の島文庫上下巻で4000円…
数年前に早稲田の古書店でソフトカバー単行本上下2冊で1000円で売っていた。やや日焼
けしていたが気にならず購入。
今ならamazonでやや傷みのある箱入り単行本が上巻20円、下巻600円から出てます。
そっちで買うのがいいんじゃないですかね。 >>162
一度誰かの手に渡った薄汚れた古本を嫌う人も世の中にはいる
高くても新本は必要だ >>158
三島の最高作は恋愛小説『春の雪』だと思う