余はこのスレで学びしことも多かりき。その一つが、170さんの「TO THE HAPPY FEW」の
解説なり。初めてその意味を知り、よき言葉かなと心に深く刻まれぬ。
さて、この「 HAPPY 」はまた吉田文學の本質ならざらんや。
読者に HAPPY感を与へ、作者ももちろん HAPPY なり。すなはち、人生の肯定なり。
これぞ吉田文學の真骨頂ならざらんや。不安、絶望、自殺を専売特許とせる
我が国の文学界にあって、氏の文學が独歩の地位を占めたるゆゑんならん。
氏の文学の人生肯定、豪放な笑いはまことに得難し。現代において吉田文學に
親しむ功徳もまたここに存んせんか。