ヴァージニア・ウルフ

0004吾輩は名無しである
垢版 |
2012/12/22(土) 00:28:47.20
Monday or Tuesday (1921) (Short Stories)--Text-- ZIP
Mrs Dalloway (1925) (Novel)--Text--ZIP--HTML
The Common Reader (1925) (Essays)--Text--ZIP--HTML--ZIPPED HTML (includes image of Greek characters)
The Common Reader Second Series (1935) (Essays) --Text --ZIP--HTML
To the Lighthouse (1927) (Novel)--Text --ZIP--HTML
Orlando: A Biography (1928) (Novel)--Text --ZIP--HTML
A Room of One's Own (1929) (Essay)--Text--ZIP--HTML
The Waves (1931) (Novel)--Text --ZIP--HTML
Three Guineas (1938) (Essay)--Text --ZIP--HTML--ZIPPED HTML (includes image of Greek characters)
Flush: A Biography (1933)--Text--ZIP--HTML
Between the Acts (1941) (Novel)--Text--ZIP--HTML
The Years (1937) (Novel)--Text--ZIP--HTML
Collected Essays--Text--ZIP
Collected Short Stories--Text--ZIP
The Voyage Out (1915) (Novel)--Text
Night and Day (1919) (Novel)--Text
Jacob's Room (1922) (Novel)--Text
Walter Sickert: A Conversation--HTML
The Haunted House and Other Short Stories--HTML
The Death of the Moth and Other Essays--HTML
0005吾輩は名無しである
垢版 |
2012/12/23(日) 07:16:13.62
Virginia Woolf の "Teh Waves" という小説を今、読んでる。これは従来の「小説」という
ベキものではなく、新しいジャンルのものであると Woolf 自身が言ってたように思う。
他の人たちの書評によると、小説と詩との間みたいな感じだそうだ。僕も、読んでいてそう
感じる。

Woolf の作品はどれもさほど長くはない。"The Waves" も、僕の持っている本では
たかだか 230ページくらい。もしこれを日本語訳して文庫本に収録すると、たぶん
400 ページくらいかな? だから、すぐに読了できそうなもんだ。ところが、なかなか
そうもいかない。

今、全体の四分の一ほど読んだところ。単語や構文が複雑という
わけではないので、英語の得意な人なら辞書なしで大丈夫なはずだ。でも、それなのに
すいすいとは読めない。いや、すいすいと読み流したくはないのだ。こんなにまで細部に
神経をゆき届かせて丁寧に書かれた文章なんて、そんなに多くはないんではなかろうか。

まだ読了もしてないし、大した英語力があるわけでもなく、また文学に詳しいわけでもない
僕が偉そうなことは言えないんだけど、今のところ、僕はこの作品はまさに「詩」だ、
と感じている。だから、ないがしろに読み流す気に離れないし、読み流したらすぐに
訳がわからなくなる。
0006吾輩は名無しである
垢版 |
2012/12/23(日) 09:45:15.99
>>5
"The Waves" の邦訳は、アマゾンでちらっと見る限りでは、角川文庫とみすず書房との
にしゅるいがでているのですね。この作品の邦訳についての日本人からの書評が

http://www.amazon.co.jp/波-ヴァージニア・ウルフコレクション-ヴァージニア-ウルフ/dp/4622045052/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1356222942&sr=1-2

このページに掲載されています。
0007吾輩は名無しである
垢版 |
2012/12/23(日) 10:00:55.13
Virginia Woolf の読者からの書評としては、日本語で書いてあるものよりも当然のことながら
英文で書いてあるものの方が、はるかに多いですね。

http://www.amazon.com/product-reviews/0141198532/ref=cm_cr_dp_syn_footer?k=The%20Waves%20(Penguin%20Hardback%20Classics)&showViewpoints=1

このリンク先にあるページでは、アメリカのAmazonにある "The Waves" についての書評が45本もあります。全部を読んだわけじゃないけど、最初の数本を
読むだけでも、けっこう参考になると思います。
0008吾輩は名無しである
垢版 |
2012/12/23(日) 13:38:14.01
'I see a ring,' said Bernard, 'hanging above me. It quivers and
hangs in a loop of light.'

'I see a slab of pale yellow,' said Susan, 'spreading away until it
meets a purple stripe.'

'I hear a sound,' said Rhoda, 'cheep, chirp; cheep chirp; going up
and down.'

'I see a globe,' said Neville, 'hanging down in a drop against the
enormous flanks of some hill.'

'I see a crimson tassel,' said Jinny, 'twisted with gold threads.'

'I hear something stamping,' said Louis. 'A great beast's foot is
chained. It stamps, and stamps, and stamps.'

'Look at the spider's web on the corner of the balcony,' said
Bernard. 'It has beads of water on it, drops of white light.'

'The leaves are gathered round the window like pointed ears,' said
Susan.
0010吾輩は名無しである
垢版 |
2012/12/23(日) 13:53:23.83
>>8
そうそう。その部分は、この "The Waves" の冒頭近い箇所ですね。

ところで、この作品は9つのセクションに分かれていて、それぞれのセクションの冒頭には、
実に美しい詩的な風景描写があります。あまりにも美しいので、それらすべてを
引用したくなるほどです。今、僕が読んでいる箇所にも感動していますが、ほんの
二、三行だけ引用してみます。

The sun, risen, no longer couched on a green mattress darting a fitful glance through
watery jewels, bared its face and looked straight over the waves.
http://gutenberg.net.au/ebooks02/0201091h.html

あけぼのの時刻。地平線にある緑のマットレスに横たわっていた太陽が、水のような
宝石を通してチラチラとこちらを覗いていたのだけど、ついに顔をのぞかせた、というようなことを
書いていますが、よくもまあ、こんなに綺麗な表現が生み出せるものです。

この作品は、このように詩的な表現が、冒頭から最後まで、数百ページにわたって延々と続くのです。
だから、読んでいて、気を抜くことができないのです。素晴らしいと感動しながらも、
あまりたくさんのページ数を短時間にこなすことはできないのです。

丁寧に読まないと損だし、そして、丁寧に真剣に読むからこそ、読んでいてとても疲れます。
もちろん、悪い意味で疲れるわけじゃないんですけどね。
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