>>70
少なくとも20世紀初めごろまでのヨーロッパ文学って、神との戦いだったような
気がしますね。最近はどうなんでしょうね? あんまり翻訳されないからなあ、
ヨーロッパの小説は。なんか強度が感じられるものが伝わってこない。
アメリカ文学における柴田元幸とか岸本佐知子みたいな翻訳者がいないからかなあ。

神問題、難しいというか、僕自身はあまり自分のこととして深く考えたことがない。
でもほら、文化人類学の出なんで、神はいないかもしれないけれど、神様はいるとかって
思いますね。妖怪とかね、その類もめて。カミサマね。

大文字の「神」だったら、タゴールのこの言葉は好きです。

「すべての嬰児は神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生れて来る」

岡本太郎はちょっと苦手です。作品は面白い。でも例のイザイホー撮影事件
の印象があってね。勝手に禁断の場所に入って、棺の蓋を開けて遺体の写真を
撮り、あろうことか週刊誌に掲載したという。まあ、いろいろ理屈はあるんでしょうが、
この一事だけで、僕はごめんなさい、です。
彼の作品を作品化したChim↑Pomは大好きですけど。これには会田誠も関係しているか。
 
阿部和重の映画本は中原昌也との対談だったかな。ちょっとハスミを意識しすぎというか
背伸びし過ぎで、ぶっちゃけ読み物として普通に面白くなかったです。

雑談スレって、ここですか?
【鉛筆さんと】雑談!☆101【消しゴム君】