0612吾輩は名無しである垢版 | 大砲2020/04/01(水) 09:22:26.30ID:Q+ZmHR36 「赤死病」が国じゅうを荒らすのも、すでに久しいこととなった。 これほど助かるすべもない、おそろしい疾病もこれまでにはないことだった。 血―――真紅の、ぞっとするような血こそは、この「赤死病」のなにより まごう方ない象徴(しるし)であった。 (赤死病の仮面)