>>60
>48そのほかは小谷野
って、小谷野敦のこと? すまん、彼の本は読んだことないし、彼については
何も知らない。いちいち書かなくてもいいんだろうけどさ(笑)
でもせっかくの機会なんで読んでみます。 まあ、根が真面目なんで。

>>67
そうですねえ、日本人がどうして書けないかってよりも、どうして
彼らは書けるのでしょうか?っていう問うべきかもしれませんね。
人間とはなんぞや? 神とはなんぞや?みたいな総合的な問いかけに
対する執念というか、鬼気迫るものがありますよね。まあ、そういう執
念が、文学だけではなくて、いろいろなジャンルにおいて、新たな地平を
切り開いてきたのは間違いないとは思います。やっぱ宗教の力って、
大きいんじゃないですかね。ヨーロッパだけじゃなくて。日本においても
いわゆるところの「文学」の展開に、仏教なり神道なりの宗教が与えた
影響ってありますよね。このあたりはちゃんと勉強してないんでうやむやに
しときますが(汗)。

村上春樹は大いなる私小説家というか、少なくとも長編については、どんだけ
非現実的なこと書いても、私小説的に読めちゃうというか、読んでしまうんです
よね。これって僕の問題ではなく、彼の小説が日本で受けている原因のひとつ
ではないかなって気がしなくもない。
まあ、世間における「文学」の機能が変質してきているのは間違いない。
昔このスレで書いたことあるんですけど、サプリメント化してますよね、
小説が。阿部ちゃんは明らかに非サプリメントだ。だから売れないんだ(笑)