エドガー・アラン・ポー PART1
今年はポーの映画が2作も公開されたことだし立ててみました
っていうかなんでこの人のスレがない?
19世紀の作家だけど今読んでもなかなか刺激的
後世に与えた影響も多大だしね ポー傑作集
江戸川乱歩名義訳
エドガー・アラン・ポー 著/渡辺温/渡辺啓助 訳
全集から削除された幻のベストセラー、渡辺兄弟のゴシック風名訳が堂々の復刊。
温について綴った江戸川乱歩と谷崎潤一郎の文章も収載。〈解説〉浜田雄介 時節柄、「赤死病の仮面」が読みたくなった。
コロナウィルスを避けて、こんなふうに引きこもるヤツもいるだろうか? >>601
もう仮面は,君の部屋に入り込んでいます。 >>602
マスク不足だというのに、病人の顔をかたどった仮面(マスク)だけは不足していないのか・・・。 ポーは貧乏で酒乱だった
親しみ持てるわ
さっき馴染みの店で呑もうとしたら
ガラガラでやんの
安いウィスキーのお湯割り1杯できりあげた エゴンシーレっぽい絵が作品の雰囲気とあってる気がする
ttps://www.youtube.com/watch?v=uURFvYmKvoc YouTubeにあったBenWhishawのアナベルリー朗読が良かった
あと10年くらい経ったらポー役いいと思う >>608
幼少期に両親を亡くし、子供のいないお金持ちの養子になる
英国の学校に行かせてもらったり裕福に育ったはず
しかし大学辺りから賭け事などの借金で養父と揉めたあげく、養父に息子ができ関係が破綻
編集者の仕事は当時で単身なら食えたレベル、叔母と嫁の面倒をみながらなのでぎりぎりかな
嫁が肺病を患っても郊外で静養させる資金は準備できなかった 「赤死病」が国じゅうを荒らすのも、すでに久しいこととなった。
これほど助かるすべもない、おそろしい疾病もこれまでにはないことだった。
血―――真紅の、ぞっとするような血こそは、この「赤死病」のなにより
まごう方ない象徴(しるし)であった。
(赤死病の仮面) >>612
好きな短編のひとつだ
読むたび舞台化して脳内上演してる
コロナ早期終息しますように 王様が城の中から外に逃げれないように入口ふさぐのめちゃめちゃ怖くね>赤死病の仮面 赤い死の舞踏会-付・覚書(マルジナリア) (中公文庫 ホ 3-4) (日本語) 文庫 – 2021/4/21
エドガー・アラン・ポー (著), 吉田 健一 (翻訳)
赤い死」が蔓延するなか、千人の友達と僧院に避難したプロスペロ公は壮麗な仮装舞踏会を催した。
そこへ現れたひとりの仮装した人物が、人々の間に狼狽と恐怖と嫌悪を呼び起こす
――死に至る疫病に怯えおののく人々を描いた表題作のほか
吉田健一の名訳で鮮やかに甦るポーの作品集 NHKで100分de名著とかやっとるが興味ないのかな皆 >>623
第二夜アッシャー家の劇中詩?
「魔の宮殿」の訳が変で意味が通らないと思う。
↓
「やさしい天使たちの住む
青々とした私たちの谷間には、
かつて美しくも荘厳なる宮殿が
――燃えるように輝き――
高くそびえていた。
思想という君主が治めるこの国に
堂々と建っていたのだ!
だが熾天使でさえ
これまでその翼を拡げた宮殿は、
この半ばほども美しくはない」
「だが」という逆接は何かの間違い? アッシャー家やウィルソンは佐々木直次郎の古めかしい訳の方がいいな
脳内に白黒の画像が迫ってくる感じ モルグ街の殺人に影響を受けた作品って相当あるだろうな 小学生が読んでも大丈夫な作品ありますか?
