この作家はこの小説から読め!
北杜夫作品は、初期の短編や「幽霊」では、青山や上高地の風景や少年時代への甘美な郷愁が描かれており、現代の読者には理解しにくい部分もあるかもしれない。むしろ、私は「楡家の人びと」の方が好みだ。
盟友である辻邦生の作品としては、「安土往還記」から「背教者ユリアヌス」、「春の戴冠・嵯峨野明月記」、「回廊にて・夏の砦」、「西行花伝」などがある。
「回廊にて」と「夏の砦」は後回しにして、「尾張のシニョーレ」を読むことをおすすめする。 >>342
『くっすん大黒』でハマれなかった私はどうすればいいのでしょうかw