フランツ・カフカ Franz Kafka 10
カフカの「城」他三篇
森泉 岳土 (著)
ハードカバー: 80ページ
出版社: 河出書房新社 (2015/3/26)
1975年生まれ。水、墨、爪楊枝、割り箸など、特異な技法で漫画を描く注目の新鋭。
「森のマリー」にて商業漫画誌デビュー。著作に「夜のほどろ」「祈りと署名」「夜よる傍に」「耳は忘れない」がある。
http://www.kawade.co.jp/img/image_i2/9784309275758.jpg 「一説によるとオドラデクはスラブ語だそうだ。ことばのかたち
が証拠だという。別の説によるとドイツ語から派生したもので
あって、スラブ語の影響を受けただけだという。どちらの説も
頼りなさそうなのは、どちらが正しいというのでもないからだ
ろう。だいいち、どちらの説に従っても意味がさっぱり判らな
い。」
「ちょっとみると平べったい星形の糸巻きのようなやつだ。実際、
糸が巻き付いているようである。もっとも、古い糸くずで、色
も種類もちがうのを、めったやたらにつなぎ合わせたらしい。
いま糸巻きといったが、ただの糸巻きではなく、星条の真中か
ら小さな棒が突き出ている。これと直角に棒がもう一本ついて
いて、オドラデクはこの棒と星形のとんがりの一つを二本足に
してつっ立っている。」
「屋根裏にいたかと思うと階段にいる。廊下にいたかと思うと玄
関にいる。おりおり何ヶ月も姿をみせない。よそに越していた
くせに、そのうちきっと舞い戻ってくる。ドアをあけると階段
の手すりによっかかっていたりする。そんなとき声をかけてや
りたくなる。むろん、むずかしいことを訊いたりしない。チビ
助なのでついそうなるのだが、子どもにいうように言ってしま
う。」
「この先、いったい、どうなることやら。かいのないことながら、
ついつい思案にふけるのだ。あやつは、はたして、死ぬことが
できるのだろうか。死ぬものはみな、生きているあいだに目的
をもち、だからこそあくせくして、いのちをすりへらす。オド
ラデクはそうではない。いつの日か私の孫子の代に、糸くずを
ひきずりながら階段をころげたりしているのではなかろうか。
誰の害になるわけでもなさそうだが、しかし、自分が死んだあ
ともあいつが生きていると思うと、胸をしめつけられるここち
がする。」 モーツァルト創作8時間+音楽レッスン4時間
フロイト創作8.5時間+患者診察4時間
カフカ創作7時間+保険局でのサラリーマンとしての執務6.5時間、午前2時以降に就寝、不眠症 オドラデクのかたちを3Dプリンターで出力して欲しい。どうしても無理だと聞いたのだけど… カフカの作品も面白いけどカフカとの対話とか関連本も良作多いくて楽しい 日記と書簡と対談とインタビューが読みたい…時間がない… 共和国
【1日遅れ・1】日本で最初(とされている)カフカ論。岡村宏「フランツ・カフカ」、『独逸文学研究』第1号所収、1932年6月。
http://pbs.twimg.com/media/Cmgd3wuUMAEz9i8.jpg
【1日遅れ・2】日本で最初(とされている)カフカの翻訳。林兼道訳「万里長城を築くに当りて」、『エルンテ:独逸文学研究雑誌』1933年1月号所収。
http://pbs.twimg.com/media/CmgfLuUUIAA8fX0.jpg
【1日遅れ・3】日本で最初(とされている)カフカの単行本、本野亨一訳『審判』白水社、1940年10月。
当時は7、8部しか売れず、そのうちの1冊を安部公房が買ったという伝説が。「審判」という誤訳が根付いてしまったのもここからか。
http://pbs.twimg.com/media/Cmgf0zNUsAAaI1Z.jpg
【1日遅れ・4】戦後に刊行された花田清輝訳『カフカ小品集』(左)無刊記(叢書「世紀群1」1950年9月?)。
初版200部だか300部だかを手作りしたという。貼りこまれたイラストを描いた桂川寛は、ブックデザイナーの桂川潤さんのご尊父。
http://pbs.twimg.com/media/Cmgg50OUsAIhwDz.jpg
4 Jul 2016 >>406
いつもはtwitterのコピペとかうっとうしいだけだけど、これは面白い
教えてくれてありがとう
最初の翻訳である「審判」の書き出し部分も見たかった
ひょっとして国会図書館の電子ライブラリーで見られるかな? やっぱマックスブロートのおかげだろう
カフカは短命だったけど
いい友達にめぐまれた
生きていれば大富豪になれたんだろうけどね カフカの影響力を一番理解していたのはやはり友人だ大富豪どころか親父に認められただろうに >>413
これ、おもしろすぎる。
文庫出てるけど買おうかな。 お邪魔しますよ
投票実施中 9/11(日)23:59までに投票して下さい
文学板ID制を導入に関する投票スレ [無断転載禁止]©2ch.net