乱歩好きな子が読みたがりますがとりあえず黒猫のあらすじ読んで無理と感じました
他もグロくて残酷な感じですか? ポーの文章自体がある程度、成長した人間にしか分からない皮肉が多いので、糞ガキが読んでも
しょうがなかろうwww >>631
乱歩の何を読んでいるかによる。怪人二十面相シリーズだけしか読んでないならちときつい >>633
なるほどありがとうございます
まさしくその通りなのでまだやめておきます >>634
ここからは余計なお世話だし個人的な意見だから聞き流してもらって構わないのだけど、自分は親が子供の読む本を選んだり規制したりするのは間違っていると思っている(そんな事をしたってどうせ読む)。もしお子さんが自然に近い将来、二十面相から『芋虫』や『人間椅子』の乱歩作品あるいはポーに行ってもそれは自ら読者範囲を広げた成長だと捉えてあげて欲しい 『芋虫』は究極の恋愛小説だと思うし、ポーは今更言う必要もない文学史に残る天才 >>635
ありがとう
私は子供の頃エルロイやアンディマクナブファンだったからエグいのは平気
まだ小2なので子供に読めそうなのあったら探してと言われ聞いてみました
少年探偵団は人が死なないそうで人が死ぬのは嫌と言われましたが無理そうですね
芋虫も人間椅子も読んだことないけど私は嫌いそう…
オタクっぽいのが嫌いなので子供がキモいの読んでたらキモいと言います笑
ポーも乱歩もエンタメ作家でしょう?もちろんエルロイらもだけど文学ではないよ 何をもって文芸作家、エンタメ作家とするかはそれぞれだと思う(そういった線引きは不可能という意見もあるし意味がないという意見もある)。乱歩についても意見は色々あると思うが(私は日本を代表する文芸作家の一人だと考える)ポーの文学性を否定できる人はいないのではないか。ともあれお子さん共々よい読書生活を 小五の時、人間椅子とか火星の運河とか
文春文庫の全集(?)1冊づつ小遣い持って買い集めて読んだな
隠された世界を見つけたような気がしてね ポーがエンタメでないことは確かだろう。
「ハンス・プファールの無類の冒険」などは、シリアス過ぎて作家自身が命を削って書いてるような切迫感がある。 >>641
俺の場合乱歩はポプラ社の怪人二十面相シリーズから春陽文庫の『人間豹』へ行って(小遣い)おったまげた。小学五年生の頃だ 「雲間を吹きおろす一陣の風が凍らせて、
私の美しいアナベル・リイを殺したのは。」
エドガー・アラン・ポオ作 福永武彦訳 『アナベル・リイ』 >>628
ほとんど全てのミステリーが影響を受けているだろう >>637がポーをエンタメ作家と言っているのは読んでいないからだと思いたい。読めば見方も変わるはず。もし読んでいるならもうそれは小説観の違いだ 怪奇幻想文学の元祖は『雨月物語』だぞインポの爺ちゃんw ワシはインポで早漏じゃよ。ちんに据えた花火根元で爆でな。滄浪の水濁るとき は五木寛之 屈原の濁世観にて漁師の言。
まあ濁世になれば隠遁しろということだが、
早漏の液濁るとき は何か病気だから 濁世じゃなくても
入院しろ。性なる聖なる。ある意味でよい社会だと世に出ろというが
入院しろ。それも隠棲の一つ。よさというのは独りよがりで独善的というか圧迫感がある。院生もにてる。院政でもしろと。世に期待するな。善でも悪でもつまらん。絶対精神は意外に絶対他力にて。若いを過ぎたらずっと世から離れて暮らせセクハラしないで笑えという人生観。 竹取は心理的にまわされてるから心理的に完全な文学ではないが、国で一番の美女というのは
そうなりがち。余った精液もったいないから男子は心掛けよく。 >>648
この詩にインスパイアされて、ナボコフは『ロリータ』を書き、
大江は『美しいアナベル・リイ』を書いた
文学が奏でる美しいリレー >>656
ポーがいなければナボコフのあの大傑作『ロリータ』はなかったわけか >>657
『ロリータ』の凄さが分かる御仁はあまりいない >>658
ロリコンという言葉は誰も知っていてそれがロリータ・コンプレックスの略である事もみんな知ってはいるが、その言葉の元になった『ロリータ』を読んだ事のある人は少ないのかもしれない 文学的素養がないせいか、ただのくず男にしか見えない >ハンバート・ハンバート >>656
大江の『美しいアナベル・リイ』は未読なんで読んでみる >>660
ナボコフはあえてしょうもない人間を主人公にしている
『青白い炎』のキンボートもそうだね
そういう人間を中心にして笑いを生み出しているわけだ >>662
その笑いの裏にある悲しみの複雑で深いこと >>659
映画は見た
クソつまらない映画だったけど
最後におっさんが殺されそうになりながらピアノ弾いて、ピストルで撃たれて「だあああああ!!!」
とか悲鳴あげたところで爆笑したのだけは覚えている なんと2019年に旧仮名で中公文庫から渡辺温訳のポー傑作集が出ている。
江戸川乱歩と谷崎潤一郎の渡辺温の回想もついてる。
老舗出版社のプライドと品位が感じられる一冊だ。 白水社
U252 義とされた罪人の手記と告白
2024/03/27
17世紀末のスコットランド、地方領主コルウァンの二人の息子は、両親の不和により別々に育てられた。明朗快活で誰にでも愛され
る兄ジョージと、厳格な信仰をもつ母親のもとで陰鬱な宗教的狂熱の虜となった弟ロバート。自分が神に義認されあらゆる罪を免れて
いると信じるロバートは、17歳の誕生日に出会った不思議な力を持つ人物に唆されるまま、恐ろしい行為を重ねていく。変幻自在に
その姿を変える謎の友人≠フ正体は? そして政治的対立に揺れる議会開催中のエディンバラで、兄弟の宿命的な確執はついに衝撃
の結末へ……。奇怪な事件の顚末が異なる視点から語られ、重層するテクストが読者を解釈の迷宮へと誘う。小説の可能性を極限まで
追求し、アラスター・グレイらの現代作家にも多大な影響を与える、ゴシック小説隆盛の掉尾を飾る傑作にして早過ぎたポストモダン
小説。(『悪の誘惑』改題)
[著者紹介]
ジェイムズ・ホッグ James Hogg
スコットランドの詩人・小説家。1770年、スコットランド南部エトリック近郊の借地農家に生まれ、農場の使用人、羊飼いとして働
きながら独学で読み書きを覚え、詩や戯曲の創作を始めた。1800年作の「ドナルド・マクドナルド」は国民的愛誦歌となり、『スコ
ットランド辺境歌謡集』編纂中のウォルター・スコットと古謡の提供を契機に親交を結ぶ。詩集『山の吟詠詩人』(1807)が評価さ
れ、1810年にエディンバラで本格的な文学活動に入る。詩集『女王の夜祭』(13)、『詩鏡』(16)を刊行、1817年創刊の『ブラ
ックウッズ・マガジン』に寄稿した諷刺的な記事で有名となるが、自身も「エトリックの羊飼い」としてパロディの対象となる。その
後小説に転じて、スコットランドの歴史に取材した『ボズベックのブラウニー』(18)、『男の三つの危険』(22)、『女の三つの
危険』(23)などを発表。ゴシック小説『義とされた罪人の手記と告白』(24)は20世紀に再評価され、現在では最も重要なスコッ
トランド文学/英文学作品の一つと目されている。1835年死去。 『黄金虫』
いかにも作り物の話だと思う
子供だましの作品 『黄金虫』
いかにも作り物の話だと思う
子供だましの作品 最高傑作は『アシャー家の崩壊』だな
丸谷才一の訳には解らない言葉がいくつか出てくる
河合訳はどうなんだろうか? 岩波の【八木訳】は訳注が詳細でためになる
岩波の『白鯨』も訳注がよかった >>676
俺は誰の訳で読んだだろう? 少なくても丸谷ではなかったな。特に分からない言葉がでてきた記憶はないが