文学板で語る大逆事件
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〃:::::::::i〈:::::::::::::〉 / . :. /:> `!ーfr‐イ ,′ ー'{` } 啄木、佐藤春夫、そして中上健次
いつか大逆事件を題材にした作品を書きたいと常々語っていた中上がその想いを成就出来なかったのが残念だ 幸徳が「今の北朝方天皇は南朝から神器なしで王位を
算奪したのだ。」という意味の発言をしたことや、幸徳が
陰陽師の家柄だったことから、事件がオカルト色を帯びる
ことになった。
実際に幸徳の北朝方天皇批判は、極刑の原因になったんじゃないか?
神器なくして皇位を継承することには大変な後ろめたさを感じていた
例では後鳥羽院らもそうだし。
今の天皇ですら、同様かもしれない。
後醍醐天皇と真言立川流との強い関わりと、幸徳の出自や、
多数の女性を周囲に置いていた幸徳の私生活とのアナログも
あるわな。調べれば、マグナか記憶が面白い小説を書きそうだ。 ほおお、小説の題材としては真亜面白げではあるわな。 社会主義者の人達はなんかいまだに忌み嫌われてるような気がするな。
堺利彦も絶版が多く、荒畑寒村も絶版、大杉栄はそのキャラクター性から読まれてるが、それ以上に論じてる人はいるか。
まあ忌み嫌われてるのは北一輝とか戦前の国家主義の人たちもそうだわな。名前だけは挙げられる割に著作はなかなかすぐ読めるようになっていない。 柄谷や浅田がこの事件に注目してるのは、現代の天皇制を
否定する最も現実的な手段としてヒントになり得るということ
ではないか?
南朝方の支持者は多分、現代の日本全体の半分以上かもしれない。
南朝方天皇がほんものの神器を所持して登場すれば、天皇制に
ついての激しい議論が起こる可能性は高い。
多分、花田はそこに注目して『室町小説集』や『小説平家』を
書いた。
あるいは谷崎の『吉野葛』でさえ、その疑いがある。
女系天皇を容認することの裏には、全国のどっかに残っている
かもしれない南朝方の天皇が登場する可能性を高める?
現代で中上の遺志を継ぐとすれば、俺個人的には全く無名の
新人が望ましいだろうが、敢えて既存作家で挙げれば、
笙野かな。
文体には胆汁の毒のような両面的(自分に対してと外部に対しての)な
毒が必要だと思うんだな。
ま、そんなことはどうでも良いのかもしれない。
現代のリアルな貴種流離譚を津原氏も書いてみたらどうかw >>8への訂正
南朝方の天皇が登場する可能性を高める?
↓
南朝方の天皇が登場する可能性を高める意図が窺える?
天皇家の正系論ということでは、1956〜59年に渡って
週刊新潮に連載された五味康祐『柳生武芸帳』も、挙げておいた
方が良いだろう。
これは、柳生家の起こりが南朝方と強く結びついてることから来る
柳生ー徳川の葛藤を描いたものだと俺は思うが、阿呆の松岡正剛が
鈍い頭であーだ、こーだ言ってるねw
日本浪漫派の根っこにも、南朝正系論が多分ある。
これは武家が天皇家をコントロールするための道具であるという
他に何かの意味はあるのかね? 大杉栄を虐殺した天粕大尉の父方の従兄弟の見田石介の息子が
東大の駒場事件(あるいは中沢事件と呼ばれる)で、世間を騒がせた
見田宗介なんだな。
中沢新一も、カスタネダを巡って見田に反論すれば良かったんだが。
見田は朝日新聞に寄稿し、駒場事件騒動について、中沢新一が
『チベットのモーツァルト』の中で、カルロス・カスタネダの
モティーフを典拠を示さずに引用している
ことなどを指摘し、「中沢氏が東大に来ようと来まいと、
どうでもいいことである」と釈明した。(wikiより抜粋)
なぜ朝日新聞がこれを載せたのか?という疑問を抱く人も多いと思う。
こういうのは典型的な、保守本流の暗黒部分だろ?