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/vote/1473074707/ 自分に自信がある人とか楽観的だったりポジティブな人ってカフカ読んで楽しめるの? 「審判」 フランツ・カフカ
184位/318作品。翻訳小説SF以外。
凡庸な話だと思うのだが、何の意味ももたないという特徴に関しては、
確かに何の意味も持たないという奇妙な味がある。
が、まあ、読む必要もない古びた古典であろう。 カフカの短編といえば「夜に」が好きだな。
谷川の「ビリイ・ザ・キッド」ぐらいハードボイルドだ。ランボーっぽいしな。
まあしかしこんな世の中でまともな奴なら有名人になりてえとか思わないわけだよ。
小説家なんかだったら偽の性別とかプロフィールとかで済ましてしまうわけ。
カフカもそう。ししどカフカってねーちゃんいるじゃん。カフカって本当はあいつなわけ。
それにしちゃ長生きだなと思うだろうけど、そのとおり長生きなんだよ。
死の鳥はカフカの新作だ。最近のいろいろに関する教科書的にも読める。 「strangefruit fc2」でぐぐってみろ。前のコテ捨ててからしばらく書いてた小説サイトが出てくる。
下のほう、1をクリックして最初から読め。
フランス人がよく言うのはランボーっぽいということかな。
おっとそういえばあいつも街のケンカ自慢のギャングスタラップだったらしいな。
ししどカフカの目つきもギャングとかマフィアの女みたいだろ。 思いつく限り書いておく。まず俺はきくちなるよしじゃないし勘弁じゃない。勘弁は石川の漆器屋じゃなくてご近所さんだ。
ネットであんま個人情報垂れ流すのもあれだから東京にいるのに茨城いるとかそういう嘘はよくあるだろ。
そういう嘘ついてたらその嘘にのっかった偽者があらわれてしまったとそういうことだな。イクシオンとかも近所で元気にしてる。
菜の花ちゃんは数少ないまともなヤクザの娘だよ。
といってもまともなヤクザをみわけたりお前らには出来ないだろうから、ヤクザ全般を信用するのはやめたほうがいいが。
ごうりきあやめはあんなものはお前、華僑の殺し屋だっつーの。
最近は俺の下で働いてるけど、みんなお前らほど呑気じゃねえんだよ。 おっと1じゃねえ7だった。
石原なんて気持ち悪いじじい知らないし偽者の龍の顔はなんだあれ。ゾンビそのものだな。
本物の龍はこっちにいるし中田ヒデの本物なんかもこっちにいる。真面目な勤労青年やってるよ。
ギャングスタラップだからといってロンとかでもない。あんな百貫ぶーでーじゃねえよ。
とにかく日本人だろうが外国人だろうが差別はないから、
話にのっかりたけりゃ誰かに連絡してから横須賀に来い。会おうと思えばその日のうちに会える。
戦争はじめたいんだよ。さっさとしろ。 まあまじなんだ。色々事情知ってたら有名人になんかなりたくねえんだ。
止むを得ず有名人やらなきゃいけない場合にはそういう各種防衛的な処置をするわけ。
それ知らないでふいに有名人になっちゃった奴らいるけどな、最近こっちにも。
見るからに結構大変そうだけどな。 天網恢恢 暗黒漫画
深層糺明 四十九履
餡洞納通 式測是宮 一応白水社の全集を全部読んだ
カフカって一行で終わった作品が多いんだな
もう少し生きていればドストエフスキーくらいの
分量がかけたのではないか >カフカって一行で終わった作品が多いんだな
ノートにメモしてたのも作品として出てるからね 今更問うけど結局カフカは何をしたのさ!
僕は「個人」の時代を予期して、ルソーが「告白」を書いたみたいに
カフカは「誰でもない人 nobody」の時代を予期して城やら書いた人だと見ている ??? 変身の話さえ…w 何に変身したと思う?天才 カフカという人は、自分自身の死の予兆を覚えたのだろう
だからこそ小説を書くことによって自分の種の保存の身を投じたのだろう
子供がいるわけでもないカフカには、文章こそが唯一の自分の生の証であった
のだろう
そう思うとカフカの毎日の執筆についての説明がつく 451 なる〜。たしか、ボルヘスは、ゼノンのパラドクスや、肝油、キルケゴールとかを
カフカの文学的先祖だと言った。しかも、カフカが現れたことで、初めてそれらのカフカ的
文学が一つのものに見えるようになった、というようなことを言っていた。
つまり僕の説と君の説が一つに合わさり、すばらしい力を手に入れた。
452 なる〜。
ここで、「そのまま」見てはどうだろう
掟の門の門番は、カフカの父親で、
酷いエディプスコンプレックスがカフカを動けなくした。
もし、カフカが門番を押し切って、向こう側まで行けたらロマンになるだろう。
ところがカフカにとって、何かを達成することは嘘になる。
「物語にならない物語」とでも言おうか、それだけがカフカに書けるものだった。
さて、ここで僕は新説、「カフカ・キャラクター論」をとなえたい!
眼鏡っ娘、どじっ娘、ツンデレと並んで、カフカっ娘(別に娘じゃなくてもいいが)というわけだ。
ザムザも、ゲオルクも、Kも、みんなカフカ娘である、と言ったとて、誰も反論しないと思う。
そして僕たちはツンデレに萌えるように、カフカに萌えればいいのでありゅ。
カフカかわいいよカフカうわあああああカフカうわああああああああカフカたんの耳もふもふしたいお! なるほど〜。カフカは、カフカっ娘というキャラだったのか。 だから、小説でもないものを一生懸命書き続けるカフカっ娘というキャラが愛されたのか〜。 絶望のカタルシス説、というのは?
検討の余地ありでしょ カフカは死の予兆を覚えたからこそ執筆に走ったんだ
病気がちでいつも失望の中にいた
それこそがカフカの原動力だったと思う
いわば長時間かけて描いた遺書だというほうが正しいと思う
しかしカフカはいい友人に恵まれたよな
マックス・ブロートがいなけらば誰も気が付かなかった カフカは死の予兆を覚えたからこそ執筆に走ったんだ
病気がちでいつも失望の中にいた
それこそがカフカの原動力だったと思う
いわば長時間かけて描いた遺書だというほうが正しいと思う
しかしカフカはいい友人に恵まれたよな
マックス・ブロートがいなけらば誰も気が付かなかった カフカはそんなにいいだろうか? ルイス・キャロルやウォルト・ディズニーは必要だと思うが、カフカは必ずしも必要な作家だったか、どうか? カフカはすごいよ
ボルヘスだってカフカがいたからこそ出た作家だ
安倍公房だってカフカの世界に入り込んだ
こうしてみるとどれだけ意義をもった作家かがわかる
本当はカフカは死ぬ前に全集をだしておけばよかった
そうすればカフカは金持ちになって
もっとその世界を広げただろう
カフカは当時は評価が低かったけど
トーマス。マンやヘッセは評価していた 走った 書いた から死ねたんだね。幸せにさ。追随を許さず、後塵を拝させ。 少なくともカフカを金持ちにさせてあげられればよかった
もっと早く全集だしていれば、もっと文壇の交友関係も
広がったと思う
そう思うと惜しい作家だ 貧しくて才能を感じないまま死んだから心に響くんだろが 自分の限界を超えて生に執着せずのりを超えず、天才として
いいものを書き始めたのかもしれない。死にゆくときから死後まで。 作家たって昔は人気あったけど、出版物には興味ない人の中の
作家の方が古典時代の栄光かもなあ。 「城」 フランツ・カフカ
147位/330作品。翻訳小説SF以外。
評価の非常に難しい作品である。まず、読書初心者にはおすすめしない。
冒頭の10ページくらいが笑えるだけで、後の600ページは退屈極まりない。
しかし、これは見事な設定をもった作品であり、誰かが新しく書き直す価値ある古典である。
もっと読みやすくて短い「城」のような作品を誰かが書くべきであろう。
ネタバレだが、城の許可がいるといいながら城に一回も行くことがなく、
泊まった宿屋で出会った娘と結婚までしようとしてしまうこの物語は、
それなりに魅力あるものである。 そこはかとなく漂うエロい女子なのだがエロいのは頭の中のアーッ!な妄想のみ臭 既に習得してそうだが、これを伝授しておくわ
http://xup.cc/xup0cywirpm
おやすみー 凄い技をいただいた(^_−)
あっちでは話し合わせるわ
おやすみ〜 こんな素晴らしい本持ってないです!!
おいらも色んな本ありますよ♪
兄貴お疲れ様でした!!
ここは我らが文学修業道場です^^ちょくちょく来ます^^
謝謝 絶望名人読んでみたけどカフカってスペック高いよね
嫌な仕事だったけど出世してたし もともと勉強得意なんだろ
人格的にも善良だったみたいだし >>483
確か最初は普通に就職だろ?
事務系のリーマンだっけ?
で、8-14時の特殊勤務で帰宅後に執筆する生活スタイルだったはず。 司法研修を終えたカフカは叔父に推薦を頼み、1907年10月にイタリアの保険会社に入社した。
しかし、この伸び盛りの会社では毎日10時間の勤務に加え、時間外労働と日曜出勤などの過酷な労働を強いられた。そのため、入社数ヶ月で転職活動を始めている。
1908年8月、知人の父親に推薦を頼み、プラハ市内にある半官半民の「労働者傷害保険協会」に職場を移した。
この職場では勤務時間が8時から14時までで昼食を取らずに働くという、当時のハプスブルク家の官僚体制で「単一勤務」と呼ばれていたシステムを取っていた。
そのため、カフカは、残った午後の時間を小説の執筆に当てることができた。入社に先立って、カフカはプラハ商業専門学校で労働者保険講座を受けている。
※一部抜粋&省略 清掃のおばさんにも、挨拶や気遣いの言葉を絶やさなかったらしい
おばさん曰く「あのお方は他のどの人とも違います」と
何故夭折した… 海辺で見知らぬ男と一緒に写した写真を見ても
ギスギスに痩せてるよね。裸だから余計にわかる。 カフカの恋人ミレナ(う〜ん、やったことはあるのかな?いちゃいちゃぐらいか?)はナチスの収容所で亡くなったね。なかで親友ができたけど。 フェーリッツエはカフカの審美眼を疑ったが、ミレナは美人なほうだな。