なぜ日本文学は権力構造を描き得なかったか
独裁とか影の支配なんかはむしろ書きやすいかも知れない
権力の構造なんだからほぼ地の文で解説してるようなもんだ
しかし、暗殺のない越後屋みたいなものを想像するにつけ、なぜか陳腐な印象を受けてしまう
バンクシーの風刺みたいで、だから何?が関の山
きっとこれは、作品の内容ではなく、受け手の問題だと思ってて
権力者同様、我々も十分に無責任なんだよね
だからこそ、権力とどう付き合うかという主題になると
途端に魅力が増して、興味が湧いてくる
何故なら、空気こそが権力だから
安部公房の「友達」的な空気と言えばいいのか
たとえば、セクハラは職権濫用だから職権を持つ者を当事者として訴えたらいいが
水着で広告の撮影するときに見学と称しておじさんがわらわらやってきて
見学した見学したといって立ち去ったりすると
誰にどれだけ怒ってよいか解らなくなるんだよな
権力者も無責任な民衆も
何も考えていないんだろうな マルクス主義では日本の権力構造は上手く説明できないのもあったのかな
階級闘争で説明仕切れない おれもう社長のコラム読んでないんよ
子供いないし
しかもあれ大金持ちの論理やの おい!
学歴詐称、ハゲ、エロ、チビ の深沢秋男!
死んでくれてありがとう。 >>97
権力を悪いもの、解決されるべきもの、という捉え方が間違っているということだね。
権力に対するイマジネーションが貧困という問題は、吉田健一や辻井喬のような人には関係ないわけで。
リアルを書くと地位が危なくなるくらい叩かれるから書かないだけ。 権力構造を利用する側のしたたかさみたいなのは
書かれてこなかったんだろうか >>1
わかりやすい権力である、
キリスト教がないから、、、
ドストエフスキーは戦っているが、
日本人にはわからない、、、 >>167
何で権力を描くこと=権力と戦うことになるんだよ 夏目漱石と森鴎外の系譜のうち、森鴎外の系譜が途絶えたんだよ。
漱石は漱石で国家を背負って日本文学の礎を築いたんだけど、
夏目漱石の系譜が、大正時代には太宰治にまで堕ちた。
シビアに区切ると、実は小林多喜二も大江も三島も、ほぼこの放蕩息子の系譜に入り
権力に対する想像力の貧困とも結びついている。
スレの流れ的に求められているであろう森鴎外の系譜は、統治者としての父なる文学にあたるんだけど、
大正ロマンを経て放蕩息子の文学になったので、
太平洋戦争前夜に、"アメリカ相手に戦争なんてしたら破産するぞ!"と主張する文学がなかった原因のひとつ。
権力構造に限らずなにかの構造と文学の関係は
シミュレーションなんだけど
アメリカSFやフランス哲学どころか論語の時代から
外国の真似でなんとなくシミュレーションになってしまうところが日本にはある
典型的なフランス文学読みなんか、フランスが戦勝国であるかのような誤解が傲りの根底にあるよな >>169
放蕩息子の文学に、ひとつだけ救いがあるならば
万延元年のフットボールや、蟹工船で
心理を描いたことになるのかな
ガルシアマルケスの族長の秋も反独裁の気味はあるけれど
それは孤独にフォーカスしている
しかし、今の日本の権力構造なんて
官僚の保身やアメリカからテーマを戴く思考停止ぶりが分かりやす過ぎて
どうしようもないね
話変わるけど、素朴な読者としての自分は権力構造の文学になにを求めているんだろうって問題があるよな
徴兵逃れの知恵のようなもんを転用したくなったり
フーコーの本で生権力について知っても
じゃあどうすんの?って、ハウツーに転化したくなるし
ローマの落日をアメリカの没落になぞらえて
無理矢理にでも未来予想したくなる >>171
だからと言って放蕩息子ではないことにはならなくね?
オノ・ヨーコだって安田財閥の娘だよ >>172
太宰で津島家の政治家が絶えたなら明快だが
娘が代議士を婿に取った事に恐ろしさを感じる。
一旦消えた炎が再燃したような。 アウトローになる形しかない
渦中に飛び込んでみればいいのに 7月8日
2022年 - 元内閣総理大臣の安倍晋三が奈良県奈良市の大和西大寺駅前で選挙演説中に、
男に手製の銃で銃撃され死亡(安倍晋三銃撃事件)。 松本清張にもう20年くらい時間をやれば、古代天皇制の構造を解き明かしたかもな。
映画なら山本薩夫の「金環食」が良い線を行ってる。 裏本田・柴志朗(鈴木達也)
テレビにせよネットにせよ、政治もスポーツも芸能も国際情
勢も一緒くたにして「関心が高い順」にニュースを扱うあり
方にはやはり重大な問題がある気がしますね。
Feb 29, 2024 韓国映画35本で学ぶ朝鮮半島現代史|ポリタスTV会員限定で2022年9月28日に放送した深澤真紀さんの伝説回を
再放送。韓国映画ファンはもちろん日韓関係を学びたい人も必見|ゲスト:深澤真紀(1967年3月10日 - )(2/24)
2024/02/24
『密偵』(2016)/『金子文子と朴烈』(2017)
『お嬢さん』(2016)/『マルモイ ことばあつめ』(2019)
『チスル』(2014)/ 『スウィング・キッズ』(2018)
『国際市場で逢いましょう』(2014)/『シルミド』(2003)
『KCIA 南山の部長たち』(2020)/『冬の小鳥』(2009)
『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)/『光州5・18』(2007)
『弁護人』(2013)/『偽りの隣人 ある諜報員の告白』(2020)
『1987、ある闘いの真実』(2017)/『ミナリ』(2020)
『サニー 永遠の仲間たち』(2011)/『殺人の追憶』(2003)
『トゥルーノース』(2021)/『工作 黒金星と呼ばれた男』(2018)
『JSA』(2000)/『はちどり』(2019)
『サムジンカンパニー1995』(2020)/『国家が破産する日』(2018)
『権力に告ぐ』(2019)/『トガニ 幼き瞳の告発』(2011)
『提報者 〜ES細胞捏造事件〜』(2014)/『明日へ』(2015)
『共犯者たち』(2017)/『スパイネーション/自白』(2016)
『君の誕生日』(2019)/『アシュラ』(2016)
『パラサイト 半地下の家族』(2019)/『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019)
『サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く』(2022)