有無を言わせない、非常に卑怯なやり方だ。
それをよりによって、朝日が掲載する。
天粕大尉ー見田宗介は互いに共通する「保守」の不可解さ、
暗黒性を担ってる。
国家によるテロの血脈だな。 こんなスレがあったのか。
あの件は活動拠点を大阪西浜地区から熊野新宮地区に移した幸徳グループが
無学文盲者が多い地域住人から医療行為の対価として土地の詐取や
乱交パーティーまがいの酒宴を連日催していた際に
戯言で革命を起こして天皇を処刑する旨を口走ったために
大逆罪のかどでで捕縛された。
公判中に(俺たちが盗人なら)現皇室も南朝から政権を奪った盗人ではないか
と悪びれることなく言い放ち、これがマスコミ報道や野党議員による質疑で
世人の広く知る所となって、大騒動に発展したわけだ。
まあ、盗人にも三分の理というやつです。
ただ、南朝による正閏論は北畠親房の「神皇正統記」にもあるように
三種の神器の継承にではなく、血統に比重が置かれている。
だから明治天皇による裁定で南朝に軍配が上がっても
北朝系の閑院宮家出身の現皇室は揺るがないわけだ。
萬世一系の同族だからね。 (続き)
現状(明治末)として三種の神器は北朝の管理下にあり、
上述のように北朝と南朝が血統において連続的なものであれば皇位の正当性は揺るがない。
単に過去に皇族内部で皇位継承をめぐって若干の不手際がありましたということになる。
これは手続き上の不備であり、継承権の資格にまで及ぶものではない。
逆に言えばこの様な現皇室の正当性を徒に侮辱したものとして
幸徳グループの罪は更に重くなるわけ。
というかね、皇室があって三種の神器があるのではなく、
三種の神器の人格的顕現が天皇であり、その継承は南北朝を包括する天皇家群から選ばれるだけなの。
現人神というのはそういうことですよ。
幸徳は南朝正統論や天皇の本質をよく理解していないから
かえって墓穴を掘ったわけだ。
でもまあ、大正期に皇統譜の整備がなされたという事は
それなりにやましい部分があったのかも知れないが、
幸徳の批判はそこまで及ぶものではなかったね。 aimai
キムタクがわざわざ明言した1月18日が大逆事件の日付とか、阿部和重の世界だよね。
2016年1月18日 1月24日に幸徳秋水、森近運平、宮下太吉、新村忠雄、古河力作、奥宮健之、
大石誠之助、成石平四郎、松尾卯一太、新美卯一郎、内山愚童ら11名が、1月25日に1名(管野スガ)が処刑された。
特赦無期刑で獄死したのは、高木顕明、峯尾節堂、岡本穎一郎、三浦安太郎、佐々木道元の5人。
仮出獄できた者は坂本清馬、成石勘三郎、崎久保誓一、武田九平、飛松与次郎、岡林寅松、小松丑治。
赤旗事件で有罪となって獄中にいた大杉栄、荒畑寒村、堺利彦、山川均は事件の連座を免れた。 デビルトラックさん
大逆事件が冤罪であったことを明示すべきではという版元の提案に対し、
作者が「物語としてのときめきがなくなる」と言って拒否したそうで、現代アートがやらかす時と全く同じパターンだなぁ。
2016年12月5日
◆ 『大東亜忍法帖 下』荒山徹 著の発売中止について
http://www.soudosha.jp/osirase.html 石川博品
2.26事件の磯部浅一の獄中日記に「ロボット」の語を見つけて不思議な気分になる。
天皇に訴えかける形式の文章でこれを使うということは1936年にはすでに一般的な語だったのだろうか。
2017年1月30日 千街晶之
二・二六事件の日に『鉄血のオルフェンズ』は青年将校の決起をめぐって皇軍ならぬギャラルホルン相撃つ内容で、
今にもラスタルが「今カラデモ遅クナイカラ原隊ヘ帰レ。抵抗スル者ハ全部逆賊デアルカラ射殺スル。
オ前達ノ父母兄弟ハ国賊トナルノデ皆泣イテオルゾ」と言い出しそうだった。
26 Feb 2017 寶達ベミュ
日本にあって社会主義者であるということは、一にも二にも明治末の大逆事件により、
天皇に対する謀叛人として国家に粛清された同志の後に続くことの表明なので
(単に富の再分配を実現したいということならば、
自民党経世会や天皇主義が備えてる一視同仁、一君万民論の方が遥かに効率がいいだろう)、
この点を踏まえながら、福永操、宮内勇、神山茂夫ら、
日共中央と対立しながら戦前日本の革命運動の失敗の原因を探り続けた反主流派革命家や、
山路愛山や江田三郎のような社会民主主義の刷新を目指した人々に学びつつ、
新たな革命的社会民主主義の歴史観を作り上げられないかなと、そんな感じ。
2017年10月05日(木) 〈大逆事件〉と禅僧内山愚童の抵抗
眞田 芳憲 (著)
出版社: 佼成出版社 (2018/3/7)
眞田 芳憲(1937年3月15日 - 2017年11月23日)
日本の法学者 ローマ法学者 イスラーム法学者 比較法学者 法制史学者 浪
石川三四郎(1876年5月23日 - 1956年11月28日)
底本:「日本現代文學全集 32 社會主義文學集」講談社
1963(昭和38)年12月19日発行
初出:「平民新聞 第73号〜第102号」
1948(昭和23)年5月24日〜12月27日 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています